1月1日〜1月4日のオーストリアのニュース



1月1日(木)

     国外ニュース

ハイチ独立記念日に激しい衝突

ハイチでは独立200年記念の祭典が1日行なわれたが、激しい衝突
に発展した。首都ラジオの報道によれば、ゴナイーヴ市で、大統領
ジャン ベルトラン アリスティドと南アフリカ大統領タボ ムベ
キが乗っていた車の列に向かって発砲事件が起きた。ムベキに随行
していた南アフリカの兵士と、ハイチの警官が応戦した。両大統領
は無傷でヘリコプターにのって首都ポルトープランスに戻った、と
の情報がある。同地では警察と武装したアリスティド支持者が、平
和的に行なわれていたデモに流血の攻撃を加えた。朝早くからポル
トープランスでは、反アリスティドのデモが行なわれていた。警察
が大規模に投入され、両大統領が出席して式典が行なわれていた国
民宮殿に、デモ隊は近づくことはできなかった。アリスティドは繰
り返し、旧植民国であったフランスが、ハイチに対して賠償金217
億ドルを支払うよう求めていた。

     国内ニュース

シュトラサー ルーマニアの刑務所には「考慮の余地あり」

自由党所属の法務大臣ディーター ベームドルファーはオーストリ
アの資金でルーマニアに刑務所を作るという考えを持っているが、
内務大臣エルンスト シュトラサー(国民党)はこの計画は「議論
するに値する」と見ている。ルーマニアはつまり「犯罪が生まれる
地」である、とシュトラサーは新聞のインタヴューに答えた。「国
際法が許すのであれば、考慮する余地があると思う」と彼は強調し
た。国民党の法務問題の専門家マリア フェクターは、火曜日にベ
ームドルファーの提案に「驚いた」と述べ、ルーマニア人の犯罪者
の故郷へ強制退去させるために割増金を支払うことはできない、と
述べていた。




1月2日(金)


お休みしました。




1月3日(土)

     国外ニュース

カブールのローヤ ジルガ会場近くで爆弾

アフガニスタンの憲法を定めるための集会がカブールで開かれてい
るが、その会場近くで土曜日午後遅く、爆発事件が発生した。警察
組織副代表カリル アミン サダは、おそらくミサイルによる攻撃
である、と述べた。犠牲者と被害に関する報告は出されていない。
新憲法を審議しているローヤ ジルガ(大集会)が行なわれている
テントの東側にミサイルが命中した、とサダは述べた。国際平和部
隊ISAFの広報は、爆発があったことを確認したが、それ以上の情
報は明らかにしようとしなかった。

     国内ニュース

社民党も政府の新年の方針表明を批判

野党連邦社会民主党の事務長ノルバート ダラボスは、昨日再び新
聞に掲載された政府の新年の広告を、「税金の厚かましい無駄づか
いである」と批判した。彼は社会民主党が議会に提案を行なう、と
予告した。緑の党は既に水曜日に、政府はこの広告を出すことで、
会計検査院が表明している方針に反している、この広告は情報とし
て価値がないばかりでなく、その経費を納税者の負担で行なってい
るからである、と批判していた。




1月4日(日)

     国外ニュース

ウサマ ビン ラディンのものとされる声 再び放送

アラブ系テレヴィ局アル ジャジーラは日曜日、ウサマ ビン ラ
ディンの声とされる新たな録音を放送した。この声は近東和平の努
力に反対し、ムスリムに対して、イスラームの的との聖戦を続行す
るように呼びかけた。米国とその友好国は、ムスリムに対して「宗
教および経済戦争」を行なっているからだ、とその理由を述べてい
る。またイラクでは米国の占領軍との戦いを言葉ではなく、武器を
もって行なわなければならない、と述べているが、イラク元大統領
サッダーム フセインが12月13日に逮捕されたことにも言及して
いた。

     国内ニュース

連邦 各省の会計を一本化する方針

連邦はさまざまな会計課を統合し、新たに設立される組織に一本化
する方針である。大蔵政務次官アルフレート フィンツ(国民党)
は、この行政改革の措置によって、不要となる人材を削減して、業
績を集計することで、経費削減の意識を高めることができると期待
している、と述べた。新たに設置するこの会計組織は2004年中ご
ろまでには活動を開始することになる、と通信社にフィンツは述べ
た。会計分野の人員は現在の878人から、2006年までに600人へ
と減らし、約1,800万オイロを削減して、3,430万オイロの支出と
する方針である。



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