12月30日〜12月31日のオーストリアのニュース



12月30日(月)

     国外ニュース

国連安保理 イラクに対する禁輸措置拡大

国連安保理は、イラクに輸出することを禁止している物資の一覧表
を拡大した。今後は、ある種の飛行機と船舶、電子部品、医薬品、
化学物質をイラクに輸出することが認められなくなる。5月以降こ
の禁輸物資に登録されたのは合わせると60品目を越える。今回の
禁輸措置で、イラク政府は軍用に転用可能な物資の輸入ができなく
なる。安保理の15ヶ国は、非公開で会議を行ない、米国が提案し
た新一覧について協議した。ロシアとシリアは保留した。両国は特
に、ある型のトラックを禁輸することに反対していたが、米国はこ
れを求めていた。

     国内ニュース

ルムポルト 自由党を訴える

自由党は、選挙での敗北とそれにより公的資金からの活動資金が減
少したため、ますます財政面で危機に陥っている。雑誌報道によれ
ば、元連邦同党執行部で後に広報担当になったゲルノート ルムポ
ルトは、自分が以前属していた党を訴える。それによれば、連邦自
由党は、彼が経営する広報の代理店メディア コネクト社に約25
万オイロの負債があり、ケルンテン州同党も同派に11万オイロの
負債がある、とのことである。




12月31日(火)

     国外ニュース

ブッシュ 北朝鮮危機は平和的に解決できると確信

米国大統領ジョージ W. ブッシュは、北朝鮮問題は平和的に解決で
きる、との確信を持っている。軍事的ではなく、外交的な力くらべ
が行なわれる、と昨日テキサスの牧場で彼は語った。それゆえ、外
交的な解決もありえ、北朝鮮の隣国だけでなく米国の同盟国の間で
も、北朝鮮政府に、国際的な義務を守らせねばならない、との合意
が成り立っている、と彼は語った。北朝鮮が核計画を再開すると発
表して以来、両国関係は極めて緊迫している。その直後に米国は石
油の輸出を停止した。

     国内ニュース

貯金通帳の贈与 当面無税に

貯金通帳の贈与は2003年も無税のままである。これは大蔵政務次
官アルフレート フィンツ(国民党)が発表したものである。無税
で贈与できる期間はこれで1年間延長された。この良い知らせをも
たらしたのは大蔵省であるが、これは大したものではない。火曜日
には年末の経済状態は良い、との報告を出した。



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