7月13日〜19日のオーストリアのニュース



7月13日(月)

     国外ニュース

ギリシアは銀行再開に向けて困難な道

オイロ使用各国が、月曜日朝に、ギリシアとの間で、第3期の支援
計画の条件について合意した後も、住民にとって、情勢は当面ほと
んど変化しない。銀行は、少なくとも水曜日までは閉鎖されたまま
であり、資本の移動の監視も今後も続く。銀行を再開するために
は、ギリシアの金融機関は緊急に120億オイロが必要である。ただ
しこのつなぎ資金の融資は、オイロ使用国の財務大臣に、大きな問
題を突きつけている。今度は専門家は、当面、融資のやり方を検討
することになる。

     国内ニュース

ザルツブルク州自由党は新党首を持つ

ザルツブルク州自由党は新党首は、公式に新党首を持つ。110人の
代議員が、昨日午後、ザルツブルク市で開かれた州特別党大会で、
賛成多数で、アンドレアス シェプルを新首相に選んだ。53歳の弁
護士である彼は、ちょうど1百票(90.91%)を獲得した。シェプル
は、サールフェルデンで6月9日夕方に、連邦同党首ハインツ・クリ
スティアン シュトラーヒェから、暫定的に同州の新党首に取り立
てられ、今日は対立候補は立たなかった。




7月14日(火)

     国外ニュース

核をめぐる取引でISは圧力にさらされる

諸外国とイランが、核をめぐり取引を行なったことで、近東では、
核を巡る対立を越えて、大きな影響を持つ可能性がある。特に、シ
リアとイラクの広い範囲を支配下に収めている急進派イスラーム挙
とテロ民兵「イスラーム教国IS」は、圧力を受ける可能性がある。
複数の首席交渉官は、火曜日に、西側、ロシア、イランは今後協力
して、ISに対処するかもしれない、と述べていた。

     国内ニュース

政党資金は会計検査院の批判語も修正されず

政府幹部は、会計検査院が、政党資金の監視能力に関して、冷酷な
批判をしたにもかかわらず、法律を改正する必然性はない、と見て
いる。「話し合いはあるが、修正をすると予告することはできな
い」と連邦首相ウェルナー ファイマン(社会民主党)は、火曜日
の閣議後に述べた。副首相ラインホルト ミッターレーナー(国民
党)は、現在も既に官僚主義の元に置かれている、と述べた。




7月15日(水)

     国外ニュース

核を巡るイランとの取引 両者に不信が残る

西側とイランの間で、核を巡る取引に署名がなされたにもかかわら
ず、両者には相変わらず不信が残っている模様である。米国大統領
バラック オバマは、水曜日の演説で、米国とイランの間には、
「深い意見の相違」があり、イラン政府がその行動を根本的に変え
る、と断言するつもりはない、と述べた。しかしこの協定は、イラ
ンに核兵器を製造させないよう保証するために、「最もよい取引」
であると述べた。イラン宗教界の長アリ ハメネイは、交渉相手を
信じていない模様である。彼は「誰も」この合意を破ることができ
ないよう、法律上の予防措置を作るよう、求めた。

     国内ニュース

不動産銀行委員会 全員がクルテラーの出席に期待

夏休み前の大人数の出席 あるいは少なくとも出席の希望。木曜日
には、元不動産銀行会長ウォルフガング クルテラーと、ギュンタ
ー シュトリーディンガーが、調査委員会に招かれた。彼らの発言
の時間では、優先株式事件、バルカンでの不透明な取引、付け替え
事件が取り上げられ、クルテラーには、さらにバイエルン州立銀行
への売却も取り上げられる。さらに「プロフィル」誌は、クルテラ
ーとの獄中からの交換書簡を公表した。その中で彼は、いくつかの
「手抜かり」を認めていた。ただしクルテラーは、守秘義務を免除
されているわけではないので、彼がどれほど多くのことを述べる
か」が問題である。




7月16日(木)

     国外ニュース

テネシーで海兵隊が銃撃され死者発生

米国のテネシー州のチャタヌガにある軍事施設2カ所が銃撃を受
け、公式発表によれば、海兵隊の兵士4人と、狙撃犯が死亡した。
この発表によれば、狙撃犯は、車から予備役兵の兵舎に向けて発砲
し、さらに住民17万人がいる同市の新兵募集事務所の前で発砲し
た。検察は「一種の国内テロ」の可能性を否定していない。

     国内ニュース

国民評議会がギリシア法案に関して決断

木曜日に、国会のESMカブ委員会が方針を認め、その後金曜日には
国民評議会で決定が下される。オーストリアは、新たなギリシア計
画を妨害するつもりはない。ただし、国会の投票では、賛成したの
は与党だけだった。自由党、緑の党、新オーストリア党、シュトロ
ーナハ班は、末に拒否すると発表していた。この件では、野党各党
の協力が生じているが、反対している理由は様々である。




7月17日(金)

     国外ニュース

ギリシアは森林火災と戦う

ギリシアでは複数の村で、金曜日に激しい森林火災が起きた。夏の
熱風が炎を、さらに勢いづけている。首都アテネも被害を受け、町
外れの家屋も炎に脅かされている。首相アレクシス ツィプラス
は、軍の出動を命令した。同国の財政危機が、情勢をさらに悪化さ
せている。消火用の飛行機は老朽化しており、機体はできない。一
機は技術的な問題で、緊急着陸さえしなければならなかった。

     国内ニュース

グラサー、シュッセル、シュトラサーが不動産銀行調査に召喚

不動産銀行調査委員会は、元頭取ウォルフ クルテラーと、ギュン
ター シュトリーディンガーが呼んだあと、夏休みを挿み、9月上
旬には活動を再開する。現在既に、召喚する情報源の人物の一覧表
が生まれており、それには有名人の名前が多数含まれている。金曜
日に公表された召喚される29人の名簿の中には、元財務大臣カール
・ハインツ グラサー、元内務大臣エルンスト シュトラサー、元
首相ウォルフガング シュッセルの名前がある。




7月18日(土)

     国外ニュース

ジャーマンウィングス機墜落 賠償をめぐる「怒り」

3月に150人が死亡したジャーマンウィングス機墜落事故で、遺族た
ちは、親会社ルフトハンザ社の賠償金の申し入れに、「不釣り合
い」である、と拒否した。弁護士エルマール ギームラは土曜日に
ベルリンで、家族は飛行機会社の態度に怒っている、と発表した。
提示された賠償金額は、一律2万5千オイロで、「あまりに少なす
ぎ」であり、現在すくなくともその4倍を要求している。

     国内ニュース

侵入者と間違えて父親が息子を射殺

ヘルツォーゲンブルク(サンクト ペルテン郡)では、父親息子を
侵入者と取り違えたため、息子を射殺した。息子は病院で手当をう
けている。サンクト ペルテン検察のミヒャエラ シュネルは、
「ニーダーエスターライヒ通信」紙が、インターネット上で伝えた
この報道を確認した。息子は、ほほの所に浅い傷を受けている。




7月19日(日)

     国外ニュース

ギリシアでは食品と飲み物が値上がり

ギリシアでは銀行が、3ヶ月ぶりに月曜日にようやく営業を再開す
る。しかしその後も、1週間あたり420オイロ以上を引き出すことは
できない。またこの金額では、以前より少ないものしか入手できな
い。月曜日には、日常生活に使う多くの商品とサーヴィス業に対す
る付加価値税が、大きく引き上げられる。税率を13%から23%に引
き上げることが、ギリシア国会によって数日前に可決されていた。
間もなく値上がりするものの一覧表は、長くなっている。

     国内ニュース

あらなた亡命法が発効 受入担当本部が段階的に始動

数ヶ月前から、始動の日程は確定していた。しかし適切な場所探し
は、最後まで続いていた。月曜日には、外国人新法が発効すると同
時に、新たな受入担当本部も活動を開始する。特に、トライスキル
ヒェンの一次受け入れ施設の負担が軽減される。現在、難民の宿泊
所を探すのが困難になっているが、これが長期的に解決されるかど
うかは、疑問である。問題のテント村を早期に撤去する、と何回も
約束が取り交わされているが、この見通しはついていない。ケルン
テン州では、受入担当本部もテント村の中にある。




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