12月22日〜12月28日のドイツのニュース



12月22日(月)

ベオグラードで ジンジッチ殺害犯容疑者裁判

(ベオグラード)厳重な安全確保の措置を講じる中、セルビア首相ゾーラン ジン
ジッチの殺害容疑者に対する訴訟が始まった。警察の精鋭部隊および地下活動家の
容疑者21人が、ベオグラードで開かれた裁判の容疑者名簿の読み上げに出席し
た。黒幕でマフィアの首領と目されるミロラド ルコヴィッチを含む他の15人の
容疑者は欠席のまま裁判は進められた。3月に起きたジンジッチ暗殺は、民主主義
を守る政府の転覆を狙う計画の一部であった、とセルビア当局は見ている。

     その他のニュース

リビア 核施設の調査を許可する方針

(トリポリス、ウィーン)リビアが大量殺戮兵器の開発を断念した
ことを受け、来週にもすべてのリビアの武器製造計画に対する国際
監視団の調査が始まる。このように国際原子力発電機構総裁エル 
バラダイは予告した。この査察を実現するために、リビアは核兵器
流出防止条約に関する国連の追加議定書に署名をする方針である。

軍務拒否のイスラエル兵裁判へ エジプトのマヘル攻撃を受ける

(エルサレム)イスラエルの精鋭兵13人が、パレスチナ人居住地
区での軍務を拒否したことを理由に、軍事裁判にかけられる可能性
がある。イスラエル国防省代理ボイムは、これらの予備役兵には不
服従および反乱の罪で有罪が下されねばならない、と述べた。彼ら
は政府にあてた書簡の中で、パレスチナ人を弾圧するために自分の
命を危険にさらすことはもはやできない、と述べていた。一方エジ
プト外相マヘルはエルサレムの神殿の丘で、パレスチナ人の信徒か
ら攻撃を受け、負傷した。マヘルは仲介の任務を行なうためイスラ
エルに滞在していた。

コロンビア反政府勢力 人質解放

(ボゴタ)コロンビアの人質事件は解決した。左派反乱勢力のELN
はイスラエル人4人、と英国人1人の旅行者を解放した。5人の人質
は、同国北部のシエラ ネヴァダで開放された、とコロンビア政府
の人権特使ペレスは発表した。11月下旬に境界の仲介で、誘拐さ
れたドイツ人ヴァイゲルとスペイン人1人は既に解放されていた。




12月23日(火)

バス事故の犠牲者追悼式

(モンス)ドイツの旅行用バスがベルギーで大事故を起こしてから3日、家族らが
11人の死者の追悼を行なった。ドイツ交通大臣マンフレート シュトルペも出
席した。ドイツ人10人とボスニア人女性1人がこのバス事故では焼死した。このバ
スは、西ベルギーのフランスとの国境に近いブース村で、コンクリートの壁に接触
して燃えあがった。ベルギー当局の調査によれば、運転手は疲労しすぎており、速
度を上げすぎていた、とのことである。

     その他のニュース

ガザ地区の手入れで死者発生

(ガザ市)ガザ地区南部にイスラエル兵が出動し、医者および目撃
者の話によれば、パレスチナ人8人が死亡した。イスラエルの将校
2人がガザ地区中心部で待ち伏せを受け殺害されてから数時間後、
ラファで手入れが行なわれた。ただしイスラエル軍広報は、これは
将校2人が射殺されたことに対する報復ではなく、エジプトからの
武器密輸を防止するための、規則にかなった作戦である、と述べ
た。ラファはエジプトとの国境にある町である。

ジンジッチ殺害裁判の抗弁 棄却

(ベオグラード)セルビア首相ジンジッチの殺人をめぐる裁判で、
ベオグラードの裁判所は、3人の裁判官すべてと検察官に対して、
弁護側から出されていた予断を理由とする忌避申し立てを退けた。
この申し立ては期限を守って行なわれていない、と却下の理由をの
べた。水曜日には、3月12日にベオグラードでジンジッチを射殺し
たと見られるジョヴァニヴィチの聴聞が行われる予定である。直接
的にこの犯行に関与したと見られている15人の容疑者のうち、拘
留されているのは6人だけである。逃亡中のまま訴えられている中
には、この凶行の黒幕ルコヴィッチ別名レギーヤが含まれている。
この裁判ではその他に犯罪組織「ツェムン一家」の21人が訴えら
れている。これはジンジッチ殺害および一連の暴力不法行為に加わ
っていたものとみられている。

ホドロコフスキー 未決勾留続く

(モスクワ)詐欺の容疑がかけられている石油産業の有力者ホドロ
コフスキーは、2004年3月の大統領選挙の後まで、未決勾留され
ることになった。逃亡の可能性があるため、保釈は危険である、と
モスクワ市裁判所はその理由を述べた。専門家の見方によれば、
12月上旬に大統領選挙では野党陣営を公然と支持していたホドロ
フスキーの政治活動を、ロシア政府は阻止するつもりである、とみ
ている。大統領プーチンは、それに対し、ホドロコフスキーの裁判
は政治的な動機に基づくものではなく、産業界の犯罪と汚職に対す
る戦いの一部である、と強調した。石油企業ユコスの元代表経営者
であるホドロコフスキーには、重大な詐欺および脱税の疑いがかけ
られている。




12月24日(水)

バグダッドのホテル ミサイル攻撃

(バグダッド)米軍が反乱軍の潜伏しているとされる地域を空および地上から攻撃
する中、何者かがイラクの首都バグダッドのシェラトン ホテルを攻撃した。最新
の報道では、擲弾筒は建物に命中せず、近くで爆発した。犠牲者に関する情報はな
い。
その数時間前、イラクでは2件の攻撃があり、数人が死亡した。北部のアルビルで
は内務省前で車が爆発し、その際犯人のほかに、警官2人、通行人1人、13歳の少
女が死亡した。100人以上が負傷した。米軍の情報によれば、そのしばらく後、バ
グダッドの北約100キロのサマラ市近郊で、道路わきにあった爆薬が爆発し、米兵
3人が死亡した。

     その他のニュース

テロの警告 フランス米国路線を運行中止

(パリ)攻撃を受ける可能性があるとの警告が出たため、エール 
フランスのロス アンジェルス行きの6便の運行が中止された。こ
れは仏内務省が数人の閣僚と共に下した決定である。これは12月
24日と25日に運行予定であったものである。在パリの米大使館は
フランス政府に対して、この警告を伝えていた。クリスマスの時期
にはテロが行われる危険があるため、特にイラン、トルコおよびヴ
ァティカンは、安全確保の対策を強化する、と発表していた。

ラオ 社会との連帯を呼びかける

(ベルリン)連邦大統領ラオは、ドイツの人々に対してさらなる連
帯と社会貢献を呼びかけた。恒例のクリスマス演説で彼は、人間の
交流が閉塞状況に落ち込むことがないよう、社会的活動をますます
工業の基準に合わせたものにすることがないように、と警告した。
また彼は、ドイツの変革を根本的なものにするべきである、と述
べ、産業および福祉政策の改革が始まっていることを賞賛した。政
府と与党の間で成立した妥協を過小評価してはならない、と述べ
た。またラオは、ドイツ兵と支援隊が外国へ派遣されていることも
評価し、彼らが平和、人権、テロおよび暴力からの保護のために行
なっている努力は賞賛に値する、とも述べた。

パレスチナとイスラエルの首脳会談集会中止

(ラマラ、ガザ)パレスチナ首相コレイは、最近イスラエル軍の流
血の攻撃に対抗して水曜日に実施を計画していた、イスラエル首相
シャローンとの会談を中止した。これをラマラにあるコレイの事務
所が確認した。死者9人を出した大規模な手入れの後、イスラエル
軍はガザ地区にあるパレスチナ難民収容所ラファに再び侵攻した。
40人を越える負傷者も発生した。一方パレスチナの治安維持部隊
は、急進派は流弾と銃器を用いて、イスラエル兵と交戦した、イス
ラエルによる軍事的攻勢としてはここ2カ月間で最も多くの血を流
すものになった、と発表した。国連事務総長アナンはイスラエルを
厳しく非難し、同軍は「極端なほど攻撃的」な行動を取り、占領軍
としての保護義務を放棄した、と述べた。




12月25日(木)

テル アヴィヴで自殺攻撃 ガザ地区では空爆

(エルサレム、ガザ)イスラエルでは約2カ月半ぶりに自殺攻撃が行なわれ、テル
 アヴィヴ近郊のバス停で、少なくとも4人が死亡した。イスラエル警察は、この
攻撃の犯人も死亡した、と発表した。その他重傷者を含め、16人も負傷した、と
のことである。イスラエル国防省はこの攻撃後、パレスチナ人居住区に全面的な外
出禁止令を出した。パレスチナ人組織パレスチナ解放民族戦線が、この自殺爆弾攻
撃の犯行声明を出した。イスラエル空軍の空爆がガザ地区で自動車を狙って行なわ
れたが、病院の情報によれば、この少し前、イスラム聖戦の軍事面の指導者が殺害
された、とのことである。その他に少なくとも4人のパレスチナ人が死亡し、7人
が負傷した。

     その他のニュース

ベナンで飛行機墜落 死者少なくとも60人

(コトヌー)アフリカ西部のベナンの湾岸で飛行機が墜落し、少な
くとも60人の乗員が死亡した。犠牲者の多くはレバノン人で、墜
落したのはレバノンの航空会社UTAのチャーター機で、目撃者の情
報によれば、首都コトヌー空港を離陸直後に海に墜落した、とのこ
とである。コトヌーの飛行場の従業員は、同機は試運転中に問題が
あった、このボーイング727型機は約140の乗客を乗せ、建物に突
っ込んだ後、大西洋に墜落した、と述べた。多くの乗客はクリスマ
ス休暇を自宅で過ごすことを望んでいた。ベナンには大きなレバノ
ン人の社会がある。

パキスタン大統領 再び攻撃を受けるがかろうじて逃れる

(イスラマバード)パキスタン大統領ムシャラフはこの2週間で2
度目となる攻撃を受けた。彼は爆弾による攻撃を受けたが、かろう
じて逃れた。ムシャラフはラワルピンディで護衛つきの自動車に乗
っていたところ、自動車爆弾による攻撃を受けた。この事件で死者
は14人、負傷者は46人である。ムシャラフ自身は怪我をしていな
い、と政府は発表した。その後彼は国営テレヴィで、テロリストと
急進派がこの犯行を行なった、と述べたが、それ以上精確なことに
は言及しなかった。ムシャラフは12月14日にも、ラワルピンディ
で護衛つきの車に乗っているところを攻撃され、その時も危うく難
を逃れていた。当局はイスラーム急進派がこの攻撃の背後にいるも
のと推定している。これらの急進派は、米国が主導している国際テ
ロ組織対策を、パレスチナが支援していることに反対している。

中国の天然ガス採取場で毒ガス 死者190人を越える

(北京)ガス採取のため南西中国で穴を掘る作業中に致死性のガス
が噴出し、190人以上が死亡した。当局は死者の数はさらに増える
のではないか、と見ている。当初の予想では、4千ないし5千人が
化学物質に対する応急手当を受けた。周囲5キロの地域から3万人
を越える人々が安全な地域に避難した、と国営通信新華社は発表し
た。この事故は重慶の北東で起きた。彫った穴から高圧のガスと硫
黄を含む水があふれ出してきた、と報道された。中国大統領胡は現
地当局に、救出作業と避難民の収容を行なうよう求めた。独大統領
ラオと首相シュレーダーは中国政府と犠牲者の家族に弔意を伝え
た。




12月26日(金)

イランで地震 死者数千人

(テヘラン)イラン南東部で大地震が起こり、犠牲者数は刻々と増えている。バム
市周辺の地震が起きた地域からの最新情報では、死者は15,000人に上る、とのこ
とである。負傷者は1万人を越え、うち多くは深刻な状態である。イラン政府の危
機対策会議の後、大統領モハメド ハタミは、全土に地震の犠牲者を援助するよう
に呼びかけ、人口数8万人の長い歴史を持つバム市の旧市街を襲った地震は、国を
揺るがす悲劇である、と述べた。同国政府は国民に3日間喪に服すよう呼びかけ
た。バム市は爆撃を受けた後のような状況である、と報道されている。電話も、水
および電力の供給も止まっている。震源の地震の強さは、少なくとも6.3で、絹の
道のそばである。

     その他のニュース

連邦政府 イランに支援団派遣

(ベルリン)連邦政府は火曜日のうちに、イランで地震が発生した
地域に向け災害救助団を派遣する方針である。夕刻のうちに支援隊
員と支援物資を積んだ飛行機が、フランクフルトから地震地域に向
かって出発する、と外務省は発表した。同機は技術支援の専門家
と、ドイツの支援組織の協力者をイランに運ぶことになっている。
その他、医薬品、毛布、衣服等の物資、と捜索犬も被災地域に運ば
れる。緊急支援の第一弾として、連邦政府は50万オイロを準備し
ている。EUは80万オイロの緊急支援を行なうと約束した。

イラク 米兵に対する攻撃続く

(バグダッド)イラクではバクバ地域で爆弾と榴弾の攻撃があり、
合わせて米兵4人が死亡し、5人が負傷した、と米軍は発表した。
バクバは首都バグダッドの北東約60キロにある。また金曜日には
バグダッドの南約100キロにあるヒラで、自動車が地雷を踏み、ポ
ーランド兵2名が重傷を負った。また占領軍指令部にミサイル攻撃
が加えられた件に関して、米兵は容疑者5人を逮捕した。木曜日に
は司令部近くの駐車場にミサイル2発が打ち込まれたが、大きな損
害は出なかった。その他に、大使館と西側諸国からの客が滞在する
ホテルが攻撃を受けていた。

交通相 高速道通行料徴収を1月末まで延期

(ベルリン)連邦交通相シュトルペは、トラックの高速道路通行料
徴収開始を再び延期し、1月末とすることに賛成した。同省広報は
その理由として、新たな提案が行なわれたことを挙げた。通行料金
徴収を担当するトール コレクト社側では、開始時期と補助金の支
払いについて動きがあるため、開始の時期を1月末まで延期する、
とも述べた。同省は、契約解消に関しては保留している。トール 
コレクト社側は、損害の賠償の支払いは行なわない、と強調してい
る。また新たな開始時期についても、同社は拘束を受けるつもりは
ない、とも述べた。実際の開始時期は2004年の第3四半期になる
可能性を視野に入れている。




12月27日(土)

地震に襲われたバム市から数千人が避難

(テヘラン)余震の恐れがあるため、地震で破壊されたイランの都市バムの住人数
千人が避難した。人を一杯に乗せた車で、隣の州の州都ケルマンへつながる道は渋
滞している、と被災地からの最新報道が伝えている。地震から1日以上経っても、
この地震の規模は見通しがついていない。イラン政府のこう指揮の集計によれば、
死者は約2万人である。現地の情報によれば、さらに多くの犠牲者がでた可能性が
ある、とのことである。世界各国からの救助隊がバム市の住人の救援を急いでお
り、その中にはドイツの捜索隊も含まれている。EUは緊急支援を230万オイロを
用意した。
マグニチュード6.3の地震が金曜朝、主としてバム市にある歴史的な旧市街と2千
年前に建てられた城郭を壊滅させていた。

     その他のニュース

イラクのケルベラで攻撃 死者発生

(バグダッド)イラク南部の都市ケルベラでは数回の攻撃が行なわ
れ、少なくとも13人が死亡、150人以上が負傷した。自動車爆弾、
榴弾、機関銃の銃撃による同時攻撃は、大学の敷地内にある連合軍
の基地2箇所と、交番、および市役所に向けられていた。ポーラン
ドの指揮官の情報によれば、連合軍の6人の兵士が攻撃の犠牲にな
った、うち4人はブルガリア、2人はタイ人であった。さらに病院
の情報によれば、殺害されたのは、6人のイラク人警官と1人の一
般人であった。その他、土曜日には外国の占領軍の兵士に対する攻
撃が行なわれ、モスル、ラマディ、バグダッドで死傷者が発生し
た。

EU委員会議長襲撃を受ける

(ボローニャ)EU委員会議長プロディに対して、小包爆弾による
攻撃が行なわれた。彼は北イタリアのボローニャの自宅でこの攻撃
を受けたが、負傷せずにすんだ、プロディあてに発送された本を、
彼自身が開封したところ、燃え上がった、とのことである。犯人が
誰であるかに関する情報はない。数日前同じような爆発物を、今ま
で名前を知られていない無政府主義者の組織が、プロディの自宅近
くのゴミバケツの中で爆発させていた。

新規年金受給者 健康保険の払込金額増額

(ベルリン)新たに年金を受給する人の多くに対して、来年の始め
から、財政的な負担が増加する。年金を受給し始めるにあたって、
直接保険あるいは企業の恩給金庫の支払いを受ける場合に、いかな
る場合も今後は健康保険および介護保険の払込金を全額支払うこと
になる、と報道されているが、連邦社会福祉省はこれを確認した。
今までは半額の支払いが求められていた。同省によれば、この新規
定は元本の確保に関るもので、月払いの年金の場合は今までも全額
を支払わなければならなかったが、この不公平を修正したものであ
る。この改革によって、追加生活保護費あるいは自営業者の老齢年
金を受け取っているすべての年金受給者の払込金は、2倍になる。
今まではその場合、健康保険の払込金の額は半額に抑えられてい
た。




12月28日(日)

イランの地震 生存者の可能性低まる

(テヘラン)イラン南東部での地震から2日以上経ち、瓦礫の下に生存者を見つけ
る見込みはなくなりつつある。金曜日朝に起きた地震の後、約千人が瓦礫の下から
救出された、とイランでは報道されている。公式の集計によれば、イランの南東部
にある都市バムの4分の3が破壊され、死者は約2万2千人である。負傷者約1万2千
人は今のところ、この町のある州から避難したり、治療を受けるため国内の他の地
域にある病院に運ばれた。約20カ国がイラン南部に救援隊を派遣した。イラン政
府は悪魔と名指している米国に対しても支援を求めたが、イスラエルからの申し出
は拒否した。

     その他のニュース

ドイツはイランにさらに支援を実施

(ベルリン)33トンの支援物資を積んだドイツの飛行機が、イラ
ンの地震に襲われた州ケルマンに飛び立った。同機は2万人分の医
薬品を積んでいた。外務省の情報によれば、日曜午後までには約
70人のドイツの支援組織の隊員が任務につくことになっている。
月曜日にはドイツ赤十字がイランに、病棟2つを輸送する。この病
棟は、最大4万人の患者の治療を行なう。一方政治的に緊張関係に
ある米国は、イランに対して、地震の犠牲者の支援を行なう、と約
束した。米国政府によれば、米国人の支援隊200人と70トンの医
薬品を被災地に送った、とのことである。米国は隣国イラクに現在
13万人を越える兵士を駐留させている。

イランで誘拐された自転車旅行者 解放

(テヘラン)4週間ほど前イラン南東部で誘拐された、ドイツとア
イルランドの自転車旅行者3人が解放された。彼ら全員の健康状態
は良好である、とイラン外務大臣ハラズィは発表した。彼らはよー
露ぱからネパールへ行く途中で、ノスラット アバド市近郊で誘拐
された。このアフガニスタンとパキスタンとの国境近くの地域は、
麻薬密輸の抜け道として知られている。イラン政府は公式には身代
金の支払いを拒否し、ドイツとアイルランドも、身代金を支払わな
いよう要請していた。

リビア 第1回核査察

(トリポリス)国際原発機構は、リビアの核施設の第1回査察を終
了した。首都トリポリス近郊の今まで査察が行なわれたことがない
4箇所を訪れた。同機構の総裁エル バラダイと査察団は前日リビ
ア入りしていた。8日前に同国元首カダフィは、リビアが大量殺戮
兵器の作成を断念すると発表し、核兵器流出防止条約に関する追加
議定書に署名する、と述べていた。



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