5月15日〜21日のドイツのニュース



5月15日(月)

クリンスマンはW杯の中心選手に若手オドンコルを選ぶ

(ベルリン)ドイツ代表監督ユルゲン クリンスマンは、ボルシア ドルトムント
の22歳の若手ダーヴィット オドンコルをサッカー世界選手権のドイツ代表選手
に選んだ。クリンスマンはこの突然の大ニュースについて、オドンコルはとくに素
早さと意外な動きを持ち合わせており、これがティームにはどうしても欠かせな
い、と述べた。シャルクのケヴィン クラニーとブレーメンのパトリック オヴォ
モイェラは、代表に選出されなかった。まだドイツ代表の主将ミヒャエル バラッ
クの移籍も完了した。FCバイエルン ミュンヘンで4年間出場したバラックは、来
年からはイングランドのサッカーの王者チェルシー ロンドンに所属する。

     その他のニュース

政府は連邦情報局に報道関係者からの採用を禁止

(ベルリン)連邦政府は連邦情報局に対し、報道関係者をスパイと
して採用することを即時禁止した。政府広報ヴィルヘルムはベルリ
ンで、報道の自由は極めて重要な価値であるので、連邦情報局が持
つ固有の安全性という利益は、報道の自由より下位のものである、
と述べた。政府はこれによって、連邦情報局による記者の尾行問題
に初めて取り組んだことになる。以前は連邦情報局の要職にある職
員が、記者を同僚の記者にまぎれ込ませ、情報局内部からの情報漏
洩がどこで起こっているか発見し、好ましくない報道が行なわれる
のを阻止しようとしていた。火曜日には国会の監視委員会が、この
問題を取りあげる予定である。

大学勤務医はストを継続 労働契約で妥協は見いだせず

(ベルリン)ドイツの大学病院の医師たちは、2カ月以上前に始め
た抵抗活動の中で、最大のストライキを実施した。39病院の約1万
2千3百人の医療関係者が、ストを行なった、ただし緊急を要する
治療は行なわれている、と医師労組マールブルク同盟は発表した。
医者がこれほど多くの病院で一週間にわたって、ストライキを行な
おうとするのは初めてである。患者数千人が手術を待っている。妥
協はまだ行なわれそうにない。各州労働契約共同体の議長メルリン
グは、使用者側の最新の提案を上積みすることを拒否した。

ドイツは移民の子供の教育に失敗

(ベルリン)移民の子供たちはドイツでは、他の工業諸国にはほと
んど見られないほど低い教育の機会しか得られない。これは経済開
発協力機構がベルリンで発表した2003年のPISA調査の、特別評
価から解明されたことである。特にドイツで生活している第2世代
の移民は、調査が行なわれた他の16ヶ国の移民と比べて、明確に
悪い結果になっている。その原因として、経済開発協力機構の教育
部長イシンガーは、さまざまなな形態の学校があるため、生徒を早
くから区分けしてしまうことにある、と述べた。




5月16日(火)

記者尾行に関する連邦情報局の報告は公表の予定

(ベルリン)今まで極秘扱いであった、連邦情報局による記者の尾行に関する報告
書が公開される。国会の管理委員会は、この計画に関する計画を全会一致で承認し
た、と同委員会議長ノルベルト レットゲン(キリスト教民主同盟)はベルリンで
発表した。ただし最終的な決定は、来週下されることになっているが、さらに関係
者に聴取を行なわなければならない、とも述べた。元連邦裁判官ゲアハルト シェ
ーファーの報告書によれば、連邦情報局は、自分の同僚を密かに監視指せるため
に、報道関係者を狙って募集していた。これには、連邦情報局の内部で情報を漏洩
した部署を見いだすためのものであった。

     その他のニュース

ブルガリアとルーマニアはEU加盟間近 スロヴェニアはオイロ使用

(ストラスブール)ヨーロッパが経済的、政治的に一つになるの
は、期待されていたよりも困難な状況にある。EU委員会はブルガ
リアとルーマニアに対して、2007年1月1日に予定されている加盟
を前に、汚職と組織犯罪をはっきりとわかる形で抑え込むように求
めた。この圧力を持ち続けるために同委員会が、両国の加盟国とし
ての権限の一部を留保するかどうかについて発表するのは、10月
になってからにする方針である。またストラスブールのEU委員会
は、リトアニアの物価上昇率が高いため、オイロを使用させる動議
を拒否した。加盟を希望している10カ国のうち、スロヴェニアだ
けが、来年初めからオイロを使用する予定である。

アッバスはパレスチナ人居住地域が大混乱に陥る可能性を警告

(ストラスブール)パレスチナ大統領アッバスは、支援国が約束通
りに財政支援を円滑に実施しないのであれば、パレスチナ人内部に
騒乱が起きる、と述べた。支援金の支払いの中止は、パレスチナ人
居住地域を大混乱につき落とす可能性がある、とストラスブールの
欧州議会でアッバスは述べた。先週には、近東四極米、EU、ロシ
ア、国連が、資金がハマス政府の利益にならないことを条件に、パ
レスチナ人に対して試験的に資金の提供を再開することで合意して
いた。EU外務委員フェレーロ・ワルトナーは、資金の振り込みを6
月に再開できるよう全力を挙げるが、そのためにはなお技術的な問
題を解決しなければならない、と述べた。

生き残ったベスランの人質事件犯は有罪

(モスクワ)ロシア南部の都市ベスランで、331人の死者を出した
人質事件から1年半、ただ1人生き残ったテロリストは、訴えられ
たすべての点に関して有罪が言い渡された。この犯人は特に、殺
人、人質にとったこと、テロ行為で有罪が立証された、とウラディ
カフカスの裁判所は判決の理由として述べた。量刑の発表は週末に
予定されている。検察は、1996年以来ロシアでは執行されていな
い死刑を求刑していた。遺族の一部は、被告クライエフの裁判は、
人質がいた学校の建物を急襲した際に治安部隊が犯した失敗から、
目をそらさせようという試みである、と判断している。




5月17日(水)

連邦政府はコンゴへの国防軍派遣を決定

(ベルリン)連邦政府は、議論の的になっている国防軍のコンゴ派兵を決定した。
中央アフリカの同国初めての自由選挙の安全を確保するため、ドイツはEU軍の一
部として、8百人弱の兵士を派遣する。これは当初の予定より3百人ほど多い兵士
である。コンゴ派兵は、4カ月間の予定で、国防大臣フランツ ヨーゼフ ユング
によれば、その経費は約5千6百万オイロである。連邦議会はおそらく6月1日に、
この採決を行なう。
その他内閣は、国防軍のコソヴォおよびスーダン派兵の延長を決定した。

     その他のニュース

連邦情報局事件の責任者を追求

(ベルリン)連邦情報局BNDが記者を尾行した事件で、責任者の追
求が注目を集めている、キリスト教民主、社会同盟、自由民主党、
緑の党の政治家と、ドイツ記者連合djvは、この監視事件の政治的
な責任を追求した。連邦政府は、連邦情報局長ウーアラオを信頼し
ている、と述べた。一方この事件に関連する秘密報告書の公表計画
は、批判にさらされている。秘密情報部員の反テロ活動調査委員会
議長カオダー(キリスト教民主同盟)は、連邦情報局の活動が阻害
される、と述べた。

付加価値税増税は国会での最初の難関を乗り越える

(ベルリン)経済界および野党からの激しい抵抗にもかかわらず、
計画されている付加価値税の増税は、国会での最初の障害を取り除
いた。社会民主党とキリスト教民主、社会同盟が賛成して、連邦議
会の予算委員会は、来年年初から購入者税を3%増税し、19%にす
ることを承認した。連邦共和国の歴史上最大の増税に関する国会で
の採決は、金曜日に行なわれる予定であるが、これが可決されるの
は確実と見られている。大蔵省の計算によれば、付加価値税増税を
含むこの法律によって、2007年には約181億オイロが国の増収と
なる。

1万2千人の医師が再びストライキ

(ベルリン)国内の大学を持つ都市では、数千人の医師が改めてデ
モを行なった。医師労働組合「マールブルク同盟」の情報によれ
ば、39の病院の1万2千人の医師が、賃上げと労働条件の改善を求
めてデモを行なった。緊急の場合や重病の患者の治療は、ストの対
象外である。ベルリンでは連邦厚生大臣シュミットが、大学病院の
勤務医の労働契約を改善して結ぶと、健康保険制度が経費面で厳し
い状態に追い込まれる、と警告した。




5月18日(木)

公勤務の労使双方は雇用条件についての交渉を再開

(ポツダム)労働組合ver.diと各州は、10週間近くにわたる中断を経て、数ヶ月
に渡って続いている公勤務の雇用条件をめぐる対立を解消するため、交渉を再開し
た。ポツダムで行なわれる交渉の主要な対立点は、使用者側からの要求である。こ
れは、州に雇用されている約78万人が、一週間あたりの労働時間を、現在の38.5
時間から40時間に、賃上げなしで延長する、というものである。その他休暇手
当、クリスマス手当などの特別支給の減額を求めている。これに対し労組側は、
2月からストライキを行なっている。労使双方は、合意の可能性があることに自信
をのぞかせた。

     その他のニュース

電信電話会社は雇用条件をめぐる対立で調停を要請

(ベルリン)労働組合ver.diとの雇用条件をめぐる対立で、ドイツ
電信電話会社は今回は、中立の立場にある人の調停に賭ける。同社
は調停を要請し、そのため現在は(ストを回避する)平和維持の義
務が生じている、と同労組交渉代表シュレーダーはベルリンで述べ
た。今までに2万5千人の職員が参加していた警告ストは、中止さ
れる、両者は中立の調停者を決めるべく努力している、とも語っ
た。ドイツの11万人の電信電話会社の職員の新たな雇用条件をめ
ぐる交渉は、先週末に実施が予定されていた。

ショイブレはハイエの極右に対する警告を批判

(ベルリン)サッカーワールドカップを前に、元政府広報ハイエ
は、ドイツ東部で浅黒い肌を持つ観光客に対して右派急進勢力によ
る暴力が起こる可能性がある、と警告したが、連邦内相ショイブレ
は、この警告を「短絡的」であると批判した。ハイエが表明した懸
念が生じる下人は確かにあるが、この発言はこの問題にはふさわし
くない、とショイブレは述べた。社会民主党会派長シュトルック
は、ハイエの発言は「役に立たない」と述べた。一方警察労組会長
フライベルクは、右派の暴力が増加していると指摘した。緑の党党
首ロートもハイエの発言を支持した。

VdKは年金政策の方針転換を要請

(ベルリン)連邦首相メルケルは、社会的市場経済の安全を図るこ
とに賛成である、と述べた。同時に社会福祉国家には変革も迫って
いる、とも社会福祉連合「戦争被害者、遺族、年金生活者連合」
VdKの会議の席上で彼女は述べた。同福祉連合は、連邦政府の年金
政策の方針を修正するように求めている。連立協定によれば、年金
の財源に対する連邦からの補助金は、今までほどの額にはならない
ことになっている。これが実施されれば、払込金の値上げあるい
は、年金の減額につながりかねない、とどう服し連合会長ヒルリン
ガーは述べた。




5月19日(金)

各州の公勤務従事者の雇用条件に関する対立は解消

(ポツダム)各州の公勤務従事者の雇用条件に関する対立は、14週間ぶりに解決
した。紛糾した話し合いを経て、各州と労働組合はポツダムで、労働時間と給与問
題に関して、合意に達した。この合意の内容は、州あたりの労働時間を現在の
38.5時間から40時間弱へ増やし、州と給与に応じて時間に差をつける、というも
のである。この雇用に関する契約は、16の州のうち14州で働く80万人に関する契
約である。

     その他のニュース

連邦議会は問題となっている付加価値税増税を承認

(ベルリン)連邦共和国の歴史上最大の増税は、議決された案件と
なった。連邦議会は、大連立の賛成多数で、付加価値税を2007年
1月1日から、現在の16%から19%へと増税することに賛成した。
野党と経済界はこの増税を批判し、景気上昇に水をさすのではない
か、との懸念を述べた。連邦蔵相シュタインブリュックは、この法
律はつらいものではあるが、必要なものでもある、と述べた。増収
は主として国家財政の健全化に使われることになっている。同時に
雇用保険の率は6.5%から4.5%に下げられた。連邦参議院は6月中
旬に採決を行なうことになっているが、可決は確実視されている。

政府はコンゴ派兵に対する疑問の声と論争

(ベルリン)連邦政府は、異論も出ている国防軍のコンゴ派兵に、
強く理解を求めた。外相シュタインマイアーは連邦議会で、コンゴ
を安定させることが、中央アフリカ全体が再び破壊と戦争に陥らな
いようにするための唯一の策であり、数十年ぶりの自由選挙の安全
を確保することに失敗すれば、新たな難民の波が起きる可能性があ
る、と述べた。野党緑の党は、人道面の理由から派兵には賛成して
いるが、政府を「卵ダンス(難局を乗り切るための策略)」を踊っ
ている、と批判した。自由民主党は、政府は派兵を専門家にあるま
じきやり方で用意した、と批判した。連邦議会で、7月1日の派兵
が承認されるのは確実視されている。

医師数万人が昇給を求めてデモ

(ベルリン)過去最大の抗議活動と診療所閉鎖を行なって、4万
3千人を越える医療従事者が全国で、大連立政府の健康に関する政
策に反対して、デモを行なった。同時に約1万2千人の大学病院や
州立病院に勤務する医師は、ストを続行した。ドイツ医師同盟ハル
トマン同盟の情報では、連邦各地では5万件以上の診療所が閉鎖さ
れた。医師側は、特に昇給と労働条件の改善を求めている。その他
彼らは、平日診療に対する国の取り締まりが増えていることおよび
健康保険の支出削減に反対している。




5月20日(土)

マールブルク同盟「医師のストを続行」

(マクデブルク)大学病院に勤務する医師たちは、各州の公勤務従事者が雇用条件
に関して合意に達した後も、ストライキを引き続き行なう意向である。1週間の中
断を経て、5月29日に再びストを再開する、とマールブルク同盟会長フランク モ
ンゴメリーはマクデブルクで述べた。その理由として彼は、同労組は、大学診療所
および州立病院に勤務する医師は契約の締結を拒否していることを挙げ、今後も医
師特別の雇用契約を結ぶことを求める、と述べた。モンゴメリーのこの発言は、使
用者側および労働組合ver.diの要請に対する反応である。
ver.diのと公務員同盟の協約交渉委員会は、この妥結に賛成した。ただし公勤務の
ストライキは、今後1週間ほど続けられる。その後、ver.diでは加盟者の直接投票
が行なわれることになっている。

     その他のニュース

社民党若手は政府の税金政策を批判

(ザールブリュッケン)社会民主党の若手党員は、ザールブリュッ
ケンで連邦会議を開き、連邦政府の税金政策を厳しく批判した。蔵
相シュタインブリュックを交えた白熱した議論の中で彼らは、金曜
日に連邦議会で可決された付加価値税の3%増税を批判し、これは
収入の低い人たちを直撃するという点で、反社会的である、と述べ
た。社会民主党若手党員会会長ベーニングは、財産にかける税金を
増やすように求めた。これに対しシュタインブリュックは、政府の
税金政策を擁護し、財政は支出削減だけではもはや健全化できな
い、と述べた。

憲法擁護報告によればネオナチの数は増加

(ベルリン)ドイツ国内のネオナチおよび暴力を厭わぬ極右の数
は、昨年増加した。これは、月曜日に連邦内相ショイブレに提出さ
れる2005年の憲法擁護庁の報告書に記載されている。この報告に
よれば、憲法擁護庁は2004年には3千8百人だったネオナチの数
が、昨年は4千1百人に増加し、暴力を厭わぬ極右の数も1万人から
1万4百人に増加した、と記録している。

ベルリンでトルコ系の政治家が襲撃を受ける

(ベルリン)ベルリンでは外国人を敵視する襲撃事件が起こり、民
主社会党系左派党のトルコ系の政治家が重傷を負った。警察の情報
によれば、56歳のサヤンが金曜日夜に、若者2人から外国人を敵視
する言辞を弄する侮辱を受け、その後殴り倒された。この際サヤン
は頭部に負傷を受けた。殴った側は、見とがめられずに逃走した。
この暴力事件は、ベルリンでネオナチの活動の拠点となっていると
見られるリヒテンベルク区で起きた。サヤンは民主社会党系の左派
党会派に属する移民政策の専門家で、ベルリン市議会議員である。




5月21日(日)

首相メルケルは中国に到着

(北京)連邦首相アンゲラ メルケルは、ほぼ2日間にわたって会談を行なうため
に、中国入りした。ワシントンとモスクワを公式訪問した時同様、イランの核政策
をめぐる対立が大きな部分を占めるが、それ以上に燃料資源の安定的な確保のため
の長期戦略と経済関係の拡大が、重要な議題である。メルケルには40人の経済代
表団が同行しており、最大で20の協定の署名することになっている。ドイツが参
加している上海のトランスラピートの路線の拡張に関する契約も結ばれるかどうか
は、今のところ未定である。首相温によれば、メルケルは国家と党の長である胡と
も会談する。
中国市民団体の代表との会談で、メルケルは人権問題を強調する可能性もある。

     その他のニュース

会計検査院はハルツIV法は重大な欠点を持つとの見方

(ベルリン)連邦会計検査院は、労働市場改革に関するハルツIV
法は実施にあたって、大きな欠点を持っている、と指摘した。失業
が不必要なまでに長くなり、支出削減の可能性は全面的に追求され
ていない、と連邦議会に提出する40頁の報告書の中で会計検査院
は述べている。仕事を紹介する際に検査官は、重大な不備を補って
おり、現行の制度は支援の必要性が生じないようにしたり、支援期
間を短縮するためには十分ではない、とも述べられている。会計検
査院の批判は、(失業者が公共ために働くと1時間あたり1ないし2
オイロを得られる)1オイロ職にも向けられている。この仕事は、
公の利益にならないだけでなく、助けることにもならず、競争をゆ
がめている、と指摘している。

「飢餓を防止する行進」100カ国以上で実施

(ローマ)全世界で数十万人の人が、国連の呼びかけに応じて、飢
餓を防止する行進に参加した。今回のデモは100を越える国々で、
70万人以上が参加した、との報告を受けている、と国連世界食料
計画は発表した。毎年行なわれるこの催しの目的は、飢えに苦しむ
子供たちの運命を理解させ、学校給食のための寄付金を集めること
である。飢餓を防止するための行進は、オークランド、ジャカル
タ、ダッカ、モスクワ、プラハ、ローマ、リスボン、ナイロビなど
の大都市を中心として行なわれた。最大の者は8万人の子供が参加
したレバノンのモンロヴィアでのものであった。

独外相「湾岸諸国は核をめぐる対立で仲裁を行なう方針」

(サラーラ)ドイツ外相シュタインマイアーによれば、湾岸諸国は
外交的な努力によって、イランの核計画をめぐる対立を解決するよ
うに乗り出す意向である。クウェート政府との会談後、シュタイン
マイアーは湾岸協力評議会が、交渉団をテヘランに派遣する計画を
立てている、と述べた。シュタインマイアー(社会民主党)は6日
間に渡る湾岸諸国訪問の2つ目の滞在地オマーンで、イラク新政府
にドイツがさらなる支援を行なうと約束した。彼はドイツ企業に対
して、穏健な石油産出国に対する投資を、今まで以上に強めるよう
に訴えた。




今日のニュースへ

過去のニュース(目次)へ inserted by FC2 system