1月29日〜2月4日のドイツのニュース



1月29日(月)

社民党は鉱山存続の代案を支持

(ベルリン)キリスト教民主、社会同盟が反対しているにもかかわらず、社会民主
党はドイツの石炭鉱山を持続的に維持する可能性を残す方針である。社会民主党に
は、2018年までに石炭採掘から撤退することに賛成する用意があるが、そのよう
な決定は2012年に再検討されることになっており、さらに重要なのは、3万3千人
残っている坑夫に操業条件で定められている解雇通告をすることを何としても避け
ることである、と事務長フーベルトゥス ハイルはベルリンで述べた。石炭の国に
よる採掘の中止計画は、この解雇通告なしに可能である、と産業大臣ミヒャエル 
グロースは述べた。キリスト教社会同盟に属するグロースは、はっきりした開始の
時期は決まっていない、とも述べた。また彼は鉱山存続を拒否している。

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労組ver.diと金属産業労組は67歳からの年金給付に反対

(シュトゥットガルト)公勤務従事者労組ver.diと金属産業労組
は、年金受給開始年齢の引き上げ計画と、高齢者の非常勤労働の廃
止に反対する活動を強化した。ver.di会長ブシルスケはエスリンゲ
ンで、67歳からの年金受給は、ますます失業者を増やすことを意
味し、年金削減の偽装した形である、と述べた。金属産業労組は、
数日後にはダイムラークライスラー、ポルシェ、ボシュなど自動車
の大製造会社を中心として、国技活動を組織する方針である。使用
者側は賃金から差し引く、と威嚇している。

介護保険は黒字

(ベルリン)介護保険は2005年には赤字を出したものの、昨年は
約4億5千万オイロの黒字を出した。その原因は、好景気と加入払
込金を減らす修正を行なったことである、と厚生省は発表した。積
立金は現在、今後2年、あるいはそれ以上に渡って不足することは
ない、とのことである。

2006年の物価上昇は賃金上昇を上回る

(ベルリン)昨年の労働契約で合意した賃金の上昇は、生活を維持
する費用が高騰したのを補うには、十分ではなかった。職員の月の
給与は2006年には平均して前年比1.2%、労働者は1.5%の上昇で
あった、と連邦統計局は発表した。この期間の消費者物価は、
1.7%の上昇であった。




1月30日(火)

シュタインマイアーはアフガニスタン再建貢献を約束

(ベルリン)ドイツ外務大臣フランク・ヴァルター シュタインマイアーは、アフ
ガニスタンの再建に成果を上げることを約束した。ベルリンで開かれた国際会議の
冒頭で、彼はその他に、民間分野での対策に力をそそぎ、これを軍の活動とよりう
まく結びつけることに理解を求めた。アフガニスタンの隣国にも、同国再建に協力
するように求めた。この会議にはアフガニスタンの閣僚の他、EU、NATO、国連の
代表多数と、25カ国の代表部が出席している。EUはこの会議前に、アフガニスタ
ンに対し総額約6億オイロの財政支援を約束していた。

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ハマース急進派がガザ帯状地帯で射殺

(ガザ市)停戦が発効して数時間、ガザ帯状地帯のチャン ジュニ
スではハマースの急進派が射殺された。急進派イスラーム運動のハ
マースの広報は、この犯行は対立関係にある大統領アッバスのファ
タハが引き起こしたものである、とした。停戦は火曜日朝に発行し
ていた。5日たってようやく、人々は再び外出しはじめ、焦点も再
び営業を始めた。以前に合意した停戦は、ごく短期間しか守られな
かった。エイラットでパレスチナ人による自殺攻撃が発生した後、
イスラエル空軍は久しぶりにガザ帯状地帯を攻撃した。目標となっ
ているのは、国境通過地点カルニ近くのトンネルである、と軍は発
表した。ただしイスラエル政府は、この攻撃はエイラット攻撃とは
無関係である、と強調している。

イラクではシーア派を狙った攻撃

(バグダード)シーア派を狙った連続攻撃で、イラクではアーシュ
ーラー祭の最終日に、40人以上が死亡した。警察の発表によれ
ば、バァクーバ近郊のシーア派のモスクでは、自殺攻撃が行なわ
れ、ここだけで23人が死亡した。ケルベラ市のアーシューラー
祭には、約150万人の信徒が参加した、とケルベラ州知事は発表し
た。ケルベラには、イスラーム教の預言者ムハンマドの孫イマム 
フセインの霊廟があり、シーア派の信徒はアーシューラー祭にはそ
の死を追悼する。

健康保険制度改革には国会議員の多数が賛成する見通し

(ベルリン)健康保険改革に関して数ヶ月にわたって連立政権内部
で対立が続いていたが、連邦議会での金曜日の最終決議には、広い
範囲から賛成が得られる見通しである。キリスト教民主、社会同盟
と社会民主党の両会派は予備投票で、この法律に多数が賛成した。
あわせて60人ほどの議員が、この改革を支持しない方針である。
連邦議会の多数が得られないのは、約140人の反対者が出た場合だ
けである。会派の会議を前に、連立政府の幹部は、法定健康保険へ
の補助金を2008年および2009年にそれぞれ10億オイロずつ増額
することで合意した。




1月31日(水)

エル マスリ事件でミュンヒェンの裁判所はCIAスパイに逮捕命令

(ミュンヒェン)クハレド エル マスリの誘拐事件で、ミュンヒェンの裁判所
は、米国の秘密情報部CIAのスパイとされる13人に対する逮捕命令を一度に出し
た。彼らはレバノン系ドイツ人であるエル マスリを3年前、アフガニスタンに誘
拐し、虐待した、とされている。検察の発表では、容疑者全員は、エル マスリの
意志に反し、彼を2004年にマケドニアからカブールに連れて行った飛行機に乗っ
ていた、とのことである。彼らには監禁および危険な傷害の容疑がかかっている。
ARDの雑誌「パノラマ」の調査によれば、彼らの多くは米国の北カロライナ州で生
活しており、そこではドイツの逮捕命令を実行することができない。米国の司法は
今までのところ協力を拒否している。

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憲法裁判所「不動産に関する相続税は憲法違反」

(カールスルーエ)相続税は現在の形態のままでは、憲法違反であ
る。連邦憲法裁判所の判断によれば、課税の際の不動産と事業上の
資産等の価値の評価は、あまりに低く設定されている、裁判官の見
方によれば、この課税は恣意にまかされ、その結果平等な取り扱い
という原則に違反している。立法は2008年までの期間で、新たな
規定を見い出さねばならない。今後はその規則に基づいて、相続し
た不動産の実際の価値に、税が課されることになる。政界と経済界
はこの決定を、ずっと以前から待ち望まれていた明確な判断であ
る、として歓迎した。

失業者数は過去6年の間で1月としては最低に

(ニュルンベルク)1月のドイツの失業者数は、過去6年間で最低
の水準を記録した。ニュルンベルクの連邦労働仲介所の発表では、
1月には425万弱の人が職についていなかった。好景気と穏やかな
天候のため、12月と比べて失業者の増加は24万人で、今までの年
始と比べるとはっきりと少ない。失業率は10.2%であった。連邦労
働相ミュンテフェリングは、これは「期待を持たせる傾向である」
と述べ、労働市場には転換期が来ている、と述べた。

ショイブレ「労働力としての移民は不要」

(ベルリン)連邦内相ショイブレの言葉によれば、ドイツは現在、
高度な能力を持つ人を除いて、労働力としての移民を必要としてい
ない。ドイツは今なお90年代の移民の割合を保っている、とショ
イブレはベルリンで述べた。キリスト教民主同盟に所属する彼は、
EU内部の期限つきの移民という新たなやり方に理解を求めている。
これは、EU加盟国の内務および法務大臣が2週間前に原則的に合意
したものである。それによればそう御協力者協定を結んで、EU加
盟国の国民に職場を提供しよう、というものである。




2月1日(木)

石炭業廃止をめぐる対立 従業員はデュッセルドルフでデモ

(デュッセルドルフ)石炭採掘からの撤退の日時をめぐる対立で、千人を越える鉱
山労働者が路上でデモを行なった。デュッセルドルフではルール地方とザールラン
トの炭坑労働者と、RAG社のその他の分野の社員が、ノルトライン・ヴェストファ
ーレン州首相ユルゲン リュトガースの政治的方針に抗議するため、州議会に押し
寄せた。キリスト教民主同盟の政治家であるリュトガースは水曜日にベルリンで開
かれた炭坑に関する幹部会議で、2018年に採掘を中止することに同意することを
拒否していた。彼は炭坑に対する補助金を、すでに2014年に中止する方針であ
る。ただしそうなるとすれば、操業条件に定められた解雇通知を行なわなければな
らない可能性がある。

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航空管制官の労働条件をめぐる対立が最終的に解決

(フランクフルト アム マイン)航空管制官の労働条件をめぐる
対立は、最終的に決着した、と両者は発表した。ドイツ航空安全確
保局と航空安全労働組合は、調停内容に合意した。それによれば従
業員の給与は2006年11月1日にさかのぼって引き上げられる。今
回の労働協定は今後2年間に対するものである。さらに労使双方
は、新たな補償の体制についても合意した。使用者側はこの契約で
増えた経費を5千万オイロと見積もっている。

シュレーダーはクルナツ事件に関してシュタインマイアーを弁護

(ベルリン)元連邦首相シュレーダーは、クルナツ事件の政治的責
任を初めて求め、外相シュタインマイアーを全面的に弁護した。シ
ュレーダーは「ビルト」紙に、シュタインマイアーの行動は完全に
正しかった、当時首相府長官だったシュタインマイアーは、政治の
方針と意見を一つにしていたが、政治的な方針についてはシュレー
ダーが責任を持たねばならないものである、と述べた。ブレーメン
生まれのトルコ人クルナツ事件で、シュタインマイアーは予定を2
カ月早めて3月8日に、連邦情報局調査委員会で質問を受けること
になっている。彼は、2002年にクルナツをグアンタナモから釈放
し、ドイツへ帰国するのを妨げた、と非難されている。

連邦議会はよりよい発展のための政策の方針をめぐって対立

(ベルリン)連邦議会は発展政策をめぐる新たな方針で、対立をし
ながら議論を薦めている。社会民主党とキリスト教民主、社会同盟
が、EUおよびG8の議長を務めていることを好機と捉えているのに
対し、緑の党と左派党は、G8に重点を置きすぎていると批判し
た。自由民主党は、急速に発展している中国やインド等の国々に対
する開発支援を、はっきり制限するように求めた。経済年次報告に
関する議論で、連邦経済相グロースは、ドイツ経済が最新の予想を
上回って成長する可能性があると見ている、と述べた。ドイツが
1.7%を越える成長をするための条件はそろっている、とグロースは
述べた。




2月2日(金)

環境会議で世界天候評議会は警鐘を打ち鳴らす

(パリ)地球の温暖化に関する警告文書を発表して、世界天候評議会は政治に目を
覚ますように訴えた。国連の研究者たちは、2010年までに海面が場合によっては
最大で59センチ上昇し、気温は6.4度上昇するかもしれない、と予想している。二
酸化炭素の排出を即時停止した場合でも、環境は数百年にわたって温度が上昇す
る、とその研究の中では述べられている。パリでの国際環境会議の開会式で、大統
領ジャック シラクは、国連の調整の下、世界全体で環境を管理するように訴え
た、国連環境計画を、環境問題を扱う国連の組織替えしなければならない、と述べ
た。国連環境計画の代表アーヒム シュタイナーは、環境問題の専門家による平常
の会議から対策を導き出すために、各国首脳による世界気候首脳会議を行なうよう
に提案した。

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連邦政府は天候政策で迅速な行動を取ると予告

(ベルリン)連邦政府は天候政策で、迅速な行動を取ると予告し
た。研究大臣シャヴァーンは、新たに出された国連の天候報告書の
結果として、天候に気づかう技術が早期に拡大するべく配慮する方
針である。この技術によって、ドイツ経済は新たな市場をも開拓す
ることになるだろう、とキリスト教民主同盟に属する彼女はベルリ
ンで強調した。研究省は今後3年かけて、天候研究のために2億5千
5百万オイロを調達する、とも語った。環境省時間ミュラーも、気
温の上昇をおさえるために、急いで対策を取るよう促し、天候の変
動はを全面的に止めたり、2050年までに止めたりすることはほぼ
不可能である、と社会民主党に属する彼は述べた。

パレスチナ人内部の戦闘は激化し、流血の事態

(ガザ市)対立するパレスチナ人組織ハマースとファタハは、今ま
でで最も激しい戦闘をガザ帯状地帯で行ない、少なくとも21人が
死亡した。停戦が破れた後、両組織の戦闘員は、ガザ帯状地帯北部
の要衝数ヶ所で銃撃戦を行ない、その際には対戦車ロケット砲や榴
弾を使用した。ハマース周辺に属するイスラーム大学とファタハの
養成所は放火を受けた。暴力をおさえるために、ハマースとファタ
ハは停戦を取りまとめようとした、との情報もある。

近東四極は和平計画の新たな出発をきる

(ワシントン)パレスチナ人内部の紛争が、米国、国連、EU、ロ
シアのいわゆる近東四極の枠組みの中で、和平過程を前進させる努
力に暗い影を投げかけている。ワシントンではこの会議が行なわれ
ている。この会議の前にはドイツ外相シュタインマイアーが、米国
外相ライスと、目前にある問題について協議を行なっていた。その
後シュタインマイアーは、近東四極はパレスチナ人国家の建国を可
能にするために、政治的な枠組みを作りだすことになる、と述べ
た。今回の会合を行なうことで四極は、数ヶ月間の無為無策の期間
を経てようやく、イスラエル人とパレスチナ人の考えを近づけるた
めに、起爆剤を務める意向である。




2月3日(土)

メルケルとムバラクは近東和平にむけ大規模な構想をねる方針

(カイロ)ドイツ首相アンゲラ メルケルとエジプト大統領ホスニ ムバラクは、
近東紛争解決に向けて、できるだけ広範な同盟を結ぶことに賛成している。彼女は
カイロでムバラクと会談をした後、この地域に対する総合的な計画をたてることが
必要であり、近東四極とこの地域の主要国は、それに貢献することができる、と述
べた。ムバラクは、どの国も単独では、数十年にわたるイスラエルとパレスチナ人
の間の紛争を解決できない、と述べた。また彼は、国を一つにまとめ上げる政府を
めぐるパレスチナ人内部での争いには、間もなく解決の糸口が見いだせる、と自信
を表明した。メルケルは、EU評議会議長として4日間にわたる近東諸国歴訪中に、
サウディ アラビア、アラブ首長国連邦、クウェートを訪問する。

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バグダード攻撃で少なくとも死者120人、負傷者200人

(バグダード)イラクの首都バグダード中心部の人通りの多い市場
で、トラックを使った激しい攻撃が行なわれ、少なくとも120人が
死亡した。200人以上が負傷した、とイラク治安部隊は発表した。
自殺攻撃犯は、爆発物を乗せたトラックで、シーア派が住む街区サ
ドリヤの食料品市場で爆死した。キルクーク、サマラ、モースル市
では、多くの死者を出す攻撃が行なわれたため、外出禁止令が課さ
れた。イラク北部のキルクークだけでも、7件の自動車爆弾攻撃が
行なわれた。サマラでは、警察の特殊部隊の6人が詰め所で攻撃を
受け、死亡した後、無期限の外出禁止が課された。

数万人のスペイン人が反ETAデモに参加

(マドリード)バスクの地下組織ETAの最後の攻撃から5週間ほど
経ち、多くのスペインの都市では、テロに反対する人たち数万人が
再びデモを行なった。最大の抗議行動はマドリードで行なわれた。
抗議は、社会党政府の政策にも向けられた。首相サパテーロは、秘
密裡にETAと交渉を続けている、とデモ参加者は非難し、辞任を要
求した。12月末に行なわれた最後の攻撃は、マドリード空港の駐
車場を狙ったもので、2人が死亡していた。ETAとの話し合いはそ
れ以降中断している。

国連に新たな環境組織を作る計画が進行中

(パリ)国連の天候予想が劇的なものであったことから、多くの国
の政府が国連が実効性を持つ環境組織を作ることを強力に推進して
いる。パリで開かれている国際環境会議の最後で、参加46カ国は、
フランス大統領シラクが呈示したこれに関する提案を支持した。ド
イツもこの提案を支持している。既に40を越える先進的な国々が、
この提案を前進させるために、モロッコで会談を行なう、と会議の
最終宣言では述べられている。この組織は、1972年に創設された
国連環境計画よりもはるかに大きな権限を持つものになる、とも記
されている。国連事務総長潘は、国際社会が、地球温暖化の恐るべ
き速度に直面して、早急にそしてより大きな決意をもって、問題に
対応しなければならない、と求めた。




2月4日(日)

メルケルとアラブ連盟はレバノン危機の解決を要請

(カイロ、リヤド)ドイツ首相アンゲラ メルケルとアラブ連盟は、レバノン政府
の危機を迅速に解決するように促した。メルケルは同連盟事務長アムレ ムサとカ
イロで会談し、レバノン政府が早急に活動力を取り戻せるように、あらゆる努力が
行なわれなければならない、と述べた。フアド セニオラ首相の政府から数人の大
臣が辞任し、同国の国会と内閣は現在では活動能力を失っている。メルケルは、4
日間に渡る湾岸地域歴訪の2番目の滞在地であるサウディ・アラビアの首都リヤド
入りした。ここでは国王アブドゥッラーおよび外務大臣サウード アル ファイサ
ルとの会談が予定されている。この話し合いの中心は近東紛争になるものとみられ
る。

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イラク政府「シリアは国境の警備を強化しなければならない」

(バグダード)130人以上の死者を出したバグダードの市場に対す
る大規模な攻撃が行なわれてから1日経ったが、イラクの首都バグ
ダードでは再び数発の爆弾が破裂した。目撃者の話によれば、数人
が死亡した。その他米兵が、検問所で立ち止まらなかったイラク人
の女性記者を射殺した、とのことである。イラク政府は、シリアが
スンニー派の急進派がイラクに進入するのを阻止するために十分な
行動を取っていない、と非難した。政府広報は放送局アル アラビ
アに、自殺攻撃犯のほぼ半分は、シリアを経由して入国した、と述
べた。イラク政府は、処刑された元大統領サッダーム フセインと
スンニー派の急進勢力の支持者に対して、今後も厳しい措置を取
る、と主張した。

ファタハとハマースの支持者の間で再び散発的な戦闘

(ガザ市)金曜日に停戦合意が結ばれたにもかかわらず、ガザ帯状
地帯では、対立するパレスチナ人組織ファタハとハマースの支持者
は、再び散発的な戦闘を行なった。ガザにあるパレスチナ大統領ア
ッバスの大統領護衛部隊の本部には、2発の榴弾が投げ込まれた。
町の中心部では再び銃撃戦が行なわれた。これに対してハマース政
権に指揮され、内務大臣の配下にある治安部隊は、合意した停戦を
守っている。大統領アッバスのファタハの治安部隊も、兵舎内に留
まっている。

イスラエル軍の新参謀本部長任命

(エルサレム)イスラエルは正式に新たな参謀本部長を持つ。内閣
は将軍アシュケナージを全会一致で、参謀本部長に任命した。首相
オルメルトは、53歳のアシュケナージが軍を成功に導いてくれる、
と自信をのぞかせた。前任者ハルツは1月中旬に、レバノンのヒズ
ブッラーに対する出兵に失敗し、誘拐された兵士の解放できなかっ
たため、激しい非難を受けていた。




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