10月20日〜26日のオーストリアのニュース



10月20日(月)

     国外ニュース

謎の潜水艦 スウェーデン軍は誤った証拠を示した

ストックホルム沖で、謎の海面下にある物体の捜査は、ますます多
くの様相を見せている。当初は秘密法情報部の偵察作戦が取りざた
されたが、今では捜査そのものが秘密となっている模様である。と
いうのは、スウェーデン軍が意図的に、ロシアの潜水艦が目視され
たとする位置に関して、誤った情報を与えていたからである。軍は
月曜日夕刻、日曜日に公表された写真が、別の場所で撮影されたも
のであることを認めた。

     国内ニュース

調査委員会に関する新たな規則がようやく確定

国会の調査委員会改革が確定した。国会の議席を持つ各党の党首
は、シュトローナハ班を除いて、月曜日に洋楽合意に達した。新た
な規則の発効で、調査委員会の設置が少数派の権利となる。国会議
員の4分の1があれば、今後はそれに関する委員会が設置できること
になる。国民評議会議長団が議長を務めるが、手続きの代弁者には
就任できない。不動産銀行調査委員会設置の道が、これで開かれた
ことになる。




10月21日(火)

     国外ニュース

ISはコバネ周辺に戦闘員を集結させて反攻に出る/P>

シリアとトルコの国境の町コバネに包囲されたクルド人に対する支
援が、先日強化されたことに、急進派イスラーム教徒テロ民兵「イ
スラーム教国IS」は、大規模な反攻に出る。IS戦闘員はおそらく周
辺の全地域から、コバネに集まってきている。既に3方向から包囲
されている同市をめぐる攻防戦は、新たな段階に達する可能性が高
い。さらにトルコは、以前の予告とは異なり、コバネ防衛側を支援
するために、クルド人ペシュメルガ戦闘員が、国境を越えることは
認めていない。

     国内ニュース

グラサーは裁判に金がかかりすぎるとして妨害する方針

カール・ハインツ グラサーにとっては、彼の以前の税金顧問に対
する民事裁判に、1日当たり7万5千オイロほどがかかっているの
は、あまりに高価すぎる。火曜日に彼の弁護士は、裁判中断の動議
を提出した。被告はこれに反対している。




10月22日(水)

     国外ニュース

カナダ国会で銃撃 攻撃でカナダは不安に陥る

カナダ治安当局は最高度の警戒態勢を取っている。数時間前にカナ
ダのテロ警戒態勢が引き上げられていたとはいえ、水曜日に起きた
首都オタワの政府の建物がある一画での銃撃戦で、警察は全く予想
外の出来事に直面した。兵士1名と攻撃犯が死亡したこの事件の背
景については、まだ全く不明である。犯人が単独で行動したかどう
かも、夜の時点ではまだ不明である。当局は沈黙を続けているが、
カナダと米国報道機関は、米国政府の幹部の話として、犯人と目さ
れる殺害された男の身元を伝えている。

     国内ニュース

大学生の4人に1人はオーストリア人ではない

オーストリアの大学、単科大学、私立大学に通う外国人大学生の数
は、1990年代の初めから比べると、2万人から9万人(2013/4年冬学
期)に増加した。これは、35万人の大学生のうち、4分の1を越えて
いる。




10月23日(木)

     国外ニュース

捜査陣「オタワ銃撃犯はシリアに行くつもりであった」

カナダの首都オタワで銃撃戦が起こり、死者が発生してから1日、
担当する当局は、現在の捜査状況に関して、情報を公開した。それ
によれば、マイケル ゼハフ・ビボーと特定された犯人は、単独犯
で、当初の報道とは異なり、合わせて93人が乗っている「危険性が
高い旅行者」の名簿には載っていなかった。捜査当局の見方によれ
ば、背後にはイスラーム教の影響がある可能性が高い。32歳のこの
男は、凶行に及ぶ前に、シリアに渡航しようとしていた。

     国内ニュース

ケムラーが持ち株会社社長に留まるのは2015年まで

数日前から観測が流れていたが、木曜夕刻に決着がついた。オース
トリア持ち株会社社長ルードルフ ケムラーの契約は、当初の延長
が可能であったときより、2年早く終了する。緊迫感を持って見守
られていた同社監査役会議の後も決着がつかなかったのは、ケムラ
ーの後任に誰が就任するかである。決着がついていない同社改革に
関して、進行中の議論を視野に入れて、監査役会会長シークフリー
ト ウォルフは、さらに議論が必要だ、との見解を持っている。ケ
ムラーが実際に2015年まで、オーストリア持ち株会社の社長に留任
するかどうかは、この関連でまだ見通しが立たない。ケムラーの後
任が誰になるのかも、不明である。




10月24日(金)

     国外ニュース

エボラでオバマは治癒した女性看護師と面会

病院の隔離病棟から、ワシントンの大統領府に直行した。エボラが
治った女性看護師ニーナ ファムは、退院したその日に米国大統領
と面会した。オバマはこの行動で、混乱に陥る必要はなく、米国は
危険を管理できる、との明確な方向性を、米国市民に向けて示すつ
もりである。2人目の看護師も金曜日に、治癒したと発表された。
一方世界保健機関は、来年には、広範な摂取に向けて十分なワクチ
ンを調達できる、との見解を表明した。

     国内ニュース

財相がEUの叱責に回答「2016年以前の赤字解消は不可能」

金曜日に財務大臣ハンス イエルク シェリング(国民党)は、EU
委員会の警告通知に対して回答した。EUは他の3箇国と並んでオー
ストリアが、2015年の国家予算案を、事前に示された予算の方針か
ら、あまりに大きく逸脱している、と非難していた。この回答書の
中でシェリングは、EU委員会に対して、収支の均衡が取れた予算を
作ると約束できるのは、2016年になってからだ、と述べた。彼は来
年は、他の閣僚と、「今後の対策」について、「集中的な話し合
い」を行なうつもりである、と語った。そのようなものになりそう
か、同委員会に対話の中で説明するつもりである。




10月25日(土)

     国外ニュース

ローマで大規模デモ レンツィの「就業法」が大衆の怒りを買う

「従業員の権利に手を出すな」などのことばを掲げて、土曜日にロ
ーマでは、労働組合の発表によれば、1百万人を越える人々が、政
府が計画している労働市場改革に抗議して出動した。首相マテオ 
レンツィに対するものとしては、今回は最大規模のデモで、彼の
「就業法」も自らの陣営の中でも議論を呼んでいる。レンツィは最
初の行動で戦闘的な態度を取っいたが、今後は強まる逆風に答えな
ければならないのは間違いない。

     国内ニュース

プラターは各州の税金の自治を供給

ティロール州首相ギュンター プラター(国民党)は、昨日午後、
連邦制をさらに強化するように要請した。そのためのよい手段は、
スイスで行なわれているような、本物の税の自治である、とインス
ブルックの州議会広場でのオーストリア大気鋭ラッパ隊の演奏の際
に述べた。




10月26日(日)

     国外ニュース

ウクライナ 親西側政党が明確な勝利

ウクライナの国会議員選挙は、親ヨーロッパ政党がはっきりした勝
利を生んだ。ただし予想外のこともあった。多くのウクライナ人
が、表を首相の政党にも、閣僚が属する党にも投じず、野党の親西
側政党「自助」に投じたのは、予想外であった。親ロシアの元大統
領ヴィクトル ヤヌコーヴィチに連帯するとの表明もあったのも、
予想外であった。元首相ユーリア ティモシェンコの運命は、ウク
ライナの緊張を高める可能性のある今回の選挙で、確定する模様で
ある。

     国内ニュース

国民の祝日 大統領はテロの不安に抗する演説

連邦大統領ハインツ フィッシャーは、国民の祝日の機会を捉え
て、国民に対する演説で、イスラーム教徒のテロによる脅威に不安
を持ちすぎないように、と述べた。フィッシャーは、平和実現の一
環として、ヨーロッパ統合が進んでいると指摘して、民主主義はテ
ロ組織よりもますます力を持っており、この計画で「オーストリア
計画」の未来に力を注ぎ、国内の「教育、業績、公正」を促進でき
るようになっている、と強調した。この3つの中心項目がなけれ
ば、よい展開があるとは考えられず、この3項目のどれも、他の2項
目がなければ不可能である、とも語った。




今日のニュースへ

過去のニュース(目次)へ inserted by FC2 system