12月28日〜31日のオーストリアのニュース



12月28日(月)

     国外ニュース

難民危機で右派EU反対派勢力がデンマークで勢力

デンマークは、先日提案を行ない、EUの反対派勢力としての役割を
取っている。難民危機のさなか、右派自由主義の首相ラース ルッ
ケ ラスムセンは、国連の難民協定を改訂するよう求めた。過去
数ヶ月間、スカンディナヴィアの同国は、理解できないとし、批判
していた。難民の貴重品を差し押さえ、彼らのデンマーク滞在の資
金にする権利などを留保していた。これより前に国民は国民投票を
行ない、EUの司法および内務政策に関する彼らの特権を廃止するこ
とに反対し、ついでにデンマークはヨーロッパ刑事警察機構の協力
から撤退していた。

     国内ニュース

ホーファーは大統領選挙では自由党の候補者にはならない意向

国民評議会第三議長ノルバート ホーファーは、4月の連邦大統領
選挙では、自由党の候補者にならない意向である。彼は大統領職に
向けて努力しておらず、大統領に44歳で就任するのは「まじめに
言って」あまりに若すぎる、と昨日のテレヴィ番組で述べた。自分
に立候補に踏み切らせるのは、「極めて困難な課題」であるし、自
分としては「2人の人物」がよいと考えているが、決定を下すのは
党幹部である、とも語った。




12月29日(火)

     国外ニュース

ISとの戦争はラマディ解放は青写真

自称「イスラーム教国IS」からラマディを奪還したことを受け、イ
ラク首相ハイダー アル・アバディは、テレヴィインタヴューの中
で、2016年には同国を完全にテロ民兵の手から解放するつもりであ
る、と発表した。専門家によれば、対IS作戦は、ジハード主義者に
対する今後の対応に向けて、一種の実質的な青写真になる可能性が
ある。イラク軍のプロ意識と諸外国の連合との協力が賞賛された。
来年には、大都市モースルをめぐる決戦が迫るが、それより前にイ
ラク軍は次の目標として、ファッルージャを標的にしている。

     国内ニュース

シュトラーヒェはフィッシャーの「党派政治的な行動」を批判

自由党党首ハインツ・クリスティアン シュトラーヒェは、連邦大
統領ハインツ フィッシャーを批判した。フィッシャーは「繰り返
し党派政治的な行動を取」ってきた、と述べた。さらにシュトラー
ヒェは、大統領と首相の役割を将来的には一本化することが考えら
れる、ともしている。




12月30日(水)

     国外ニュース

テキサス州は武器を外から見えるところに所持することを許可

武器に優しいことで知られているテキサス州は、2016年1月から
45番目の州として、携帯火器をおおっぴらに携帯することを許可す
る。今までは小銃と猟銃は、誰からも見えるように携帯しなければ
ならなかったが、ピストルとその仲間は隠してのみ持ち運ぶことが
できた。行政側の最大の懸念は、新たな法律の元では、武器許可書
の検査があることである。監視を全面的に断念する危険がある。一
方米国で銃撃で死亡する人の数は、日々増加している。

     国内ニュース

ウィーンではポスターで難民に大晦日を知らせる

大晦日には、再び多くのかんしゃく玉とロケット花火に火がともさ
れる。戦争難民が不安にならないように、ウィーン市は事前の数カ
国語で、町の仮宿泊所に、大晦日に関して情報を伝えるポスターを
送付した。




12月31日(木)

     国外ニュース

2016年が始まる テロの警告が年始に暗い影を落とす

安全対策が強化される中、数十億人が新年を祝う。ベルリン、モス
クワ、そしでシドニーでも、大群衆が繰り出して、大都市の祭りの
通りの光景を作り出した。ウィーン市中心部の最も大きな人々の集
まる一画でも、「(ウィーンのシュテファン大聖堂の北塔の鐘)プ
マリン」が新年を告げたとき、数十万人の人々がオーストリア最大
のお祭りの一画にでていた。年の瀬は、ミュンヒェンのテロ計画が
暗い影を落とした。深夜直前に、警察が中央駅を中心に封鎖を行
なった。

     国内ニュース

ウィーン学術関係者舞踏会に対する抗議活動を発表

自由党はウィーン学術関係者舞踏会を計画しているが、これに反対
する人たちは舞踏会当日の1月29日に、再びデモを行なう。「右派
攻撃組織OGR」が集会への参加を呼びかけた。




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