3月19日〜25日のドイツのニュース



3月19日(月)

アフガニスタンで誘拐されたイタリア人記者が解放

(ローマ、カブール)アフガニスタンで誘拐されていたイタリア人記者ダニエレ 
マストロジャコモが、2週間の人質生活後に解放された。イタリア首相ロマーノ 
プローディは、この52歳の記者はヘルマンド州の州都の病院に運びこまれたが、
「ラ レプブリカ」紙の通信員である彼の健康状態は良好である、と発表した。タ
リバーンの指導者ムッラー ダドゥッラーはロイター通信に対し、アフガニスタン
当局は彼の解放前に、タリバーンの要人5人を釈放していた、と述べた。
カブールの米軍の輸送隊が自殺攻撃を受け、米国大使館の警備を担当する治安部隊
の5人が負傷していた。

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メルケルはアフガニスタンへの軍派遣と支援を継続する方針

(ベルリン)連邦政府は今後も、アフガニスタンにドイツ兵を駐留
させ、発展を支援する方針である。連邦首相メルケルが、アフガニ
スタン大統領カルザイとベルリンで会談後、これを発表しア。メル
ケルはドイツの派兵と開発支援の計画を、正当な組み合わせであ
る、と評価している。また彼女は、イラクでドイツ人2人が誘拐さ
れている事件については、譲歩は決して行なわない、ドイツ政府は
決して恐喝に屈することはない、と述べた。誘拐犯人は、アフガニ
スタンから国防軍が撤退することを求め、その最終期限を火曜日に
設定している。彼らは人質を殺害する、と予告している。一方カル
ザイは、ドイツのトルネイド型偵察機の、アフガニスタン南部への
投入を歓迎した。この計画はドイツ国内では異論も出ている。

ブッシュはイラクからの早期撤兵要求を退ける

(ワシントン)米国大統領ブッシュは、イラクから米軍の早期撤退
を要求する声を退けた。今はまだ米兵が荷物をまとめて、帰宅する
時間ではない、とイラク進行4周年の記念日にブッシュは述べた。
そのように求める人は、情勢を見て早期撤退を「最善の選択肢」と
捉える誘惑に駆られているだけかもしれず、そのような措置を取れ
ば、米国の安全にとって由々しき事態となるだろう、とも語った。
またブッシュは、バグダードの新たな治安確保計画が、効力を発す
るまでには数ヶ月かかるだろう、とも述べた。月曜日にはイラクで
は新たに攻撃事件が起こり、20人以上が死亡した。キルクークで
は自動車爆弾が2発破裂し、15人が死亡した。

メルケルはミサイル迎撃網に関する共同の話し合いを行なう方針

(ベルリン)米国が東ヨーロッパで計画しているミサイル迎撃態勢
に関する対立で、ドイツ首相メルケルはNATOによる分断が行なわ
れ、ヨーロッパが分裂することがないように、と警告した。彼女は
ベルリンで、独断的な行動は誰にとっても好ましくなく、この問題
についてみんなで議論する必要がある、と述べた。社会民主党の外
相シュタインマイアーおよび党首ベックは、米国のこの計画に対し
て批判を行なっており、キリスト教民主、社会同盟の政治家達の不
満を引き起こしていた。ただし政府広報ヴィルヘルムは、大連立は
この迎撃網に関する態度で、共通の路線をとっている、と強調し
た。米国の計画は、ポーランドに迎撃ミサイルを、チェコとカフカ
スにレーダー基地を建設することを含んでいる。この計画をロシア
は厳しく批判している。




3月20日(火)

イラクの人質事件は最終期限が過ぎても解決せず

(ベルリン)イラクで誘拐されたドイツ人2人の事件は、犯人側が設定した最終期
限が過ぎても、解決していない。61歳のハネローレ クラオゼとその息子の運命
は、あいかわらずはっきり分かっていない。人質犯側は、ドイツ国防軍がアフガニ
スタンから撤退を始めなければ、2人を殺害する、と威嚇している。ドイツ政府
は、最終期限が切れるにあたって、これを拒否する姿勢を明らかにした。ドイツは
恐喝に屈することはない、危機対策班は以前同様、2人のドイツ人のためになるよ
うに、解決に集中的に取り組む、と外務次官ゲルノート エアラーは述べた。

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バグダードとアンバル州で死者多数

(バグダード)米国が指揮する軍がイラクに進攻して4年目となる
今日も、首都バグダードは爆弾と榴弾による一連の攻撃に揺れた。
最新の報道によれば、米兵数人を含め、少なくとも21人が死亡し
た。アンバル州からはスンニー派の急進派とイラク治安部隊の間
で、激しい戦闘が行なわれた、との報告がある。30人を越える蜂
起勢力と、少なくとも10人の警官がこの戦闘で死亡した、とのこ
とである。

国防委員が兵舎の悲惨な状態を訴える

(ベルリン)連邦議会の国防委員ロッベは、ドイツ西部の兵舎の多
くが悲惨な状態になっている、と非難した。部屋にカビが生えた
り、屋根が倒壊する危険があったり、長靴をはかなければ入れない
トイレがある兵舎もある、とロッベは昨年の国防報告書のなかで批
判している。この原因は、(東西ドイツ統一後の)大転換以降、ド
イツ東部の施設に多くの資金が費やされているためであり、国防軍
は逆風を受け、巨額の資金投入が遅れている、と述べた。国防相ユ
ングは、兵舎の衛星を保つために追加資金を調達するよう努力す
る、と予告した。

連邦通常裁判所は「不良不動産」裁判を差し戻し

(カールスルーエ)いわゆる不良不動産をめぐる対立は、新たな交
渉に入る。連邦通常裁判所は、手続き上の手違いのために、カール
スルーエの上級州裁判所が住宅貯蓄金庫バデニアに対して言い渡し
た判決を破棄した。この銀行は以前、損害賠償を行なうようにとの
判決を受けていた。この裁判は、審理やり直しのために、上級州裁
判所へと差し戻された。90年代には、数千のバデニア銀行の信用
供与を受けた投資者は、ほぼ価値のない不動産を買っていた。この
事件に関連して、4番目に大きな個人相手の住宅貯蓄金庫である同
行を相手取って、約1千8百人が裁判を起こしている。




3月21日(水)

国連はドイツの学校制度を批判

(ジュネーヴ、ベルリン)国連が発表したドイツの教育の機会に関する報告は、3
種類に分割されている学校制度をめぐる対立を激化させた。国連の教育特別報告者
ヴェルノル ムーニョスは、ジュネーヴの人権協議会に提出した報告書の中で、本
課程校、実科中学校、ギュムナーズィウムからなる学校制度を再検討するように求
めた。彼はこれは、社会的な不公正の原因の可能性がある、と見ている。彼の考え
では、ドイツでは外国人の子供たちや障碍のある子供たちは、より少ない機会しか
持っていない。文化大臣会議議長ユルゲン つぇルナーは、この批判を退け、ドイ
ツの学校制度は高度の柔軟性をもっており、個人の求めるものを実現している、と
強調した。

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年金額の引き上げはごくわずか

(ベルリン)4年ぶりにドイツの年金受給者2千万人は、ようやく
より多くのお金を手にする。連邦労働相ミュンテフェリングは、法
定老齢年金の2007年7月1日から0.54%引き上げる、と予告した。
これは、年金保険の追加支払いが、あわせて12億オイロ増えたの
に呼応している。社会福祉連合および各労働組合からは、この引き
上げはあまりに小額過ぎる、と批判されている。

内閣は旧東独の犠牲者の年金新設の道を開く

(ベルリン)連邦内閣は、旧東ドイツで迫害を受けた人たちのため
に、新たな年金を設置する計画を原則的に前進させた。連立与党の
各会派は既に、政治的な迫害を受けて、少なくとも6カ月間拘留さ
れ、現在貧困に苦しんでいる関係者に、毎月250オイロの年金を支
払うことで合意していた。ただし内閣が決議したのは、法案ではな
く、連立各会派に送る書面上での支援だけであった。これを土台に
して与党キリスト教民主、社会同盟と社会民主党は、犠牲者年金を
法案の形にして、連邦議会で議論する方針である。この年金が新設
されれば、約1万6千人の人が利益を得られる予定である。

ベルリン銀行裁判で判決

(ベルリン)ベルリン銀行事件から7年、元キリスト教民主同盟の
政治家で、銀行頭取ランドフスキは、背任で有罪判決を受けた。ベ
ルリン地方裁判所は、64歳の彼に対して、損害を与える可能性が
高い信用供与の件で、1年4カ月の執行猶予つきの有罪判決を言い
渡した。市立銀行ベルリンヒュープのその他の4人の幹部も、同様
に執行猶予の判決を受けた。その他の被告13人は無罪となった。
ランドフスキは上告する、と予告した。




3月22日(木)

キンシャサで激しい戦闘

(キンシャサ)コンゴ民主共和国の首都キンシャサでは、10月の選挙以降初めて
激しい戦闘が起きた。選挙で敗北した大統領候補ジャン・ピエール ベムバの民兵
たちが、政府軍と銃撃戦を行なった。国連軍の兵士たちは、戦闘が行なわれた地域
の住民の安全を確保しようと試みた。国連コンゴ委託MONUCの広報は、危機的な
状況は続いており、死者、負傷者がどれぐらい発生したかはまだ発表できない、と
述べた。通信員の報告によれば、戦闘は、政府からの解散要求を、ベムバの民兵が
拒否したことで、発生した。
ニュー ヨークの国連安全保障理事会は、懸念を表明し、暴力行使をやめるように
求めた。

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モガディシオで戦闘 再び死者が発生

(モガディシオ)ソマリアの首都モガディシオでは、蜂起勢力が
2日続けて、政府軍およびエティオピア軍と交戦した。目撃者の話
では、モガディシオのいくつかの場所で戦闘が行なわれ、少なくと
も4人が死亡した、とのことである。水曜日には過去数週間で最も
多くの血を流した戦闘が起き、少なくとも22人が死亡、80人が負
傷していた。政府の発表では、新たに任命されたテロ組織網アル 
カーイダのソマリアの代表が、蜂起勢力を率いている。アフガニス
タンで訓練を受けた指揮官アデン ハシ アイロは、2006年末
に、追放されたイスラーム教徒の指導者の一員となっていた。

国連事務総長潘はバグダードに到着

(バグダード)国連事務総長潘は、主要な政治家とともに急遽を訪
問し、同国の安定の道を探る協議を行なった。議題の中心は、先週
国連の会議で提案された再建計画であった。この計画には主とし
て、同国政府の改革の措置に対する、世界各国による財政的および
政治的な支援が含まれている。潘とイラク首相エル マリキの間で
行なわれた話し合いの間には、バグダードの安全地帯にミサイルが
打ちこまれた。両者は負傷はしなかった。

ロンドン襲撃事件に関連して3件の逮捕

(ロンドン)2005年7月7日に起きた自殺攻撃を支援したり、陰に
隠れて指示した可能性のある者たちの捜査を進める英国警察は、容
疑者3人を逮捕した。男2人はパキスタンに出国しようとしたとこ
ろを、マンチェスター空港で逮捕された。もう1人は、リーズで逮
捕された。警察の情報によれば、この事件では初めての重要な意味
を持つ逮捕である。地下鉄とバスに対するこのテロ攻撃では、4人
の自殺攻撃犯が52人を巻き添えに死亡していた。




3月23日(金)

ベルリン宣言はEUに新たな刺激を与えることになる

(ベルリン)ドイツ首相アンゲラ メルケルは、EU加盟各国に、2009年までに
EU改革を約束させる方針である。ただし、彼女がEU評議会議長として、EU設立
50周年式典を期して週末に発表するつもりのいわゆる「ベルリン宣言」のなかに
は、「憲法」構想は盛り込まれない。「新しい共通の土台」を作るよう指摘するこ
とで、メルケルは新EU憲法をめぐる努力にはずみをつけたい、と考えている。EU
加盟27ヶ国すべてが「ベルリン宣言」を支持すれば、憲法制定にむけた道筋がつ
けられることになる。
ベルリンでの首脳会談は、ローマ条約50周年記念日(3月25日)に行なわれる。
ローマ条約はヨーロッパ統合の原則を定めた文書である。

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イラク副首相は襲撃を受けるも生き延びる

(バグダード)イラク首相代理ソバイエは、かろうじて暗殺を逃れ
た。彼がバグダードのモスクを立ち去ろうとしたところ、自殺攻撃
犯がその前で爆死した。スンニー派の政治家であるソバイエは、軽
傷を負った。警察によれば、このモスクを訪れていた人9人が死亡
した。首相マリキは、ソバイエの生命に危険はない、と発表した。

米国下院は2008年秋までのイラク撤退を求める

(ワシントン)野党民主党が過半数の握る米国下院は法案の中で、
大統領ブッシュに対して、米軍を2008年秋までにイラクから撤退
させるように求めた。民主党所属の議会議長ペロシは、ブッシュに
はイラク政策の転換を迫らなければならない、米国民は大統領の戦
争遂行に対する信頼を失っている、と述べた。この法案の投票を行
なった直後にブッシュは、拒否権を行使してこの法律を拒否する、
と述べた。昨年末の議会の中間選挙で勝利したため、民主党はブッ
シュ政権下で初めて下院と上院で過半数を持っている。

英国政府はイラク政府に英国人船員の釈放を求める

(ロンドン)イランは、同国沖合いで英国海軍15人を逮捕し、外
交的な危機を生んでいる。英国外相ベケットはイラン大使を呼び、
これら海兵の即時釈放を要請した。イランは、この英国兵による領
海侵犯に関して、テヘランにいる英国代表部に苦情を申し入れた。
英国国防省の発表では、これらの英兵が逮捕されたのは、ペルシャ
湾北部のシャッタルアラブ川のイラクの独占的な水域で、イランの
海域ではない。これら海兵は、商業船の監視を行なっていた。




3月24日(土)

連邦首相ケーラーはEUの新たな土台づくりに賛成

(ベルリン)連邦大統領ホルスト ケーラーは、EUが今後も行動力を持つため
に、改革を進めるように呼びかけた。EU加盟27ヶ国の首脳を出迎えて行なわれた
設立記念式で、EUは拡大後に、必要な民主化を進める上で妨げとなる法的な態勢
にある、と述べた。憲法をめぐる対立に言及することは避けて、ケーラーは協力の
ための規則を、現在の関係にあわせて変えるように求めた。ケーラーが公務を行な
うベルヴュー宮で開かれた歓迎式は、日曜日の記念首脳会談前の最大の行事であ
る。首脳会談後には「ベルリン宣言」の署名が行なわれる。この宣言の中では、
2009年までに新たなEUの土台を作り出すとの目標が示される。

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教皇は「ベルリン宣言」に神との関係が欠如しているととがめる

(ローマ)教皇ベネディクト16世は、「ベルリン宣言」と、EU設
立50周年記念式の宣言には、神との関連が欠如している、ととが
めた。ヨーロッパ司教会議での演説の中で教皇は、これはヨーロッ
パを一つにまとめる独自性に不信感を持たせる行為である、と述べ
た。ドイツプロテスタント教会評議会議長フーバー監督も、EU憲
法計画の中に、神との関係を含めることに賛成である、と述べた。
ヨーロッパの人間観は、神が自分の姿に似せて人間を作ったという
確信に基づいている、ともフーバーは語った。

逮捕された英国兵をめぐる対立で前線が緊張

(ロンドン、テヘラン)イランによって逮捕された英国海軍の兵士
15人をめぐる対立は深まっている。英国政府は改めて、駐英イラ
ン大使を呼び出し、逮捕者の即時釈放をめぐる要請を再考するよう
に求めた。イラン政府は、英国はイランの領海を侵害した、との非
難を行なった。これは逮捕した英兵の自白で証明されている、とイ
ラン軍代表部は発表した。英国の主張によれば、逮捕された兵士は
イラクの領海内にいた、とのことである。この事件は金曜日に、ペ
ルシャ湾北部のシャッタルアラブ川で起きた。

EU評議会議長としてドイツは英兵の釈放を求める

(ベルリン)ドイツはEU評議会議長として、イランが逮捕した英
国海軍の兵士の即時釈放を求めた。ドイツ対しはテヘラン政府に対
して、これに関する申し入れを行なった、とベルリンで発表した。
EU評議会議長はこの問題に関して、英国政府と密接な協力をとっ
ている、とも述べた。




3月25日(日)

メルケルはEU憲法をめぐる対立解消に向け加速するように迫る

(ベルリン)EU憲法が廃案になる危機を解消すべく努力するなかで、ドイツ首相
アンゲラ メルケルは、速度を上げるように迫った。ベルリンでのEU創立記念首
脳会談の最後で、EU評議会議長でもある彼女は、6月までには、内容的なものも含
めて方針を決定する予定表を提案する、と予告し、この問題を「最後まで」延期す
るのは許されない、と述べた。EU設立50周年記念日に、加盟各国首脳はいわゆる
「ベルリン宣言」を採択する。この中で各国首脳は2009年の欧州議会選挙までに
改革を実行するのに賛成だ、と述べている。この式典での演説の中でもメルケル
は、すべてのヨーロッパ諸国の政府に対し、欧州議会選挙までにEUを新たな共通
の土台の上に据えつけなおすように強く訴えていた。もしこれが失敗すれば、「歴
史的な怠慢」である、と彼女は成立を促した。

     その他のニュース

メルケルとブレアはスーダンに制裁を科すと威嚇

(ベルリン)ドイツ首相メルケルは、ダルフール地区の人権侵害の
ため、スーダンに制裁を課すように求めていたが、英国首相ブレア
はこれを支持した。ベルリンで開かれたEU首脳会談に参加してい
るブレアは、スーダン空軍が難民収容施設を攻撃するのを阻止する
ために、飛行禁止地域を設置することに賛成である、と述べた。メ
ルケルはEU首脳会談で、スーダン政府に対して、ダルフール地区
の苦難を集結させないのであれば、制裁を行なう、と威嚇してい
た。

バローゾはノーベル平和賞にコールを提案する方針

(ベルリン)EU委員会議長バローゾは、元ドイツ首相コールをノ
ーベル平和賞に正式に推薦する方針である。ベルリンで開かれた
EU首脳会談で彼は、EU委員会の名前においてノーベル賞委員会に
コールの推薦書を提出する予定である、と述べた。今週半ばに行な
われた「ドイッチェ ヴェレ」とのインタヴューでもバローゾは、
コールはヨーロッパ統合への貢献で、ノーベル平和賞にふさわし
い、と述べていた。

逮捕された英兵をめぐる緊張は続く

(ロンドン、テヘラン)イランによって逮捕された英国海軍の兵士
をめぐる緊張は続いている。英国政府は、これらの兵士の速やかな
解放を強く要求し、駐ロンドンイラン対しを改めて呼び出した。テ
ヘランでは英国対しはイラン政府の代表と会談し、逮捕された兵士
と直接接触することを求めた。イラン政府は、これらの兵士はイラ
クとの国境の川のところで、意図的にイランの領海を侵害した、と
非難している。一方英国政府はこれを否定している。




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