12月25日〜31日のドイツのニュース



12月25日(月)

教皇はクリスマスの親書の中で平和を促す

(ローマ)教皇ベネディクト16世はクリスマスの親書の中で、世界各地での流血
の紛争を解決するように促した。カトリック教会の長である彼は、特に近東に平和
が持続するするよう願っている、と述べた。世界の平和に対する願いの他、教皇は
宗教と信仰が持つ価値も強調し、宇宙に進出し、遺伝的素養を解明する現代では、
人間は神なしで生きることはできない、とローマのサン ピエトロ広場で述べた。
数万人の信徒を前に教皇は、伝統に則り「ローマ内外の信徒」に祝福を与え、彼の
母国語であるドイツ語を含め60を越える言語で、クリスマスのあいさつを行なっ
た。

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司教・監督はさらなる平和と連帯を呼びかける

(ベルリン)ドイツの両教会の司教・監督は、クリスマスに世界全
体の平和と、社会内部でより大きな連帯を呼びかけた。ドイツのプ
ロテスタント教会評議会議長で監督のフーバーは、ベルリン大聖堂
で、子供たちに対する無関心を批判し、家族のためにさらに活動す
るように要請した。ドイツ カトリック司教会議議長レーマンはマ
インツで、社会の中に広がっている自己中心主義を非難した。彼
は、多くの人が物事を自分に利益をもたらすかどうかだけで判断し
ている、それに対し神は利己心を持たずに世界に生まれてきた、と
述べた。司教と監督は世界各地および近東の現在の情勢について、
不安を表明した。

ケーラー「失業率低下が2007年の最重要課題である」

(ベルリン)連邦大統領ケーラーは、さらに失業率を下げることが
来年の最重要課題である、と見ている。クリスマス演説の中で大統
領は、新たな職場が貧困および社会の分断に対する最終的な解決で
ある、と述べた。特に若者が職業に就く道を見つけられるようにし
なければならず、そのための鍵は、すべての人によい教育が行なわ
れることである、とも語った。彼によれば、2006年はよい年で、
サッカーの世界選手権が成功し、経済成長が始まったため、ドイツ
は未来の課題と対決する上で追い風を受けている、と演説した。彼
は、子供のいる家族と海外にいる国防軍の兵士に向けて、特別のク
リスマスのあいさつを伝えた。

エティオピアはソマリアの空港を爆撃

(モガディシュ)(アフリカ大陸東端の)アフリカの角ではエティ
オピアとイスラーム民兵の間での戦闘が、隣国ソマリアに拡大し
た。エティオピア軍機が、民兵に管理されているソマリアの首都モ
ガディシュの空港を爆撃した。さらに百キロ南にあるバリドグル空
港も爆撃を受けた。エティオピア首相ゼナウィは、この攻撃に先立
ちソマリアのイスラーム教徒民兵に、正式に宣戦を布告していた。
目撃者の話では、数万人が難民となっている。EUはアフリカの角の
広い範囲に火がつくのではないか、と警告している。




12月26日(火)

赤十字「ナイジェリアで油送管が爆発 死者850人」

(ラゴス)ナイジェリアの大都市ラゴスで石油の輸送管が爆発し、赤十字の最新情
報によれば、死者の数は少なくとも850人に上る。ただし、救助隊がまだ遺体を発
見できていない犠牲者がある、とナイジェリア赤十字の広報が発表した。消防は今
なお火災を鎮火するべく努力しようとしている。炎によって60軒ほどの家も破壊
された。この事故はラゴスの人口が集中している地区アブレ エグバで発生した。
泥棒が地下を走っている石油輸送管を夜間に穴を開けていた。目撃者の話によれ
ば、その後数百人の住民が燃料を盗み取ろうとして、大爆発となった。

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ソマリアでは民兵が撤退

(モガディシュ)ソマリアでは、隣国エティオピアが介入したこと
を受け、イスラーム反乱勢力が撤退している。エティオピア軍機が
ふたたび、イスラーム教徒の蜂起勢力をミサイルで攻撃した。また
地上軍は、反乱勢力が支配している首都モガディシュに向けて進軍
した。エティオピア首相ゼナウィは、約千人のイスラーム教徒民兵
が殺害された、と発表した。ソマリア移行政府は部分的な勝利を宣
言し、反乱イスラーム教徒に対して降伏するように呼びかけた。イ
スラーム教徒側は、今回の撤退は作戦上、部隊を再編しているもの
で、長期の戦争に備えている、との声明を出した。

外相はソマリアでの暴力を終わらせるように呼びかけ

(ベルリン)ソマリアの軍事活動が激化しているため、ドイツ外相
シュタインマイアーは、暴力行使を即時終了させるように呼びかけ
た。ソマリア移行政府とイスラーム教徒民兵は、交渉の席に戻らな
ければならない、と彼はベルリンで訴えた。国連安保理は、戦闘が
激しさを増しているため、この木曜日に危機対策会議を招集した。

イラク司法はサッダームの死刑を確定

(バグダード)イラク司法は、元権力者サッダーム フセインに対
する死刑判決を確定した。バグダードの控訴裁判所は、イラクの法
律の規定に従って、30日以内に処刑を行なう意向である、と強調
した。ただしサッダームに対する裁判はこの他にもあるので、実際
に30日以内に死刑が行なわれるかどうかはわからない。元イラク
の独裁者サッダームに対する死刑判決は11月に発表されていた。
この裁判所は彼には148人のシーア派の大量殺害の責任がある、と
見なしていた。




12月27日(水)

エティオピアとソマリア軍がモガディシュに侵攻

(モガディシュ)ソマリアではエティオピア軍とソマリア移行政府の兵士が、さら
に首都モガディシュに迫った。重要な都市ジョウハルを制圧したのに続き、これら
の軍隊は戦車を使って、モガディシュの北60キロにあるバラド村にまで侵攻し
た。反政府のイスラーム教徒民兵は、激しい戦闘の後撤退し、ある情報によればゲ
リラ戦の準備をしている、とのことである。アフリカ連合AUとアラブ連盟はアデ
ィス アベバで共同で会議を行ない、エティオピアに対してソマリアから軍を即時
撤退するように呼びかけた。ドイツ外務省は、戦闘を終結するように改めて呼びか
けた。国連食料計画は、ソマリア南部の洪水の犠牲者に対する支援のための飛行機
を調達した。

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スーダンは国連兵百人以上の紛争地域ダルフール駐留を許可

(ハルトゥーム)スーダンは、少数の国連兵が紛争地域ダルフール
に駐留することを認めた。年末までに105人の兵士と警官が、ダル
フールに駐留し、アフリカ連合AUの武装が不十分な兵士を支援す
る。アフリカ連合と国連が共同でこれを発表した。ただし、両組織
の共同平和部隊が結成されるかどうかは、未定である。ドイツ政府
はこれより前に、スーダン政府には基本的には、一定の条件を満た
した場合には、国連軍の兵士をダルフールに受け入れる用意がある
ことを歓迎した。ダルフール地区は4年前から内戦状態で、今まで
に20万人を越える人が死亡している。

サッダーム フセインが処刑された場合に攻撃を行なうと威嚇

(バグダード)イラクではスンニー派の反乱勢力が、元権力者サッ
ダーム フセインが処刑された場合には、米国人を襲撃する、と威
嚇した。以前政権を持っていたバース党はインターネット上で、報
復を行なうとの決意を表明した。死刑判決が実際に行なわれた場合
の責任は、米国政府にある、とも述べた。バグダードの控訴裁判所
は火曜日に、元大統領を30日以内に絞首刑に処す、との有罪判決
を確定していた。サッダーム フセインは1982年にシーア派に対
する大量殺害を行なった件で、死刑判決を言い渡されていた。一方
バグダード東部では自動車爆弾が破裂し、8人が死亡、10人が負傷
した。その他にも1件の攻撃があり、ラトビア兵2人が死亡した。

イスラエルは急進派パレスチナ人を狙いどおりに殺害

(エルサレム)イスラエルは、パレスチナ側がロケット弾による攻
撃を新たに行なったことを受け、急進派を狙った攻撃を行なうが、
発効している停戦は原則的には守る方針である。軍はこれに関する
命令を受け取った、と首相オルメルトの事務所は発表した。火曜日
には11月末の停戦以来初めて、イスラエルがロケット弾で攻撃を
受け、2人の若者が負傷していた。この合意が成立してから、既に
60発以上のロケット弾が、ガザ帯状地帯からイスラエルに向けて
発射された。オルメルトは、攻撃をやめるようにとの強い圧力を受
けている。イスラエルがこのように決定したことで、武装パレスチ
ナ人組織は攻撃を強化する、と威嚇した。




12月28日(木)

ソマリアの首都は政府の手に戻る

(モガディシュ)ソマリアではイスラーム教徒民兵が、同国南部に撤退し、首都は
エティオピアの支援を受けた移行政府の部隊の手に委ねられた。エティオピア首相
メレス ゼナウィは、今回の戦闘では3千人ほどののイスラーム教徒が死亡したか
もしれない、と述べた。また彼は、エティオピア軍は数日後あるいは数週間後には
ソマリアを立ち去る、と約束した。この問題があるため、国連安全保障理事会は、
今まで停戦を求める声明で合意ができなかった。ソマリア移行政府は、どのように
すればモガディシュの治安と統制を維持できるか、同盟関係にある現地の各部族の
代表と協議する方針である、との情報がある。イスラーム教徒が逃走した後、略奪
と銃撃戦が行なわれている。

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メッカ周辺には数百万人の巡礼者が集まる

(メッカ)約2百万人のイスラーム教徒が、ハッジつまり聖地巡礼
の初日にサウディ・アラビアのメッカから巡礼に赴いた。徒歩で、
車で、あるいは小型バスで彼らは5日間の儀式が始まるメナ谷へ押
し寄せた。厳しい伝統に従って、彼らは今後数日メッカ周辺の丘を
歩き回る。テロが発生したり、大規模な混乱を招く恐れがあるた
め、サウジ・アラビア政府は大規模な安全対策を取るように指示し
た。

国連安保理はイラク戦略を協議

(クローフォード)米国大統領ブッシュは、テキサス州の自分の牧
場で、全国治安評議会と、今後のイラク戦略を協議した。クローフ
ォードでの会談後、彼は進展があったと述べたが、詳細については
言及しなかった。この協議には、副大統領チェーニー、外相ライ
ス、新国防相ゲイツ、参謀長ペイスが出席した。元外相ベイカーを
中心とする委員会は12月上旬に、2008年までにイラクの大部分の
米軍を撤退し、イランおよびシリアと直接会談するように勧告して
いた。

EUはロシアの天然ガスの価格争いをやめるように訴える

(ブリュッセル)EU委員会はロシアとベラルーシに対し、ガス輸
出の価格についての争いを早急にやめるように呼びかけた。この問
題はEUの長期的なガス供給に関っているため、この成り行きを極
めて注意深く見守っている、とエネルギー担当委員のピエバルグス
がブリュッセルで述べた。1月4日には彼はこの問題を担当するEU
の専門家を呼んで、情勢を協議する予定である。ベラルーシは水曜
日に、ロシアのガスプロム社とのガス価格の値上げに関する交渉が
不首尾に終わるのであれば、天然ガスの西ヨーロッパへの輸送を阻
止する、と間接的な形で威嚇していた。




12月29日(金)

サッダーム フセインは米国による拘置を解かれイラク側へ引き渡される

(バグダード)死刑判決を言い渡されたイラクの元権力者サッダーム フセイン
は、米国の収容所から出され、イラク当局に引き渡された。これは米国の報道放送
局CNNがバグダードの米国当局者からの情報として報じたものである。これによっ
て、69歳のサッダーム フセインに対して、イスラーム教の供犠祭が始まる前に
出された死刑判決は、理屈の上では執行される可能性が出てきたことになる。土曜
日に始まる供犠祭はイスラーム教の2番目に重要な祭で、4日間続く。イラク憲法
は、イスラーム教の祭日の期間中に処刑を行なうことを禁じている。
イラク大統領ヌリ アル マリキは、判決を再検討することなく、サッダームは処
刑される、と先日公式に述べたばかりであった。

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イラクでは新たな攻撃 死者発生

(バグダード)イラクの都市チャリスで自殺攻撃が行なわれ、少な
くとも9人が死亡した。多くの信徒が金曜日の祈祷を終え、シーア
派のモスクから出てきた直後に、犯人は爆弾に点火した。イラクで
は暴力行為が続いているため、米国は部隊を2万人増員することを
検討している。現在イラクには既に13万4千人が駐留している。

ルカシェンコ「ガス価格をロシアに一方的に押しつけさせない」

(ミンスク)ベラルーシ大統領ルカシェンコは、ロシアとのガス価
格をめぐる対立で、強行姿勢を崩さない方針である。ロシアの国営
企業ガスプロムが決めた天然ガスの価格の一方的に押しつけを、ベ
ラルーシは認めない、と大統領の言葉を同国の通信社ベルタは報じ
ている。ベラルーシとロシアのガス価格は同一でなければならな
い、とルカシェンコは強調した。ガスプロム社は1千立法メートル
あたりのガス価格を、1月から105ドルの値上げする方針である。
ベラルーシは最高で75ドルしか支払わない方針である。ベラルー
シ政府が譲歩しなければ、ガスプロム社はガスの栓を閉じる、と威
嚇している。ルカシェンコによって独裁政治が行なわれているベラ
ルーシは、今まではロシアの友好国と見られている。

ケーラーは改革が停滞しないように大連立に警告

(ハンブルク)連邦大統領ケーラーは、大連立政権に対し、改革の
努力をさらに続けるように促した。ドイツを抜本的に刷新する必要
性はまだなくなっていない、と彼は「シュピーゲル」誌に述べた。
またケーラーは、今後も議論に口をはさむつもりである、と予告し
た。またケーラーは、大連立の2つの法律に署名することを拒否す
るとの決断を擁護し、連邦大統領は再検討する権利を持つだけでな
く再検討する義務を負っている、と述べた。




12月30日(土)

サッダームの死刑実施に世界各地から批判

(ワシントン)サッダーム フセインの死刑執行は、世界各地で批判を呼び起こし
た。米国政府とイランだけが賛意を示した。米国大統領ジョージ W. ブッシュは、
イラクが民主主義に到達する上で画期的な出来事である、と述べたが、逮捕者を支
援する組織であるアムネスティ インターナショナルはこの処刑を、「全くひどい
こと」である、と批判した。ベルリンではドイツ首相アンゲラ メルケルが、ドイ
ツ政府が死刑に反対していることを強調した。彼女は、イラク国民が暴力を行使し
ないで、この道を行くことができることを望んでいる、と述べた。EUとヴァティ
カンもこの処刑を非難した。イラン外務省はこの処刑を前向きに捉えているが、サ
ウディ・アラビアで巡礼をしている多くのイスラーム教徒は、この処刑に深い悲し
みや怒りをあらわにしている。

     その他のニュース

サッダーム フセインの処刑執行

(バグダード)イラクの元独裁者サッダーム フセインは、土曜日
早朝にバグダードで絞首刑に処された。処刑数時間後にはイラクの
テレヴィが、処刑の直前直後のサッダームの映像を放送した。この
処刑は、数日前に控訴裁判所が確定した人間性に対する犯罪での死
刑判決に基づくものであった。サッダームの弁護士は最後まで、こ
の処刑を阻止しようと試みていた。サッダームはほぼ3年前に米兵
によって逮捕されていた。

イラクで新たな襲撃事件 死者多数

(バグダード)イラクでは主としてシーア派が住む複数の地域で、
襲撃事件が起き、また多くの人が命を失った。はっきりした人数は
不明であるが、目撃者の話では、最大で70人の死者があった、と
言われている。バグダードでは、フリヤ地区で数台の自動車爆弾が
破裂した。同国南部のシーア派の都市クファでは、魚河岸で爆弾攻
撃が行なわれ、30人以上が死亡した。この攻撃はサッダーム フ
セインの処刑に反応したものであるかどうかは、はっきりしていな
い。バグダードとナジャフでは主としてシーア派が、元独裁者サッ
ダームの死の知らせに喜びをあらわにしていた。

ガスプロム社とベラルーシはガス価格を今後も協議

(モスクワ)ロシアのガスプロム社とベラルーシは、今後の天然ガ
ス価格をめぐる対立で、交渉を引き続き行なった。ただしガスプロ
ム社は、ベラルーシの最重要交渉役である副首相セマシュコがモス
クワに来るまでは、話し合いに前進があるようには思えない、と述
べた。ガスプロム社1がつから天然ガス1千立法メートルあたり
105ドルへの値上げを求めているが、これはベラルーシが今まで支
払っていた価格の2倍以上である。ベラルーシが妥協しなければ、
ガスの栓を閉じると威嚇している。




12月31日(日)

サッダーム フセインはティクリートに埋葬される

(バグダード)処刑から1日、イラクの元独裁者サッダーム フセインはティクリ
ート近くの生まれ故郷アウジャに埋葬された。69歳の彼は一族が出席する中、家
族の墓地に埋葬された。2003年に米兵との戦闘で死亡した2人の息子ウダイとク
サイも、アウジャに埋葬されている。
サッダームは土曜日に人間性に反する行為の容疑で、絞首刑になっていた。イラク
のシーア派の拠点では、喜びを表わす集会が行なわれたが、リビアは国を挙げての
服喪を命じた。追悼式はパレスチナ人居住地域でも行なわれた。

     その他のニュース

ソマリアではイスラーム教徒の最後の拠点をめぐって戦闘

(モガディシュ)ソマリアの兵士はエティオピア軍の支援を受け、
イスラーム教徒側の最後の陣地に対する攻撃にむけ、イスラーム民
兵と戦闘を行なった。同国南部のイスラーム教徒最後の拠点キスマ
ヨまで100キロのジリブで戦闘が行なわれた。反乱勢力側は、屈伏
せずジリブとキスマヨを最後まで防衛する、と強調した。ソマリア
では隣国エティオピア侵攻後、軍部が移行政府の有利になるよう
に、方針転換を行なった。キリスト教徒が多いエティオピアが侵攻
する前には、イスラーム教徒がアフリカの角にある同国の広い部分
を支配していた。

メルケルは改革を続行すると発言

(ベルリン)連邦首相メルケルは新年の演説でドイツ国民に対し、
さらなる改革と負担増にむけ、心の準備をするように求めた。好景
気であることを示す指標と、失業者数の減少は、最近の努力と厳し
い情勢に引き合うものだ、と述べた。年金の受給開始年齢を67歳
に引き上げるほか、健康保険改革計画と労働市場改革などを回避す
ることはできない、とも語った。

労働組合は賃金をおさえるのは終わりと発表

(ケルン)ドイツの労働組合は、2007年の賃上げ交渉では、大幅
な賃上げが行なわれる、と期待している。公勤務統一労組ver.di会
長ブシルスケは、ドイツは昨年実質賃金が下降した唯一の工業国で
ある、と述べた。金属産業労組会長ペータースは、好景気にふさわ
しい対応を従業員に対して行なうように求め、付加価値税が増税さ
れるため、労働組合は要求を上向きに押し上げることになる、と語
った。工業労働組合会長ヴィーゼンヒューゲルは、好景気であるの
で控えめにする理由はない、と述べた。




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