2月9日〜15日のドイツのニュース



2月9日(月)

グッテンベルクが経済大臣グロースの後任に

(ベルリン)キリスト教社会同盟の元事務長カール・テオドール ツ グッテンベ
ルクが、同党のミヒャエル グロース辞任を受けて、連邦経済大臣となる。この人
事交代は正式には、明日火曜日に完了する。グロースは先週末に、突然辞職を願い
出て、大連立内部に政治的混乱を招いていた。首相アンゲラ メルケルは、グロー
スの成果を評価し、グッテンベルクに対して全面的な賛成を行なった。経済恐慌の
時代にあって、37歳のグッテンベルクが、極めて困難な課題を引き受けてくれ
た、ともメルケルは述べた。
他の政党からは、この大臣交代には批判が出ている。社会民主党党首フランツ ミ
ュンテフェリングは、この措置は「品位を欠いている」と述べた。自由党、左翼
党、緑の党は、グッテンベルクを大臣にしても、実力ある経済の専門家を経済省の
長に招いたことにならない、と批判した。

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経済の落ち込みがドイツ工業界を襲う

(ヴィースバーデン)自動車産業の大幅な売り上げ減少は、12月
のドイツ工業界に、再統一以降最大の減収となった。ヴィースバー
デンの連邦統計局は、1年間に計上した営業の売り上げは12.6%下
がった。自動車産業では、この売り上げは33%減少した。統計局に
よれば、これは過去19年間最大の減収であった。また輸出も減少
した。同局によれば、輸出は7,7%、輸入は3.3%減少した。

ムバラクは早期に停戦は可能であると見る

(パリ)エジプト大統領ムバラクは、近東で早期に停戦が行なわれ
る可能性がある、と見る。ムバラクはフランス大統領サルコズィと
パリで会談した後、停戦に関する協定は、来週中にも結ばれる可能
性がある、と述べた。ムバラクがパリを訪れたのは、3月2日に予
定されているガザ帯状地帯再建のための会議の準備を、サルコズィ
とするためであった。エジプトは、イスラエルと急進派イスラーム
教徒ハマースの話し合いで、パレスチナ人居住区での長期的停戦を
実現するべく、努力している。現地では現在、両者がそれぞれ一方
的に宣言した停戦が続いているが、繰り返しこの停戦は破られてい
る。

国連はガザに対する支援を再開

(ガザ市)国連はガザ帯状地帯に対し、支援物資の輸送を再開する
方針である。急進派イスラーム教徒ハマースは、先週差し押さえた
国連の支援物資をすべて返却したので、これにより活動を再開でき
る、と国連ガザ帯状地帯支援組織UNRWAの隊長ギングは発表し
た。国連の発表によれば、ガザ帯状地帯では、140万人の住民のう
ち、8割ほどが国連の物資に依存している。




2月10日(火)

イスラエル国会議員選挙では予想外に高い投票率

(エルサレム)予定を早めて行なわれたイスラエルの国会議員選挙では、予想外に
高い投票率になる見通しである。2006年の選挙のときよりも、今のところ高い投
票率である、と選挙委員会は発表した。10年間野党で、2度目の首相を目指すベン
ジャミン ネタニヤフ率いる右派志向のリクード党が、優位に立っていると見られ
る。外務大臣ツィピ リヴニーの中道右派のカディーマ党が、リクード党のすぐ後
を追いかけている。極端な民族主義者アヴィグドル リーベルマンの「わが家イス
ラエル」党は、第3位の勢力となることに自信をのぞかせていおり、国防大臣エフ
ド バラクの労働党がこれに続いている。
あわせて530万人のイスラエル人が、クネセトの120議席を決する投票を行なうよ
う、呼びかけられている。選挙には33の政党あるいは政治組織が参加している。

     その他のニュース

EU改革に関するリスボン条約が試練に立たされる

(カールスルーエ)EU改革に関するリスボン条約に関する審理
が、連邦裁判所で始まる。キリスト教社会同盟の国会議員でEUに
批判的なガオヴァイラーを中心とする組織と、左翼党の連邦議会の
会派が訴えを起こしている。原告側の主張によれば、この条約はド
イツの主権を空洞化し、EUは以前と同様に、民主主義を欠いてい
る。これに対して連邦政府は、憲法に合致しているとして、この条
約を擁護した。この条約はEUの民主的な土台を大きく強化する、
と外相シュタインマイアーは述べた。同裁判所の第2部の裁判官の
中には、この条約の項目を極めて詳しく調査するつもりだ、と明言
している人もいる。聴聞は水曜日も引き続き行なわれる。判決は
5月か6月に出される可能性がある。

アフマディネジャド「イランには米国との話し合う用意がある」

(テヘラン)イランのイスラーム教革命30周年の式典で、大統領
アフマディネジャドは、米国との対話に応ずる用意がある、と発言
した。この対話が平等と相互の尊重に基づいたものであることが、
話し合いを行なう条件である、と数万人を前にアフマディネジャド
はテヘランで述べた。新米国大統領オバマは、イラン政府に直接対
話を呼びかけ、これにより直接の交渉を拒否していた前任大統領ブ
ッシュの政策との違いを打ち出した。国営放送の発表によれば、イ
ラン イスラーム教共和国成立30周年のデモには、全国で数百万
人が参加した。

米国上院は景気刺激策を可決

(ワシントン)米国上院は、国による景気刺激策の案を最終的に可
決した。8,380億ドルの提案に、上院議員61人が賛成、37人が反
対した。つまり野党共和党の上院議員3人も、この提案に賛成した
ことになる。ただしこの景気刺激策は、下院が独自の法案を作成し
たため、まだ発効はしない。そのため上院と下院はまず、共同の提
案に合意しなければならない。民主党と共和党が鋭く対立している
ため、困難な交渉が予想される。




2月11日(水)

ジンバブウェ首相は経済を安定させる方針

(ハラレ)ジンバブウェの新首相モーガン ツヴァンギライは、就任演説の中で、
同国の疲弊した経済を安定させるのを最重要課題である、と述べた。ハラレで就任
の宣誓をした後、飢餓、コレラの蔓延、物価上昇、失業と戦うために、諸外国に支
援を求めた。また彼は、政治犯釈放のために努力する、と約束した。ジンバブウェ
大統領ロバート ムガベは、長年対立してきたツヴァンギライに対して、新統一政
府では協力する、と約束した。新政権では、ツヴァンギライが主導する中、元野党
が16人、ムガベの支持者が15人の閣僚を出している。EUは、財政支援を続ける、
との方針を示した。

     その他のニュース

イスラエルの組閣は困難に

(テル アヴィヴ)右派の進出と接戦の選挙結果で、イスラエルは
組閣が困難になっている。自由主義的で保守的なカディーマ党の外
相リヴニーも、右派リクード陣営の野党の指導者ネタニヤフは、次
期政権の主導的立場に立つ権限は自分にある、と主張した。42日
以内の連立政権樹立を、誰に依頼するかを決めるのは、大統領ぺレ
スである。ほぼ全ての票の集計が終わった時点で、カディーマ党は
28議席で、120議席の国会の最大勢力となった。リクードは27議
席である。政権を行方をにぎるのは、3番目の勢力で、極端な民族
主義者リーベルマンになる可能性が高い。パレスチナ人の中では、
この選挙結果を不快に受け止めている者が多い。首相ファイヤド
は、イスラエルに対して、国際的な義務を果たすように訴えた。

バグダードで流血の凶行

(バグダード)2台の自動車爆弾が破裂し、イラクの首都バグダー
ドでは、少なくとも16人が死亡した、と警察は発表した。それに
よれば、さらに45人が負傷した。爆発はそれぞれ、バス停の近く
で起きた、とのことである。この犯行は、シーア派の巡礼を狙って
行なわれた、と見られている。

カブールでは政府を狙った連続攻撃

(カブール)アフガニスタンの首都カブールでは、政府の建物3軒
がほぼ同時に、急進派イスラーム教徒タリバーンの自殺攻撃犯の攻
撃を受け、少なくとも26人が死亡した。さらに50人以上が負傷し
た、と当局は発表した。正式発表によれば、法務省と厚生省、刑務
所管理庁を狙った攻撃では、少なくとも攻撃側の8人が死亡した。
ドイツ外相シュタインマイアーは、この攻撃を非難した。テロリス
トに、アフガニスタンの国家組織の重要な支柱の能力を弱体化させ
るようなことは許さない、と彼は述べた。




2月12日(木)

国連は現代的奴隷取引が盛んと指摘

(ニュー ヨーク)国連は奴隷取引きとの戦いで、さらなる努力をするように求め
ている。多くの国の政府が、今なおこの問題をなおざりにしている、とニュー ヨ
ークで後悔された国連の総括報告の中で述べられている。その報告によれば、奴隷
取引のほぼ2割は子供であり、アフリカおよびアジアのいくつかの国では、その割
合はさらに高い。現代的な奴隷売買でもっともひんぱんに見られるのは、性的搾取
である。犠牲者の2割が、強制労働をしいられている。国連の局長アントーニア 
マリーア コスタは、世界的な経済危機によって、犠牲者の数がさらに増えること
がないように、と警告した。彼は、国際協定が結ばれているにもかかわらず、組織
が不十分でったり、無知ややる気のなさなどが理由で、犯罪追求には不満である、
と訴えた。

     その他のニュース

精神的外傷を負った国防軍兵士に対する支援

(ベルリン)海外派兵の際に精神的外傷を負った兵士は、今後は通
常の生活へ復帰するために、今までより大きな支援を受けることに
なる。連邦議会は全会一致で、研究所を設置することを決定した。
さらにこれらの兵士の相談を受ける窓口の中央機関も作られる。ア
フガニスタンから帰国した兵士を中心に、現地で経験した暴力を整
理することができない者が増えている。多くの兵士が医療面での支
援を嫌がっているため、表面に出てこない数字を解明する調査が行
なわれる。

負債の上限に関する対立に合意

(ベルリン)連邦と州は、負債削減のための金融支援に関する対立
で、突破口に到達した。通信社の報告によれば、連邦・州財政改革
委員会がベルリンで開かれ、ザールラント州、ブレーメン市、ベル
リン市、シュレースヴィヒ・ホルシュタイン州、ザクセン・アンハ
ルト州は、総額で年額8億オイロの支援を受けとることで合意し
た。予定されていた負債の上限に関する基本法の修正でも、原則的
な合意が成立した。作業班は、予定の憲法修正の根拠など、最後ま
で残った細部を練り上げることになっている。

EUは前例のない工業危機が発生すると見る

(ハンブルク)「ドイツ経済新聞」の情報によれば、ヨーロッパ委
員会は、経済恐慌のために、ヨーロッパのすべての工業部門で、前
例のない下降に落ち込むと断定している。危機の規模と速度は、今
までに全く経験したことがないものだ、との担当のEU委員フェア
ホイゲンの言葉を同紙は引用している。EU内部の分析の中では、
特に自動車産業が長期的な信用不安の影響を強く受けるが、それは
個人所有の車の大部分が、借金で購入されているからである、と述
べられている。製鉄業は最大で57%の受注減となる可能性がある、
とEU委員会の専門家は見ているとのことである。さらに、中国の
製造業者の積極的販売政策と多くの非ヨーロッパ諸国の隔離政策
も、この原因の一つである、と見ている。




2月13日(金)

G7蔵相会議がローマで開催

(ローマ)ドイツと米国は、各国の市場が閉鎖性を高めるのを防ぐための戦いで、
同じ目標を目指している、と連邦大蔵大臣ペーア シュタインブリュックは見てい
る。彼は米国の大蔵大臣ティモシー ガイトナーとローマで会談した後、地球規模
の経済恐慌では、いかなる形のものであれ、保護主義が蔓延するのを阻止しなけれ
ばならない、という点で、ドイツ連邦政府と米国の新政府は意見が一致した、と述
べた。ローマでは主要工業国の大蔵大臣と発券銀行の総裁が、今週末に、世界金融
市場の新たな秩序を作り上げるべく、協議を行なう。大臣は米国、ドイツ、日本、
フランス、英国、カナダ、イタリアからやってくる。

     その他のニュース

ベルルスコーニ政権に反対する抗議活動が起きる

(ローマ)数万人のイタリア人が、経済恐慌の中でベルルスコーニ
政権がとっている方針に反対して、抗議活動を行なった。赤旗がは
ためく中、ローマでデモ隊は「万人に仕事を」と要求した。イタリ
ア最大の労働組合「イタリア労働総同盟」CGILは、教員、公務
員、金属産業の労働者を中心に、ストライキに参加するように呼び
かけていた。労組側からは、中道右派政府がとっている深刻な経済
恐慌の対策が不十分だ、との非難が出されている。イタリアの他の
都市でも、大規模なデモが行なわれた。

最大の景気刺激策が連邦議会を通過

(ベルリン)連邦議会は、連邦共和国の歴史上位最大の景気刺激計
画を、連立与党の賛成で可決した。この計画は5百億オイロの規模
で、公共投資、減税、企業への経済支援、さらに国による事業から
なっている。一方野党はこれに断固反対している。この計画の財源
は、ほぼ370億オイロ規模の国家財政の追加負債でまかなわれる。
それに210億オイロの景気支援のために、負債を財源とする基金が
作られる。蔵相シュタインブリュックは、基本法に定められる予定
の負債の上限は、景気が回復した場合に負債を返済するためのもの
だ、と述べた。この景気刺激策は、連邦参議院の可決も必要であ
る。

ドイツ経済は景気後退に深く入り込む

(ヴィースバーデン)ドイツはここ60年で、もっとも深刻な景気
後退に入っている。輸出と投資の減少は、2008年末に、1990年
の再統一以来、もっとも大きな経済業績の減少を引き起こした。そ
して消費も減退した。ヴィースバーデンの連邦統計局の発表では、
10月から12月の国内総生産は、直前の四半期と比べて、2.1%落ち
込んだ。これは3四半期連続での経済成長の後退である。




2月14日(土)

ドイツはアフガニスタン特使を持つ

(ベルリン)外務省の特使が今後、アフガニスタンとパキスタンの、危機の震源地
に対処し、米国と協力することになる。「シュピーゲル」誌の情報によれば、外務
大臣フランク・ヴァルター シュタインマイアーは、駐インド・ドイツ大使ベルン
ト ミュッツエルブルクをこの特使にあてる計画である。米国政府の依頼を受け、
65歳の彼は、米国の特使リチャード ホルブルックの相談相手として、ドイツ政
府内部で活動することになる、と同誌は報じている。正式な任命はまだ発表されて
いない。

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パキスタンで米国がミサイル攻撃 死者発生

(イスラマバード)パキスタン北西部でミサイルによる攻撃が行な
われ、少なくとも27人が死亡した。パキスタン治安部隊の発表に
よれば、犠牲者の多くは外国人のタリバーンおよびアル カーイダ
の隊員であるが、パキスタンのタリバーン指揮官バイトゥッラー 
メフスドも死亡した。目撃者の話によれば、ミサイルは無人の軍用
機から発射された。この攻撃は、武装急進派が帰還していく地域と
見られている南ワジリスタンの国境地帯に対して行なわれた。米軍
は昨年7月から、30回以上のこの種の攻撃を行なってきたが、正式
にこれを認めてはいない。パキスタン政府はこれに数回にわたり抗
議をしている。

G7は危機克服に協力すると約束

(ローマ)主要工業7カ国G7は、世界規模の経済および金融恐慌と
の戦いを、共通の最高の目標である、と宣言した。ローマでの会合
の最終宣言では、各国の大蔵大臣および発券銀行総裁が、これに関
してはできるだけ密接に協力する、と約束した。彼らは、自国の経
済を保護するために、各国の市場を閉鎖的にすることをはっきり拒
否した。いかなる形のものであれ、保護主義は景気後退を最終的に
は深める、とも述べた。また7ヶ国は、発展途上国が今回の恐慌の
最大の被害者にならないように、今後も支援を行なう用意がある、
と強調した。

労組Verdiは州職員への最初の提案を拒否

(ポツダム)約70万人の各州の職員の労働条件をめぐる話し合い
は、使用者側が第1回の賃金の呈示を行なった後、2週間延期され
た。労組Verdiの会長ブシルスケは、7月1日から18カ月間4.2%の
賃上げ、という州の提案を「耐えられない」として拒否した。また
彼は、警告ストを行なう、と予告した。労働組合は先日7.5%の賃
上げを要求した。




2月15日(日)

米国は反テロの戦いにアフガニスタンを巻き込む方針

(カブール)アフガニスタンにおける米国の今後の戦略を方向づけるべく、米国と
アフガニスタンの政府は今までより緊密に協力をする方針である。大統領ハミド 
カルザイとこの地域を担当する新使節リチャード ホルブルックは、この点に合意
した。米国がタリバーンとアル カーイダに対して行なっている反テロの戦いのた
め、アフガニスタンの一般市民が戦闘地域に置かれることがますます増えているた
め、両国間の緊張は最近、強まっている。昨年だけで、約5百人の一般市民が死亡
した、とのことである。外務大臣ランジーン ダドファル スパンタを団長とする
アフガニスタン代表団が、ワシントンを訪問し、反テロの戦略の調査に参加する、
と共同記者会見でカルザイは述べた。

     その他のニュース

ロシア政府はアフガニスタン撤退の記念式

(モスクワ)行進を行ない、花輪をささげ、退役軍人に勲章を与え
て、20年前にアフガニスタンから最後のロシア兵が撤退した記念
式が行なわれた。1989年2月15日に、ほぼ10年か続いた当時のソ
連のアフガニスタン戦争は終了した。この戦争では1万3千人以上
のソ連兵と約1百万人のアフガニスタン人が死亡した。この戦争が
もたらしたものは、ソ連の没落と、アフガニスタンにおける急進派
イスラーム教徒タリバーンの権力奪取であった。

ザルダリはタリバーンにパキスタンが脅かされているとの見解

(イスラマバード)パキスタンは生き残りをかけて戦っている、と
大統領ザルダリ派述べた。パキスタンは急進派イスラーム教徒タリ
バーンの危険性を、長い間過小評価していた、と米国のテレヴィ局
CBSのインタヴューの中で彼は述べた。タリバーンはこの間に、ア
フガニスタンとの国境に部族が住む地域で活動するだけでなく、大
都市でも積極的に活動しており、タリバーンとの戦うのは米国だけ
ではない、と述べた。蜂起勢力は、パキスタンの権力を奪取しよう
としている、とも語った。軍と秘密情報部は、政府の背後で秘密裏
に活動している、との観測をザルダリは否定した。

数万人の治安部隊がカルバラに派遣

(バグダード)イラクでは数十万人のシーア派イスラーム教徒が、
彼らにとっての聖都カルバラに向かっている。彼らは月曜日にそこ
で開かれるもっとも重要な宗教式典アルバーイン祭を祝おうとして
いる。シーア派急進派から攻撃を受ける可能性があるため、巡礼た
ちを保護するべく、約3万人の警官と兵士が同市に派遣された。カ
ルバラに通じる主要道路には、約4万人のイラク兵が駐留してい
る。カルバラへの巡礼では、先週既に50人ほどのシーア派が、自
殺攻撃で死亡していた。




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