5月20日〜26日のドイツのニュース

5月20日(月)

ベイルートで爆発 パレスチナの指導者の息子死亡

(ベイルート)レバノンの首都ベイルートで自動車に仕掛けられた爆弾が爆発し、
急進派パレスチナ人の指導者で、長年パレスチナ解放国民戦線の総指揮官を務めて
いるアーメド ジブリルの息子が死亡した。警察の情報によれば、38歳のジハド 
ジブリルは、運転席の下で爆弾が爆発したとき、車を運転していた。パレスチナ解
放国民戦線の代表は、この攻撃の責任はイスラエルにある、と発表した。イスラエ
ルはこの非難を退けた。

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イスラエルで自殺攻撃2件

(エルサレム)イスラエルでは24時間の間に2件の自殺攻撃が発生
した。合わせて5人が死亡し、うち2人はパレスチナ人の犯人であ
った。日曜日にはネタニヤの市場でパレスチナ人が3人を巻き添え
に爆死していた。50人を越えるイスラエル人が怪我をし、その内
の数人は生命の危機にある。月曜日の攻撃では、犯人だけが死亡し
た。パレスチナ政府は、ネタニヤで一般市民を狙ったこの攻撃をテ
ロリストによる作戦として非難した。一方国防相ベン・エリエゼル
は、イスラエルは6ヶ月以内に西ヨルダンランドの国境に電撃柵を
設置する、と発表した。

EU諸国 パレスチナ人13人の受け入れで合意

(アテネ)EU各国は、イスラエルから追放されたパレスチナ人13
人の受け入れに関して、最終的に合意した。彼らを運ぶため、スペ
イン軍機が火曜日にキプロスに飛ぶ、とEU理事会議長でスペイン
外相ピケーがギリシアのミコノス島で語った。それによれば、イタ
リアとスペインに3人ずつ、ギリシアとアイルランドに2人ずつ、
ポルトガルとベルギーに1人ずつ、1人はキプロスにとどまる、と
のことである。13人は他のパレスチナ人とともに、イスラエルが
包囲を解くまで、ベツレヘムの聖誕教会に5週間以上立てこもって
いた。

シリー シュトイバーが扇動していると非難

(ニュルンベルク)連邦内相シリーは、キリスト教民主、社会同盟
の首相候補シュトイバーが、選挙戦を戦うために、ドイツとチェコ
の関係を損なおうとしている、と非難した。シュトイバーは扇動的
で、危険なほど国家主義的な色彩の演説を行なっている、と彼は語
り、ズデーテンドイツ人の会合でのシュトイバーの発言に応えた。
この会合でシュトイバーは、チェコのEU加盟には、ベネシュ指令
の破棄が必要であり、約60年前の国外追放と権利剥奪を擁護する
者は、ヨーロッパの役に立っているかどうか自問しなければならな
い、と語っていた。


5月21日(火)

2万人弱が米国の政策に反対するデモ

(ベルリン)米国大統領ジョージ W. ブッシュの訪問を翌日に控え、ベルリンでは
17,000人(警察発表)が参加し米国の政策に反対するデモが行われた。ウンター
 デン リンデン通りからアレクサンダー広場までの行進は、主として米国の軍事
政策に反対するものであった。緑の党の集会は、妨害を受け、中断せざるを得なか
った。平和運動組織や経済の世界規模化に反対する200を越える団体が、抗議に参
加するよう呼びかけた。ベルリンの閣僚3人を出す民主社会党も、抗議集会を行な
った。外務大臣ヨシュカ フィッシャーは、デモ参加者に対する理解を示したが、
暴力を行使しないよう、また米独関係を損なわないように警告した。
ブッシュは水曜日ベルリンを訪れ、24時間ほど滞在する予定である。警官1万人が
動員されている。

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ドイツ訪問前の米国大統領

(ワシントン)ドイツ訪問を前に米国大統領ブッシュは、テロとの
戦いではまだ多くの重要課題を克服しなければなならない、と指摘
した。ドイツの報道関係者に対し彼は、今回の訪問は友人としての
訪問であり、両国関係を強化し、テロとの戦いでの支援に感謝し、
さらなる対処の準備をしていくつもりだ、と語った。欧米間には深
刻な問題はない、とも語った。

シャローン シャス所属の大臣解任を撤回しない意向

(エルサレム)イスラエル首相シャローンは、超正統派のシャス所
属の5人の大臣の解任を撤回しない方針である。それにもかかわら
ず、政府は2002年の国家予算の修正案を改めて国会の議決に掛け
る。シャスの17人の議員は月曜日に行なわれたこの案の採決で反
対した。彼らの反対投票が、この提案が過半数をとれなかった決定
的な原因であった。シャスの代表ジシャイは、内閣にとどまるため
には、新たな予算交渉を開かねばならない、と語った。一方蔵相シ
ャロームは、シャローンは選挙の前倒しを行なうことはないが、状
況が混乱した場合には、やむを得ない、と語った。

カシミールでの戦闘は続く

(ニュー デリー)カシミール地方でのインドとパキスタンの軍隊
の間では交戦が続いており、核軍備をもつ両国の間の紛争がさらに
激化するのではないかとの不安が国際的に高まっている。インド首
相ヴァジパイは、紛争地区であるジャムとカシミールの3日間の訪
問を開始した。スリナガルでの集会で、分離独立派の指導者アブド
ゥル ガニ ローネは射殺された。彼はインドからのカシミールの
分離を支持するフリヤット同盟の幹部の1人であった。


5月22日(水)

ブッシュ ベルリン到着

(ベルリン)米国大統領ジョージ W. ブッシュはベルリンに到着し、しばらくは散
発的な騒ぎしか起きていない。町の東部では約2万人の平和運動の支持者や経済の
世界規模化に反対する人たちが、平和的なデモを行なったが、その中からビンや石、
花火を警察に向かって投げつけ、横断幕や旗に燃え移った。警察は数人を逮捕した。
大規模に動員された治安部隊は、デモ隊がパリ広場方面に向かうのを阻止した。パ
リ広場のレストラン、テオドール トゥヒャーではブッシュと連邦首相ゲアハルト
 シュレーダーが夕食をとりながら会談をしていた。ブッシュはその少し前に、初
めてのドイツ訪問のため、テーゲル空港に到着していた。

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パレスチナ自治政府 攻撃を非難

(テル アヴィヴ、ガザ市)パレスチナ自治当局は、テル アヴィ
ヴ近郊のイスラエル人の町リション レツィオンで起きた自殺攻撃
を非難した。同市の中心部で起きたこの攻撃では、犯人を含め少な
くとも3人が死亡し、30人以上が負傷した。エル アクサ殉教者旅
団が犯行声明を出した。これは数日前にナブルス近郊で、イスラエ
ル軍によって行なわれた、同地の指揮官を含む同組織の4人の暗殺
に対する報復である、としている。一方パレスチナ側の情報によれ
ば、イスラエル軍はガザ地区南部のラファに侵攻し、銃撃戦が行な
われた、とのことである。

自民党 カルスリ問題決着

(デュッセルドルフ)自由民主党内部で対立を引き起こしていたノ
ルトライン・ヴェストファーレン州州議会議員カルスリは、同党入
党を断念したが、議会内では同党の会派にとどまることになった。
同州同党党首のメレマンは、追い落としの対象となっていたカルス
リの評価は、この入党断念で高まった、と語った。また彼はイスラ
エル首相シャローンとドイツユダヤ人中央評議会副会長フリードマ
ンに対する批判を改めて行なった。連邦同党主ヴェスターヴェレは、
カルスリの入党拒否を、首脳部の努力の成果だ、と評した。在独イ
スラエル大使シュタインは、メレマンを間接的に、彼は歴史から何
も学んでいない、と批判した。シリア生まれのカルスリは反イスラ
エル発言で批判を受けていた。

金属産業賃上げ交渉 最終的に妥結

(シュトゥットガルト)金属産業の賃金交渉が基準となるバーデン
・ヴュルテンベルク州で妥結したが、これは最終的に確定した。金
属産業労組によれば、組合員投票では56.5%がこの決定に賛成した。
25%以上の賛成が必要であった。労使双方は一週間前、今年6月4%、
来年6月3.1%の賃上げで合意していた。金属産業は1週間半にわた
るストライキを行なった。


5月23日(木)

ブッシュ 反テロの戦いを断固行なうと強調

(ベルリン)ベルリン訪問中の米国大統領ジョージ W. ブッシュは、国際テロ組織
との戦いを断固続行し、ヨーロッパと連帯する努力をすると語った。彼は米国大統
領として初めて連邦議会で演説し、国際テロは万人に向けられたものであり、米国
は軍事的な手段に限らず、テロに対処していく、と語った。彼はヨーロッパが一体
となっていることはさらなる安全保障に貢献するものだ、と評価した。また米国と
ロシアが新たな同盟関係を結び、その一端は核兵器の3分の2の削減に関する条約
で実を結んだ、と語った。新たな軍縮協定の署名のために、彼はモスクワを訪れた。

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ブッシュの演説 歓迎される

(ベルリン)米国大統領ブッシュの連邦議会での演説は、ドイツで
は大きな支持を受けた。首相シュレーダーは、演説を大きな出来事
と評価し、米露の協力関係に関する発言を歴史的と評した。シュレ
ーダー同様、外相フィッシャーも、ブッシュはテロとの戦いを軍事
面に限定せず、たとえば貧困の克服を含むものと捉えたことを評価
した。フィッシャーは、「これが政策として実現されたら、真に歴
史的な演説となる」と語った。キリスト教民主、社会同盟の首相候
補シュトイバーは、文明社会が連帯して自由を守るという決意を、
米国が表明した、と語った。

アナン インド・パキスタン紛争の激化を懸念

(ニュー ヨーク)国連事務総長アナンは、インドとパキスタンの
緊張が高まっていることを憂慮した。彼は両国と密接に接触し、カ
シミール紛争の政治的解決を図っている、と語った。同時に彼はパ
キスタンの軍事権力者ムシャラフに対し、テロと分離独立主義者に
断固たる措置をとるよう求めた。一方米国は両国の仲介を行なうと
発表した。米国副外相アーミテージが、6月4日にこの地域を訪問す
る、と同省報道官は発表した。インドとパキスタンはここ数日、懸
案となっているカシミール地域の問題で、戦争の準備を強化してい
る。

アフガニスタン国際保護部隊駐留延長

(ニュー ヨーク)国連安保理はアフガニスタン国際保護部隊の派
遣を6ヶ月延長することを決定した。それによれば、部隊は6月20
日を過ぎても首都カブールとその周辺に駐留する。アフガニスタン
情勢は国際平和と安全保障にとって脅威である、と決議文には記さ
れている。約4,500人の同部隊の兵士は12月の駐留開始以来、英
国の指揮下にある。安保理は、指揮権を引き継ぐとのトルコの申し
出を歓迎した。


5月24日(金)

プーチンとブッシュ 軍縮条約に署名

(モスクワ)ロシアと米国は、戦略核兵器の3分の2を削減するという内容の軍縮
条約に署名したが、これは世界各国から歓迎されている。国連、EU、中国は大き
な一歩である、と発表した。ドイツ国防大臣ルドルフ シャルピングは、軍備管理
と軍備縮小の歴史の中で一番大きな影響のある条約である、と語った。ロシア大統
領ウラジミール プーチンと米国大統領ジョージ W. ブッシュはモスクワで、それ
ぞれが持つ核弾頭5,000ないし6,000を1,700ないし2.200にまで10年以内に削
減する、という内容の協定に署名した。その他2人は、戦略的協力関係に関する協
定と、テロ組織と協力して戦う宣言にも署名した。

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在パキスタンのEU各国大使館 安全対策強化

(ベルリン)カシミール紛争で国際的な不安が増大する中、ドイツ
とEU加盟国はパキスタンにある代表部の安全対策を強化した。独外
務省は、入り口の監視強化を含む措置をとるが、職員を引き揚げる
ことは当面ない、と発表した。また同省はパキスタン旅行を中止す
るよう忠告した。フランスと英国は大使館員の引き上げを行なうと
発表した。日々緊張が高まっているため、米国防相ラムズフェルド
は、核保有国であるインド、パキスタン両国が戦争に突入し、世界
的な問題となる可能性がある、と語った。EU外務委員パッテンはイ
ンド外相審との会談をニュー デリーで行ない、両国に自重を促し
た。

イスラエル軍 トゥルカレム侵入

(トゥルカレム)イスラエル軍はパレスチナ人急進派の操作のため、
西ヨルダンランドのトゥルカレム市に侵入した。軍の発表によれば、
銃撃戦で兵士1名が死亡、2名が負傷、少なくともアラブ系の4人が
死亡した。金曜早朝には、イスラエルの警備員がテル アヴィヴの
夜間営業の飲食店の攻撃を阻止した。警備員は自殺攻撃を試みた男
を射殺し、この男は爆発物を積み込んだ車に乗り店に突っ込んだ。
爆発で5が負傷した。パレスチナ大統領アラファト率いるファタハ
に近い筋の、武装アル アクサ旅団が犯行声明を出した。モスクワ
では米露両国の大統領が、近東紛争は今後数ヶ月以内に国際的調停
で解決しなければならない、と語った。

極右の暴力 増大傾向

(ベルリン)右翼内には暴力行使をいとわない傾向が強まっている。
憲法擁護庁の2001年の報告書では、武装極右の数は700人増えて、
10,400人となった。90年代中盤以降観察されている傾向が続いて
いることになる。極左の中で暴力を行使する可能性がある人数は変
わらず、約7,000人である。最大の不安はイスラムテロ組織によっ
て、世界各国に脅威が広がっている点である、と内相シリーはこの
報告書の序文で語った。ただしドイツ国内でのテロ攻撃を具体的に
示唆するものは報告されていない。


5月25日(土)

イスラエル軍 再びベツレヘム侵攻

(ベツレヘム)イスラエル軍は再び、戦車で西ヨルダンランドのベツレヘムへ侵攻
した。パレスチナ人の目撃者の報告によれば、銃撃戦が起こり、数人のパレスチナ
人が逮捕された、とのことである。西ヨルダンランドの北部では、イスラエル兵士
が平常の巡回中、爆発物を体に巻きつけていた16歳のパレスチナ人を逮捕した。
パレスチナ人による自殺攻撃計画を失敗に終わらせたのは、金曜日に続いて2度目
になる。ガザ地区の難民収容所周辺では、パレスチナ人の母親と、10歳の娘がイ
スラエル軍戦車の発射した榴弾が命中し、死亡した。ドイツ外務大臣ヨシュカ フ
ィッシャーは、パレスチナ人国家建国を急ぐことに賛成し、水曜日には近東を訪問
する。

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パキスタン ロシアのカシミール紛争仲介案を歓迎

(イスラマバード)パキスタンはカシミール紛争に関するロシアの
仲介案を肯定的に評価した。同国政府は、同地域に平和と安定をも
たらすあらゆる提案を歓迎する、と情報相メモンは発表した。イン
ドは慎重な態度を取った。パキスタンとの直接対話は不可能であろ
う、との声明をインド外務省は出した。ロシア大統領プーチンは、
核兵器保有国である両国が、6月にカザフスタンで開かれるアジア
諸国会議に参加するのであれば、仲介を行なう、と提案していた。
米外相パウエルは、パキスタンが新たに中距離ミサイルの実験を行
なったことを、今のところ無駄である、と批判した。独外相フィッ
シャーは、この紛争は極めて危険な状態にある、と語った。金曜日
夜にはカシミールのパキスタン側で4人の一般市民が、インドの兵
士に射殺された。

モザンビークで列車事故 死者多数

(マプート)モザンビークで列車の大事故があり、少なくとも
205人が死亡した。約400人の乗客が重傷を負い、22人が生命の
危機にある。この列車は千人以上の乗客を載せていた。事故は首都
マプートの南約60キロのモアンバで起こった。原因はまだわかっ
ていない。厚生省は献血を募っている。大統領シサノは同国史上最
悪のこの事故を、国民的悲劇である、と評した。政府は3日間の服
喪期間を定めた。

台湾の飛行機事故 生存者の望みなし

(台北)台湾の旅客機が台湾の沿岸で墜落した事故で、乗客225人
全員が死亡したものと見られる。救助隊は百を越える遺体を確認し、
今まで死者10人が収用された。中華航空定期便のボーイング747
型機は、香港に向けて離陸した直後墜落した。操縦士は緊急連絡を
行なっていない。事故の時点では天候はよかった。乗客のほとんど
台湾人で香港、マカオ、シンガポールの旅行者のほかに、スイス人
が1人乗っていた。この機は製造後23年で、同形機としてはもっと
も古いものの1つである。この7週間でアジアでは3度目の墜落事故
である。


5月26日(日)

ブッシュ ムシャラフにテロ対策強化を要請

(パリ)米国大統領ジョージ W. ブッシュはパキスタン大統領ペルヴェズ ムシャ
ラフにテロに対してより厳しい措置をとるよう求めた。ブッシュはパリで、ムシャ
ラフは約束を守って、カシミールのテロリストが国境を越えさせないようにしなけ
ればならない、こちらの方がパキスタンのミサイル試験発射よりも重要である、と
語った。ブッシュとフランス大統領ジャック シラクは、国際テロ組織との戦いを
行なうという決意を強調した。シラクは、米国の農業補助金および鉄鋼に対する保
護関税に関する対立では、話し合いで解決を見つけねばならない、と語った。両大
統領はエリーゼ宮で3時間にわたり会談した。フランスは、ブッシュの1週間にわ
たるヨーロッパ訪問の3カ国目である。

     その他のニュース

パキスタン 国際的な批判にもかかわらずミサイル発射実験

(イスラマバード)インドとの紛争で国際的に慎重な態度を取るよ
う求められているにもかかわらず、パキスタンは週末に第2回のミ
サイル実験を行なった。今回は核弾頭搭載可能な短距離ミサイルで
ある。土曜日には中距離ミサイルの実験を行なった。パキスタンは、
今回の実験を、カシミール地区でのインドとの対立とは無関係の通
常実験であると発表した。インド首相ヴァジパイは、我慢も限界で
ある、と警告した。露米は両者に慎重な態度を取るよう求めた。

アラファト 総選挙に国際選挙監視団を要請

(ラマラ)パレスチナ大統領アラファトは、冬に予定されている自
治区での議会選挙に、外国の選挙監視団を招く方針である。彼はカ
ナダ外相グラハムとの会談を行い、その後これを発表した。パレス
チナ側は、アラファトが自治政府の安保組織の改革計画を進めてい
ることを認めている。それによれば、今まで12に分かれていた関係
部局を、内務省のもと4つに集約することになっている。一方再び
発生し始めた自殺攻撃のため、イスラエルは自治区への軍は件を強
化する方針である。西ヨルダンランドのいくつかの都市から退却し
たが、軍はカルキリア市で急進派の捜査を続行した。

自民党党首ヴェスターヴェレ イスラエル到着

(テル アヴィヴ)自由民主党党首ヴェスターヴェレは、イスラエ
ルおよびパレスチナ首脳との会談のために、イスラエルに旅立った。
党首代行メレマンの反ユダヤ人発言をめぐる対立が、彼の訪問に暗
雲を投げ掛けている。彼は月曜日に首相シャローンと外相ペレスと
会談を行なうことにしている。それに先立ちエルサレムのジャド 
ヴァシェムのユダヤ人虐殺の記念施設を訪問する計画である。火曜
日にはパレスチナ大統領アラファトとの会談が予定されている。


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