7月1日〜7日のオーストリアのニュース

7月1日(月)

     国外ニュース

アフガニスタン 米軍の爆弾で死者多数

さまざまな報道によれば、アフガニスタンで米軍の爆弾攻撃で、月
曜日多数の死者が出た。アフガニスタンの通信社の報道によれば、
100名以上の死者が出ている。その他、300名ほどの死傷者が発生
したとの報道もある。第1報によれば、米国の偵察機がカンダハル
の北で銃撃を受け、その後その基地を攻撃し、爆弾が目標を外れ、
結婚式を祝っていた人々のいる建物に命中した、とのことである。

     国内ニュース

ハイダー イラク外相を歓迎

イラク外相ナジ サブリが月曜午後、ウィーン・シュウェヒャト空
港に到着した。彼は数日間に渡ってオーストリアを訪問する。彼の
到着をケルンテン州首相イエルク ハイダー(自由党)が出迎えた。
サブリは木曜と金曜日にウィーンの国連シティで、国連事務総長コ
フィ アナンと、国連のイラクに対する輸入禁止措置の撤廃が可能
かどうかをめぐって話し合うことになっている。彼は到着前、ハイ
ダーは自分のオーストリアの親友の一人であると語り、ハイダー以
外のイラクの友人の支援で、会談がうまく進むことを期待している、
と語った。


7月2日(火)

     国外ニュース

アラファト 治安部隊首脳を解任した模様

パレスチナ大統領ヤセル アラファトは火曜午後、治安部隊首脳2
人を解任した。ドイツの通信社が同部隊筋から聞いた話では、イス
ラエルの占領軍が調整役を努めた閣議がラマラで開かれ、その席上
アラファトがこの決定を明らかにした。新内務相アル ジェヒアの
勧告を受け、ガザ警察署長のジャバリ、ガザ地区の市民防衛隊隊長
のマルスクを解任した。ジャバリはアラブ系のテレヴィ局アル ジ
ャジーラで、自分は罷免されたのではない、と主張した。

     国内ニュース

連立与党 年齢条項を提案

国民党と自由党の法律問題の担当者は、法務大臣ディーター ベー
ムドルファーとともに、憲法裁判所によって破棄された刑法209条
の同性愛条項の改定条項の案を話し合った、と新聞で報じられた。
新しい規則は、「青少年に対する同性による強姦」を禁止するもの
で、性犯罪法を強化したものになる見通しで、同性によるものも、
異性によるものも同じ扱いになる。マリーア フェクター(国民
党)、ハラルド オフナー(自由党)とベームドルファーが協力し
て、提案を行うと報道されている。


7月3日(水)

     国外ニュース

チェコ新政府結成にむけ動き出す

チェコの国会議員選挙から約2週間、社会民主党と自由連合「連立」
は水曜午後、新たな連立政府を結成することで合意した。5回目の
幹部による交渉で、両者の代表は最後まで残っていた対立点である、
連立協定の文言でも合意した、と社会民主党党首ウラジミール シ
ュピドラ(51歳)は語った。月曜日に予定されている次回の協議で
は、閣僚人事で合意を図る方針である。

     国内ニュース

委託問題 フォルシュティンガーに責任なし

元基盤整備大臣モニカ フォルシュティンガー(自由党)は、在任
中に助言を求めていた感謝に対する委託契約が法律に違反している
のではないか、との非難を受けているが、彼女はこれに対する見解
を新聞で明らかにする。それによれば、この問題では責任があると
は思っていない、何度も適正な処理を行うように命じてきた、と述
べている。「私の大臣としての特徴は、よい提案をしようとしてく
れる人に対しては耳を閉ざさない、ということであった」と述べた。


7月4日(木)

     国外ニュース

イスラエル 西ヨルダンランドのテロリストの戦闘力をほぼ奪う

イスラエルは、テロリストの容疑者として西ヨルダンランドで行方
を追及していたほぼ全員を逮捕した、と発表した。ハマス、イスラ
ム聖戦、タンジム民兵の戦闘力をほとんど奪ったことは間違いない、
と同国政府の高官が発表した。一方ハマスはこの発表を否定してい
る。ハマスの指導者アブデル アジズ ランティジは、イスラエル
は民兵数人を逮捕したが、その中には主要な戦闘員は含まれていな
い、と語った。イスラム聖戦の代表バサム サディは、数人の逮捕
は認めたが、組織は以前と同様堅固である、と発表した。

     国内ニュース

蔵相 オイロファイターの価格は適正規模と発言

ドラーケンの後継機としてオイロファイターの採用が決定されたの
を受け、大蔵大臣カール・ハインツ グラサーは国防大臣へルバー
ト シャイプナーと交渉を行い、この決定は現在の財政状況から見
るともっともよいものであった、と語った。約600億オイロの予算
の枠内では、毎年2億5000万から3億5000万オイロは「小さな規
模である」とグラサーは2002年経済報告書で述べた。この支払い
は来年も行なえる見通しだ、とも語った。


7月4日(木)のオーストリアのニュース

     国外ニュース

イスラエル 西ヨルダンランドのテロリストの戦闘力をほぼ奪う

イスラエルは、テロリストの容疑者として西ヨルダンランドで行方
を追及していたほぼ全員を逮捕した、と発表した。ハマス、イスラ
ム聖戦、タンジム民兵の戦闘力をほとんど奪ったことは間違いない、
と同国政府の高官が発表した。一方ハマスはこの発表を否定してい
る。ハマスの指導者アブデル アジズ ランティジは、イスラエル
は民兵数人を逮捕したが、その中には主要な戦闘員は含まれていな
い、と語った。イスラム聖戦の代表バサム サディは、数人の逮捕
は認めたが、組織は以前と同様堅固である、と発表した。

     国内ニュース

蔵相 オイロファイターの価格は適正規模と発言

ドラーケンの後継機としてオイロファイターの採用が決定されたの
を受け、大蔵大臣カール・ハインツ グラサーは国防大臣へルバー
ト シャイプナーと交渉を行い、この決定は現在の財政状況から見
るともっともよいものであった、と語った。約600億オイロの予算
の枠内では、毎年2億5000万から3億5000万オイロは「小さな規
模である」とグラサーは2002年経済報告書で述べた。この支払い
は来年も行なえる見通しだ、とも語った。


7月5日(金)

     国外ニュース

イスラエル兵 パレスチナ人を射殺

パレスチナ側の情報によれば、イスラエル兵は金曜夜、カーン ユ
ニスでパレスチナ人1人を射殺した。45歳の男性が、ガザ地区南部
にあるこの町の住宅地区で兵士に発砲され、死亡した。イスラエル
側はこの事件についてまだ確認していない。ガザ地区北部では、武
装パレスチナ人が金曜午後、ユダヤ人入植地ドギットに手榴弾数発
を投げ込んだ。パレスチナ側の情報によれば、入植地の周辺で砲弾
が爆発したが、人的部的な損害はなかった。
     国内ニュース

国民党は シュタドラー事件を自由党にまかせる

国民の代弁者エーワルト シュタドラーの歴史に関する発言が大き
な議論の的になっているが、国民党内部でもこの自由党所属の彼の
辞任を求める声が出ている。国民党事務長マリア ラオホ・カラッ
トは、金曜日のテレヴィ番組で、あのような発言は容認できないと、
国民党が自ら明確にすべきだと思う、と語った。彼女は自由党党首
スサネ リース・パサーに助言をする気はないが、自由党に対して
も情報を公開するために、リース・パサーは何をすべきかわきまえ
ていると確信している、と語った。今までのところ、リース・パサ
ーはこの事件に対して態度を明らかにしていない。


7月6日(土)

     国外ニュース

ブッシュ 粉飾決算に関する演説を予定

米国大統領ジョージ W. ブッシュは、先月米国の金融市場を揺るが
せた粉飾決算に関する基本方針を述べる演説を来週には行なう計画
である。ただし政府筋によれば、米国政府の今後の政策の決定は今
週末には行なわれない。補佐官との会合が月曜日に予定されており
、火曜日にはブッシュはニュー ヨークの株式取引所にむけた演説
を行う予定である。電話会社ワールドカム社と電力販売会社エンロ
ンは投資家を大きく欺いていた。ワールドカム社は巨額の不正経理
を認め、株式市場は世界的に値下がりしていた。

     国内ニュース

外来診療の料金の変化

外来診療の料金の導入は新たな傾向を生み出しているようだ。料金
を節約しようという患者がますます増えており、救急車で病院に運
び込むのが増えている。緊急の場合には外来診療の料金が免除され
るためである。ウィーン救急は、これに関連して、外来診療の有料
化を批判している。ORFラジオは、救急車の出動が10%増加した、
と報じている。その中で、外来診療の有料化に反対する考え方には
法的な根拠がある、とくにこの支払いが免除される場合を考えると、
平等の原則が守られないように思われる、と報じられた。


7月7日(日)

     国外ニュース

北アイルランドでオレンジ党の行進 負傷者20名以上

オレンジ党の毎年恒例になっているデモが北アイルランドのポータ
ダウンで日曜日行なわれた。その際、暴力的なデモ隊と警察の間で
激しい衝突が起き、24人以上の警官が負傷し、うち4人が入院した。
オレンジ党のアルマー州での勝利を祝う行進の終わりごろ、警察と
英国軍が同党の支持者からビンや石を投げつけられた。約150人の
激怒したデモ隊は、隣接するカトリック居住区にオレンジ党の行進
が入るのを阻止するために設置された鉄柵に押し寄せようとした。
警官と英国兵約2千人が動員されていた。

     国内ニュース

ガオクの特別契約 採決へ

新たな年金保険会社PVAの社長代理に自由党の社会福祉の専門家ラ
インハルト ガオクを就任させるための特別契約をめぐる駆け引き
は、月曜日には決着する見込みである。いわゆる暫定委員会が、こ
の契約に関する採決を行う。ただし接戦になるかもしれない。連立
与党の代表は8対7のぎりぎりの過半数を持っているに過ぎず、より
勢力が大きかった委員会では、与党側から3人がガオクに反対して
いた。その時の結果は12対11であった。今回の特別契約の草案に
は、ガオクは普通なら10年間務めた後にようやく得られる契約解
除されないより強く守られる特権を得ることが含まれている。


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