9月1日〜7日のドイツのニュース



9月1日(月)

メルケルは連邦議会でクルド人への武器供給を正当化

連邦首相アンゲラ メルケルは、テロ民兵「イスラーム教国IS」に
よる脅威に対抗して、イラクのクルド人に武器を供給する計画を正
当化した。彼女は連邦議会での政府声明の中で、ISは過去数週間、
「想像を絶する残虐行為」を働いてきた、と述べた。さらにメルケ
ルは、この地域の不安定化を生む可能性があり、それはヨーロッパ
とドイツにも影響を及ぼしかねないので、どうしてもこれは阻止し
なければならない、とも語った。日曜日にはメルケルが議長を務め
る閣僚会議は、急進派民兵イスラーム教国と戦いを続けるクルド人
に対して、自動小銃、機関銃、対戦車砲および自動車を、支援とし
て供給することを決定していた。

     その他のニュース

国連「8月にイラクでは1千4百人以上が死亡」

国連の発表によれば、イラクでは暴力により、8月だけで1千4百人
以上が死亡した。国連代表部がバグダードで発表したところでは、
ジハード主義者の攻撃で、1千3百人以上が負傷した。ジュネーヴで
は、国連人権評議会が、同国の情勢を協議している。国連の代表た
ちは、テロ組織「イスラーム教国」は、凶行を起こし、組織的に民
間人を攻撃し、すでに1百万人以上を追放した、と非難したが、た
だし政府軍部隊にも、民間人に対する意図的攻撃の責任がある、と
した。国連人権高等弁務官パンシエリは、イラク政府は諸外国から
の支援を受けて、この犯人たちの責任を問わなければならない、と
要請した。

ウクライナ兵がルハンスク空港を放棄

キエフからの発表によれば、ウクライナ兵はルハンスク空港で、ロ
シアの戦車大隊と戦かい、ここから撤退した。軍広報リュセンコ
は、兵士たちは、同空港および近くにあるゲオルギジフカ村から撤
退するように、との命令を受け取っており、その前にはウクライナ
軍は、ロシア部隊の砲撃にさらされていた。ロシアは改めて、隣国
ウクライナへの軍事介入を否定した。外相ラヴロフは、即時かつ無
条件の停戦に関する話し合いを持つよう要求し、月曜日にベラルー
シの首都ミンスクでのウクライナと関係を持つ国々の会合で、これ
を議題としなければならない、と述べた。ベラルーシ外務省によれ
ば、この会合には、ウクライナ、ロシアの代表の他、ヨーロッパ安
全協力機構の代表も出席する。承認されていない「ドネツク民族共
和国」の副首相プルギンも、この会議には参加する意向である。

外相はクリミアへの「地上橋」を併合しないように警告

外相シュタインマイアーは、ロシアがウクライナ南東部で、クリミ
アにつながる地上路を併合することがないように、と警告した。既
に国際法に違反して併合されたクリミア半島に、ロシアは空路によ
ってだけでなく、海路によっても到達可能であるので、この可能性
はなくはない、とシュタインマイアーは「メルキッシュ一般」紙に
述べた。また、ここ数日で情勢はまた緊迫の度を増し、「ウクライ
ナとロシアの間で、直接的軍事衝突」が起きる可能性もある、とも
語った。




9月2日(火)

デモ隊がバグダードの国会内で暴れ回る

イラクの首都バグダードでは、テロリスト民兵「イスラーム教国
IS」との戦闘後に行方不明となった兵士の家族数百人が、国会に押
し寄せた。群衆は建物の中に入り込み、国会議員たちを襲い、会議
場で座り込みストを開始した、とのことである。ある国会議員によ
れば、家族たちは、大量殺戮と見られるものを阻止しなかった治安
軍が、責任を取るように求めた。ISは6月に数週間にわたってモー
スルを占領した後、ティクリート近くで兵士の大量殺戮と見られる
映像を公開していた。死者は1千7百人ほどである。

     その他のニュース

イエメン大統領は内閣を解散

イエメン大統領は内閣を解散した。政府筋の情報によれば、大統領
ハジは閣僚を解任し、国を一つにまとめ上げる政府を結成するよう
提案し、大統領は1週間以内に新首相を指名する、とのことであ
る。さらにしばらく前に可決したガソリン価格の値上げも、部分的
に撤回した。ハジのこの行動は、シーア派反乱勢力が首都サヌアを
2週間前から包囲しているのに、対抗するものである。

シリアのイスラーム教徒は国連兵士解放の条件を発表

シリアでは反乱勢力ヌスラ前線が、40人を超えるフィジーからの国
連兵士の釈放の条件を提示した。この国連兵は、ゴラン高原で、急
進派イスラーム教徒戦闘員が捕虜にした者たちである。フィジー軍
指揮官ティコイトガは、カーイダと同盟関係にあるこの組織は、国
連のテロ組織一覧から、自分の名前を消すことを求めている、と発
表した。その他に、国連兵との戦闘で死亡した彼らの戦闘員3人に
対する補償として、彼らが支配しているダマスカス近くの小都市
に、人道支援物資を贈るよう求めている。フィジーからの兵士たち
は、1974年からイスラエルとシリアの間で分割されているゴラン高
原で、両国の停戦が守られているか監視する、国連監視軍Undofに
属している。シリア反乱勢力は水曜日に、国境通過地点クネイトラ
を占領し、その際に国連兵を捕虜にしていた。

モゲリーニはガオクの「ロシアは協力関係を解消」発言を支持

ドイツ大統領ガオクは、ウクライナ紛争でのロシアの役割を厳しく
批判したが、次期EU外務委員モゲリーニは、彼と同意見である。今
はイタリア外相である彼女は、ブリュッセルのヨーロッパ議会で、
ガオクのグダニスク(ダンツィヒ)での発言は、正しい糸口であ
る、EUは現在、ロシアとの協力関係については議論できない、と述
べた。ガオクはグダニスクでの第二次世界大戦勃発75周年での演説
で、ロシアは西側との協力関係を、事実上解消した、と述べてい
た。




9月3日(水)

米国大統領府は処刑の映像が本物であることを確認

米国政府は、スンニ派テロ組織ISの映像が、本物であることを確認
した。この映像には、米国人記者スティーヴン ソトロフの斬首の
光景が写っている。秘密情報部の専門家の分析により、この映像は
本物であることが判明した、と国民安全評議会広報ケイトリン ハ
イデンはワシントンで述べた。米国大統領バラック オバマは、訪
問先のエストニアで、この驚くべき凶行を償われずそのままにする
ことはない、と述べた。この映像は木曜日、インターネット上に現
れ、世界中に驚愕をひき起こした。英国首相デイヴィッド キャメ
ロンは、これは極めて忌まわしく、軽蔑すべき行為である、と述べ
た。彼は内閣を緊急会議に招集したが、それは英国人1人もISによ
って人質とされているからである。ソトロフは昨年、シリア北部で
誘拐されていた。先月にはIS戦闘員が、既に米国の記者ジェイムズ
 フォーリーを斬首し、8月19日に犯行の映像をインターネット上
に置いていた。

     その他のニュース

米国は大使館警備のために兵士350人をバグダードに増派

米国はイラクに、さらに350人の兵士を派遣する。米国大統領府
は、彼らは首都バグダードの外交使節および外交官の護衛に当た
る、と発表した。そのために、すでにバグダードに駐留している民
兵55人が、周辺地域に移動となる。テロ民兵「イスラーム教国IS」
が直前に発表した斬首の映像が発表されて、数時間後に、この決定
が下された。米国政府はその他に、イスラーム教国との戦いでは、
外交が主導的な立場を取る、と予告した。外相ケリーと国防相ヘイ
ゲルが、テロ民兵「イスラーム教国」との「地域的な協力を強化す
る」ために、近々中東を訪問する、とのことである。数週間前から
既に米国空軍は、イラク北部のジハード組織の拠点に攻撃をかけて
いた。

プーチンはウクライナ紛争解決に向けて行動計画を呈示

ロシア大統領プーチンは、ウクライナ紛争解決のための行動計画を
呈示した。7項目から鳴子の計画は、主としてウクライナ軍と親ロ
シア分離独立派の攻撃の中止、捕虜の交換を含んでいる。プーチン
は訪問中のモンゴルの首都ウラン バートルで、ウクライナ政府と
親ロシア分離独立派は、金曜日までに「最終的な合意」に達するこ
とができる、と述べた。ウクライナ大統領府はこれより前に、プー
チンとポロシェンコは、電話で会談し、ウクライナ東部での永続的
停戦に合意した、と発表していた。ただしロシア政府はこれを否定
している。親ロシア分離独立派はげんざい、ドネツク空港を奪還し
た、と発表している。ロシア国防省は、ウェールズのニューポート
でのNATO首脳会談を翌日に控え、今月に大規模な演習を行なう、と
予告した。

メルケルはバルト地域へのロシアの攻撃はないとの見解

ドイツ首相メルケルは、NATO首脳会談を前に、NATOとロシアの間で
対立が拡大するのではないか、との不安を吹き飛ばそうとしてい
る。彼女はベルリンで、ロシアはバルト諸国の領土的一体性を守る
つもりだと自分は思っていが、これはバルト諸国がこの地域でNATO
の対応能力を強めることを求めていることを、真剣に受け止めてい
ないということではない、と述べた。そのためNATOは、木曜日の首
脳会談で、一連の策を決定し、迅速に対応することができるように
するだろう、とも語った。NATOとロシア政府の間に現在ある条約
は、何も変わらないだろう、とメルケルは強調した。




9月4日(木)

ラスムセンはロシアに具体的な措置をとるよう求める

ウクライナ大統領ペトロ ポロシェンコは、ウェールズのニューポ
ートでのNATO首脳会談と並行して、米国大統領バラック オバマ、
ドイツ首相アンゲラ メルケル、その他のNATO加盟国を代表する要
人と会談した。ポロシェンコは、現地状況の最新の進展と、ロシア
大統領ウラジミール プーチンとの会談について報告するつもりで
ある、とのことである。NATO事務長アナス フォー ラスムセン
は、ウクライナ危機解決に向けたプーチンの提案を受け、事態沈静
化のために具体的な措置をとるよう要請し、ロシアはウクライナと
の国境から、部隊を引き上げ、親ロシア反乱勢力支援を止めなけれ
ばならない、と述べた。プーチンは水曜日に、7項目の計画を提案
したが、これはウクライナ軍の反乱勢力の拠点ドネツクおよびルハ
スクからの撤退などが含まれている。ラスムセンは、NATOは
1997年に結ばれたNATO・ロシア基本文書を守るつもりである、と強
調した。特にバルト諸国とポーランドは、この基本文書を疑問視し
ていた。この文書は、NATOが東ヨーロッパの加盟国に、大きな部隊
を永続的に駐留させることを断念する、との内容である。この首脳
会談の最初の議題は、アフガニスタン情勢である。

     その他のニュース

英国はイラクのクルド人への武器供給を検討

ドイツとその他の西側諸国に続いて、今度は英国がイラクのクルド
人向けの武器供与を検討している。首相キャメロンは、加えてテロ
民兵ISと戦う上でも、クルド人地軸の民兵を養成することもでき
る、英国にはこれ以上のことを行なう用意がある、と述べた。現在
英国は、支援物資を提供し、軍事物資を輸送し、調査を行なってい
る。ドイツ政府は現在、クルド人民兵向けての武器供給の第一陣
を、運んでいる。ドイツ国防省は、国防軍の輸送機が、地雷および
信管撤去装置などの防御用軍事物資を、エルビル市へ運び込む予定
である、と発表した。最初の武器の運び込みは、今月中に行われる
ことになっている。フランスとイタリアも、クルド人の戦闘力を強
める意向である。米国空軍は、ISの拠点を空爆している。

カーイダはインド亜大陸に新たな拠点を築く

カーイダ指導者ザワヒリは、インド亜大陸に新たな拠点を置くと発
表した。米国の事業Siteの情報によれば、彼はインターネット上の
映像で、ミャンマー、バングラデシュ、インドの各地に「カリフ
国」を樹立するのが目標である、との得た。Siteはイスラーム教徒
のウェッブサイトの監視を専門的に行なっている。ザワヒリによれ
ば、この組織は「カイダート アル・ジハード」という名前で、こ
の地域のイスラーム教徒住民相互の間にある「人工的な国境」を取
り除くためのものである。この部隊が実際にどれぐらいの戦力を持
っているかは、今のところ不明である。カーイダの親書は、競合す
る急進派民兵「イスラーム教国IS」の不興を買う、とも捉えられ
る。ISはシリアとイラクで、同じようにカリフ国の成立を宣言し
た。専門家によれば、カーイダは新たな戦闘員を獲得するのが困難
になっている。これに対し、ISは若い支持者を動員することに成功
した。

アフガニスタンではタリバーンが攻撃 死者18人

アフガニスタン南東部で、タリバーンの自殺攻撃隊員による攻撃が
あり、少なくとも18人が死亡、60人以上が負傷した。ガンジ州副知
事アフマディによれば、攻撃目標はガンジ市にある秘密情報部NDS
の建物であった。NATOが指揮する保護部隊ISAFの発表によれば、死
者の中には同部隊の兵士1名も含まれている。急進派イスラーム教
徒タリバーンが、この攻撃を行なった、と発表した。彼らは水曜日
に、NATOはアフガニスタンの外国による「占領」を終了させなけれ
ばならない、と要求していた。アフガニスタン情勢は、ウェールズ
のニューポートで開かれているNATOの首脳会談の主題でもある。




9月5日(金)

対立する勢力は東ウクライナの停戦で合意

ウクライナと接触を持つ国々がミンスクで交渉を行ない、ウクライ
ナ政府と親ロシア反乱勢力の交渉役は、停戦に合意した。インター
ファクス通信が、交渉筋の情報として伝えたところによれば、停戦
は現地時間18時(中部ヨーロッパ時間の17時)から、戦闘が続くド
ンバス地域で発効する。ウクライナ大統領ペトロ ポロシェンコ
は、政府軍に停戦をこれから命じなければならない。

     その他のニュース

NATOは危機介入軍の創設を可決

NATOは危機緊急介入軍の創設と、東ヨーロッパに配備する計画を可
決した。事務長アナス フォー ラスムセンが、ウェールズのニュ
ーポートで開かれたNATO首脳会談で、これを発表した。ポーランド
首相トゥスクによれば、この部隊は5千人規模である。この決定
は、ウクライナ危機が原因で生じたロシアのと紛争に対する反応で
ある。

米国はIS民兵との戦いで同盟国と盟約を結ぶ方針

米国は、テロ民兵「イスラーム教国IS」との戦いで、NATO加盟諸国
と盟約を結ぶ方針である。ウェールズのニューポートで開かれてい
るNATO首脳会談に出席している米国外相ケリーは、同盟国による広
範な支援を取り付けるべく努力しているが、地上軍を派遣する可能
性はない、と述べた。ケリーは、英国、フランス、ドイツ、カナ
ダ、オーストラリア、イタリア、ポーランド、デンマーク、トルコ
の外相と協議していた。彼は、ISがイラクおよびシリアの領土をこ
れ以上支配下に収めるのを阻止し、同時にイラク軍を強化すること
が重要だ、と述べた。

EUはエボラとの戦いで西アフリカに1億4千万オイロの支援

EUはエボラとの戦いで、西アフリカに対する支援を、1億4千万オイ
ロまで上積みする。その中には、特に大きな打撃を受けたリベリ
ア、シエラ レオネ政府に対する予算面での支援だけで、9,750万
オイロが含まれている。EU開発委員ピエバルグスは、疫病エボラ
は、経済的安定に対する脅威である、と述べた。この発表によれ
ば、ギニアとナイジェリアも、3,800万オイロの支援金を受け取
り、それで衛生面の事業の他、上水と下水の施設を拡充することに
なっている。さらに5百万オイロが、移動実験室と医療に携わる人
材の学校に使われることになっている。世界保健機関WHOの発表に
よれば、エボラが蔓延してから、約2千人がこのウィルスで死亡し
た。国連は、この病気がきっかけとなって、西アフリカに飢餓が発
生しないように、と警告した。




9月6日(土)

停戦後の東ウクライナでは緊迫した平静

東ウクライナ情勢は、最初の両者の停戦が発効したものの、緊迫が
続いている。対立する両者は、停戦が完全には守られていない、と
相手をお互いに非難し合った。親ロシア分離独立派指導者ウラジミ
ール マコヴィッチは、ドネツクの郊外には金曜日夕刻にミサイル
が着弾したと述べた。一方ウクライナ軍は、停戦発効後に、分離独
立派は少なくとも10回にわたってウクライナ兵に発砲した、と発表
した。停戦違反したかどうかについて、中立の立場からの報告は、
今のところない。ウクライナ、ロシア、分離独立派、ヨーロッパ安
全協力機構の代表者は、金曜日にベラルーシのミンスクで、停戦、
部隊の撤退、全ての捕虜の交換で合意した。停戦は正式には金曜
日、現地時間18時(中部ヨーロッパ時間17時)に発効した。

     その他のニュース

ロシアはEUの新たな制裁への対抗措置を取ると予告

ロシアはEUの制裁強化を、おとなしく受け入れるつもりはない。ロ
シア外務省は、制裁の新たな一覧が発行すれば、ロシアは対抗す
る、と発表した。EUは、新たな制裁の発表を発表することで、ウク
ライナの「戦争一派」を直接支援する方向性を示したことになる
が、むしろドンバスの経済的再建に向けて、努力すべきだ、とも述
べた。各国のEU大使は金曜日、東ウクライナの停戦が合意されたに
もかかわらず、ロシアに対する経済制裁強化に合意していた。それ
によれば、20人ほどの入国禁止と口座凍結が可決され、軍事利用可
能な物資の輸出も制限される。この制裁措置は月曜に正式に可決さ
れる。EU加盟各国では、ウクライナ紛争の解決に向けて進展があ
り、停戦が長期的に続いた場合には、さらなる制裁を停止する方が
望ましい、とする声もある。

国際アムネスティはウクライナでの戦争犯罪を告発

国際アムネスティによれば、ウクライナ東部では、親ロシア分離独
立派も兵士も、「大きな人権侵害」を行なった。事務長シェティ
は、「全ての側が、民間人の生命を軽視し、国際的な義務をはっき
り侵害し、」人権団体である同組織の隊員は、恣意的な銃撃、誘
拐、暗殺の事例を文書化している、と述べた。アムネスティによれ
ば、特に分離独立派は多くの人質を取っており、彼らは「しばしば
残酷に殴られ、虐待」された、とのことである。民間人の報告によ
れば、ウクライナ軍はおそらく、やみくもに住宅地域を射撃し、そ
れは戦争犯罪の可能性がある。さらにアムネスティは、ウクライナ
政府に対して、事件を調査し、犯人に責任を取らせるように呼びか
けた。さらに同組織は、ロシアがこの紛争に直接介入し、分離独立
派を支援することで、過熱させた証拠を持っている、とも発表し
た。

外相はアフガニスタンの選挙を巡る対立を終結させるよう要請

アフガニスタン大統領選挙の結果を巡る対立で、投票からほぼ3ヶ
月間たっても、まだ合意が成立する兆しはない。ドイツ外相シュタ
インマイアーは、訪問先のカブールで、分裂した各陣営に対して、
「国を一つにまとめ上げる政権」を作るように呼びかけた。決選投
票に残った候補ガニとアブドゥッラーは、何とか妥協点を見いださ
なければならない、と述べた。両者はそれぞれ、自分が決選投票で
勝利し、大統領カルザイの後任は自分である、と主張している。ド
イツ側の発表によれば、ガニとアブドゥッラーは、、シュタインマ
イアーと協議後に、「進展」があったが、未解決の政治的に困難な
問題が存在している、と述べた。これには、諸外国の戦闘部隊が撤
退した後、ヒンドゥクシに残る外国人兵士に対する安全協定の計画
が含まれている。




9月7日(日)

お休みです。



今日のニュースへ

過去のニュース(目次)へ inserted by FC2 system