7月8日〜14日のオーストリアのニュース



7月8日(月)

     国外ニュース

支援金は分割して支払う ギリシア政府に改革の最終期限を設定

ギリシアは、月曜日のオイロ使用国財務省大臣の会談後、諸外国の
資金提供者からの巨額の支援の準備を行うことができる。EU使用国
連合は、現在の支援計画から、新たな支払いについて原則的に合意
したが、総額68億オイロは分割して支払われることになる。その前
提条件として、ギリシア政府は約束した改革を実施しなければなら
ない。7月末までに、数千人の公務員が、すでに決定した移籍会社
へと移動しなければならない。

     国内ニュース

国民評議会選挙 署名集めが始まる

火曜日に国民評議会選挙委向けた証明集めが始まる。3人の国会議
員の署名を集められない政党は、オーストリア各地で立候補するた
めに、2千6百人の支持する声明に署名する有権者を必要とする。州
の候補者名簿を提出するために、こうした人々は8月2日までに署名
を集めなければならない。誰が9月29日の選挙に進めるかが、この
ときに明らかになる。国会議員を出している政党、社会民主党、国
民党、自由党、未来同盟、緑の党、シュトローナハ班は、投票用紙
に名前が記載されることを確定している。署名を必要としているの
は、オーストリア キリスト教党、EU離脱党、共産党、男性党、君
主党、新オーストリア党、海賊党、社会主義左派党である。




7月9日(火)

     国外ニュース

エジプト新首相はイスラーム教徒兄弟団に歩み寄る

エジプト暫定大統領アドリ マンスールの仕事は、暴力を終了させ
るために、若いの提案を行なうことである。火曜日午後に発表され
た声明の中で、大統領は今後数週間で、すべての政治勢力と会談
し、流血の凶行を回避するための計画を立てるつもりである、と述
べた。一方暫定大統領ハセム アル・ベブラウィは火曜日午後遅く
に、イスラーム教徒兄弟団の代表も政権に加えるつもりである、と
予告した。極端に保守的なヌール党の党員も、移行政権の閣僚を出
すことになっている。

     国内ニュース

拘留中の4人の若者が暴力を受ける 発表より多くの事例

今年オーストリアの司法施設の中では、若者の入所者に対して、合
わせて4件の不当な権利侵害が起きていた。ベアトリクス カール
(国民党)が代印をつとめる法務省には、金曜日から内部の情報が
寄せられている。今までには暴行事件は報告されていなかったが、
今後は大臣は直接情報を収集しなければならない、とのことであ
る。報告によれば、すでに明らかになっているヨーセフシュタット
の司法施設と、ゲラスドルフの行刑施設での事例の他、グラーツと
リンツの青年部でも暴行が起きていた。




7月10日(水)

     国外ニュース

ボストンの襲撃犯 7分間の出廷

3ヶ月前のボストンでのマラソンを襲撃したとされるジョハール 
ツァルナエフは、水曜日午後、初めて法廷に姿を現した。この犯行
では、3人が死亡、重傷者を含め数百人が負傷していた。多くの犠
牲者と家族が、30項目に渡る起訴状の朗読の際に、ツァルナエフが
どのような反応をするか見守った。19歳の彼は、僅か7分間の出廷
時間で、数回にわたり無罪を主張した。

     国内ニュース

拘留中の若者の状況についてカールへの批判が強まる

拘留中の若も貳に対する虐待事件が明らかになり、担当する法務大
臣ベアトリクス カール(国民党)への批判が強まっている。国会
議員を出すすべての政党から、急速な対処を求める声が出ている。
社会民主党は、ヨーセフシュタットの司法施設に、これ以上若者を
収容しないように求めているが、未来同盟は調査委員会を設置する
方針である。国民党からは、状況を「はっきり改善」しなければな
らない、と述べた。緑の党はカールに対して、辞任を再び求めた。
いくつかの虐待事件が明るみに出てから、カールは身を隠してい
る。




7月11日(木)

     国外ニュース

CIAの秘密収容所で9/11の黒幕が電気掃除機を製造

AP通信によれば、2001年9月11日の攻撃の黒幕の一人と目され
るハリド シャイヒ モハメドは、米国の海外秘密情報部CIAのル
ーマニアの収容所で、10年前から電気掃除機の製造を行っていた。
その事情は次のようである。集中的に「水責め」の拷問で尋問を行
なった後、モハメドが凶行を自白したため、CIAの側からは何の計
画もなくなっていた。しかしモハメドはおそらく後に派まだ利用可
能であるとの期待が持たれた。熟練技師である彼は、虐待の後、独
房で狂気に陥らないように、CIAが通常でない手段を取った。

     国内ニュース

カールの若者収容所の改善計画 看守による介入も発覚

法務大臣ベアトリクス カール(国民党)は、青少年に対する刑の
執行の対策を木曜日に発表した。25項目の計画には、職員に対する
若干の専門的な訓練、若い拘留者に対するより多くの仕事、司法施
設の改善が含まれている。これより前に発表された調査によれば、
青少年刑務所内部でも、看守による介入も行われていた可能性が占
めさえる。入所者は、看守による威嚇、「平手打ち」および打撲が
あった、と報告している。




7月12日(金)

     国外ニュース

「コスタ コンコルディア」引き上げにはますます資金がかかる

昨年の「コスタ コンコルディア」事故の責任感する法的対立が長
引く中、難破した同船の引き上げ作業が全力で進められている。遅
くとも来年の夏前には、破損した巨船は、トスカーナの沿岸から姿
を消すことになっている。曳航するため、引き上げには、作業員
5百人ほどと30隻の艦船が投入されている。しかし世界でも前例が
ないこの作業の価格も、前例がない。このくず鉄の引き上げには、
豪華客船建造以上の金額がかかる可能性がある。

     国内ニュース

医師は単なる自己管理を厳しく批判

就業禁止が課されたウィーンの堕胎を行なう女医の事件で、医師の
仕事が十分管理され手いるかどうか、激しい議論が起きた。医師会
はこれを肯定してが、ウィーン患者会の弁護士シグリット ピルツ
はこれを強く否定した。現在のように医師たちの自己管理は、「全
く不十分」であり、医師会は当局による「異端者」の指摘を無視し
ている、と述べた。自己評価に関する意見は、まったく対照的であ
る。医師たちに質問をする会社QMed社は、これが「自浄作用」
につながる、と見ているが、ピルツは逆に「粉飾」につながる、と
見ている。彼女は社会政治的に重大な非難の声を上げている。




7月13日(土)

     国外ニュース

アフガニスタンの米軍 最高級品をくずに

2014年末にアフガニスタンから撤退するための用意を、米国は全
力を挙げて行っている。米国国防省の頭痛の種になっているのは、
駐留している兵士の帰国ではなく、軍の機材数百トンである。その
うち2割ほどは米国には持ち帰ったり、アフガニスタン軍に委ねら
れるのではなく、全例がないことだがくずにされる。その金額は約
70億ドルにのぼる。「我々は我々が行っていることで歴史を書いて
いる」と米国の高位の将軍は述べている。しかし「くず作戦」もき
わめて激しい議論の的である。

     国内ニュース

教員は元郵便職員の支援を得ることに

郵便と電信電話会社の元職員は、今後は警察と財政に任命されるだ
けではなく、学校でも教員の補助役として仕事をすることになる。
公務員担当大臣ガブリエレ ハイニシュ・ホーセク(社会民主党)
は、「クリール」紙日曜版で、元郵便職員150人を秋から、遅くとも
2014年1月から教育分野に転身させる、と予告した。「書類上では
この転職は完了している。すでに応募者もいる」と彼女は述べた。




7月14日(日)

     国外ニュース

初期の候補者が出そろいエジプト政府が形をなしつつある

エジプト移行首相ハセム アル・ベブラウィは日曜日、新政権の最
初の人事を発砲した。これにより米国寄りの方針がはっきりと敷か
れた。財務大臣の職は、当初の発表とは異なり、アフメド ガラル
が引き受ける。この経済学者は米国で研究し、20年にわたり世界銀
行で働いていた。外務大臣は長年、ワシントンのエジプト大使を務
めたナビル ファヒミに割り振られた。米国はこれまで、大統領モ
ハメド ムルシの失脚に関して、何の態度も表明していなかった。
そのためヨーロッパでは、イスラーム教徒兄弟団との接し方に、批
判の声が強まっている。

     国内ニュース

大統領は青年の刑の執行を「近代化」するように期待

連邦大統領ハインツ フィッシャーは、テレヴィ番組で、収容所の
中での若者の事件に関して、関心を抱いていることを明らかにし
た。彼は改革を進める中で、「近代的な見方」を推し進めるように
望んでいる、と述べた。法務大臣ベアトリクス カール(国民党)
が呈示した25項目の対策は正しいが、長い時間かけて熟慮したもの
ではないように思われる、とフィッシャーは見ている。彼は、拘留
刑を減らし、社会復帰策を増やすよう努力すべきである、と述べ
た。




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