2月1日〜7日のオーストリアのニュース



2月1日(月)

     国外ニュース

キューバ解放 経済をめぐる競争

しばらく前からキューバは、外国の投資家に開放するよう努力をし
ているが、成果はまだ対して上がっていない。キューバ国家元首ラ
ウル カストロは、フランスを訪問し、最重要ヨーロッパの交渉相
手国であるフランスと、実行可能な交渉をする意向であり、それに
よりキューバ経済を活性化するつもりである。オーストリアを含む
他の多くの国々も、キューバとよい取引をすることを望んでいる。
ただし長期的な成果をあげるには、キューバの経済政策が今のとこ
ろほんの少ししか緩和されていないし、この間に数十年前から続い
ている米国の制裁も立ちはだかっている。

     国内ニュース

ウィーン市は駐車許可の拡大で利益を得る

駐車許可の拡大は、ウィーン市におそらく記録的な収入をもたら
す。2015年には、駐車許可および駐車票で、1億1千万オイロ以上の
収入があった。この資金は、直接交通分野に使われる。




2月2日(火)

     国外ニュース

遺伝子操作技術に関してEUが定義をめぐって裏口

EUでは、遺伝子捜査を行った植物に関しては、厳しい規則と、金の
かかる許可手続きが適用されている。遺伝子技術産業と農業企業に
とっては、これは金のかかる不愉快な出来事である。数週間後に、
EU委員会はこれにかんしては裏口を開き、いくつかの新たな飼育技
術を、遺伝子技術に関する指示に基づく定義を使って、例外とする
決定を下すことになる。ブリュッセルでの院外活動家にとっては、
委員会の判断は、長い争いの暫定的な終了になるかもしれない、と
非政府組織「法人ヨーロッパ観測所」が述べている。

     国内ニュース

外国人受入の文化に急転回

3ヶ月ほど前から国民党は、明確に敵の姿を描き出していた。それ
はオーストリアの「誤った外国人受け入れ文化」である。先頭に立
つのは内務大臣ヨハナ ミクル・ライトナーで、この考え方を、
オーストリアおよびEUの誤った難民政策の実例として、時折使って
きていた。その際には、難民受入の政策は国民党内部では、まだ人
気が高く、求められてすらいる。過去数ヶ月で、政治的なとらえ方
が難民の議論の中で、新たに現れた事例はもちろん一つだけではな
い。




2月3日(水)

     国外ニュース

シリア会議は3週間中断 「課題が多すぎる」

国連特別交渉役スタファン デ ミストゥラは、火曜日に、ジュ
ネーヴでのシリア会議が決裂しないように、緊急に警告を発したば
かりであった。水曜日には主席仲介役である彼自身が、交渉は2月
25日まで中止するとして、会議を止めなければならなかった。さら
に彼は、これで交渉が破綻したわけではないが、「するべきことが
多すぎる」と語った。しかし和平交渉の生涯は、木曜日にロンドン
で始まるシリア支援国会議にも暗い影を落としている。

     国内ニュース

ミクル・ライトナー「難民受入は一日あたりの上限を設定」

オーストリアにやって来る難民の数をめぐる議論で、内務大臣ヨハ
ナ ミクル・ライトナー(国民党)は、再び規則のねじを締める。
オーストリアにやって来る難民の「一日あたりの数」を限って入国
を認めることになる、との報道がなされたが、水曜日夕刻内務省は
この報道が正しいと確認した。この数が実際に何人なるのかは、同
省はまだ述べようとはしなかった。その後、亡命希望者の指紋情報
の保存に関する議論では、連立政権内部で相変わらず対立が続きそ
うである。




2月4日(木)

     国外ニュース

90億オイロの約束 シリア支援国会議の「明確な意志表示」

ロンドンでのシリア支援国会議で、諸国は木曜日に、90億オイロの
支援金を約束した。国連事務総長パン ギムンは、一つの聞きに対
して一日で、これほど多くの資金が集まったことはなかった、と述
べた。英国首相デイヴィッド キャメロンは、これは「明確な意志
表示」であるが、この成果は「危機の解決」を意味しない、と語っ
た。

     国内ニュース

亡命をめぐる議論 指紋を巡る対立が新たな段階に

入国する難民の指紋を国境のところで集める件を巡る対立は、ます
ます火種となっている。社会民主党と国民党の間では、これは相変
わらず議論の主題である。原則的には、指紋を採取してよいかどう
かが問題である。国民党は、これに関する法律が、社会民主党に阻
止されたと述べているが、社会民主党は、何も拒否したことはな
い、採取は今でももう可能である、と反論している。内務省によれ
ば、指紋採取は必ずしも必要ではない。一方国民の代弁者は、シュ
ピールフェルトでの入国管理のための捜査手法を開始した。




2月5日(金)

     国外ニュース

ISとの戦闘 EUとNATOはリビアでの作戦を計画

EUとNATO内部では、リビアでの複数の作戦の立案が進行中であ
る。対立する勢力が、国を一つにまとめ上げる政権に合意できた
ら、リビアはただちに軍事支援を受けられる、と金曜日にアムステ
ルダムで開かれたヨーロッパ外務大臣および国防大臣会議で発表さ
れた。優先目標は、イスラーム教国ISとの戦いである。テロ民兵で
ある彼らは、内戦で破壊された国で、目に見えて勢力を拡大し、数
千人の戦闘員が既にイスラーム教徒に金で雇われている。

     国内ニュース

ファイマン「フロンテクスはトルコに難民を送り返すべき」

連邦首相ウェルナー ファイマン(社会民主党)は、ギリシアにあ
るEUと外部の国境のところで国境防衛局フロンテクスに逮捕された
難民は全員、直接トルコに送り返す方針である。彼はロンドンでの
シリア会議に参加し、トルコ首相アフメト ダーヴトオールに、こ
れに関する提案を説明した、と「クローネ新聞」と「エスターライ
ヒ」紙(土曜版)に述べた。「全員を救わなければならない。そし
てその後人々をトルコに送らなければならない。その点でフロンテ
クスは、単に救援計画の一部ではなく、実際には国境警備活動」で
もあるとファイマンは述べた、と「エスターライヒ」紙は報じてい
る。彼は、トルコ政府は「この最大限の可能性」に一役買わなけれ
ばならない、と認めた。




2月6日(土)

     国外ニュース

大型ジェット機爆発 犯人は飛行機で爆死

ダーロ航空の大型ジェット機は、大きな穴ができたにもかかわら
ず、安全に着陸したが、この映像が世界に広まっているが、ソマリ
アでのこのテロ行為に関して、詳細がだんだん明らかになってきて
いる。既に当局は、爆弾が機内でバウ発したことを確認した。現
在、犯人自身が飛行機で爆死し、その結果この穴から外へ吸い出さ
れた、と説明されている。首都モガディシオ近郊で発見された遺体
の一部は、犯人のものである可能性があった。

     国内ニュース

政府は国境の柵増設を検討 シュピールフェルトにならう

内務大臣ヨハナ ミクル・ライトナー(国民党)は金曜日に、オー
ストリア南部の国境に策を増設することはありうる、と認めた。そ
の計画は、「亡命首脳会談の決定に沿う」形で進行することになる
が。政府にとっては難民の移動の迂回路がどうなるかに対処するこ
とが重要である、と述べた。次の策建設予定地は、ティロール州の
ぶれ年峠になる可能性もある。オーストリアとイタリアの国境に関
しては、国防大臣ハンス ペーター ドスコツィル(社会民主党)
は、「シュピールフェルト」の事例にならって「国境管理」を行な
うことを検討している、と「プレッセ」は報じている。




2月7日(日)

     国外ニュース

原子力発電所 ベルギー政府は取り繕う

ドイツが中心であるが、オランダでも、ベルギーのドエルおよび
ティアンジュにある原子力発電所に関する不安が広がっている。両
原子力発電所は、過去数週間で繰り返し故障を起こし、新聞の見出
しとなっていた。ベルギー政府は、隣国の批判と懸念を受けてい
る。本来であればこの原子炉は、ずっと以前に送電網から切り離さ
れてしかるべきであったが、安全である、とされている。2025年ま
では、両原発は運転を続ける。ベルギー国民の考え方は分かれてい
る。

     国内ニュース

警察は雪崩は遠くから誘発されたとの見解

土曜日にワッテンベルクのリーツムで雪崩が起きたことを受け、ア
ルペン警察は、雪崩は自ら起きたものである、との見解を取ってい
る。チェコから来た2つの集団が生き埋めになった。5人が遺体で収
容されただけである。この事故から1日、いくつかの問題が明らか
になった。チェコ人生存者は、詳しい質問を受けた。日曜日には、
事故に巻き込まれた人の身元も反ペイした、と同警察のイエルク 
ランドルは説明した。大規模な雪崩を起こした山も、捜査陣を投入
して、もう一度調査を受けた。アルペン警察のマヌエル ライント
ルによれば、5人のチェコ人は33歳から37歳であった。




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