10月23日〜29日のドイツのニュース



10月23日(月)

ハンガリー蜂起50周年に抗議活動が暗い影を投げかける

(ブダペスト)ハンガリー民衆蜂起50周年記念式典には、野党の暴力的な抗議活
動で、暗い影が落ちた。首相ジュルチャーニ フェレンツの辞任を求める数千人の
デモ隊に対し、警察はゴム弾と催涙ガスで対応した。その際数人が負傷した。右派
で国民主義の野党の指導者オルバン ヴィクトルは数万人の支持者を前に、社会党
政権の改革の方針に反対する国民発議を行なう、と予告した。ドイツ大統領ホルス
ト ケーラーを含む欧州各国の首脳は、これより前に国会で行なわれた記念式典に
出席していた。ハンガリー民衆蜂起は1956年、スターリン体制に抗議して発生し
たが、数日後ソ連軍によって流血の事態となって鎮圧された。

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イラク政府「治安部隊により厳しい措置を取らせる」

(バグダード)イラクでは暴力が激しさを増す中、政府は治安部隊
に対し、急進派および蜂起勢力に対してより厳しい措置を取るよう
に指示した。治安部隊は法律違反が行なわれようとする場合には、
必ず対処すべきである、と同国政府は発表した。その直前に当局は
シーア派が主流であるイラクの南部の都市アマラに、外出禁止を科
していた。この町では最近シーア派民兵と警察が衝突し、25人ほ
どの人が死亡していた。一方副首相バルハム サリフは、同盟国に
平静を保つように計画した。ロンドン訪問中の彼は西側諸国に、イ
ラクを見捨てることがないように、と注意を促し、今後も外国の部
隊が欠かせない、と述べた。

アフガニスタン警察の建て直しに関して新たな協定

(ベルリン)ドイツはアフガニスタン警察の建て直しのために、積
極的に中心的な役割を果たす期間を延長する。連邦内相ショイブレ
とアフガニスタン内相モクベルはベルリンで、これに関する協定に
署名した。ショイブレは、警察の再建によって、民主的な国家体制
を作ることに対するアフガニスタン国民の信頼を高め、テロ組織の
温床を壊すことに貢献する、と述べた。内務省の発表によれば、ド
イツは2002年以来、約7千万オイロをアフガニスタン警察の建て
直しに調達している

オルメルトはイスラエル政府に国民主義政党を取り込む

(エルサレム)イスラエル首相オルメルトは、国民主義政党「我ら
の家イスラエル(イスラエル ベイテイヌ)」からの国会内で支持
を受けることを確実にした同党首リーベルマンは、副首相と戦略的
危機担当相に就任する、とオルメルトはリーベルマンとの会談後に
述べた。リーベルマンの職務の範囲には「イラン問題」も含まれ
る。オルメルトは、連立協定案は火曜日に確定する、と期待してい
る。一方イスラエル兵と武装パレスチナ人がガザ帯状地帯のベト 
ハヌンで銃撃戦を行ない、少なくとも7人のパレスチナ人が射殺さ
れた。




10月24日(火)

社民党とCDU/CSUの会派は健康保険制度改革に賛成

(ベルリン)大連立に参加している両党の会派は、広い範囲の賛成で、健康保険制
度改革に関する法案を支持した。社会民主党とキリスト教民主、社会同盟は、再び
修正した案を即時連邦議会に提出することを決定した。この改革は4月1日に発効
することになっている。連邦医師会は、この措置は診療を受けるまでの待機期間が
長期になりかねず、医療の割り当て制度につながるとして、この改革の中止を求め
た。保険医師会会長アンドレアス ケーラーは、この提案は健康保険組織の財源不
足を常態化するものである、と述べた。厚生大臣ウラ シュミットは、健康保険加
入者は全員、急いで解約を通知することで、反対意見も出ている健康保険組合に対
する追加加入料の支払いを回避することができる、と約束した。

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ケーラーは航空安全確保の民営化に反対

(ベルリン)連邦大統領ケーラーは、ドイツの航空安全確保を民間
に任せることを中止させた。彼は、これに関する法律は憲法違反で
あるとして、署名を拒否した。大統領府の発表によれば、ただしこ
の決定は国の業務の民営化そのものに向けられているわけではな
く、民営化は憲法に則って行なわれなければならない、と彼は強調
した。これを受け連立政府の政治家は、法律修正に向け努力するつ
もりである、と予告した。連邦政府も、この方針は変えない、と強
調した。この民営化は10億オイロの利益をもたらす、とされてい
る。

連邦裁判所の判決で社会保険の義務の回避が容易に可能に

(カールスルーエ)連邦裁判所の判決により、ドイツの企業は虚偽
の契約を結ぶことで、高額なドイツの社会保険の払込金の支払いを
回避することがより容易になる。この判決によれば、使用者側は従
業員が外国で子供され、一時的にドイツに派遣されていると偽装す
ることによって、支払いを行なわなくても罰せられることはなくな
る。その前提となるのは、使用者側が外国の社会福祉当局発行の
EU内で雇用されていることを示す証明書を呈示することである。
具体的には、ミュンヒェンの建築会社が、労働者をポルトガルの企
業から形式的に雇い入れていたが、その社会保険の掛け金はドイツ
のほぼ半額であった事例がある。

連立内閣は年金の受給開始を67歳とすることで合意

(ベルリン)大連立政府は、最終的に年金の受給開始を67歳とす
ることで合意した。連邦社会福祉大臣ミュンテフェリングが、ベル
リンで詳細を発表した。それによれば、2012年から年金受給開始
年齢は、段階的に現在の65歳から67歳に引き上げられる。45年間
加入料を支払った人は、今後も減額なしで65歳から年金を受け取
れる。連邦首相メルケルは、これは年金を未来も確実なものにする
ために重要な措置である、老後の人生が長くなり、出生数が減少す
る見込みであることを考えると、今後生まれてくる人たちに長期間
財源を確保できる基盤を持つ年金を作り出しておかなければならな
い、と述べた。この法律はクリスマス前にも、連邦議会に提出され
ることになっている。




10月25日(水)

アフガニスタンで死者が冒涜された可能性を示す初めての証拠

(ベルリン)ドイツ国防軍は、ドイツ兵によってアフガニスタンで死者が冒涜され
たことを示す初めての具体的な証拠を追っている。容疑者2人を尋問した、と統合
幕僚長ヴォルフガング シュナイダーハンは述べた。ドイツ首相アンゲラ メルケ
ルは、厳しい措置を取るように求めた。「ビルト」紙で発表された写真を彼女は衝
撃的で忌まわしい、と評した。この写真には、これに関連したとされるアフガニス
タン保護部隊のドイツ兵が写っており、彼らはその何枚かで、冒涜的な態度を取っ
て、死者の頭蓋骨と共に写っている。国防大臣フランツ ヨーゼフ ユングは、こ
の事件を厳しく究明する、と予告した。
国防軍の元統合幕僚長クラオス ナオマンも、衝撃を受けていると述べ、このよう
な行為に言い訳はない、とドイッチェ ヴェレに述べた。

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レバノン沖への海軍派遣で突発事態

(ベルリン)レバノン沖へのドイツ海軍の派遣を開始してから数
日、突発事態が起きた。イスラエルの戦闘機が国連軍に属するドイ
ツの船舶の上で2発を空に向けて発射した、と国防省はベルリンで
確認した。ミサイル迎撃隊も銃撃され、この事件の調査を行なう、
とのことである。この事件が発生した原因は不明である。

政府は国防軍の国内への派遣を可能にする方針

(ベルリン)連邦政府は憲法を修正し、問題となっている国防軍の
国内派遣を可能にする方針である。安全保障政策に関する新たな政
府報告の中で、これが明らかにされた。この白書によれば、国内の
安全確保は、連邦および各州の担当する官庁の過大であることは変
わりがないが、反テロ活動を行なう場合には、今後は軍の投入も可
能になる、とのことである。内閣は戦略を定める文書の採決を行な
って、ドイツ兵の国外派遣の枠組みも明確にした。閣議はその他、
国防軍の反テロ戦争「不朽の自由」への参加期間延長も決定した。
これには、アフリカの角での海軍の活動およびアフガニスタンへの
精鋭部隊KSKの派遣が含まれている。

健康保険制度改革は最初の障害を乗り越える

(ベルリン)問題となっている健康保険制度改革は、最初の重要な
障害を取り去った。数ヶ月にわたる大連立政府の中での対立を経
て、連邦内閣は関連する法案を採択した。厚生大臣シュミットは、
国民はこの改革を支持してくれると思う、との自信を表明した。多
くの健康保険連合と野党代表は、改めてこの措置を批判した。この
改革で連邦政府は、健康保険の財源を新たに規定しなおし、より競
争的なものにする方針である。この法案は金曜日に連邦議会で始め
ての審議を行なうことしている。2007年4月1日にこの法律は発効
することになっている。




10月26日(木)

兵士の問題の写真はおそらく特殊な事例ではない

(ベルリン)ドイツ兵がアフガニスタンで取った写真をめぐる事件は、拡大してい
る。民間放送RTLは、死者を冒涜する態度を取っているドイツ軍の兵士の写真をさ
らに公開した。これらの写真は、水曜日に公表された写真よりもさらに最近の日付
のものである、と同局は発表した。「ライプツィヒ国民新聞」は、国防軍内部の情
報として、アフガニスタン部隊ISAFの兵士たちは数回に渡ってカブール近郊の墓
地で、無気味な写真を撮っていた、と報じた。ポツダムの検察の発表によれば、こ
の事件に加わったのではないかとの容疑で、アフガニスタン保護部隊のドイツ兵
7人に対する捜査が行なわれる。

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イスラエルはレバノン上空を軍機が飛行することにこだわる

(テル アヴィヴ)国際的批判にもかかわらず、イスラエルは隣国
レバノン上空で軍用機を飛ばし続ける方針である。この飛行は安全
確保の対策である、とイスラエル国防省ぺレズはEU主席外交官ソ
ラナとの会談後のベア。イスラエル空軍との突発事態で、レバノン
沖合いにいたドイツ海軍の活動に障害が出ている。国防軍は、イス
ラエル軍機がドイツの艦船の上空で射撃を行なった、との主張を変
えていない。イスラエル軍は、ドイツ海軍を狙って発砲したのでは
なく、挑発する意図もなかった、と主張した。

国防軍の国内への投入で合意

(ベルリン)連立与党は原則的に国防軍を国内に派遣することで合
意した。連邦議会では安全保障政策に関する報告書に関する議論で
は、国防大臣ユングは、空や海からのテロ攻撃が行なわれる場合な
どには、憲法修正によって。この種の軍の派遣が法的に可能にな
る、と述べた。社会民主党会派副代表、コルボフは同党が基本法の
なかで明確化することに賛成する、との方針を示した。

国防軍はブルガリアとルーマニアのEU加盟を承認

(ベルリン)連邦議会は賛成多数で、ルーマニアとブルガリアの
EU加盟を承認した。この法律批准に反対したのはわずか12人の議
員だけで、その他10人が保留した。所属する会派を越えてこの両
国に対しては、EU委員会が指定している法務分野などでの不十分
な点を、2007年1月1日の加盟までに取り除くように、との要求が
伝えられた。




10月27日(金)

ユングは冒涜写真の兵士2人を停職にする

(ベルリン)国防軍の兵士がアフガニスタンで、死者を冒涜する行為を行なった疑
いが新たに出ているため、国防大臣フランツ ヨーゼフ ユングは、初めて対策を
取った。キリスト教民主同盟に所属する政治家である彼は、兵士2人を停職にし
た。彼らは、2003年に起きた死者の冒涜事件の責任を問われた6人の兵士の一部
であった。他の4人は現在、国防軍に所属してはいない。新たに発覚した2004年
の事件では、容疑者3人が捜査を受けている、と国防相は発表した。
「ビルト」紙は、土曜日に発行される新聞の中で別の問題の写真を発表する、と予
告した。同紙には、アフガニスタンのドイツ兵が、遺体の一部を身の毛もよだつよ
うなやり方で扱っている姿が写っている写真が、十数枚寄せられている、との情報
がある。

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NATOはアフガニスタン攻撃で一般市民が死亡したことを確認

(カブール)NATOが指揮する国際アフガニスタン部隊ISAFは、
タリバーンの戦闘員らしき者たちを狙った火曜日の空爆で、一般市
民12人が死亡した可能性があることを認めた。犠牲となった市民
の数は、さらに増える可能性がある、とNATO広報は発表した。ア
フガニスタン当局の代表は、NATOの攻撃では、最大85人の死者が
出た可能性がある、と発表した。またアフガニスタン南部の州ウル
スガンでは、襲撃が行なわれ、一般市民14人が死亡した。

連邦海軍ではレバノン派兵をめぐって対立

(ベルリン)レバノンでの国連の平和維持任務の枠組みの中で、ド
イツ海軍を派遣する権限をめぐって、政府と野党の間でさらに対立
が生まれている。国防相ユングは、ドイツの軍艦の移動の自由は制
限されていることを認め、レバノン政府の承認がない場合には、他
の艦船を追いかける、あるいはヒズブッラー民兵に対する武器密輸
の具体的な疑いがある場合にのみ、湾岸6マイルの地域には入りる
ことが認められる、と述べた。同時に連邦政府は、間違った情報を
流して、レバノンでの任務に関する国会の賛成を取りつけた、との
批判を否定した。

連邦議会で健康保険改革をめぐって応酬

(ベルリン)健康保険制度の改革をめぐる連邦議会の審議の冒頭
で、連立与党と野党は激しい応酬お行なった。厚生大臣シュミット
は、高い価値をもつ健康維持のための体制を今後もドイツで確実に
実行するためのよい土台となる、としてこの計画を擁護した。自由
民主党、緑の党、左派党は、保険加入者の負担となる値上げ、およ
び給付の低下は避けるように、と警告した。キリスト教民主、社会
同盟と社会民主党によれば、健康保険の改革に関する法律は、
2007年4月7日に発効することになっている。新たな健康保険基金
は2009年初めに開始される予定である。




10月28日(土)

連邦蔵相は新規国債発効をおさえる方針

(ベルリン)連邦の今年の記録的に高額の新規の負債は、税収増が見込まれるた
め、予定よりも少なくてすむ模様である。負債の総額は、今まで見積もられていた
380億オイロよりも、はっきり少なくなる、と連邦大蔵省はベルリンで発表した。
「シュピーゲル」誌の情報によれば、大臣ペーア シュタインブリュックは、新た
な負債を290億オイロに抑え込む方針である。

     その他のニュース

核のゴミがロシアに空輸

(ザルツギター)約2百キロの高濃度に濃縮されたドイツのウラン
が、年内に飛行機でロシアに運ばれることになった。ザルツギター
の連邦放射線防御局は、これに関する新聞報道が正しいことを確認
し、予定の輸送が安全に行なえることを確認している、との情報が
ある。この核物質は、ドレスデン近郊のロッセンドルフの旧東ドイ
ツの核研究施設で出たものであって、古い反応炉および核燃料を含
んでいる。ロシアのポドルスク核研究所で、この核のゴミは再び利
用可能なものとされ、核物質の循環に戻されることになっている。
これが行なわれるのは、冷戦時代の核のゴミはもともとそれを作り
出した国に運ばなければならない、との国際協定があるためであ
る。

国防軍はイスラエルと意見の調整を行なう

(ベルリン)最近レバノン沖でイスラエル空軍との突発事態が起き
たことを受け、国防相ユングは軍事面での関係改善を目的として、
イスラエル訪問を行なう、と予告した。イスラエル国防相からの訪
問要請があった、とユングは述べた。ベルリンの国防省の情報によ
れば、数日前にイスラエルの6機の飛行機が、国際海域上で、ドイ
ツの偵察線の上を飛び、その時には銃撃を行なった。イスラエル軍
はその後、これは誤解であった、と述べていた。

冒涜的な写真問題で国防軍は将校を調査

(ベルリン)国防軍の兵士がアフガニスタンで、身の毛もよだつよ
うな写真を撮った事件で、将校がずっと以前からこの事件を知って
いたが、何の対策も取っていなかったかどうかを国防省が調査して
いる、との情報がある。「ライプツィヒ国民新聞」の情報では、国
防軍は過去数年数回にわたってアフガニスタン軍に対し、カブール
地域で死者を冒涜する行為が行なわれたかどうかについての報告を
出すように求めていた。同紙は北アフガニスタンのクンドゥスの技
術協力を行なっている会社の従業員の言葉を引用している。




10月29日(日)

ナイジェリアで100人以上を乗せた飛行機が墜落

(アブジャ)ナイジェリアの首都アブジャ近郊で旅客機が墜落し、百人ほどが死亡
した。国立病院の院長は、生存者は7人であると述べたが、BBCは4人と伝えた。
ナイジェリアのADC航空のボーイング737-200型機には、あわせて105人が乗っ
ていた。正式発表によれば死者の中には、ナイジェリアのイスラーム教徒の宗教上
の指導者スルタン ムハンマド マシドや、同国の地方政治家数人が含まれてい
る、とのことである。ナイジェリア航空局局長ハロルド デムレンは、同機はアブ
ジャを離陸した直後に、北西にあるソコトで燃えつきた、と述べた。ナイジェリア
大統領オルセグン オバサンジョは事故を究明するように命令した。

     その他のニュース

コンゴの選挙はゆっくりと進行

(キンシャサ)コンゴ民主共和国大統領の決選投票は、同国の大部
分の地域で激しい降雨のため、ゆっくりとしか進んでいない。大統
領カビラと副大統領のベムバが争っている。両候補とも決選投票前
の選挙戦では、公開の場での討論を断念していた。国連の情報によ
れば、北西部のブムバの投票所で投票用紙の不正があったとして、
暴力を行使する衝突が起こり、2人が死亡した。正式の集計結果は
遅くとも、11月19日に発表される。

国防軍はイスラエル空軍から再び攻撃を受ける

(ベルリン、テル アヴィヴ)レバノン沖合いで最近、ドイツ海軍
とイスラエル空軍の間で突発事態が起きたことを受け、両国政府は
影響をおさえるべく努力している。ドイツ国防省は、木曜夜にドイ
ツ海軍のヘリコプターが、イスラエルの戦闘爆撃機から攻撃を受け
たが、この事件は切迫したものではなかった、と発表した。イスラ
エル兵士との対決は話題にはならなかった、と国防相ユングは「フ
ランクフルト一般新聞」に述べた。イスラエル首相オルメルトは、
日曜日にも独首相メルケルと会談する方針である。彼は電話で事件
について謝罪すると明言しており、両軍の兵士間での調整を行な
う、オルメルトの広報は述べた。

国防軍の海外派遣に関して新たな議論

(ベルリン)レバノン沖で繰り返された突発事件と、アフガニスタ
ンでのドイツ兵の冒涜的な写真の問題は、ベルリンでは国防軍の国
外派遣に関する議論に火をつけた。危険をともなう海外派兵に参加
している兵士に、過大な要求をしている懸念が増大している。国防
相ユング(キリスト教民主同盟)と彼の前任者シュトルック(社会
民主党)は、冷静に対応するようにと述べた。シュトルックは、ボ
スニアとコソヴォに駐留する国防軍の数を減らすことに賛成だ、と
述べた。逆に野党緑の党と自由民主党は、今まで計画されていたよ
りも多くのドイツ兵を国外に派遣する方針を打ち出した。




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