9月15日〜21日のオーストリアのニュース



9月15日(月)

     国外ニュース

NATOが拒否したウクライナへの武器輸送は誰が行なうか

ウクライナは、親ロシア分離独立派と戦うために、西側から武器を
手に入れることができるかどうか。ウクライナ国防大臣ヴァレリー
 ヘレテイは日曜日、「殺人用兵器」は既にウクライナ経に入りつ
つある、と述べた後、誰がそれを運搬するのか悩んでいる。月曜日
からウクライナと合同演習を行なっているNATOは、既にそれを拒否
している。ドイツも公式にはこれを関知していない、と政府は月曜
日に発表した。ポーランドはとにかくも、武装用の付属品をウクラ
イナへ送るつもりであるが、ヘレテイはそのことに考えが及ばなか
った。

     国内ニュース

労組と労働者会議、被雇用者同盟は減税計画を提出

オーストリア労働組合連合、労働者会議AKが合同で、国民党の被雇
用者連合OeAABが独自の減税計画を、強提出する方針である。労働
組合連合案は、被雇用者の「はっきりわかる負担軽減」をもたらす
ものだ、とのことである。お昼には労組連合および労働者会議の文
書が、労組連合幹部によって可決されることになっている。その
後、午後には両者の議長エーリヒ フォクラー(労組連合)とルー
ドルフ カスケー(労働者会議)は一般むけの文書の中で、これを
発表する。木曜日にはこの案はウィーンでの事業所評議会拡大会議
で、全従業員代表に提案されることになっている。




16日(火)と17日(水)

お休みです。



9月18日(木)

     国外ニュース

投票終了 スコットランド独立投票の結果を待つ

スコットランド人にとって、歴史的な一日が終わった。スコットラ
ンドのほぼ全ての有権者が木曜日、投票所を訪れ、同国の未来を決
する投票に参加した。「スことランドは独立国になるべきか」が、
投票用紙の質問である。スコットランド人の過半数が、「はい」と
「いいえ」のどちらに印をつけたかは、投票所が閉まった後もまだ
はっきりしていない。独立賛成派も反対派も、夜を越えて、結果を
待っている。

     国内ニュース

雨の多い9月 これ以上の降雨があれば農作物に被害の恐れ

先週の大雨は、数百ヘクタールの作物を駄目にしただけではない。
サライ数千ヘクタールの耕地にあるひまわり、トウモロコシ、ジャ
ガイモが全滅する恐れにさらされている。大雨でいくつかの地域で
は、土地がぬかるみとなり、機械を使ったり収穫を取り入れること
ができなくなっている。日照不足のため甘さが不足するブドウの品
質が落ちるほか、病気にかかる可能性も高まっている。今の悪い状
況では、乾燥させるために、数週間に渡って安定した高気圧が留ま
ることが必要である。金曜日までは天気は安定しているが、その後
はにわか雨が降る危険がある。




9月19日(金)

     国外ニュース

フランス国民運動連合党首 サルコジは政界への復帰を予告

フランス元大統領ニコラ サルコジは、政界に復帰する。フランス
大統領選で敗北してから2年半、彼は再び保守派の国民運動連合UMP
の党首に立候補する方針である。党首になれば、サルコジは2017年
の大統領選挙にも経つことになる。同党は現在、党内の争いと事件
を抱えており、今まで大統領フランソワ オランドの弱みにつけ込
むことができなかった。サルコジ自身も多くの事件に巻き込まれ、
司法の標的となっている。

     国内ニュース

社会民主党は候補者名簿を「支配」する方針

連邦社会民主党は、国民評議会で女性議員の割合を確保するため
に、今後は同党の全ての候補者名簿を支配する方針である。これは
首相府長官ヨーセフ オスターマイアー(社会民主党)が「プレッ
セ」紙のインタヴューで述べている。「これがその計画である。名
簿は修正の可能性がある」たあし、それに党幹部や党評議会に全権
が委ねられるかどうかは、未定である。「私たちが候補者名簿を作
るに当たって、女性の割合を重視しなければならない、党のは事実
である。選挙後では遅すぎるからだ」とも述べた。




9月20日(土)

     国外ニュース

「世界対IS」 オバマは世界が一つになってテロと戦うのを支持

米国大統領バラック オバマは、来週国連で、ジハード主義者組織
「イスラーム教国IS」に対抗して、諸外国が同盟を結成するよう訴
える方針である。オバマは土曜日に、毎週恒例のラジオ演説で、
「これはアメリカ単独の戦いではない。世界対イスラーム教国の戦
いである」と述べた。また米国政府は、シリアとイラクで、ISの拠
点を空爆するつもりであるが、シリア大統領バシャール アル・ア
サドと協力することはない。

     国内ニュース

フォアアルルベルク州選挙 新たな政治連合に向けて努力の段階

フォアアルルベルク州議会選挙は、オーストリア西部の政治情勢
を、いくらか安定した形で新たに作り直し、それによって国内の他
の部分でも同じようなことが起こるかもしれない。ここで成立する
かもしれない連立政権のあり方は、今まで他のどの州でもないほど
多様で、オーストリアの他の地域にとって前例となる可能性もあ
る。「小州フォアアルルベルク」での異例の投票行動は、全く予断
を許さないため、さらなる驚きが生まれるかもしれない。




9月21日(日)

     国外ニュース

ガニがアフガニスタン新大統領と発表

アフガニスタン元財務大臣アシュラフ ガニは、大統領選挙の勝者
として、公式に発表された。これは日曜日に選挙委員会が発表し
た。ガニと彼の対立候補で、元外務大臣アブドゥッラー アブドゥ
ッラーは、数ヶ月にわたって、大統領選挙の結果に関して対立を続
け、相手が不正を行ったと非難した。また日曜日にはガニとアブド
ゥラーは、国を一つにまとめる政府に合意した。ただしこれは両陣
営の対立が激しいため、簡単には成立しないかもしれない。

     国内ニュース

フォアアルルベルク州議会選挙 国民党の票はどこに向かうか

国民党連邦党中央部からフォアアルルベルク州を見ると、日曜日の
選挙結果に関して、暗いものとなった。なかでも歴史的な区切れ目
となった。州首相の正当である国民党は、得票を9%減らして、記録
的に低い水準に落ち込み、絶対多数を失った。移民問題では有権者
の流れは、はっきりした傾向が見えている。漁夫の利を得たのは自
由党の他、大きな勝利を収めた緑の党であった。さらに別の統計上
の数字もある。与党の見方からすれば、連邦政治の水準では、警告
を発するもののように思われる。




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