7月20日〜26日のオーストリアのニュース



7月20日(月)

     国外ニュース

スペイン左派「ギリシア問題でポデモス党は窮地に」

スペインのポデモス(「私たちはできる」)党は、このところ、両
大政党に恐怖を教えようとしてきた。7月初めには、左派の同党
は、保守党と社会党と肩を並べた。しかしその後、大きな支持率低
下が起きた。世論調査によれば、ポデモス党は週末、最大でも15%
の支持であった。その理解は珍しいもので、スペイン経済が若干回
復しただけで、有権者は突然、両大政党の支持に戻ることはないだ
ろう、というものである。成功へ進路を着る道は、何らかの方法
で、ギリシアと共に対処するだ、と見られていた。

     国内ニュース

税制改革を受け国民党は冷たい累進課税を批判

2016年税制改革が2週間前に可決され、批判の声が強まっている。
中でも今回の減税措置は、遅くとも2年後には、冷たい累進課税
で、再び爆発を起こす、として、政府が批判されている。財務大臣
ハンス イエルク シェリング(国民党)は、この問題を取り上げ
て、月曜日には、物価上昇を招き、忍び寄る増税を回避するため
に、「自動的に対処する措置」を作る、と予告した。この規則は、
合意が得られれば、2017年に発効することになっている。社会民主
党筋によれば、「話し合いには応ずる」とのことである。




7月21日(火)

     国外ニュース

EU亡命者受入割合 焼け石に水

EU加盟各国の内務大臣は、月曜日に会議で、少なくとも成果を上げ
たとの報告をすることができた。2万人ではなく、2万2千人以上
が、紛争地域の収容所から、EUおよびEU以外の4カ国に振り当てら
れる。そのうちの1割ほどが、オーストリアに割り当てられる。た
だし難民1千9百人の一部だけが、実際に新たに国内にやってくる。
ただし数字の駆け引きを別にして、割り当て計画は、実際の難民の
数を考え合わせると、焼け石に水である。

     国内ニュース

失業問題 年上は本当に高くつくのか?

年長の失業者の数が増加していることで、高齢者に関する原則が再
び焦点となっている。その背後には、この制度は、年長の労働者は
昇進しているため、集団労働契約で、若い労働者より多く稼ぐもの
だ、取り回されている。工業代表部IVは現在、研究所の調査の攻撃
を受け、賃金上昇を大きくしないように求めている。ただし高等研
究所は、御道路浮くべき結果に反対し、具体的に反論している。




7月22日(水)

     国外ニュース

権力の試金石 ウクライナ政府は右派陣営との間で苦境に

複数の国民主義組織の上部団体である右派陣営は、ウクライナ政府
に対して、あからさまな要求を行なっている。先週、右派の準軍事
組織が西ウクライナで、警察の世紀部隊と戦闘し、数人が死亡して
いた。この紛争では、イデオロギーだけでなく、密輸の監視も問題
となっている。首相ペトロ ポロシェンコは、右派の扱いで、「苦
境」に立っている、というのは、ポロシェンコは、右派に出過ぎた
真似をしないように、と指摘する一方、同国東部での戦力を必要と
している、とウクライナ通信員クリスティアン ウェーアシュッツ
は伝えている。

     国内ニュース

仕事のない亡命者に労働市場局はドイツ語講習会の資金を要求

オーストリアの失業は、記録的な水準にあり、流れが変わる見通し
はない。急速に亡命者の数は増えていることで、さらなる課題が生
まれている。オーストリアに亡命を希望する人が、労働市場への参
入するのは、極めて制約されているが、正当な滞在権を持つ人は働
く権利がある。ただし短時間の仕事を見つけることは、全く簡単で
はない。多くの亡命の権利を持つ人は、言葉の問題で仕事を見つけ
られない。労働市場局長ヨハネス コプフは、「経済の必要性」を
指摘している。ただし同局は、この問題には、資金面で単独で対処
している、と感じている。




7月23日(木)

     国外ニュース

ギリシア政府は次回交渉に向けて戦い

少なくとも時間的な点では、すべては計画通りである。ギリシア国
会は木曜日、債権者が要請した第2期改革計画を承認し、交渉に向
けた道を開いた。EU委員会からは、これに対して賞賛の声が上がっ
た。早くも金曜日には、ヨーロッパ安定機構ESMが新たに加わった
資金提供機関の交渉役が、交渉のためにアテネ入りした。交渉が実
際に、計画通りに迅速に進むかどうかは、まだわからない。ギリシ
ア首相アレクシス ツィプラスは、その他に、自党内部の反対派と
の問題も解決しなければならない。改めて選挙が行なわれる、との
観測も浮上している。

     国内ニュース

内相は難民宿泊施設の設備の水準の引き下げに賛成

内務大臣ヨハナ ミクル・ライトナー(国民党)は、各州は、難民
収容所の設備の水準を引き下げなければならない、と考えている。
10人の難民に対して、トイレ1つとシャワーを1つ設置するよう、基
準を変えなければならない、これは20人の場合にも同様である、と
連邦各州新聞とのインタヴューで彼女は述べた。難民宿泊施設は、
最も近い小売店から1キロ半しか離れていない所になければならな
い、との規則も今後は機能しなくなるだろう、と述べた。この発言
のきっかけになったのは、オーストリアにやってくる難民の数が、
今年は異例に増加しているためである。最新の予想では、2015年に
は7万人の移民申請が予想されているが、ミクル・ライトナーはも
っと多い、と見ている。




7月24日(金)

     国外ニュース

オバマは総括 武器法は最大の義務不履行

武器法制定失敗が、バラック オバマをさいなんでいる。BBCのイ
ンタヴューで、米国大統領オバマは、この問題が自分の最大の敗北
である、と述べた。自分は、銃所有に対する、「健康な人間悟性」
に基づく安全面の規則を作り出せなかったことに、「いらだち」を
覚えている、と述べた。この案件は、様々な評価のある大統領生活
の、低い点数がつく点の一つである。オバマは、政治的な実行力と
しては、早くも「役立たず」ともくされている。新聞は、過去数ヶ
月間、再び方向を転じ、歴史的なイランとの取引と、キューバ政策
などの政治的な成果で、大統領オバマに予想外に高い評価を与え
た。

     国内ニュース

シュトローナハ班は「解散の噂」に抵抗

シュトローナハ班内部での混乱が、さらに拡大している、との報道
があったことで、同党会派長ワルトラオト ディートリヒは、「政
治的な蜃気楼」の出所を推測している。彼女自身が、同党を離党す
る直前であるというのは、「ほら話」以外の何物でもない、と「ク
リール」紙は書いている。




7月25日(土)

     国外ニュース

経済学者はTTIPの見通しに疑問の目

EU委員会と工業界は、米国との環大西洋自由貿易協定が必要な理由
を、再三強調している。それは、EUに経済成長をもたらし、雇用を
作り出し、国際競争力ではよりよい態勢を作り出すことになる、と
いうものである。EUから委託を受けた研究でも、これは確認されて
いる。しかし経済学者の中には、分析の結果、いくつかの要因を考
慮していなかったり、過小評価している、という理由で、この研究
は不完全である、と考える人もいる。

     国内ニュース

不倶戴天の敵を攻撃 ノヴォマティク社はカシノ経営に参入

ニーダーエスターライヒ州の博打業者ノヴォマティク社は、永遠の
仇敵である半官半民のカシノ オーストリアに、攻勢をかける。
「クリール」紙の報道によれば、ノヴォマティク社は、一般の人と
は別に、カシノ オーストリアの様々な株主と買収交渉を進めてお
り、これは間もなく完了する可能性がある、あるいは成立してい
る。カシノ オーストリアは、先週初めてノヴォマティクが自分の
営業分野から閉め出せるようにする判決を受けたばかりであるが、
カシノ オーストリアの敵対的買収は、もはや否定できない模様で
ある。




7月26日(日)

     国外ニュース

NATOはトルコの軍事活動に関して協議

トルコは、隣国シリアとイラクで、軍事活動を行なっているが、こ
れはNATOの議論となる。火曜日には、NATOは、トルコの願望に応え
て、協議を開く、と日曜日に発表があった。トルコは週末に、イス
ラーム教国ISの拠点の他、クルディスタン労働者党PKKの拠点も攻
撃した。同党は、その後、停戦は無意味である、と述べた。批判的
な勢力は、トルコ政府がクルド人との紛争を意図的にたきつけてい
る、と非難している。

     国内ニュース

トライスキルヒェンでのデモ 突発事態は起こらず

日曜日に、難民受け入れ施設の状況に反対して、抗議活動が行なわ
れた。警察によれば、3百人を超える人々が、デモに参加したが、
その中には難民も含まれている。主催者は、参加者は5百人だっ
た、と述べた。デモは平和的に行なわれた。一方オーバーエスター
ライヒ州でも、デモが行なわれた。「一体性」運動は、タルハム仮
収容本部近くで、ヨーロッパに難民を受け入れるのに反対した。




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