2月6日〜2月7日のオーストリアのニュース



2月6日(月)

     国外ニュース

ハイチでは大統領と国会の選挙

ハイチでは火曜日に国会と大統領選挙が行なわれる。大統領ベルト
ラン アリスティドが強制的に追放され、失脚してから2年、カリ
ブの貧困国の情勢はあいかわらず極めて不安定である。約450万人
の有権者のうち、選挙人として登録されているのは350万人だけで
ある。大統領選挙には32人、130人の国会議員には1,300人が立
候補している。最も有力な大統領候補は、元大統領のルネ プレヴ
ァルである。第1回投票で、必要な過半数の票を彼が集められるか
どうかは不明である。選挙監視人数万人が、2004年のアリスティ
ド失脚以来はじめて行なわれる選挙の監視を行なう。

     国内ニュース

フィッシャーはドイツ元大統領ラオの追悼演説を行なう

連邦大統領ハインツ フィッシャーは火曜日ベルリンで、死去した
ドイツ元大統領ヨハネス ラオの追悼演説を行なう。フィッシャー
はラオとは個人的に密接な友情で結ばれていた。フィッシャーに演
説を行なってほしいという願いは、ラオ夫人から出されたものであ
る。クリスティーナ ラオの要望にフィッシャーは喜んで応じた。
彼はベルリン大聖堂での国の式典で、現在のドイツ大統領ホルスト
 ケーラーとドイツ社会民主党元党首ハンス・ヨッヘン フォーゲ
ルに続いて演説を行なうことになっている。




2月7日(火)

     国外ニュース

EU委員会は労働市場の解放を勧告

EU社会問題委員ヴラディミール シュピドラは水曜午後ブリュッ
セルで、新規EU加盟国の従業員を、以前からのEU加盟国の労働市
場に参入させることに関する報告書を提出する。これらの労働市場
は、中欧、東欧の仕事を探している人が参入することによって混乱
することはない、と当局は確言している。2002年5月1日にEUが
拡大した際には、以前からの加盟国はわずか3カ国しか労働市場を
開放しなかった。オーストリアと他の11ヶ国は、自国の労働市場
の保護に賛成する決定を下した。同委員会はこれらの国に、規制を
これ以上延長しないように勧告する方針である。

     国内ニュース

ブッシュは6月にウィーンを訪問との報道

「プレッセ」紙によれば、米国大統領ジョージ W. ブッシュは、
6月21日にウィーンを訪問する。彼にはおそらく外務大臣コンドリ
ーザ ライスが同行する、と「信頼できる情報源」からの言葉とし
て同紙は報道している。最終的な決定は数日前に下された、とのこ
とである。米国大統領府では、大統領がそもそも計画されていた
EUと米国の首脳会談のためにヨーロッパにやってくるかどうか、
検討が行なわれていた、とのことである。しばらくの間、ブリュッ
セルで会合を行なうかどうかも検討されていた。現在の情報によれ
ば、ブッシュは環状道路沿いの豪華ホテルに滞在する。ただしEU
と米国の首脳会談は、ウィーンから60キロ離れた、オイゲン王子
の狩りの拠点であったシュロス ホーフで行なわれることになって
いる。




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