8月2日〜8月8日のドイツのニュース



8月2日(月)

パラグアイの大型店舗で火災 死者300人以上

(アスンシオン)パラグアイの首都の郊外にある大規模商店で大火災がおこり、公
式の情報によれば、少なくとも311人が死亡した。これは同国の歴史上最悪の大火
災で、負傷者も300人を越えた模様である。ベルリンの外務省によれば、死者の中
にはドイツ人2人が含まれている。パラグアイ政府は3日間の国民の服喪を遷化し
た。この事故の原因は、当初の調査によれば、食堂の厨房でガス爆発が2度起きた
ためである。火災は素早く広がった、とのことである。
この商店の所有者は、火災が起きた歳に、略奪を阻止するため、すべての出入り口
の閉鎖を命じた。彼は予備審問を受けている。

     その他のニュース

イラクの人質殺害の模様 公開

(バグダード)人質1人の殺害を写したビデオが公開され、イラン
の蜂起勢力は、外国企業に圧力が再び強まった。イスラーム系のイ
ンターネットサイトでは、トルコ人と見られる男の殺害のヴィデオ
が公開された。トルコ側は今のところこれを正式に確認していな
い。土曜日にはトルコ人のトラック運転手2人がイラクで誘拐され
た。一方シーア派の高位の聖職者たちは、イラクのキリスト教会に
対する一連の攻撃を、極めて厳しく非難し、このような種類の行為
は、イラクの統一、安定、独立を損なうものである、と大アヤトッ
ラー アリ アル フセイニ アル シスタニは述べた。また米兵
は急進派シーア派の指導者ムクタダ エル サドルの家の近くで、
彼の護衛と交戦した。病院の情報によれば、その際女性1人が死亡
した。

シュレーダーのワルシャワ演説 さまざまな議論を呼ぶ

(ベルリン)独首相シュレーダーはワルシャワ蜂起の60周年記念
中央式典で演説したが、政府とポーランド追放者連合の間で激しい
対立が起きた。ワルシャワでシュレーダーは、国外追放処分を受け
た人に対する賠償をポーランドに対して要求することを厳しく拒否
していた。被追放者連合会長シュタインバッハは、首相は自国民に
負担を強いるつもりである、と非難した。連邦政府は被追放者に対
して、このような不用意で鈍感な発言を行なって、歴史的な現実を
無視してはならないと警告し、法的な解決を要請することはない、
と述べた。主れー打破このは柘植んに関して、連立与党と自由民主
党からは賞賛を得た。第二次世界大戦中のドイツの占領に反対する
蜂起は、ドイツ国防軍によって鎮圧され、約20万人が死亡した。

スーダン軍 国連決議を「宣戦布告」と判断

(ハルツーム)スーダン軍は、国連に対する論調を強め、紛争地域
ダルフールに関する国連安保理決議を「宣戦布告」である、と評し
た。軍は最高度の警戒状態に入った、と軍広報は述べた。国連決議
に加えて、外務政務次官ミュラーは、全面的な武器の即時禁輸と国
際調査委員会の設置を求めた。また、今のところアラブ系民兵の武
装解除が行われる兆しはない、スーダン正規軍に民兵を組み込むと
の報道もある、と彼女は述べた。国連決議の中ではスーダン政府に
対して、ダルフールのアラブ系民兵を30日以内に武装解除しなけ
れば、措置を講じることになる、と述べられている。スーダン政府
は、この期日を延長するよう求めた。




8月3日(火)

テロ警戒は古い情報に基づくもの

(ワシントン)米国政府は、最近の金融機関を狙ったテロ攻撃に対する警告は、一
部は数年前の古い情報に基づくものであることを認めた。米国大統領の顧問は、テ
ロ組織アル カーイダはもともと、ニュー ヨーク、ワシントン、ニュー ジャー
ジーの建物に関する情報を2000年から2001年に集めたが、1月にもまた情報を追
加して集めていた、と述べた。テロに対する警告は、11月に行われる米大統領選
挙に関連して、政治的な意図で行なわれた、との非難が行なわれているが、故国防
衛大臣トム リッジはこれを退けた。
新たなテロの警告が行なわれたが、ニュー ヨークでは2001年9月11日の攻撃か
ら閉鎖されていた自由の女神像が観光客相手に再び公開された。

     その他のニュース

虐待問題で米兵に対する聴聞

(ワシントン)北キャロライナのフォート ブラグで米国の軍事委
員会で、イラクでの逮捕者の虐待に関して訴えられている女性兵士
イングランドの聴聞が始まった。数日間に渡って行われる調査の
後、21歳の彼女が郡司法廷で責任を問われるかどうかが決定する
ことになっている。有罪線刻画でた場合には、彼女には30年以上
の拘留が言い渡される可能性がある。彼女は、イラクのアブ グラ
イブの米軍の収容所での虐待問題に関する主要人物の一人と目され
ている。彼女が笑いながら裸のイラク人逮捕者に犬の首輪をつけて
いる写真がある。

イラクで蜂起勢力 11人を殺害

(バグダード)イラクでは新たな一連の攻撃があり、バグダードと
同国西部では少なくとも11人が殺害された。イラク国民軍6人と現
地警察署長1人、米兵4人である。一方イラクの交渉役と急進派組
織が、7人の誘拐されたトラック運転手の解放をめぐって、話し合
いを続けている。インド人3人、ケニア人3人、エジプト人1人の人
質の命運に関して信頼できる情報はない、と交渉役は述べた。

ドイツの軍用トラック 湾岸地区へ

(ベルリン)ドイツ国防軍は、アラブ首長国連邦と共に、イラク軍
再建の支援に参加する。新聞報道によれば、そのため国防軍が持っ
ている5トントラック百台を湾岸に海上輸送し、イラクが使えるよ
うにする、とのことである。また、あらかじめこのトラックはアラ
ブ首長国連邦軍によって砂漠用に改造される他、ドイツの教官がア
ラブ首長国連邦でイラク兵にトラックの扱い方を訓練することにな
っている。これに関する協定は先週、イラク首相アラウィがアブ 
ダビを訪問した際に取りまとめられた、とも報じられている。アラ
ブ首長国連邦では、ドイツの刑事がイラク警察の訓練を既に開始し
ている。




8月4日(水)

失業者数 7月としては最高記録

(ニュルンベルク)工業界が活性化していることを示す指標が出ているにもかかわ
らず、ドイツの失業者数は436万人となり、7月の最高記録を更新した。昨年と比
べて、6,700人の増加である。6月と比較した場合の増加は126,500人で、過去数
年でもっとも高い数字となっている。失業率は0.3%上昇して、10.5%である。連
邦労働紹介施設所長フランク・ユルゲン ヴァイゼは、工業界の活性化がまだ労働
市場に波及していない、と述べた。
キリスト教社会同盟エドムント シュトイバーは、連邦政府は失業との戦いに全面
的に敗北した、と叱責した。連邦政府側は、夏の始めの時点での失業者数の増加
は、予想外ではない、としている。連邦産業省は、若者の失業率ははっきり改善に
向かっている、と指摘した。

     その他のニュース

石油価格 再び上昇

(ニュー ヨーク、ロンドン)石油価格の急速な値上がりは水曜日
も続いた。ニュー ヨークの商品先物取引所では、バレル当たりの
価格は44米ドルを越えた。ロンドンでは、北海原油の値段が跳ね
上がり、一時的に40ドルの粋人を突破した。値下がりする傾向は
まだ見られない。ドイツ大蔵大臣アイヒェルは、石油価格が値上が
りすると、世界の産業の足を引っ張ることになりかねない、との懸
念を述べた。

イラクの部族の戦闘員 人質を解放

(バグダード)イラクで誘拐された外国人6人が解放された。ファ
ッルージャでは、同市で大きな勢力を持つ部族の戦闘員たちが、急
進派によって誘拐された4人のヨルダン人を解放した。この部族の
戦闘員たちが、誘拐犯の隠れ家を急襲したところ、彼らは逃走し
た、とアラブ系テレヴィ局のアル ジャジーラは伝えている。一
方、トルコ人トラック運転手はヨルダン人アブ ムサブ エル ザ
ルカウィのテロ組織によって解放された。彼らを雇用していた会社
が、イラクでの商業活動を中止する、と約束したためである。イラ
ク北部の町も擦るでは、警官と蜂起勢力が戦闘を行ない、少なくと
も12人が死亡した。

国防軍を追加派遣 アフガニスタン選挙の安全を確保

(ベルリン)国防軍はアフガニスタンに60人ほどの兵士を追加派
遣し、10月9日に初めて自由投票で行われる大統領選挙の安全確保
に参加する。兵士は9月から同国北部のファイサバードに期限つき
で派遣される、と国防省広報がベルリンで発表した。ファイサバー
ドにはこのほか、8月中旬から兵士からなるドイツの再建隊の第二
陣が仕事を開始することになっている、とも述べた。先遣隊の兵士
20人は既ににファイサバードに滞在している。連邦議会によって
最大2,250人と定められているアフガニスタン国際保護部隊に対す
る派兵は、これにより上限に達することになる。現在アフガニスタ
ン多国籍保護部隊には6,500人の兵がいるが、うち2,000人はドイ
ツ国防軍の兵士である。




8月5日(木)

アル カーイダ ロンドン空港攻撃を計画との報道

(ロンドン)報道によれば、英国で逮捕された12人のテロ容疑者の中には、ロン
ドンのヒースロー空港に対する攻撃を計画していたとされるアル カーイダの主要
人物が含まれている。「ザ タイムズ」紙によれば、準備は最終局面に入ってい
た、とのことである。容疑者はテロリストの指導者ウサーマ ビン ラーディンか
ら直接に命令を受けていた、とされている。その他には、この逮捕はパキスタン秘
密情報部からの情報によるものである、とも報じられている。CNNテレヴィの情報
によれば、米国での攻撃の準備を示す新たな情報もある。
一方米国の警察は、オルバニーの反テロ捜査局の体勢を強化する中、ニュー ヨー
ク州で2人の容疑者を逮捕した。彼らはモスクの手入れで目にとまった、とのこと
である。

     その他のニュース

米国 グアンタナーモ基地の状態に対する非難を退ける

(ワシントン)グアンタナーモで拘束されていた3人の英国人が、
組織的な虐待を受け、性的な屈辱を受けた、と非難していたが、米
国はこれを退けた。この告発は宣伝合戦である、と米海軍相イング
ランドは、キューバにある同基地を訪問した際に述べた。海軍の調
査でも国際赤十字と被拘禁者との対話でも、このような非難は確認
されなかった。人権団体は水曜日ニュー ヨークで、この被拘禁者
たちは、組織的虐待の犠牲者であった、との声明を出している、と
の報告書を提出していた。キューバのグアンタナーモ湾にある基地
では、テロ組織アル カーイダおよびアフガニスタンのタリバーン
民兵組織に属していたと見られる約585人が今なお収容されてい
る。

イラクで エル サドルの支持者と交戦

(バグダード)イラクでは米軍とシーア派の説教師エル サドルの
武装した支持者の間では停戦が実施されていたが、これは途切れた
模様である。エル サドルの戦闘員と米およびイラク治安部隊が、
殉教者の町ナジャフで交戦し、少なくとも7人の一般市民、8人の
戦闘員、米兵1人が死亡した。50人以上が負傷した、とのことであ
る。交戦の間、米軍のヘリコプターが撃墜された。操縦士2人は負
傷した。一方バグダードの南部では交番が自動車爆弾による攻撃を
受け、少なくとも5人が死亡、20人以上が負傷した。イラク北部で
はまたトルコ人のトラック運転手が射殺された。トルコ政府の情報
では、彼の遺体の身元が病院で確認された。このほか、バグダー
ド、アマラ、バスラで戦闘が起きた。

ブッシュ 巨額の防衛予算に署名

(ワシントン)米大統領ブッシュは、来年の国防予算総額4,170億
ドルに署名した。その中には、イラクおよびアフガニスタンに軍が
駐留するための250億ドルが特別に含まれている。敵も味方も、米
国が自分の意志を完遂するための手段を持っていることを疑うこと
はできない、とブッシュは述べた。来年の国防予算は7月中旬に議
会で承認されていた。この予算には兵士の賃上げの他、新たな武器
購入のための資金が組み込まれている。




8月6日(金)

出版社 正書法改革に反対

アクセル・シュプリンガー出版と報道雑誌「デア シュピーゲル」は、古い正書法
に戻る方針である。この変更はできるだけ早く行なわれる、と発表された。「南ド
イツ新聞」も新正書法を放棄する方針である。文部大臣会議は、これに驚いてい
る。他の出版社や放送局は当面静観ないしは、新正書法に従う方針である。
有力な文芸批評家マルセル ライヒ・ラニキは、若干の修正を加えたた上で、古い
正書法に賛成している。南西ドイツ放送局の番組で彼は、新たな正書法は、言葉ど
おり引用すると、「間抜け」である、と述べた。彼は特にエスツェットを全面的に
廃止することに賛成で、この規則はスイスではずっと以前から実施されている、と
述べた。

     その他のニュース

アナン 国連がイラクへの関与を拡大することを拒否

イラクで暴力沙汰が続いているため、国連事務総長アナンは、国連
の支援隊をイラクに追加して送ることに同意する気はない。イラク
の危険はあいかわらず「高い」と判断せざるをえないので、国連の
イラクでの活動は最低限のものに限定されたままにする、とアナン
が安保理に宛てた文書の中では述べられている。同国のシーア派の
拠点では、金曜日に急進派の説教師エル サドルの支持者が、2日
続けてになる戦闘を、連合国および政府軍との間で行なった。過去
数ヶ月でもっとも激しい戦闘で数百人が死亡した、とのことであ
る。通信社の報道によれば、エル サドルは、改めて停戦を行なう
ための交渉に臨む用意がある、と述べた。

ブッシュ テロ警戒発令を擁護

米国大統領ブッシュは、最近祖国防衛省が出したテロ警戒が批判を
受けていることに対して、擁護した。秘密情報部の情報に対して適
切に対応することは政府の義務である、と彼はワシントンで述べ
た。今回のテロ警戒は大統領選挙を数ヶ月後に控えた時点での政治
的な意図を持つものである、との非難がブッシュには寄せられてい
る。祖国防衛相リッジは先週末に、テロリストが米国を象徴する金
融機関を狙った攻撃を計画しており、中でも世界銀行と国際通貨基
金の建物が危険である、と発表していた。

スーダン ダルフールに関する国連行動計画を承認

スーダン政府は、国連との話し合いでまとまったダルフール地域の
紛争解決に向けた行動計画を承認した。月曜日に署名が行われるこ
とになっているこの行動計画では、国連特別使節プロンクとスーダ
ン外相イスマイルが合意していた。行動計画の中心は、ダルフール
地域のアラブ系民兵の武装解除である。その他国際支援部隊が無条
件で難民施設に立ち入る権限を得る、というものである。国連の捜
査官は、スーダン政府には残虐な行為の責任がある、と述べた。彼
女の報告書の中では、特に大量殺戮と裁判を行なわないで実施され
る処刑が公然と非難されている。




8月7日(土)

アラウィ イラクの恩赦法に署名

(バグダード)イラク移行政府の首相イヤド アラウィは、長い間待ち望まれてい
た恩赦法に署名した。同政府は、軽微な違法行為を犯したイラク人に対する刑の免
除を行なう予定である、この法律は、この種の人が一般市民としての生活に復帰す
ることを可能にするもので、殺人などの重大な犯罪を行なった人は今後も系が執行
される、と記者会見でアラウィは述べた。
その他に移行政府は、アラブ系のテレヴィ局アル ジャジーラのバグダードの事務
所の閉鎖を命じた。この命令は当面30日間に関するものである、とアラウィは述
べた。これより前イラク閣僚数人が同局は一方的な報道をしていると非難してい
た。アル ジャジーラの広報は、これは愚かな決定である、と述べた。

     その他のニュース

ナジャフでは激しい戦闘続く

(バグダード)イラクでは米軍と急進派シーア派の説教師エル サ
ドルの民兵の間の戦闘が続いている。イラク南部のナジャフでは、
シーア派の兵士がたてこもっている巡礼者の町である同市の墓地
を、米兵が占領した、との方法がある。ナジャフでは、ここ数日間
で300人以上が殺された、とのことである。バグダード郊外のシー
ア派の拠点サドル・シティデモ、再び戦闘が行なわれた。サドルの
兵士は、道路を封鎖する障害を築き、閣僚が仕事に行くのを妨害し
た。

スーダン ダルフールに対する国連の予定を承認

(ニュー ヨーク)スーダン政府は、ダルフール州での残虐行為を
終了させるための具体的な日程を承認した。外務大臣イスマイルと
国連特別使節プロンクが話し合って成立した基本合意には、月曜日
にスーダンの首都ハルツームで署名が行なわれることになってい
る。この協定では、政府は30日以内にダルフールのアラブ系民兵
の武装解除を行なう、と約束している。さらにスーダン政府の幹部
は、住民に対して安全な地域を設定し、国際支援組織によって食糧
と医薬品の配給が行なえるようにする、と約束した。

米軍 アフガニスタンの支援組織に自衛するよう忠告

(カブール)アフガニスタンで活動する支援組織の職員が最近襲撃
されているため、米軍は武装して自衛するよう助言した。安全の情
勢はかなり悪化しているため、こうした組織は攻撃の目標となって
いる、と軍広報はカブールで述べた。アフガニスタン人道支援の調
整官デベアはこれに対して、非政府組織は、武装した護衛隊をつけ
ることで安全が保障されるとの印象は持っていない、と述べた。金
曜日には、護衛つきの車両がカブールの南で待ち伏せを受けて、選
挙を支援する2人が殺害されていた。




8月8日(日)

イランの外交官 イラクで誘拐される

(バグダード)イラクの急進派がイランの外交官を誘拐した、という情報がある。
アラブ系のテレヴィ局アル アラビアが放送したヴィデオでは、誘拐されたのは、
身分証明書によればイラク南部の都市ケルベラ駐在の領事ファリドウン ジハニで
あることを示している。バグダードのイラン大使館は、同国の外交官1人が誘拐さ
れたことを確認した。犯人はイラク イスラーム軍と自称している。彼らは、イラ
ン政府に対して、イラクの問題に介入しないように警告した、とアル アラビアは
報じている。犯人側は具体的な要求をヴィデオの中では述べていない。
ジハニは、イラクで急進派の手に落ちた高位の外交官としては2番目である。7月
23日にバグダードではエジプトの外交官が誘拐され、3日後に解放されていた。

     その他のニュース

斬首のヴィデオ 偽ものであることが判明

(サン フランシスコ)アラブ系のテレヴィ局が土曜日に放送した
ヴィデオには、米国人の人質の斬首の光景が写っていたが、これは
偽造されたものであった。22歳のサン フランシスコ出身の米国
人が、友人とともに作り、インターネット上に提供したものである
ことを認めた。彼はこれは、特にインターネットの取り扱いによっ
て報道機関による情報操作が可能であることを示そうとする実験で
あった、と述べた。米国連邦警察FBIは、この若者にどんな範囲の
刑罰が適用可能か、検討している。このヴィデオの一部はアル ア
ラビアが放送していた。

アラウィ 蜂起勢力に武器の放棄を呼びかけ

(バグダード)7月初めにイラクで権力移譲が行なわれてからもっ
とも激しい戦闘が起きたため、首相アラウィはナジャフの蜂起勢力
に武器を放棄するように訴えた。急進派シーア派の説教師エル サ
ドルの兵士たちは同市の聖地から撤退しなければならない、とアラ
ウィは緊急にこの町を訪問して述べた。一方戦闘は弱まっている
が、あいかわらず散発的な銃撃戦は起きている。バグダード郊外の
シーア派の住む町サドル・シティでもあいかわらず銃撃戦が起きて
いる。攻撃は他のイラクの都市からも報告されている。一般市民を
中心として、死傷者が多いため、国連事務総長アナンは既に停戦を
呼びかけていた。国連は仲介を行なう準備がある、とアナンの広報
は述べていた。

イラク 死刑を再導入

(バグダード)イラクは死刑を再び行なうことにした。死刑は、殺
人、国内の治安を危険にさらした場合、麻薬の取り引きの場合に課
される、とイラク移行政府は発表した。その理由として、同国を攻
撃、誘拐、暴力で不安定にしようとする急進派に対する対策を取る
ために、死刑は必要である、と述べた。また死刑の再実施は、政府
の意に染まない人を処刑するための手段ではない、これはサッダー
ム フセイン時代の法律とは違う、と大臣アドナン アル ジャナ
ビは述べた。米国の占領中は死刑は停止されていた。土曜日初めて
アラウィは、恩赦法を採択していた。これにより軽微な犯罪行為で
のみ罪に問われているイラク人に、刑を免ずることを保証するもの
である。



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