10月26日〜11月1日のドイツのニュース



10月26日(月)

CDU/CSUと自民党は連立協定に署名

(ベルリン)キリスト教民主、社会同盟と自由民主党の連立が確定した。連邦首相
アンゲラ メルケル(キリスト教民主同盟)と、キリスト教社会同盟党首ホルスト
 ゼーホーファー、自由民主党党首グイド ヴェスターヴェレは、ベルリンで連立
協定に署名した。この前に、キリスト教民主、社会同盟は小党大会を開き、反対票
なしで、この合意を承認した。自由民主党は日曜日に既に、これを承認していた。
今週水曜日には新連邦会議が、メルケルを殊勝に再選することになっている。新政
権の成立を前に、与党3党は健康保険改革の規模について、駆け引きを行なった。
次期厚生大臣フィリップ レースラー(自由民主党)と同党の新会派長ビルギット
 ホンブルガーは、制度の改正を求めた。一方次期首相府長官ローナルト ポーフ
ァラ(キリスト教民主同盟)は、健康保険基金は自由にはならない、と述べた。

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マップスがバーデン・ヴュルテンベルク州首相に就任

(シュトゥットガルト)バーデン・ヴュルテンベルク州のキリスト
教民主同盟の会派長マップスが、EU委員に就任する州首相エッティ
ンガーの後継者となる。同州同党の幹部会はシュトゥットガルト
で、全会一致でマップスの就任に賛成した。43歳の彼は11月の党
大会で、同州の新党首および2011年春の州議会選挙の筆頭候補に
選ばれることになっている。エッティンガーは、連邦首相メルケル
の意向で、EU委員となりブリュッセルに移る。56歳の彼は、ドイ
ツからでている産業委員フェアホイゲン(社会民主党)の後任とな
る。エッティンガーは委員会では、経済関係に就任するべく努力す
る。

エジプト人女性をナイフで殺害した事件の裁判が始まる

(ドレースデン)厳重な警戒態勢のもと、各国の報道機関が関心を
寄せる中、ドレースデン州裁判所で、エジプト人女性エル・シェル
ビニ殺害の裁判が始まった。28歳のロシア系ドイツ人アレックス
W.には、31歳のイスラーム教徒である彼女を、小さい子供の目の
前で刺し殺し、彼女の夫にも重傷を負わせた、との容疑が持たれて
いる。被告は東欧から旧西ドイツへ遅くなってから引き上げてきた
人で、非ヨーロッパ人とイスラーム教徒に対する憎しみから、この
行動を起こした、と言われている。3人の職業的裁判官が予断を持
っているとの動議が提出されたが、審理の開始時点でこれは却下さ
れた。諸外国から記者がこの裁判に集まっている。

豚インフルエンザの予防接種は遅れながらも始動

(デュッセルドルフ)連邦共和国の歴史上最大規模の予防接種が、
各地で後ればせながらも始まった。特に人口の多いノルトライン・
ヴェストファーレン州、とバイエルン州では、いわゆる豚インフル
エンザ予防の免疫に対する関心が薄い、と多くの診療所が報告して
いる。医者、看護婦、救援隊、警官などの職業についている人を中
心に、自らの意志で接種するように呼びかけた。ただしいくつかの
州ではすでにすべての住民が、選手を受けることが可能となあって
いる。専門家は参加を呼びかけると同時に、接種による疲労の影響
に注意するように呼びかけた。今までドイツでは約2万5千人がこ
のウィルスに感染し、うち3人が死亡した。




10月27日(火)

新連邦議会はラメルトを議長に選ぶ

(ベルリン)第17代連邦議会は、組織を決める会議を開き、キリスト教民主同盟
のノルベルト ラメルトを連邦議会議長に再選した。60歳の彼は617票のうち
522票の賛成を得た。議員たちはその他に、5人の連邦議会副議長も選んだ。9月
27日の選挙で選ばれた連邦議会の第1回会議で、キリスト教民主、社会同盟と社会
民主党の大連立政権の閣僚が、正式に任期を終えた。連邦大統領ホルスト ケーラ
ーは、連邦首相アンゲラ メルケルと閣僚たちに、解任通知を手渡した。
水曜日の連邦議会の日程表には、メルケルの再選と、キリスト教民主、社会同盟と
自由民主党の新連立政権の閣僚の宣誓式がのっている。

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トルコ系住民団体は連立協定を歓迎

(ベルリン)在独トルコ共同体は、キリスト教民主、社会同盟と自
由民主党の連立協定を歓迎した。同共同体の連邦会長コラートは、
連立合意について、移住の肯定的な側面が初めて強調された、と述
べた。彼は、統合諮問委員会の設置と、移民の職業訓練のための活
動増強計画を賞賛した。ただしコラートは、連邦移民局といったも
のが設置されずに、多くの活動の財源も怪しげである、と批判し
た。

税金政策に関する議論は続く

(ベルリン)新連立政権が計画している減税をめぐる議論は、まだ
決着がついていない。ドイツ市町村連合は、地方自治体は連立与党
の計画を実施しようとすると、36億オイロの収入が不足するの
で、市町村は呼吸する空気を奪われる、との声明を出した。ノルト
ライン・ヴェストファーレン州首相リュトガース(キリスト教民主
同盟)は、新連立政権の計画を擁護した。ハンブルク市長フォン 
ボイスト(キリスト教民主同盟)は、懐疑的な見解を述べた。オイ
ロ使用地域の副代表であるルクセンブルク首相ユンカーは、この連
立協定は、ドイツが手堅い財政政策を維持するかどうか、疑いが増
している、と批判した。

ポツダムとキールで新連立政権が誕生

(キール、ポツダム)ブランデンブルク州では州議会選挙から4週
間、社会民主党と左翼党が連立協定に合意した。社会民主党の州首
相プラツェクの再選は、11月6日に予定されている。今まで同州で
政権を持っていたのは社会民主党とキリスト教民主同盟の大連立で
あった。シュレースヴィヒ・ホルシュタインん州では、新州議会
は、キリスト教民主同盟の同州党首カルステンセンを、州首相にす
ることを書く印した。カルステンセンは、キリスト教民主同盟と自
由民主党の連立政府を誕生させる。同州でも今まではキリスト教民
主、社会同盟の大連立が政権を持っていた。




10月28日(水)

メルケルは再び首相に選出される

(ベルリン)連邦大統領ホルスト ケーラーは、新政権に対して大規模な財政政策
を取るように呼びかけた。彼は連邦首相アンゲラ メルケルの閣僚任命にあたっ
て、経済の回復に向け投資をすることは重要であるが、その負債をなくすという目
標から目をそらしてはならない、と述べた。これより前にメルケルは、明確な多数
の賛成で再選された。彼女は連邦議会で、あわせて612票のうち、323票の賛成を
得た。ただしこれで、彼女には、キリスト教民主、社会同盟と自由民主党の新連立
与党から9人の反対が出たことになる。午後には新閣僚が宣誓を行なった。その後
内閣は初めて、短時間の閣議を行なった。
メルケルは連邦共和国の歴史で初めて、連立相手を変えて再選された首相である。
社会民主党との4年間の連立を経て、自由民主党は11年ぶりに野党から与党に復帰
した。

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パキスタンで2年ぶりの激しい攻撃

(イスラマバード)米国外相クリントンの訪問と時を同じくして、
パキスタンは過去2年で最悪のテロ攻撃に揺れた。病院の発表によ
れば、ペシャワール襲撃で約90人が死亡、危篤を含め150人が負
傷した。犠牲者の多くは女性と子供たちである。攻撃は百キロの爆
薬を積んだ自動車が準備され、この爆弾がペシャワールの人通りの
多い商店街で爆発したものである。クリントンは、この攻撃を「卑
劣」であると述べ、テロ組織との戦いで米国はパキスタンを支援す
る、と約束した。

タリバーンはカブールの国連迎賓館を襲撃

(カブール)急進派イスラーム教徒のタリバーンが、アフガニスタ
ンの首都カブールの国連の迎賓館を襲撃し、少なくとも12人が死
亡した。死者の中には6人の国連職員と、自殺攻撃犯3人が含まれ
ている。犯人は警官の服装をしていた、とのことである。カブール
中心部での凶行で、原理主義者たちは1週間後に行なわれる大統領
選挙の決選投票の準備を妨害する、との脅迫を現実のものとした。
アフガニスタンの国連の代表アイデは即座に、国連はアフガニスタ
ンを見捨てることはない、と強調した。ドイツ首相メルケルは、こ
れを「卑劣な攻撃」である、と述べた。この攻撃の直後に、ミサイ
ル1発が大統領宮殿に、もう1発が外国人が多数訪れる高級ホテル
 セレナに命中したが、爆発はしなかった。

ドイツ銀行は民間銀行ザル・オッペンハイムを買収

(フランクフルト アム マイン)ドイツ銀行は経営困難に陥った
民間銀行ザル・オッペンハイムを買収する。ドイツ最大の銀行であ
るドイツ銀行は、220年の伝統を持つこの銀行の株式をすべて購入
する、と発表した。これに関する大枠の両銀行による合意には、ザ
ル・オッペンハイムの元出資者は、富裕層の民間の顧客との取引と
いう同行の基幹部に、長期的には20%の経営参加が可能である、と
の内容を含んでいる。これにより、取引で大きな損失を出した約
40人の同族出資者は、同行の独立性を犠牲にしなければならな
い。




10月29日(木)

お休みです



10月30日(金)

EUは世界気候首脳会議にむけ立場を一本化

(ブリュッセル)EU加盟国は、コペンハーゲンで12月に行なわれる世界気候会議
に向けて、交渉の基本方針で合意した。しかし発展途上国に対する財政面の約束に
ついては、加盟27カ国の首脳の意見はまとまっていない。発展途上国は気候安定
の措置を取るため、2020年から毎年約1千億オイロを必要とする、ということは
各国首脳は認めた。その内の220億オイロから400億オイロを、諸外国が提供する
ことになる。ドイツ首相アンゲラ メルケルは、「きわめてよい成果」が上がっ
た、と述べた。これに対しヨーロッパ各国の緑の党は、メルケルの環境政策を非難
した。ヨーロッパ議会の緑の党の副団長レベッカ ハルムスは、「メルケル自身は
この首脳会談を失敗させることに賛成」しており、フランス、イタリアとともに具
体的な金融支援の約束を成立させるのを阻止した、と述べた。同様のことを環境保
護団体グリーンピースは述べ、EUの決定は、気候変動がもたらす最悪の影響と戦う
ためには、全く不十分である、と批判した。

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2つの州が税に関する違憲訴訟を検討

(マインツ)ラインラント・プファルツ州とザクセン・アンハルト
州は、連邦政府が計画している減税に対して、違憲訴訟を検討して
いる。ラインラント・プファルツ州首相ベック(社会民主党)は、
各州はしばらく前に、今後数年で新たな負債をゼロにするとの目標
を掲げたばかりであるが、連邦政府の減税計画では中規模の州の歳
入不足は5億あるいは7億オイロになりかねない、と述べた。ただ
し憲法裁判を起こすとしても、その前に交渉を行なう、とも彼は述
べた。これより前に同様のことをザクセン・アンハルト州首相ベー
マーの述べていた。州が税に関する法律によって、負債を押え込む
方針を破棄するよう強いられれば、法的な吟味も検討することにな
る、とキリスト教民主同盟に属する彼は、「夕刊ハンブルク」紙に
述べた。一方ノルトライン・ヴェストファーレン州首相リュトガー
ス(キリスト教民主同盟)と、ニーダーザクセン州首相ヴルフ(キ
リスト教民主同盟)は、連邦の税金および予算の政策を阻止するこ
とには反対している。

アフガニスタン東部では爆弾攻撃で死者8人

(カブール)アフガニスタン東部では爆弾による攻撃があり、8人
が死亡した。内務省の発表によれば、ナンガルハール州で民間人が
来るまで通りかかったところ、道路わきで爆薬が破裂した。木曜日
にはタリバーンの拠点カンダハール州で攻撃が行なわれ、アフガニ
スタン人4人が死亡したばかりであった。前日には急進派イスラー
ム教徒たちが、カブールの迎賓館で国連職員5人を殺害していた。

インドの石油施設で火災 死者6人

(ニュー デリー)インド北西部の観光客が集まる大都市ジャイプ
ールにある石油施設で、火災が発生し、少なくとも6人が死亡、
150人以上が負傷した。50万人が救援部隊によって、安全な場所
に運ばれなければならなかった。報道によれば、犠牲者の中には外
国人観光客はいなかった。火災は木曜日夕刻に発生していた。当初
の調査によれば、輸送管の漏洩箇所から火災が起きた可能性があ
る。




10月31日(土)

ヴェスターヴェレは東欧との関係を強化する意向

(ワルシャワ)ドイツ新外務大臣グイド ヴェスターヴェレは、就任後初の国外訪
問でポーランドを訪れ、東ヨーロッパとの関係を深める方針を訴えた。彼はポーラ
ンドの外務大臣ラドスワフ シクロスキと会談を行なった後、自分がポーランドを
EU首脳会談後初の海外訪問先に選んだのは、偶然ではない、と述べた。両国関係
は極めて重要であり、それゆえドイツ、フランス、ポーランドのいわゆる「ヴァイ
マル三極」の活性化と拡大に向けて努力するつもりだ、とも語った。シコスルキは
今回の訪問を、両国関係が前の政権時代よりも改善される「すばらしい兆し」であ
る、と評した。

     その他のニュース

ケーラーは「統一の父たち」に感謝

(ベルリン)ドイツの首脳は諸外国の来賓多数と共に、間近に迫っ
たベルリンの壁の崩壊20周年を記念する式典に参加した。ベルリ
ンのフリードリッヒシュタット宮殿に、以前の首脳コール、ブッシ
ュ(父)、ゴルバチョフが集まった。連邦大統領ケーラーは、彼ら
はドイツ統一の父であり、歴史の輝かしい瞬間について、彼らに感
謝した。彼は今日の政府首脳に対して、この3人の業績を前進さ
せ、地球全体が発展するような政策を取るように呼びかけた。

ティッセンクルップ社はドイツの従業員1万人を解雇

(デュッセルドルフ)鉄鋼不況に苦しむティッセンクルップ社は、
ドイツの従業員約1万人を解雇する方針である、と「シュピーゲ
ル」誌は報じた。短時間労働者の数も、現在の4万9千人から2万人
に削減する。事業所評議会が以前に発表していたところでは、事業
所に義務づけられている解雇予告は行なわれない、とのことであ
る。今回の解雇は、既に発表されている同社の新たな態勢づくりの
なかに位置づけられている巨大支出削減計画の一部で、全世界では
あわせて2万人以上が解雇されることになっている。

ドイツの豚インフルエンザの影響は拡大

(ハンブルク)ドイツの豚インフルエンザは、より大きな影響を持
っている。死者の数はこの間に連邦全体で6人に増加した。ドイツ
南部では、週末に地域リーガと連邦リーガ2部のいくつかのハンド
ボールの試合が、選手数人が豚インフルエンザにかかったため、取
りやめとなった。先週にはいくつかの州では豚インフルエンザのた
め、学校閉鎖が行なわれた。パウル・エーリヒ研究所のあるウィル
ス学者は、重傷者の数が増えるとすぐ、住民の間に予防接種に対す
る疑問が減ると期待している、と述べた。新連邦厚生相レスラー
は、現時点では従来のインフルエンザの方が新型インフルエンザよ
りも危険であると見ている、と強調した。




11月1日(日)

アフガニスタン大統領選挙決選投票は予定通りに実施

(カブール)野党の候補者アブドゥッラー アブドゥッラーが撤退するにもかかわ
らず、アフガニスタンの中立の選挙委員会は大統領選挙の決選投票を、計画通りに
行なわせる予定である。当局は、選挙期日を来週土曜日から変更しないと決定し
た、と広報は発表した。アブドゥッラーはこれより前に、立候補を取りやめ、その
理由として、決選投票でも公正な選挙を行なうための前提がない、と述べていた。
8月の大統領選挙の第1回投票には、現職のハミド カルザイが有利になるよう
に、投票では大規模な不正が行なわれたとのことで、暗い影が落ちていた。カルザ
イに投じられた数万票が、無効であると判明していた。

     その他のニュース

パキスタン軍はタリバーンの拠点に進軍

(イスラマバード)パキスタンの南ワジリスタンでは軍が、タリバ
ーンの中心的な拠点2箇所に対して、ますます大きな勢力で侵攻し
ている、との情報がある。それによれば軍はマケーン市に到達した
が、ここはアフガニスタンの国境地域にあるタリバーンの中央司令
部と目されている。軍機が侵攻の支援を行なった、と軍は発表し、
このサラロガ村に加えて山岳地域の別の拠点も包囲する、と付け加
えた。ワジリスタンの急進派イスラーム教徒タリバーンに対する軍
の侵攻は、急進派との戦いを続けるパキスタン政府の決意が試され
る場であると見られている。攻勢は米国および他の西側諸国に監視
されており、国境を接するアフガニスタンでは、再び勢力を増した
急進派との戦いが進められている。

国連事務総長はイランに呼びかけ

(ニュー ヨーク)国連事務総長潘はイランに対して、国際原発機
構が提案したウラン濃縮に関する妥協案を受け入れるように呼びか
けた。同機構は妥協を引き出すべく作業を行なったが、自分として
はイランが合意のこの機会を利用してくれることを望んでいる、と
彼はギリシアの日刊紙「カシメリニ」に述べた。原発機構は、イラ
ンが既に若干濃縮したウランの大部分を、さらなる濃縮のためにロ
シアとフランスに運ぶよう求めているが、それはイランが爆弾製造
のために、この物資を転用しないための措置である。ロシアとフラ
ンスは、この提案を受け入れている。しかしイランはさらに交渉を
続ける方針である。米国外相クリントンは、自分の我慢には限度が
ある、と述べた。

パレスチナ側は「米国が和平の期待を無にした」と発言

(ラマラ)米国は先に近東和平の仲介の努力を行なったが、パレス
チナ側は、オバマ政権に対して厳しい批判を行なった。米国は和平
の過程を再び活性化する希望全体を無にした、とパレスチナ大統領
アッバスの広報は述べた。このようなパレスチナ側からの強い批判
のきっかけになったのは、米国外相クリントンの発言である。彼女
は週末に行なわれたイスラエルでの話し合いで、新たな近東問題の
話し合いには、前提条件をつけずに行なわれるので、パレスチナ側
が求めているイスラエルによる入植地の建設中止は、交渉の前提に
はならない、と述べていた。一方クリントンはモロッコ入りした。
彼女はマラケシュでアラブ諸国数ヶ国の外相と協議を行なう方針で
ある。




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