8月18日〜8月24日のドイツのニュース



8月18日(月)

サハラの人質 自由に

(ベルリン、バマコ)ドイツ、スイス、オランダからサハラを旅行中に誘拐された
14人は解放された、とベルリンの外務省は発表した。それより前にマリ大統領府
は、人質の釈放を発表していた。それによれば、彼らはマリ当局の監視の下、北部
の砂漠の都市ガオにおり、火曜日には首都バマコに移動する。釈放された彼らの状
態について、大統領アマドゥ トゥーレの官庁は何も発表しようとしなかった。人
質解放は数回にわたって延期されていた。今週月曜日に帰国できるものとみられて
いた。空軍機が彼らをドイツへ運ぶことになっている。彼らは他の観光客と一緒
に、約6カ月前に急進派モスレムによってアルジェリアで誘拐されていた。

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シュレーダー 改めに国防軍のイラン派兵を否定

(ベルリン)ドイツと日本はイラク再建に参加することを確認し
た。連邦首相シュレーダーは日本首相小泉とベルリンで会談した
後、国防軍をイラクに派遣する可能性を強く否定した。シュレーダ
ーは、ドイツはイラクではすでに人道支援を行なっており、再建に
あたって軍事支援を行なうためには、それを求める国連の命令が出
ていなければならない、と述べた。二人は、両国の経済的科学的関
係を深めることで合意した。その中には、若手科学者の交換も含ま
れている。2006年に日本は「ドイツ年」を行ない、ドイツ文化、
研究、技術を日本人に紹介する方針である、と小泉は述べた。

政府 NATO軍に5千人を投入

(ベルリン)連邦政府は、5千を越える兵士を、計画が進んでいる
NATO緊急介入部隊に投入する方針である。これは同部隊のかなり
の部分を占める人数である。21,000人規模の新たな部隊での任務
は主として、高度に特殊な訓練を積んだ核、生物、化学兵器処理部
隊、地雷処理部隊、および6機のトルネイド型機によるものになる。
国防相シュトルックは、これを伝えた新聞報道を確認した。NATO
はこの介入部隊を2006年までに設立し、世界各地の紛争地域に極
めて短時間でこの部隊が派遣できる状態にする方針である。最初の
部隊はこの秋にも派遣可能な状態になる予定である。現在、国防軍
の兵士は8千人以上が国外に派遣されている。

米軍 記者の死の責任を認める

(バグダッド)イラクの米軍は、英国の通信社のカメラマンを射殺
した責任を認めた。兵士たちは43歳のダナのカメラをミサイル発
射機と取り違え、彼に向かって発砲した、と軍報道官は発表した。
ダナはバグダッドで米国行政府の元にある収容所前で撮影を行なっ
ていた。2台の戦車が約50メートルの距離から彼のほうに向かって
走ってくる様子が録画されていた。その後戦車の方から銃声が聞こ
え、彼は地面に倒れた。一方他の記者たちは、兵士が彼を見誤って
殺したことに疑いを抱いている。その組織「国境を越える記者」
は、米国に対しまともな調査を行なうよう求め、米軍の潔白を証明
するための調査は必要ない、と述べた。




8月19日(火)

エルサレムの路線バス攻撃 死者発生

(エルサレム)エルサレムでは路線バスで自殺攻撃が発生し、少なくとも15人が
死亡、約80人が負傷した。イスラエル警察によれば、アラブ系住民が住む東部か
ら満員の乗客を乗せ、エルサレムの旧市街に向かっていたバスが、爆破された。武
装パレスチナ人組織イスラム聖戦が犯行声明を出した。
イスラエル政府筋の情報では、この攻撃に対しイスラエルは、パレスチナ人との安
全保障をめぐる会談と、予定されていた西ヨルダンランドからの部隊の撤退を中止
する。

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国連イラク特別使節 爆弾攻撃で死亡

(バグダッド)国連イラク特別使節デ メロは、首都バグダッドの
自動車攻撃で死亡した。彼は55歳のブラジル人である。国連の最
新情報によれば、この事件で約20人が死亡した。その他イラクの
国連本部への攻撃で、多数の負傷者がでた。救援部隊はさらに犠牲
者が増えるのではないかとの懸念を抱いている。犯人についてはま
だ不明である。犯人はデ メロの事務所の前で、自動車に隠してい
た爆弾に点火した。デ メロは瓦礫の下敷きになった。この建物で
は国連の職員数百人が活動していたが、その正面は瓦解した。

国連の建物に対する攻撃に 世界各国の怒り

(ニュー ヨーク)バグダッドの国連の建物に対する攻撃は、世界
各国に怒りを巻き起こし、激しい非難を受けている。国連安保理の
15カ国は特別会議を開き、この攻撃はテロ攻撃である、と評した。
国連事務総長アナンは、特別使節デ メロの死を、国連に対する恐
ろしい攻撃である、と述べた。独首相シュレーダーはアナンに弔電
を打った。デ メロの故郷ブラジルでは大統領ダ シルヴァは3日
間の国民の服喪を行なう、と予告した。米大統領ブッシュは、失脚
したイラクの権力者サッダーム フセインの支持者に、この事件の
責任があるが、この殺人がイラクの将来に影響をあtが得ることは
ない、と述べた。

イラク元副大統領ラマダン逮捕

(バグダッド)イラクの米軍と同盟関係にあるクルド人同盟は、元
副大統領ラマダンを逮捕した。彼は米軍医引き渡された、と愛国ク
ルド人同盟公法は述べた。ラマダンは65歳で、失脚した大統領サッ
ダーム フセインの長い間右腕を務めていた。彼は戦争犯罪の責任
が問われている。米大統領ブッシュは、ラマダンの逮捕を歓迎し
た。




8月20日(水)

サハラの人質 故郷へ

(ケルン)6カ月に渡り人質になっていたサハラで休暇を過ごしていた14人は、マ
リで解放され、元気にヨーロッパに戻ってきた。ドイツ人9人、スイス人4人、オ
ランダ人1人は、ケルン・ボン空港からそれぞれの故郷に移動した。マリから帰国
する飛行機に同乗していた外務政務次官ユルゲン クロボークは、彼らの健康およ
び精神は良い状態だ、と述べた。アルジェリアでこれらの観光客を誘拐した犯人へ
の身代金の支払いに関しては、彼は態度を表明しなかった。ドイツ大統領ゲアハル
ト シュレーダーは、マリ大統領アマドゥ トゥマニ トゥーレに書簡で公式に、
トゥーレの個人的なたゆまぬ精力的な支援がなければ、暴力を用いず人質を救出で
きなかっただろう、と感謝した。シュレーダーは再び、ドイツ人観光客に対して、
紛争地帯へ軽率に旅行しないように警告した。

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パレスチナ首相 急進派との接触を断つ

(エルサレム)エルサレムでの恐ろしい自殺攻撃発生後、イスラエ
ルは再び西ヨルダンランドとガザ地区を封鎖した。パレスチナ人と
の安全保障をめぐるすべての会談は中止された。その他イスラエル
軍部は、計画されていたパレスチナ人居住都市からの撤退を取りや
めた。イスラエル内閣は、報復攻撃を行なうかどうか、現在検討し
ている。火曜日に起きた路線バスへの攻撃で、子供を含め少なくと
も19人が殺害された。武装パレスチナ人組織ハマスとイスラム聖
戦は、この前に停戦を宣言していたが、みずからがこの攻撃を行な
ったと宣言した。パレスチナ首相アッバスは、この両急進派組織と
の連絡を絶った。しかし今までのところアッバスは、内戦が起こる
との懸念から、この両組織の武装解除を行なうことは断念してい
る。

国連 攻撃にもかかわらずイラクに残る

(バグダッド)イラクの国連本部に対する自動車爆弾事件のすでに
5日前に、このような事件を行なわれる兆しはあった模様である。
この情報は米国にも伝えられていた、とイラク暫定統治評議会のチ
ャラビは述べた。最新情報によれば、この攻撃で少なくとも20人
が死亡した。国連本部の瓦礫の中には、まだ数人の犠牲者が見つか
る可能性がある。死者の中には国連特別使節のデ メロも含まれて
いる。国連事務総長アナンは、国連は恐れず、職員を同国から引き
揚げずに、仕事を続行する、と述べた。

技術救援組織 イラクで活動する可能性

(ベルリン)技術救援組織THWは、イラクで活動を行なう可能性が
ある、と見ている。同組織の専門家団は、数日間にわたって、破壊
された同国を視察し、その後連邦内務大臣シリーに情報を伝えた。
シリーの報道官は、技術救援組織は主として水の補給路の再建で支
援をすると申し出ており、調査団は、電力供給の再開の支援もでき
るかどうか調査した、と発表した。政府筋の情報では、派遣の期日
はまだ決まっていない、とのことである。米国政府は、独政府によ
るTHWのイラク派遣の提案を、引き伸ばしたあげく7月にようやく
受け入れた。




8月21日(木)

健康保険制度改革をめぐる対立 合意へ

政府と野党キリスト教民主、社会同盟は、共同で提出する健康保険制度の改革法案
に合意した。厚生大臣ウラ シュミットとキリスト教民主、社会同盟の交渉の代表
ホルスト ゼーホーファーは、12時間以上に及ぶ審議の後、共同記者会見に臨ん
だ。シュミットによれば、彼らはまだ解決がついていない問題全部について合意を
するための話し合いを続けることで合意し、特に異論の出ている入れ歯に関する規
定に決着がつくまで話し合う。入れ歯は法定健康保険の適用の除外とされる、との
ことである。さらに2006年から患者は疾病給付金の掛け金を支払わなければなら
なくなる。この提案は来週、党委員会に提案されることになっている。この改革の
目的は、法定健康保険への負担をはっきりとわかるぐらい減額することである。一
方被保険者にはさらなる負担を求めている。

     その他のニュース

米国 国連各国にイラクにさらに派兵するよう求める

国連安保理の新決議で、米国はさらに多くの国に、イラク派兵を強
化するよう働きかける方針である。事務総長アナンとの会談後、米
外相パウエルは、これにより他の国々が軍事面での貢献をするよう
鼓舞できる、ただし米国はイラクの軍事支配を他に委ねることはな
い、と述べた。アナンは、国連はイラクに独自の和平部隊を派遣す
る気はないことを確認した。仏、露、独は、国連安保理で会談を受
け入れるとの立場を述べたが、決議を採択する前に同盟国側がイラ
クの監督権の一部を移譲することが必要だ、との考えを明らかにし
た。一方23人の死者を出したバグダッドの国連本部攻撃の犯行声
明を、今までは名前が知られていなかったイスラーム組織が発表し、
さらに攻撃を行なう、と予告した。

米兵 イラクで「ヒェミー アリ」逮捕

米軍は、失脚したイラク政府の元幹部の1人を逮捕した。バグダッ
ドの北にあるバクバを手入れした際、「ヒェミー アリ」として知
られる、サッダーム フセインのいとこアリ ハッサン エル マ
ジドを逮捕した。彼は米国が行方を追求している55人の一覧の5番
目の人物である。人権擁護団体によれば、マジドはサッダーム フ
セイン体制かで多くの犯罪に加わっており、イラクのクルド人およ
びシーア派の蜂起の弾圧、および7カ月にわたる1990年のクウェ
ート占領で、中心的な役割を果たした。彼はなかでも15年前のク
ルド人の都市ハラブジャの化学兵器による攻撃に責任があり、5千
人以上を殺害した、と見られている。

近東停戦中止を通告

ハマスの指導者イスマイル アブ シャナブがイスラエルによる狙
いすましたミサイル攻撃で死亡した後、武装パレスチナ人組織は8
週間前に発表した停戦の中止を宣言した。数千人が集会で復讐を誓
った。イスラエルは、火曜日にエルサレムで起き、死者20名を出
した自殺攻撃への報復である、と述べた。パレスチナ首相アッバス
は、ハマスの指導者の死で武装組織対策をとりづらくなった、と述
べ、まず火曜日の攻撃に参加した急進派全員の逮捕するよう命じ
た。木曜夕方には急進派組織ハマスは、ガザ地区のユダヤ人入植地
数ヶ所と境界地帯にあるイスラエル人の住む町を、榴弾とミサイル
で攻撃した。イスラエルはこれより前に、西ヨルダンランドの軍事
行動で、少なくとも20人を逮捕した。その中には急進派と見られ
る人物も含まれていた。




8月22日(金)

エジプト 近東の暴力の終結を迫る

(ラマラ)近東紛争が危険な状況に突入しているため、エジプトは仲介役を紛争地
域に派遣した。パレスチナ代表部とラマラで会談した後、大統領ホスニ ムバラク
の顧問オサマ エル バスは、エジプトはパレスチナ政府に対し、パレスチナ人急
進派との戦いに猶予を設けることを認めない、と述べた。ガザ市ではパレスチナ人
数千人が急進派ハマスの高官の追悼行進に参加した。イスマイル アブ シャナブ
は、自殺攻撃への報復として、ミサイル攻撃の目標となった。ナブルスで軍は、病
院に隠れていた急進派と見られる2人を射殺した。米国大統領ジョージ W. ブッシ
ュは、ハマスの口座を凍結するよう命令した。

     その他のニュース

フィッシャー 近東の暴力の中断を要求

(ベルリン)独外相フィッシャーは、近東で激化する暴力行使をや
めるよう呼びかけた。暴力は政治的解決ではなく、破滅につながっ
ている、と新EU近東特別委員オッティとの会談後述べた。フィッ
シャーはパレスチナ自治当局に対し、テロに断固として対処するよ
う求めた。仏外相ド ヴィルパンも、攻撃をはっきりと放棄するよ
う求めた。また、イスラエルに対してはパレスチナ地区からの撤退
を要求した。さらに彼は、EUは近東和平実現の過程に再び強く介
入するべきだとの意見を述べた。

イラクでの命令権をめぐる争い

(ニュー ヨーク)バグダッドの国連本部への流血の攻撃から3
日、国連と米国の間ではイラクでの今後の役割分担をめぐる対立が
強まっている。世界各国からイラクの国連の命令を拡大するよう要
請があるにもかかわらず、米英政府は命令権に制約を設けないよう
主張している。国連事務総長アナンは、占領軍である英米が決定権
を独占している間は、安保理は他の加盟国の軍隊を派遣するための
決議を早期に出すつもりはない、単なる負担の分担には国連は同意
できない、と述べた。一方トルコはイラクに派遣する可能性があ
る、と述べた。米国の照会に対して、トルコ政府は最大3万人の兵
士を隣国に派遣することを話題にしている。

ベルルスコーニ シュレーダーのとオペラ鑑賞を中止

(ヴェローナ)イタリア首相ベルルスコーニは、独首相シュレーダ
ーとヴェローナで共にオペラを見る予定を直前になって取りやめ
た。政府報道官アンダは、ベルルスコーニは自分に反対するデモが
予告されていたため、それを避けるためであり、土曜日午前のシュ
レーダーとの会談は予定通り行なわれる、と発表した。2人はもと
もとは両国政府の関係が悪化してから初めてこの夜面会する予定で
あった。ヴェローナ到着の際に、シュレーダーは独伊関係は良好で
安定している、と述べていた。EU委員会議長プロディの招待で、
彼はヴェローナに来ており、「カルメン」の上演を見る予定であっ
た。当時イタリアの政務次官であったステファニがドイツの旅行者
を侮辱したため、7月に彼はイタリアでの休暇を中止していた。




8月23日(土)

独伊両国首相 不愉快な事態に決着を宣言

(ヴェローナ)欧州議会でのナチ発言と、ドイツ人のイタリア観光に関する対立が
生じて以来初めてとなる会談を行なって、ドイツ首相ゲアハルト シュレーダーと
イタリア首相シルヴィオ ベルルスコーニは、先週起きた不愉快な事件に決着がつ
いた、と宣言した。2人はヴェローナで行なわれた会談を行ない、政治関係及び人
間関係は相変わらず良好である、と評した。また両者とも欧州憲法の早期採択に賛
成であり、憲法の条文は今年中にイタリアがEU評議会の議長を務める間に、あまり
大幅な修正なく確定するだろう、と述べた。EU委員会の議長ロマーノ プロディ同
様、シュレーダーはEUがドイツのトラックの通行料金に対して異議を持っているこ
とについても発言した。解決はまだ見つかっていない。

     その他のニュース

国連 バグダッドでの活動再開

(バグダッド)イラクの首都バグダッドで、23人の死者を出した
国連本部の爆破事件から4日、国連職員は活動を再開した。以前
500人いた国連の協力者は当面米軍の護衛の下で、約200人体制で
活動する、とのことである。国連事務総長アナンは、今まで人道支
援の指揮をとっていたポルトガルのダ シルヴァを、新イラク特別
使節に任命した。リオ デ ジャネイロでは、火曜日に起きた攻撃
で死亡したデ メロの追悼式が行なわれた。またイラク南部の都市
バスラでは、英軍が攻撃を受け、兵士3人が死亡した。北部のキル
クークでは、シーア派のトルクメン人が暴力を用いてクルド人に対
する抗議活動を続けている。警察は、安全確保のための歩哨を攻撃
したデモ隊3人を射殺した、との情報がある。

シュレーダー アフガニスタン派兵に大きな意義を認める

(ベルリン)連邦首相シュレーダーは、アフガニスタンへドイツが
関与することには、ドイツの和平及び安全保障政策上、中心となる
礎石である、と述べた。彼は、これは国際テロ組織との戦いにドイ
ツが特別な貢献をしていることを示すものである、とドイッチェ 
ヴェレのインタヴューで述べた。イラク情勢に関して彼は、自分の
政府は戦争に反対しているが、この極めて重要な地域が安定を達成
することで、固有の利益を得られる、と指摘した。

パレスチナ側 米国が積極的な役割を果たすよう求める

(ラマラ)近東で流血の事態が続いていることで、パレスチナ政府
は米国に対し、この地域での暴力が激化するのを避けるため、近東
で政治的な役割を積極的に果たすよう要請した。パレスチナ自治政
府とイスラエルの間では新たな停戦を取りまとめなければならな
い、と外相シャースは述べた。同時にアッバス政権は改めて、武装
組織対策をとる方針である、と約束し、イスラエルは自ら西ヨルダ
ンランドとガザ地区での軍事行動を中止することが条件である、と
述べた。軍は急進派パレスチナ人組織に対し、きびしい攻撃をとる
と予告していた。




8月24日(日)

ハマスの2人 イスラエルのミサイル攻撃でガザで死亡

(ガザ市)イスラエル軍は、ガザ市を空爆し、急進派イスラームのハマス運動の2
人およびその他の2名を殺害した。パレスチナ当局の情報によれば、これはイスラ
エルのヘリコプターが車に向けてミサイル数発を発射したもので、そのほかに怪我
人が数人発生した。イスラエルは木曜日に初めて、ハマスの要人を狙った殺害を行
なっていた。軍部は、パレスチナ自治政府が武装組織に断固とした措置をとらない
のであれば、パレスチナ人急進派に対する攻撃を今後も行なう方針である、と予告
した。
これより前にすでにイスラエル政府は、パレスチナ政府からの新たな停戦の提案を
拒否していた。急進派組織の武装解除を最初に行なわなければならないので、この
提案を真剣に受け取ることができない、とエルサレムで発表した。

     その他のニュース

リベリア政府 反政府勢力の攻勢を非難

(モンロヴィア)和平協定の署名からほぼ1週間、リベリア政府
は、反乱勢力が新たな軍事攻勢を開始した、と非難した。反乱側の
兵士が、首都モンロヴィアの南北にある政府軍兵士のいくつかの拠
点を榴弾と大砲を使用して攻撃した、と国防相チェアは述べた。過
去24時間ブキャナン市周辺で、数千人の一般市民の難民が監視を
受けていた。国民連合の代表は、MODELという反乱勢力の一派と交
戦を行なったことを認めた。

調査隊 アフガニスタンから帰国

(ベルリン)国防軍をアフガニスタン北部に派遣するための調査を
行なう調査隊が、任務を終えた。国防、外務、内務、開発各省の専
門家が約一週間の旅を終えてドイツに帰国した。彼らは、国防軍が
クンドゥス地域で、米国の兵士および一般市民の協力隊からなる再
建組織の後を引き継ぐことができるかどうか、の調査を行なった。
一方週末にはアフガニスタンの2つの州で、数百人のタリバンと見
られる戦闘員が攻撃を行ない、少なくとも政府側の兵士9人と反乱
勢力7人が死亡した。

CDU/CSU 改革首脳会談への参加をめぐって党内対立

(ベルリン)野党キリスト教民主同盟が政権を持つ東部の州の首相
は、連邦政府との改革首脳会談が開かれれば、それに参加すると主
張している。連邦首相シュレーダーがこの首脳会談に招待すれば、
もちろん参加する、とテューリンゲン州首相アルトハオスは新聞に
述べた。同じ趣旨のことをザクセン州首相ミルブラントとザクセン
・アンハルト州首相ベーマーも述べた。一方キリスト教民主同盟党
首メルケルと、キリスト教社会同盟党首シュトイバーは、この首脳
会談には参加しない、と述べていた。メルケルはラジオ番組で、連
邦議会、連邦参議院、両院協議会による議会による方法が、もっと
も迅速でもっとも効果的であり、繰り返し労働市場および社会福祉
制度の改革に両党は協力する、と強調した。



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