12月29日〜31日のドイツのニュース



12月29日(月)

ギリシア選挙は1月25日に 新たなオイロ危機が発生か

ギリシアでは1月25日に、国会議員が選ばれる。大統領選挙が失敗
に終わったのを受け、首相アントニス サマラスは、火曜日に現大
統領カロロス パプーリアスに、国会を解散するよう求めるつもり
だ、と予告した。世論調査によれば、選挙を行えば、左派のヨーロ
ッパに批判的な野党「急進左派連合Syriza」が最大勢力になる可能
性がある。その党首アレクシス ツィプラスは、EU、ヨーロッパ中
央銀行、国際通貨基金の三者の救済計画は、数日後には過去のもの
になる、と発表した。大統領選挙では、政府側の候補で元EU委員ス
タヴロス ディマスは、3度目の投票でも、必要な過半数を取るこ
とができなかった。それにより国会は解散され、新たに選び直され
なければならない。高額の負債を抱えるオイロ使用国であるギリシ
アの次回国会議員選挙は、予定通りであれば2016年になってから行
なわれる予定であった。

     その他のニュース

ポロシェンコはプーチン、メルケル、オランドと会談すると発表

ウクライナ大統領ポロシェンコは、1月15日に、ロシア大統領プー
チン、ドイツ首相メルケル、フランス大統領オランドとの4者会談
を開く、と予告した。この会談は、カザフスタンの首都アスタナで
開催され、ウクライナ紛争終結について、話し合われる、とポロシ
ェンコは発表した。12月22日には、メルケル、プーチン、オランド
とポロシェンコは、電話で四者会談を開いていた。ウクライナ東部
では春から、政府軍と親ロシア反乱勢力が、激しい戦闘を繰り広げ
ている。数回にわたって結ばれた停戦は、何度も侵害された。西側
は、ロシアが反乱勢力を、軍事的に支援している、と避難している
が、ロシア政府はこれを否定している。

アドリア海フェリー火災救出活動は終了 死者は少なくとも7人

破損したアドリア海のフェリー「ノルマン アトランティック」に
乗船していた人々の救出は、およそ36時間後に終了した。少なくと
も7人が遺体となって執拗さ得た。船長も最後にこの船を離れた、
とイタリア沿岸か支局は発表した。その他の旅客と乗組員は、救出
された、と首相レンツィは述べた。船内にはもともと478人が乗っ
ており、火災が日曜日早朝に、ギリシアのコルフ島沖で、発生して
いた。このフェリーはギリシアのアネク ラインズの所有で、アル
バニア沖にいる。一晩中、救助隊がヘリコプターを用いて、旅客を
煙を上げるフェリーの甲板から、運び出した。風、暗闇、寒さが、
この活動を困難にした。

行方不明のエアアジア機の痕跡は見つからず

行方不明の旅客機の痕跡を見つけるkぼうは、また打ち砕かれた。
海で発見された物体は、行方不明の飛行機の一部ではない、とイン
ドネシア副大統領カラは発表した。それより前に、捜索隊は、この
大型機の墜落利点と推定される場所の近くで、石油の痕跡を発見し
ていた。このマレーシアの旅客機は、162人を載せて日曜日に、イ
ンドネシアとシンガポールの間で、レーダーから姿を消していた。
操縦士はそれより前に、雷雨前線がある、と報告し、進路の変更を
申し入れていた。しかしこの進路変更は、空路の混雑のため、拒絶
されていた。




12月30日(火)

エアアジア機 インドネシア沖合で40人の遺体が収容される

今や確実になった。日曜日に行方不明になったエアアジアの旅客機
は、海に墜落していた。現地では捜索隊が、40人の遺体を海から収
容した。インドネシア空軍の発表によれば、同機の残骸は、パンカ
ラン ブーンの南西185キロにあり、それは同機が最後にレーダー
に捉えられた場所から、わずか10キロしか離れていない。複数の艦
船が、他の犠牲者と同機の残骸を捜索するために、墜落した地域に
到着していた。乗客の家族は、インドネシアのスラバヤにある出発
空港で、日曜日から待ち続けているが、度を失なった。多くの人
は、最後まで奇跡が起きることを祈っていた。162人を載せたこの
大型機は、日曜日にインドネシアのスラバヤから、シンガポールに
向けて離陸していた。精確な事故原因は、まだ解明されていない。
エアバス社のA320型の操縦士が、レーダーから姿を消す前に、雷雨
前線があると報告していたころから、当局はこれは事故である、と
見ている。

     その他のニュース

アドリア海のフェリー火災 死者は12人に

アドリア海での海岸事故で、救助隊の2人も死亡した。事故を起こ
したフェリー「ノルマン アトランティック」を曳航しようとした
ところ、このアルバニア人2人が死亡した。イタリア海軍は、ロー
プがちぎれた際に彼らは死亡した、と発表した。これにより、フェ
リー火災後の死者の数は、12人増えている。外務省の発表では、ド
イツ人客17人が、安全な場所に運ばれた。通信社ANSAによれば、
「ノルマン アトランティック」の残骸は、アルバニアの都市ブロ
ラ港に曳航される。乗客名簿につじつまが合わない点があるため、
地中海では、今後も行方不明者の捜索が続けられる。この名簿に
は、救助されたり、遺体が収容された以上の人間が乗っている。イ
タリア政府は、違法な移民がこのフェリーに乗っていた可能性があ
る、と見ている。何故火災が起きたかは、まだ不明である。

コルフ島沖で再び海難事故

ギリシアのコルフ島(ケルキラ島)沖合では、ふたたび数百人を載
せた輸送船が海難事故にあった。ギリシア沿岸警備隊が発表したと
ころでは、モルドヴァ国旗を掲げた「ブルー スカイM」は、イタ
リアとギリシア間の海峡で、緊急信号を発した、同船には6百人ほ
どの難民が乗っている。海軍の艦船と救助用ヘリコプターが、この
輸送船の所に向かっている、とのことである。ギリシアでの報道に
よれば、同船には複数の武装した者たちが乗っている。沿岸警備隊
は、彼らの中には移民請負業者が含まれている、と推定している。
この輸送船は、エンジンが故障している、とのことである。この海
峡では、月曜日午前中にフェリー「ノルマン アトランティック」
が火災を起こして、海難事故を起こしていた。

サマラスは今回の選挙がギリシアの命運を握る問題であると宣告

ギリシア首相サマラスは、1ヶ月後に予定されている国会議員選挙
が、同国の命運を握る問題である、と宣言した。「今回の戦いは、
ギリシアがヨーロッパに残留するかどうかを決定することになる」
と彼はアテネで述べた。それより前に彼は、大統領パプーリアス
に、国会の解散と1月25日の選挙を申請していた。憲法によれば、
新ギリシア大統領を選ぶ投票が、3回失敗に終わった場合には、選
挙をやらなければならない。野党左翼政党「急進左派連合Syriza」
が有力と見られているが、同党は諸外国の債権者が課していた支出
削減計画の取り消しを求めている。国際通貨基金IWFは既に、ギリ
シアに対して当面新たな緊急融資を行なわない、と予告し、ギリシ
ア政府とさらなる支援に関して話し合いをするつもりである、と述
べていた。




12月31日(水)

イタリア海軍がシリア難民970人をぎりぎりのところで救助

イタリア海軍は、シリア内戦で難民となった970人を乗せた輸送船
が、大惨事に巻き込まれるのを不正だ。湾岸警備隊の発表によれ
ば、この船はイタリア南部の岩礁に衝突する方向に進んでいた。ヘ
リコプターで「ブルー スカイM」に向かっていた緊急出動部隊
が、ぎりぎりのところで、船を安全な進路に留め、その後ガリポリ
に誘導することに成功した。それより前にこの輸送船をめぐって
は、混乱が生じていた。ギリシア湾岸警備隊は火曜日に、「ブルー
 スカイM」が武装した男たちに操縦されている、との緊急の呼び
かけを受け取っていた。同警備隊はその後、巡視艇を派遣したが、
異常を発見していなかったが、それはおそらく検査に手抜かりがあ
ったためである。イタリア当局は、この輸送船は現時点では、人身
売買業者の支配下にある、と推定しており、この船を見捨ててい
た。人身売買業者が、難民が他の船に救出されると考えた場合に
は、このようなことがしばしば起きている。

     その他のニュース

エアアジア機の残骸が発見との報道

複数の報道によれば、墜落したエアアジア機の残骸が発見された。
インドネシア海軍の艦船の乗組員は、ボルネオのクマイの西で、海
底24ないし30メートルほどの所に残骸がある映像を撮影した、とイ
ンターネットのTempo.coが報じている。これより前に、この地域で
は、海面のところで、残骸の一部と犠牲者が確認されていた。発表
によれば、この残骸は上下が逆になった状態である。格安航空のこ
のエアバスA320型機は日曜日に、インドネシアのスラバヤからシン
ガポールに向かう途中、レーダーから姿を消していた。同機にはイ
ンドネシア人を中心に、162人が乗っていた。今までに6人の遺体が
収容されている。

イエメンではシーア派の祭りが自殺攻撃を受ける 死者34人

中央イエメンのイブ市で、シーア派のフチ反乱勢力の祭りで、自殺
攻撃犯が、少なくとも33人を巻き添えに爆死した。この数字を発表
したのは救助隊である。さらに多くの人が負傷し、それにはイブ州
知事アル・アルジャニも含まれている。目撃者の話によれば、合わ
せて4百人を超えるシーア派信徒が、預言者モハメドの誕生日を祝
うこの祭りに参加していた。フチは夏以来、イエメンの広い範囲を
制圧し、首都サヌアも支配している。特にスンニ派テロ組織アル 
カーイダの支持者を中心に、南イエメンの州のシーア派と対抗して
いる。軍はこの紛争で、ほぼ無力である。

ナイジェリアでドイツ人2人が殺される

西アフリカのナイジェリアでは、先週末にドイツ人2人が殺害され
た。ベルリンの外務省はこれを確認したが、詳細は発表しなかっ
た。「バルト海新聞」の情報によれば、殺害されたのは、建設会社
ユーリウス ベルガー社の技師2人である。二人はメクレンブルク・
フォアポメルン州出身の男性で、土曜日にオートバイで郊外に出か
けたが、帰還しなかった。2人のうち1人は34歳で、もう1人は10歳
ほど年上である。10月には同社の社員2人が、ナイジェリアで襲撃
されていた。このときは1人が殺され、もう1人は誘拐され、1週間
後に釈放されていた。ナイジェリア警察はこのとき、身代金の要求
があった、とだけ発表していた。




今日のニュースへ

過去のニュース(目次)へ inserted by FC2 system