11月4日〜11月10日のオーストリアのニュース



11月4日(月)

     国外ニュース

米国 イエメンのアル カイダのテロリストを殺害

数カ月前から行方を追及されていた最重要テロリストと目されてい
るカイド シニアン エル カリティと、他5人のアル カイダの
隊員が自動車の爆発によりイエメンで死亡した。米国の放送局CNN
の情報によれば、この爆発は米国のミサイルが引き起こしたもので
ある。同局は国防省の情報としてこれを伝えている。今のところ米
国政府はこれを認めていない。

     国内ニュース

6党 公認候補者名簿提出

すべての州で国民議会選挙に候補を立てている6つの政党は、月曜
午後連邦選挙当局に公認候補者名簿を提出した。提出したのは、社
会民主党、自由党、国民党、緑の党、自由主義フォーラム、共産党
である。これにより6党は、議席分配をめぐる第3回の捜査手続き、
つまり国民議会議員選任にも参加できることになる。届け出は昨日
24時までであった。連邦選挙委員会により正式にこの公認候補名
簿は認められる。連邦選挙委員会は水曜に開催される。




11月5日(火)

     国外ニュース

米国議会選挙 冒頭で混乱

米国大統領選挙での混乱から数年、機会及び州知事選挙でもまた混
乱が発生した。全国の第テレヴィ局に情報を配信している世論調査
機関「有権者ニュース社」は、選挙所の閉鎖後すぐに、投票者の調
査を基にした投票傾向を配信することが出来ない、と発表した。そ
の理由として、コンピューターに問題があることを上げている、と
CNNは伝えている。火曜日の国会議員選挙では、当初の傾向と数字
がしばらく後になるまでわからないことになる。

     国内ニュース

蔵相 「利子配当税増税は考えられる」

大蔵大臣カール・ハインツ グラサー(自由党)は、預金者の負担
に関する情報交換をうけEUからの圧力を避けるために、利子配当
税の30%への増税を考慮する準備をしている、とのことである。利
息に対する税金を30%に増税することが最後の妥協の可能性である
なら、それを検討することになる、とブリュッセルで開かれたEU蔵
相会談後、彼は語った。




11月6日(水)

     国外ニュース

英国の植民地ジブラルタル 地位をめぐって投票

ジブラルタルの住民2万人以上が木曜日、英国の植民地としての地
位を今後どうするかについて投票を行なう。スペイン南部にあるこ
の半島の政府と野党は住民に対し、ジブラルタル政策に対する影響
力をスペインが行使する計画に反対するよう呼びかけた。政府の代
表ピーター カルアナは、英国とスペイン政府の間で主権が分割さ
れる事態を全面的に拒否できると考えている。一方両国は、今まで
ジブラルタルの将来について協定は成立していない、と強調してい
た。両者は数年前からこの問題で交渉を行なっている。両国はこの
国民投票を承認する意志はない。

     国内ニュース

6党の連邦公認候補者名簿 受理

連邦選挙当局は水曜日の会議で、予想通り、月曜日に提出された連
邦議会選挙の公認候補名簿を受理した。オーストリア全土で候補者
を立てている6つの政党、社会民主党、自由党、国民党、緑の党、
共産党、自由主義フォーラムの連邦公認候補者名簿が受理され、候
補者の手続きの第3段階が認められた。11月24日の選挙では、3つ
の政党は連邦候補者を出さず、州だけでの候補者を立てている。そ
れは、民主党(ウィーン、フォアアールベルク州)、社会民主左派
党(ウィーン)、とキリスト教有権者連合(フォアアールベルク
州)の3党である。




11月7日(木)

     国外ニュース

仏米 国連イラク決議で合意

米国とフランスは、イラク新決議で合意した。国連安全保障理事会
は今日、この新提案を採決する、と米国大統領ジョージ W. ブッシ
ュは昨日ワシントンで発表した。フランス大統領報道官はパリで、
ブッシュとフランス大統領ジャック シラクは、イラクの武装解除
を求める決議案で合意に達した、と述べた。ブッシュは、「行動し
ないことはあり得ない。もし行動しなければ、より大きな危機を作
り出すことになろう」と述べた。米国が望んでいた誠実な対処を求
める、強い決議が承認され次第、イラクの完全な武装解除を達成す
るために、国連と協力する、とも語った。

     国内ニュース

ウィーン市長 社民党と緑の党の連立に賛成

ウィーン市長ミヒャエル ホイプル(社会民主党)はインタヴュー
で、緑の党との連立を行なうことに賛成し、「社民党と緑の党の連
立は何か新しいものにならなければならない」と述べた。彼は今ま
では国民党との大連立に賛成している、と見られていた。金曜日に
発行されるこの雑誌で彼は、国民党との大連立では極めて実現が難
しいと思える多くの事柄を実現させたい、とも述べた。一方彼は国
民党に失望している。「エルウィン プレルとの友情は変わらない
が、国民党が社会民主党を今のように扱うのであれば、それも簡単
にはいかない」と述べた。




11月8日(金)

     国外ニュース

独米ようやく接近

ドイツ首相ゲアハルト シュレーダーと米国大統領ジョージ W. ブ
ッシュは、総選挙語初めて直接話し合った。両者の間で電話会談が
行われ、シュレーダーはその中で、「仕事を進めるうえでよい関
係」を作りたいとの希望を述べた、とブッシュの報道官は記者会見
で発表した。10分間の電話会談ではテロとの戦いとトルコについ
て話し合いが行われた、とのことである。シュレーダーはブッシュ
に電話をしたのは、米国によるイラク決議が安保理で承認されたす
ぐ後で、両者はEUがこの重要な時期に、軍をトルコに展開しなけ
ればならないということで合意した、とのことである。

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ハオプト 「15%とれなければ野党に」

自由党が11月24日の選挙で15%以下の得票しか集められなけれ
ば、政権入りしない、と自由党筆頭候補へルバート ハオプトは金
曜日語った。15%以下では政府入りする十分な資格を持っていない
からだ、とシュタイアーマルク州の選挙戦で述べた。最近の世論調
査期間の予想によれば、自由党は9%程の支持である。彼の前任者
で短期間だけ自由党の党首を務めたマティアス ライヒホルトは、
政権入りしない基準を13%としていた。前回1999年の選挙では、
自由党は約27%を獲得し、第2党になっていた。




11月9日(土)


お休みです。




11月10(日)


お休みです。



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