12月20日〜26日のドイツのニュース



12月20日(月)

雪と氷が航空および鉄道運輸に障害

(ロンドン)雪と氷の冬の荒天が、ヨーロッパの飛行機運輸を混乱させている。た
だしヨーロッパ最大の空港ロンドン・ヒースロウでは、1日半の運行中止を経て、
運行が再開された。飛行機の欠航と遅延が予想される、と運行会社は発表した。フ
ランクフルト アム マインでも同様の情勢である。ドイツ最大の空港である同空
港では、今までにおよそ380便が欠航した。氷を取り除く手段が不足しているた
め、ブリュッセル空港は水曜日午前まで、すべての出発便が欠航する。
ドイツ鉄道は、地域および遠距離列車にあいかわらず問題が生じている。道路で
は、氷と雪のため、数百の事故が派生している。場所によってはトラックの通行が
禁止されている。

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ヨーロッパ安全・協力機構「ベラルーシには民主主義が不足」

(ミンスク)ヨーロッパ安全・協力機構OSZEは、ベラルーシは民
主主義が大きく欠如している、との文書を出した。大統領選挙の票
の集計は、悪いないしは極めて悪い状況で行なわれた、と同機構の
報告書には記されている。国際監視団団長ロイドは首都ミンスク
で、今回の投票は、旧ソ連の共和国である同国が必要とする新たな
出発をもたらすものではなかった、警察のデモ隊に対する暴力がこ
れを示している、と述べた。EUは、緊急に逮捕された野党陣営の即
時釈放を求めた。独裁的な政治を続ける大統領ルカシェンコに対す
る法的入国禁止は、2年前に廃止されたが、EUはこれを再び導入す
るかどうかを検討する方針である。

ルカシェンコ「全員を拘留する」

(ミンスク)ベラルーシで権力を握るルカシェンコは、野党支持者
に対する大規模な暴力講師を擁護した。全員を刑務所にぶち込む、
とルカシェンコは記者会見で述べた。既に数百人の野党支持者が警
察に拘禁され、その中には、日曜日の大統領選挙では、ルカシェン
コに対抗して立候補した9人の大統領候補のうち、7人が含まれてい
る。治安部隊が大規模に動員され、投票後にミンスクで行なわれた
数万人の抗議活動を、暴力を用いて鎮圧していた。野党の有力候補
ネクリャエフは、衝突の際に頭に重傷を負い、妻の話によれば、何
者かによって病院から拉致された、とのことである。選挙委員会の
発表によれば、今回の投票では、16年前から強硬な支配体制を続け
るルカシェンコが、80%近くの得票率で大統領に再選された。

元首相ティモシェンコが訴えられる

(キエフ)ウクライナでは元首相ティモシェンコが、権力乱用容疑
で訴訟を起こされた。検事総長は、西側よりの政治家であった彼女
は、在任中の2007年から10年の間に、二酸化炭素排出権の取引で
得た利益を、年金の財源不足の穴埋めに使った、との容疑を持って
いる。野党の指導者である彼女は、この金の使途を変えたことを認
めたが、これは法律上は違法ではない、と述べた。彼女は大統領ヤ
ヌコーヴィチに厳しく反対する人物と目されており、野党に対して
暴力が行使される可能性がある、と述べた。




12月21日(火)

イラク議会は新政権を信任

(バグダード)国会議員選挙から9カ月、イラクは新政権を持つ。バグダードで国
会議員は、首相ヌリ アル マリキが2期目をつとめるのをを信任した。国会は個
別の採決で、予定の42閣僚のうち、25人を認めていた。残りの人事は、今後数日
で決められることになっている。
組閣に時間がかかった理由は、3月7日の国会議員選挙の結果にある。この時はど
の陣営も明白な多数を取ることができなかった。新政権にはシーア派、スンナ派、
非宗教勢力、クルド人が結集している。

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航空運輸の大混乱は早期に終了する模様

(ボン)大雪の数日が過ぎ、ヨーロッパの航空運輸は順次平常運行
に戻ることになる。ドイツのルフトハンザ社は、水曜日から通常の
飛行計画をおおむね守れる、と主張している。英国首相キャメロン
は、ヨーロッパ最大の空港ロンドン・ヒースロウが、2本目の滑走
路の使用を再開する、とみずから発表し、政府は早期に通常運行に
移行できるように、夜間飛行の制限をゆるめた、と述べた。土曜日
からは数千人の乗客が5つある出発棟で耐え続けなければならなか
った。ヨーロッパ全体では火曜日だけで、約1千便が欠航した。ヨ
ーロッパの飛行の安全を担当するブリュッセルのユーロコントロー
ルは、この悪天候でもっとも大きな影響を受けたのは、ロンドンと
フランクフルトで、アムステルダムとパリの状況は予想よりもまし
であった、と発表した。寒さに強いスカンディナヴィアでは、ほと
んどなんの問題も報告されていない。

ハンガリー報道に関する新法に批判の声

(ベルリン)ドイツの報道関係者連合は、ハンガリーの報道に関す
る新法を、非民主的で、報道の自由を侵害するとして批判した。同
連合会長コーンケンは、連邦政府とEUに対し、ハンガリーのこの法
律の撤回を迫るように要請した。右派の与党「フィデス」はハンガ
リー議会で可決したこの法律は、右派の公共放送に続いて、今度は
民間の放送局や新聞、インターネットの入り口となるサイトも、報
道当局の監視下におくものである。これらの機関は、あいまいに作
られた規則に違反した場合には、巨額の罰金が科される可能性があ
る。

ベラルーシ政府は野党各党を威嚇

(ミンスク)独裁的なベラルーシ大統領ルカシェンコが、問題の再
選を受けてから2日、野党と独立の組織は、活動禁止を受ける可能
性がある。内相ゴロヴァノフはミンスクで、政府はルカシェンコに
対する日曜夕刻の無許可デモを呼びかけたすべての組織を禁止する
措置を取る、と述べた。デモ隊に参加した約6百人が、即決裁判所
により、5日から15日の拘留の有罪判決を受けた。ルカシェンコに
対抗して立候補した9人の候補のうち5人は、まだ拘留されている。
EU、米国、ドイツは、ベラルーシ政府のこの措置を非難し、逮捕者
全員の釈放を求めた。




12月22日(水)

ハンガリーの報道機関法は諸外国からの批判を受ける

(ウィーン、ブダペスト)間もなくEU評議会議長を引き受けるハンガリー政府は、
報道機関に関する新法のため、諸外国からの批判にさらされている。「ヨーロッパ
安全・協力機構」の使節ドゥンヤ ミヤトヴィッチは、この法律を突きつけられた
ハンガリーの批判的報道機関は、沈黙を強いられ、この法律はヨーロッパ安全・協
力機構の報道の自由に対する基準に反している、と述べた。ベルリンで政府広報
は、次期EU評議会議長をつとめるハンガリーは、世界がEU全体に対して持つ印象
について特別な責任を持っている、と述べた。
この新法は、すべての放送局、新聞、インターネット上の入り口となるサイトを、
高額の罰金を科す権限を持つ当局の監視下におくものである。国の治安の問題にか
かわる場合には、報道関係者は自分の情報源を公開することになる。

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アテネでは問題の緊縮予算の可決を前に抗議活動

(アテネ)ギリシアの首都アテネでは、24時間ストが行なわれ、
近距離公共交通が再び麻痺した。水曜日夜に予定されている問題の
2011年緊縮予算の採決を前に、アテネの道路ではあちこちで渋滞
が起きている。今月すでに4度目のストである。来年の予算は、厳
しい支出削減策と市民に対する負担増、民営化、脱税者に対する厳
しい措置を含んでいる。首相パパンドレウ率が率い、政権を持つ社
会党は議会の300議席の内、過半数を越える156議席を持っている
ので、この予算が可決されるのは確実と見られていた。新たな予算
案は、国際通貨基金とEUが、高額の負債を抱えるギリシアに対す
る巨額の支援金を提供するための前提条件としていた措置の一部で
ある。

国連事務総長はコートジボワールが内戦に陥らないように警告

(ニュー ヨーク、アビジャン)国連事務総長潘は、コートジボワ
ールの大統領選挙の結果対立が生じていることについて、新たな内
戦が起きないように、との警告を発した。既に現在、隣国で傭兵の
雇い入れが始まっている証拠がある、と彼はニュー ヨークで述べ
た。一方敗北した大統領バグボは、問題となっている選挙結果につ
いて諸外国による調査を行なうように提案し、これには国連、米
国、ロシア、EUの専門家が参加することができる、とバグボはテ
レヴィ演説で述べた。諸外国は選挙委員会が瀟洒と発表したワタラ
を、コートジボワールの大統領として承認した。ドイツ政府は、ド
イツ国籍を持つ人々に、コートジボワールから出国するように呼び
かけた。また外務省は、コートジボワールへの旅行に対する警告を
出した。フランスも国民に対して、同国から立ち去るように勧告し
た。

国連はソマリアの国連軍兵士の増強を可決

(ニュー ヨーク)国連安保理は、ソマリアに駐留する国連軍兵士
の増強を可決した。それによれば、東アフリカの紛争に苦しむ同国
に、さらに4千人の男女兵士を派遣して、8千人にする。ウガンダが
追加される兵士を集める意向である。弱体化したソマリア政府を支
援し、急進派イスラーム教徒のアル シャバブとその他の急進派組
織の攻撃から民間人を保護するためには、駐留の延長と部隊増強が
必要である、と国連安保理の決議の中には記されている。




12月23日(木)

ローマの大使館の集まる一画で爆破の警告

(ローマ)スイスとチリの大使館で2件の爆破が起こり、イタリア警察は首都の外
国の代表部全体を捜査した。郵便にしこまれた爆弾が爆発し、それぞれの大使館で
各1名の職員が手を負傷した。捜査陣はこの攻撃の背後には、無政府主義者の組織
がいるものと推定しているが、それはこの組織に属する3人がスイスで逮捕された
ためである。イタリアでの報道によれば、ギリシア警察も捜査を共に行なってい
る、とのことである。ローマで利用された爆弾は、数週間前にギリシアで、さらに
ベルリンの首相府でも使われた郵便爆弾と類似していた。
イタリア外務大臣フランコ フラティニは、この凶行を極めて厳しく非難した。ロ
ーマのドイツ大使館は、安全のための予防措置を強化した。

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コートジボワールでは死者170人以上

(ジュネーヴ、アビジャン)国連の発表によれば、コートジボワー
ルでは過去数日のうちで170人以上が殺害され、5百人以上が逮捕
された。国連の人権副使節康は、国連の職員は活動の自由を制約さ
れているため、多くの死者の埋葬に関する報告を含め、人権の侵害
全体を精確に調査することが不可能である、と告発した。康はジュ
ネーヴで開かれた国連人権評議会の特別会議で、選挙で敗北した大
統領バグボを非難して、彼は野党陣営を拉致したり、逮捕したり、
さらに他の違法な手段を使って、権力の座を維持しようとしてい
る、と述べた。軍は彼を支持している。11月末の大統領選挙で勝
利したワタラの支持者は、国際刑事裁判所が選挙後の暴力について
究明するように要請した。

イラクでは深夜の礼拝が行なわれず

(バグダード、ローマ)テロが起きるのではないかとの不安から、
今年はイラクではクリスマスの夜には深夜の礼拝は行なわれない。
ローマの伝道活動の報道局アジアニューズがこれを報じている。司
教がいる北部の町バグダード、モースル、キルクークと、南部のバ
スラの教区では、バグダードにあるカトリックのシリア大聖堂が
2カ月前に攻撃されたことを受けて、この礼拝中止となった。この
攻撃では58人が死亡していた。このほかに、テロ組織網アル カー
イダとつながりを持つとされる、イスラーム教徒急進派組織「イス
ラーム教国家イラク」の脅威も存在している、とのことである。過
去数カ月1千人以上のキリスト教徒が、攻撃を懸念してイラクを立
ち去った。

核軍縮条約の批准を諸外国が歓迎

(モスクワ、ニュー ヨーク)ロシアは米国上院が軍縮条約
STARTを批准したのを歓迎した。この決定は、両国関係が改善し
ていることを示すもう一つの証拠である、とロシア大統領メドヴェ
ージェフは述べた。ロシア国会議長グルィズロフは、ロシア国会は
金曜日にはこの条約の批准に取り掛かるだろう、と述べた。国連事
務総長潘はニュー ヨークで、核軍縮に向けた明確な医師表明であ
り、両国が核兵器の備蓄をさらに減らすように求めた。NATO事務
長ラスムセンは、今回の批准を、NATOが影響力を持つ地域の安全
にとって、重要な貢献を果たす、と述べた。ドイツ首相メルケル
は、米国上院のこの措置を、ロシアとの実際の協力関係が発展して
きたことを示す指標である、と評価した。




12月24日(金)

ロシアはフランスの軍艦を購入

(パリ)ロシアはフランスの「ミストラル」級軍艦2隻を購入するが、これは
NATO加盟国の重要攻撃用の武器を初めての購入になる。ロシア大統領ディミトリ
 メドヴェージェフは、フランス大統領ニコラ サルコズィと、この合意について
説明した、とパリの大統領府から発表があった。このヘリコプター搭載艦の建造
は、フランスの企業が11月にロシアとの契約だけを目指して作った企業連合に対
して発注された、とのことである。ロシアはその後、さらに2隻の「ミストラル」
級の艦船の建造を求めている。
米国は西側の武器技術を、ロシアに移すことがないように、と警告していた。

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軍縮条約の批准は2011年初めにずれ込む

(モスクワ)米国が批准した新たな軍縮条約STARTは、ロシアで
は最初の関門を突破したが、最終的に承認されるのは早くて1月に
なる。今年の最後の会議でロシア国会は、核兵器の軍縮に関する最
初の読会で、圧倒的多数が賛成した。米国上院が修正したこの条約
に関する決議は、この条約そのものの修正ではない、ロシア政府は
見ている。ただし、米国がヨーロッパに建設を計画しているミサイ
ル迎撃網を修正していない点を中心に、批判が行なわれている。ロ
シア議会の外交委員会議長コサチェフは、与党「統一ロシア」の
「独自の追加声明」を発表すると予告した。

露大統領はホドルコフスキー事件でプーチンと距離を取る

(モスクワ)ロシア大統領メドヴェージェフは、ホドルコフスキー
事件では、首相プーチンと距離を取った。大統領も他のどんな公務
員も、この事件であれ、別の事件であれ、判決が下される前に、自
分の意見を述べる権利は有していない、とメドヴェージェフはロシ
アのテレヴィ局のインタヴューに答えた。プーチンは先日、実業界
の元大物ホドルコフスキーは「泥棒」であって、監獄に入れるのが
ふさわしい、と述べたばかりであった。数年前から刑務所に入れら
れているホドルコフスキーは、2億トンの石油を横領したとされて
いる。かつてユコス社の社長をつとめ、政府を批判していた彼は、
この容疑を否定している。

タリバーンはパキスタンの国境監視所を襲撃

(イスラマバード)約150人のタリバーン戦闘員が、アフガニスタ
ンとの国境近くにあるパキスタンの5箇所の国境監視所を、同時に
襲撃し、兵士11人を殺害した。パキスタン軍の発表によれば、引き
続き銃撃戦となり、タリバーン側の24人が死亡した。この攻撃は北
西部の部族地域モハマンドで起きたもので、ここはタリバーンの拠
点であり、テロ組織アル カーイダが帰還する場所と見られてい
る。




12月25日(土)

パキスタンの部族居住地帯で自殺攻撃 死者45人

(イスラマバード)アフガニスタンとの国境に接するパキスタンの部族居住地帯
で、1人の女性が自殺攻撃を行ない、少なくとも45人を巻き添えに死亡した。負傷
者は1百人を越えた。手榴弾も持った女性が、バジャウル地区のカー市にある世界
食料計画の食料配給所のところで爆死した。タリバーンがこの凶行が行なったこと
を認めた。国連の組織である世界食料計画は、この地域での食糧支援を中止した。
部族居住地帯では戦闘が起きているため、数千人が食糧支援に頼っている。
モーマンドの蜂起勢力の潜伏場所を軍が攻撃し、当局の発表によれば、40人以上
を殺害した。パキスタン北西部のこの地域はタリバーンとアル カーイダが逃げ込
む場所と見られている。

     その他のニュース

連邦政府はドイツ人支援隊に対する攻撃を非難

(ベルリン)アフガニスタンで発展支援組織のドイツ人が襲撃さ
れ、死亡した事件を受け、ドイツ政府はこの犯行に驚きを表明し
た。この攻撃は、テロリストが人権を軽視する暴力体制を再建する
ことだけを目指しており、同国がよりよい未来を持つことに何の関
心も抱いていないことを示している、と首相メルケルは述べた。発
展相ニーベルと外相ヴェスターヴェレは、この犯行を卑怯で非人間
的だと非難した。ドイツKfW発展銀行の顧問は、アフガニスタン北
部で銃撃を受け、直後にその負傷が原因で死亡した。彼は道路建設
の調整を担当していた。

教皇は近東平和と中国に宗教の自由を求める

(ローマ)教皇ベネディクト16世は、全世界で平和、公正、宗教の
自由の尊重が実現するように呼びかけた。伝統に則ったクリスマス
の親書の中で彼は、イスラエル人とパレスチナ人が公正で平和的に
共存する道を探るように呼びかけた。また彼はイラクでそして近東
全地域で、苦難にさらされているキリスト教徒の集団のために祈る
ように促した。彼は中国で教会が制約を受けていると明言し、信徒
に忍耐と勇気を持つように、と語りかけた。ラジオ、テレヴィ、イ
ンターネットで全世界に中継されたクリスマスの親書の後で、ベネ
ディクト16世は、伝統に則って「ローマ内外の信徒」を祝福した。
これより前に彼は65の言語で、クリスマスのお祝いを述べた。

ナイジェリア北部で教会が襲撃される

(アブジャ)連続爆弾攻撃と、クリスマスの期間中の教会襲撃のあ
と、ナイジェリアでは北部と中部で、新めて暴力が激化する恐れが
強まっている。クリスマスの前夜には、中部のヨスおよびその周辺
で、数件の爆弾事件が起こり、合わせて32人が死亡し、70名以上
が負傷した、と警察は発表した。北部のマイドゥグリでは、イスラ
ーム教徒の宗派と見られるものたちが、3つの教会を襲撃し、6人が
死亡し、教会1つが炎上した。




12月26日(日)

近東での和平実現に不安

(エルサレム)近東ではイスラエル人とパレスチナ人の間の紛争が、再び激化する
危険性がある。ガザ帯状地帯をイスラエルが空爆し、軍の発表によれば、武装した
パレスチナ人2名が死亡した。急進派イスラーム教徒のハマースは、イスラエルの
この攻撃に激しく攻撃した。イスラエル外務大臣アヴィグドル リーベルマンは、
現在の条件下ではパレスチナ人との和平条約は不可能であり、その代わりにイスラ
エルは安全問題および経済問題に対処するための条約を作るべく努力する、と述べ
た。イスラエルの閣僚ベンヤミン ベン エリエゼルは、近東和平会談の早期再開
に理解を求め、そうしなければ、諸外国が1年のうちに、主権を持つパレスチナ国
家を承認するかもしれない、と述べた。

     その他のニュース

ISAFの指揮官がアフガニスタン駐留国防軍を賞賛

(カブール)国際アフガニスタン保護部隊ISAFの指揮官ペトレイア
スは、アフガニスタンとパキスタンの故郷地域での対蜂起勢力を狙
った活動を引き続き行なう、と発表した。タリバーンおよびその他
の急進派の家族は、この地域を逃亡先として今なお利用し続けてい
る、と彼は述べた。いわゆる「金槌と雷管作戦」を、パレスチナ軍
と協力して続行する計画である。軍の活動の重点は、クンドゥズ州
に置くことになる、ともペトレイアスは述べた。ドイツの特殊部隊
はこの地域で既に「大きな成果」を挙げてきた、と彼は述べた。

社民党はアフガニスタン撤兵の明確な期日を示すよう求める

(ベルリン)社会民主党は、国防軍のアフガニスタン派兵の延長に
賛成する代わりに、明確な撤退の期日を示すように求めた。ドイツ
兵のさらなる派遣を求めるためには、撤兵開始の期日を含むもので
あるのは、「信頼の問題」である、同党会派長シュタインマイアー
は「ビルト紙日曜版」述べた。また野党の指導者である彼は、連邦
首相メルケルの言葉の選び方を批判した。彼女は先日アフガニスタ
ンを訪問した際に、これは「戦争」であると述べていた。連邦議会
は1月にアフガニスタンでの派兵の延長について採決を行なう。

ヴェスターヴェレのイラン指導部に対する訴えは効力を発せず

(ベルリン)イランで逮捕されたドイツ人記者2名とその家族が、
早期に面会する望みは当面失われた。イランはこれに関する約束を
守らなかった、と外務省はベルリンで発表した。ドイツ外相ヴェス
ターヴェレは以前に、イラン指導部に対して、クリスマス中に面会
を実現するように呼びかけていた。記者2名は10月に、姦通罪で死
刑が言い渡されたイラン人女性アシュティアニの息子にインタヴュ
ーしようとして、逮捕された。彼女の事件は諸外国から注目を集め
ている。




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