3月31日〜4月6日のドイツのニュース



3月31日(月)

イラクで激しい戦闘

(バグダッド)米国の指揮下にある地上軍は、首都への進軍で激しい軍事的抵抗に
あっている。最前線の米軍は、バグダッドの南約80キロで、戦車を使用して、ユ
ーフラテス川を越える戦略上重要な橋のあるヒンディジャ市に進入しようとしてお
り、そこで激しい戦闘になっている、との情報がある。その他バスラ、ナシリヤ、
ナジャフでも戦闘が行なわれている。バグダッドには数時間の中断をはさんで、月
曜午前中も爆撃が行なわれた。この攻撃では市の中心部の、大統領宮殿、情報省、
ショッピングセンターが破壊された。国営テレヴィは数時間にわたって放送を中断
した。激しい爆発音が、大統領サッダーム フセインの精鋭部隊が潜伏していると
言われている郊外で聞こえた。空爆はイラク北部のモスルおよびカラクにも加えら
れた。イラク側の情報によれば、負傷者がたくさん出ているため、政府の建物が病
院に転用されている、とのことである。

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イラクの人道面での破局近づく

(ベルリン)開戦後約2週間、イラクでは人道面での破局が近づい
ている。連邦政府とドイツの援助組織は、イラクの備蓄物資がなく
なりつつある、との見方を示した。開発援助大臣ヴィークツォレッ
ク・ツォイルは各方面に対して、飢えに苦しむ住民に物資が届く方
法を確保するよう訴えた。イラク住民への支援物資は、独外相フィ
ッシャーと仏外相ド ヴィルパンの外相会談の議題でもある。これ
に先立ちEU委員会とドイツ世界食糧援助は、支援組織の物資と軍
事物資をはっきり区別するよう求めていた。国連世界食糧支援計画
は世界各国に対し、合わせて12億オイロをイラクで飢えに苦しん
でいる住民のために調達するよう訴えていた。

ラオ大統領 ブッシュを批判

(ベルリン)連邦大統領ラオは、米大統領ブッシュを、イラク戦争
を自らの宗教を利用して正当化していると批判した。ブッシュが、
自分がこの戦争を行なう原因となった神の使命を口にするとき、彼
は誤解をしている、とラオはテレヴィ番組で述べた。ある国民が別
の国民を解放せよとの神の指示を受けることはないと思う、とも彼
は語った。その他、どのような理由づけをして米国が戦争を行なっ
ているのか理解できない、イラクの武装解除からサッダーム フセ
インの退陣へと戦略を変更したことは理解の範囲を越えている、と
彼は強調した。

CDU内部でイラクをめぐる対立続く

(ベルリン)キリスト教民主同盟内部では、同党のイラク戦争をめ
ぐる態度に関して議論が続いている。ヘッセン州首相コッホは、米
国の戦争方針を支持して圧力を受けている党首メルケルを強く支持
している。コッホは、メルケルは、米国が過去50年間どんな役割を
演じてきたかを、この態度で示しているのだ、と指摘した。また同
党幹部会の立場は投票で決められたのだ、とも語った。一方党内部
では、外交問題載せんもんかラーマースなどがメルケルの方針に対
して厳しい批判を行なっている。彼は新聞に、メルケルが無条件に
米国に依存する理由がわからないと述べ、米国は戦争を望んでい
た、と非難した。




4月1日(火)

イラク戦争 さらに多くの市民が犠牲に

イラク戦争開始後約2週間、一般市民の犠牲がさらに増えた。ナジャフ近郊で、警
告にもかかわらず小型バスが停止しなかったため、米国兵士が少なくとも7人の女
性と子供を射殺した。イラク側の情報では、バグダッドでは爆弾が直撃し、24名
が死亡し、その他の地域でも一般市民32人が死亡した。米軍はさらに激しい空爆
を行なって、バグダッド周辺の防衛軍の力を弱めようとしている。米国が指揮をと
る部隊が、激しい戦闘の末、バグダッドまで約80キロに迫っている、と英国BBC
が報道した。英国部隊は、バスラ近くのツバイア市を制圧した。イラク大統領サッ
ダーム フセインは、いわゆる聖戦は宗教上の義務であリ、あらゆるイラク人は侵
略者と戦わなければならない、と述べた。クウェートには、イラクの北部戦線を拡
大するべく、米国歩兵部隊の第1陣が到着した。

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パウエル アンカラでイラク戦争について語る

米国外相パウエルは、トルコ政府とアンカラで会談した。議題の中
心は、イラク戦の進行状況と、緊迫したトルコと米国の関係であ
る。トルコ国会は長い時間をかけて、米軍機のトルコ領空の通過を
認めていた。米国が望んでいた、イラク北部での戦闘拡大のための
米地上部隊の同国への駐留を、トルコは拒否した。木曜日にはパウ
エルは開戦後初めてEUおよびNATOと正式の接触を行なう方針であ
る。ブリュッセルではイラクとの戦争および戦後の再建についての
会談が予定されている。

支援団体 連合軍のイラクに対する人道支援を批判

支援団体は英米がイラクの人道支援を行なうにあたって、重大な誤
りを犯していると非難した。国連児童基金UNICEFは、軍が住民に
対する物資の補給で専門的な知見を持っていないとした。数十万人
の子供が病気および食糧不足で生命の危機にあり、大規模な支援を
行なわなければ多くの子供と弱い女性がこの紛争を生き延びられな
い、とUNICEFイラク計画の団長ド ルーイがはベルリンで語った。
ディアコニーなどのその他の支援団体は、軍事行動と人道支援をは
っきり区別するように求めた。赤十字はクウェートからイラク南部
へはじめて食料を運んだ。赤十字の代表は、イラク南部のウム カ
スル近くにある3千人のイラクの戦争捕虜のいる収容所を初めて訪
問した。

スペインとエジプトで 反戦デモ再び

スペインでは数万人の学生がイラク戦争に再び抗議した。彼らは少
なくとも10の都市で、首相アスナールの退陣を要求した。スペイ
ン政府は米国の戦争の方針を支持している。エジプトの首都アレク
サンドリアでは、22,000人のデモ隊が、アラブ諸国の政府が何も
行なわないことを非難した。掲げた横断幕では、米大統領ブッシュ
と英首相ブレアを「戦争犯罪者」と呼んでいる。この抗議集会を組
織したのは大統領ムバラクの政党である。パキスタンでは原理主義
政党が抗議のため、千キロにわたって車の列を作る、と予告した。
参加する車は木曜日にラワルピンディから南部の港町カラチに向け
て3日間の予定で出発することになっている。




4月2日(水)

米軍 バグダッドを挟み撃ちに

(バグダッド)米軍はバグダッドに対し両面攻撃をかけており、初めて共和国衛兵
に大規模な攻勢をかけた。大統領サッダーム フセインの精鋭軍である共和国衛兵
のいくつかの師団は、防衛のため首都バグダッド周辺にとどまっている。米軍司令
部によれば、米軍は共和国衛兵のイラク師団を壊滅させた。米国防省は、前衛部隊
はバグダッドまでわずか50キロに迫っている、と発表した。一方イラク政府はこ
の戦果の報道および米軍がティグリス川沿いの町クートを占領し、ティグリス川を
横断したとの情報を否定た。バグダッドとその周辺地域は再び連合軍の攻撃目標と
なった。B52爆撃機が、新型精密誘導弾をバグダッド近郊のイラクの戦車部隊に投
下した。テレヴィ局アル ジャジーラは、米国のヘリコプターがミサイルを使用し
ヒラ近郊で15人の一般市民を殺害した、と発表した。

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米国の圧力 拒否にあう

(ロンドン、ベルリン)英首相ブレアは、イラク戦争に対するみず
からの立場を、米国とは一線を画す形で示した。彼は下院で、英国
はイラン、あるいはシリアに対する侵略の計画を全くもっていな
い、と断言した。独社会民主党事務長ショルツは、ドイッチェ ヴ
ェレのインタヴューで、米国が現在シリアとイランを脅すのは賢い
とはいえない、と述べた。同様の内容のことをキリスト教民主同盟
の外交の専門家リューエも語った。火曜日に米外相パウエルは、シ
リアとイランに対し、イラクやテロ組織を支援するのをやめなけれ
ば、深刻な結果を招く、と脅していた。

英独外相 イラク再建で立場が一致

(ベルリン)独外相フィッシャーと英外相ストローは、EUがイラク
再建では共通の立場を見いだせる、という点で楽観的である。ベル
リンでの会談を前にストローは、加盟各国間では若干の意見の違い
はあるが、これは乗り越えられる、と述べた。フィッシャーは、一
般市民からこれ以上の犠牲者がでないですむよう、戦争ができるだ
け早く終わるよう望む、と語った。2人は、アフガニスタン会議に
倣って、イラク平和会議を行なう可能性を否定しなかった。2人は
木曜日に、ブリュッセルで開かれるNATOおよびEU外相会談に出席
する方針で、これには米外相パウエルも参加の見込みである。

赤十字 献金の呼びかけ

(ケルン)ドイツ赤十字は、イラクの人々が置かれている情勢が急
激に悪化している、と警告した。赤十字会長イプセンはラジオで、
飢えに苦しむ一般市民のための献金を呼びかけ、戦争を行なってい
る両者は物資の供給に問題を抱えており、一般市民を十分支援でき
る状態にはない、と述べた。イプセンは、大都市での市街戦が住民
に多くの犠牲を生む、とも警告した。




4月3日(木)

米軍 バグダッド空港を管理下に置いたと発表

連合軍はバグダッド国際空港を監督下に置いた、との情報がある。これは米軍の高
官がAFP通信に確認したものである。通信員によれば、米国兵士はほとんど抵抗を
受けることもなく、空港を制圧した、と伝えている。その前には、バグダッド中心
部の南西約30キロにあるこの空港では、激しい銃撃戦が行なわれていた。この戦
闘では十数人が死亡した模様である。副首相タリク アジスは、イラクにはまだ戦
う意志があり、連合軍がバグダッドを占領することは決してないだろう、と強調し
た。イラクのテレヴィ局は夕刻、大統領サッダーム フセインが顧問と一緒にいる
映像を改めて放送したが、これがいつ撮影されたかについては不明である。

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EU 戦後のイラク支援は国連の委託があるかどうかによる

EUは、戦後のイラク支援を行なうかどうかは国連が強い役割を果
たすかどうかによる、とした。戦争を行なっているEU加盟国の英
国も含めて、この方針に賛成している。EUおよびNATO加盟国の外
相のうち多数は、米外相パウエルに対し、戦争が終わってから初め
て再建については議論できる、との考えを明らかにした。外交筋で
は、欧州と米国間の雰囲気は改善された、と言われている。EUお
よびNATO加盟国23ヶ国の外相がこの会議には参加した。独外相フ
ィッシャーは、他国の外相との会談の成果をパウエルとともに総括
した。戦後の情勢がまだ見通せないため、フィッシャーは具体的に
はなにも表明しようとしなかった。

シュレーダー EUと国連の力を強める意向

イラク危機の結果、連邦首相シュレーダーはEUを欧州の安全保障
と防衛を求めて拡充するよう要請した。彼は連邦議会で、湾岸戦争
の時とは異なるが、EUの外交および安全保障政策を強化するため
には、EU以外の選択肢はなく、多くの国が参加する組織である
NATOと国連も役割を終えてはいない、と述べた。キリスト教民主
同盟党首メルケルは、EUが共通の防衛政策を取ることを目指す連
邦政府の努力を基本的に支持したが、ヨーロッパ統合は絶対に反米
を目指したものであってはならない、と強調した。さらに彼女は、
イラクの再建だけでなく、NATOおよび国連の再建も今後の改題で
ある、と述べた。自由党党首ヴェスターヴェレは、ヨーロッパ統合
の将来像を描くよう、シュレーダーに求めた。

米国大使コーツ シュレーダーの政府声明を賞賛

駐独米国大使コーツは、シュレーダーの政府声明を「支援を行なう
意志表示」として評価した。これは特に、ドイツは戦後のイラク復
興に関してドイツが重要な役割を果たす準備があるということを、
首相が予告したものと見られる、と述べた。また彼は、ドイツ国民
に米国の態度に理解を求めた。




4月4日(金)

米軍 バグダッド空港を管理下に

(バグダッド)イラクの首都バグダッドは金曜日夕刻、ふたたび激しい空爆を受け
た。目撃者によれば、この百万都市の南東の郊外が激しい爆撃を受けた。これ以前
米国の侵攻部隊はバグダッド国際空港を管理下に置き、首都の入り口に陣取った、
との情報がある。イラク大統領サッダーム フセインはテレヴィ演説で、国民に対
して敵兵と戦うように呼びかけた。通信員の報告によれば、住民数千人が間近に迫
ったバグダッド占領を恐れて、逃げだした、とのことである。
バグダッド北西部の米軍の検問所では再び自殺攻撃が行なわれ、米兵3人と女性1
人および犯人が死亡した。

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独仏露 イラクでの国連の役割の重要性を主張

(パリ)独、仏、露は、湾岸戦争終了後のイラク再建では、国連が
中心的な役割を果たすことに賛成した。米英の軍事行動を認めてい
ないこの3ヶ国の外相はパリで会談を行ない、イラクに暫定政権を
置くことに正当性があると世界各国が認めるのは国連だけである、
との声明を出した。さらに、イラクの領土を分割しないよう強く要
請した。その他、米国は、3ヶ国の外相の共通の意見に基づき、イ
ラク戦争終了後の当初から安全を保障すべきであるが、政権を作る
ことは許されない、とも主張した。米外相パウエルは、ブリュッセ
ル訪問中に、イラク戦終了後、主導的な役割を果たすのは米国でな
ければならない、と主張し、国連は人道支援面では有益である、と
述べた。

シュレーダー 国連軍のイラク派兵の道を残す

(ベルリン)連邦首相シュレーダーは、ドイツがイラク戦争後の国
連軍イラク派兵に参加するかどうか、まだ決定していない。この問
題は今のところどちらに行くか決まっていない、ドイツは国連主導
で、国際的な義務を果たすが、他の国際舞台の派兵に参加している
ため、限定的な参加になる、とテレヴィのインタヴューで述べた。
さらに彼は、国連がイラク再建で中心的な役割を果たさねばならな
い、この点では米英との対立はない、と改めて強調した。

米国議会 戦争予算賛成多数で承認

(ワシントン)米上下両院は、総額約800億ドルの大統領ブッシュ
の戦争予算を賛成多数で可決した。上院とは異なり、下院では修正
が行なわれた。その内容は、この予算からは、ドイツなどのイラク
戦争に反対している国の企業へは金が流れないようにする、という
ものである。米国が戦争を行なうことを認めない国の企業がこの戦
争で利益を得ることを許さない、と述べる下院議員もいた。この予
算からは、イラク戦争の費用、トルコのような同盟国に対する援助
資金と安全対策費が支払われることになっている。この額の中に
は、戦争で経営に打撃を受けた航空会社への30億ドル以上の国家支
援が含まれている。




4月5日(土)

米軍 バグダッドへ一時進軍

(バグダッド)米軍は、戦車がバグダッド中心部へ初めて一時的に侵攻させて、米
国主導の侵攻部隊は首都を管理下に置くための戦いを始めた。この戦闘では、イラ
クの兵士は最大の場合千人程が死亡した、とのことである。イラク首脳部は、米軍
の侵攻に関する報道を否定し、国民にh他抵抗するよう改めて呼びかけた。米兵が
バグダッド国際空港を制圧した、との情報もある。また空港の周囲では戦闘が行な
われたとの報道もある。イラク中央部の都市ケルバラと南部の港町バスラでも新た
な戦闘が行なわれたと報道されている。北部では米国部隊が再びキルククとモスル
に進軍した。

     その他のニュース

EU各国蔵相 イラク戦争の影響について討議

(アテネ)EUは現在、イラク戦争のために産業界を救済する必要
性があるとは見ていない。EU加盟各国の蔵相による会議がアテネ
で開かれているが、独蔵相アイヒェルはその会議後、景気は大きく
減速しているが、短期的に行動が必要な情勢ではない、と述べた。
石油価格は高騰しておらず、かえって下がっている、とも付け加え
た。しかし基本的にはEU各国の蔵相は、経済政策による干渉を行
なう可能性を否定はしていない。彼らは、国際金融組織および国連
が戦後のイラクの再建で決定的な役割を果たすべきである、と強調
した。

米国 イラク再建の主導的な立場の確保に固執

(ワシントン)米国政府は、戦後のイラク再建で中心的な役割を果
たすことに固執している。米英およびイラクか違法に現在貢献して
いるその他の同盟国が、イラク再建で主導的な立場を取るのははっ
きりしている、と安全保障の顧問ライスが大統領ブッシュとの会談
後、述べた。彼女は、パリでの会談後イラク再建には国連が中心的
な役割を果たすように、との仏独露外相の要請を拒否した。

ドイツのイラク国連軍派遣 公式に否認

(ベルリン)国防省は、イラク戦争終了後に国連軍にドイツ国防軍
が参加する計画があるとの報道を否定した。これに関する検討は行
なっておらず、軍事行動の展開によってはそのような議論を早目に
行なう、との国防相シュトゥルックの発言を変えるようなことは起
きていない、と国防省報道官は発表した。ディ ヴェルト紙は、国
防軍は国連軍の一環として、最大1,500人のドイツ兵の派遣を検討
しており、その人数調達のためには、他の国への派兵を終了させね
ばならない、と報じていた。




4月6日(日)

バグダッド包囲進む

(バグダッド)イラクの首都バグダッドの支配をめぐる戦いで、米国主導の進入部
隊はさらに首都包囲を進めた、との情報がある。米国側の情報では、空港には約7
千人の兵士が配備されている、とのことである。イラク南部では英国軍の兵士が戦
車を用いて初めてバスラの中心部に入った。米軍はイラク中央部にあるケルバラ市
を支配下に収めた、との情報もある。一方、米軍がクルド人および米兵を乗せたト
ラックを誤爆したことにより、進軍に暗い影が落ちている。これにより、少なくと
も10人が死亡、40人が負傷した、と通信社が報じている。バグダッドからシリア
に通じる道では、ロシア大使館のトラックがイラクのものと見られる攻撃を受け
た。

     その他のニュース

アナン イラクに関する安保理会議を招集

(ニュー ヨーク)国連事務総長アナンは、月曜日のイラク戦争に
関する安保理会議を招集した。これは理事国15ヶ国による非公式
会談である、と報道官が発表した。安保理理事国のうちいくつか
は、戦後のイラクに新たな秩序構築には国連の委託を受けて参加す
ることが必要である、との意見を明らかにした。一方米国は、国連
の役割を限定的なものにしたいとし、国連は特に人道支援の活動を
担当するのがふさわしい、との意見である。

シュトゥルック 米国の管理下でのイラク再建への参加に反対

(ベルリン)ドイツは、米国主導でのイラクの再建には参加しない
方針である。国防相シュトゥルックはインタヴューに答えて、イラ
クが国連の手で再建されるのではない場合には、ドイツにはそれに
加わる本質的な責任はない、またこの立場はEUの考え方と一致し
ている、と述べた。国防軍を戦後にイラクの国連軍として派遣する
のでは、との推測を彼は否定した。一方、米国政府の主要な代表
は、同国政府がイラクの再建を主導する、と強調した。

フィッシャー イスラエルおよびパレスチナ人居住区域へ出発

(ベルリン)連邦外相フィッシャーは月曜日に3日間の日程で、イ
スラエルおよびパレスチナ人居住地区の訪問に出発する。まず彼
は、イスラエル外相シャロームと会談し、引き続き首相シャローン
と会談する。この地域の情勢について話し合うが、その中で、イラ
ク戦争も大きく取り上げられる見込みである。



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