4月18日〜24日のオーストリアのニュース



4月18日(月)

     国外ニュース

エルサレムでバスが爆発 負傷者発生

エルサレムでバスが爆発し、公式発表によれば、21人が負傷した。
背景に関しては、以前から確かなことはわかっておらず、警察は最
終的にテロ組織が背後にいることを確認した。爆弾1発で、バスが
2台と自動車1台が完全に炎上した。攻撃の正確な背景は相変わらず
不明である。

     国内ニュース

大統領選挙まで1週間 候補者は最終局面に

選挙組織にとっては、選挙戦のために2日間は重要である。週末は
大統領職をめぐる選挙戦は、打撃を受けた。少なくともさしあたり
はそうである。新大統領は日曜日夕刻には、確定しない見通しだか
らである。現在、あらゆる点から見て、決選投票が行われそうであ
る。最新の世論調査を信ずるなら、3人の候補者だけが、2回目の投
票に臨むことを真剣に期待できる。もちろん候補者側を、それほど
厳しく見つめているわけではない。




4月19日(火)

     国外ニュース

エルドアンはEUの批判は「挑発」と発言

EU議会は、トルコの人権と報道に自由の扱いを,先日批判したばか
りである。今回は大統領レジェップ タイップ エルドアンがそれ
に反論した。彼は、民主主義がかけているとのEUの批判は、「挑
発」であると見ており、難民問題でトルコがもつ意味に鑑みるとま
さにそうである,と述べた。トルコがEUを必要としている以上に、
EUはトルコを必要としている,との意見も述べた。首相アフメト 
ダーヴトオールは、警告すら発した。

     国内ニュース

4日間で17人が証言か? 不動産銀行調査委員会は時間不足

不動産銀行調査委員会は、不可能な問題を解かなければならない。
質問を行なう日には時間が足りないのに,質問は増えている。国民
党の財務大臣関係者などの要人に至っては、先日質問を受けた際
に、新たな調査に値する問題が出てきて、さらに一度質問を受ける
ことになっている。舞台裏では、質問の削除と調査委員会の期間延
長の間で、決着を図る議論が始まっている。さもなければ長時間の
会議は,少なくとも17人の証人が4日間で質問を受けることになり
かねないためである。




4月20日(水)

     国外ニュース

トルコ人向け入国査証の免除をEUは早期に実施か

EU・トルコの難民協定が発効してからちょうど1ヶ月、EUはトルコ
人に対する入国査証の義務を早期に解除するかどうか、まだ決定し
ていない。来月初めに同委員会は、入国査証の義務の解除を提案す
るかもしれない、と内務大臣ディミトリス アヴラムプロスは述べ
た。少なくともトルコ政府は、解除に必要なすべての条件を既に満
たした,との意見である。入国査証の免除は、難民危機にあるEUが
トルコに対して出した最大の入り札と見られる。

     国内ニュース

ミクル・ライトナーとソーボトカの職務交代が正式に

今日ヨハナ ミクル・ライトナーとウォルフガング ソーボトカ
(ともに国民党)が職務を交代する。ソーボトカは内務大臣の後継
者となり、ミクル・ライトナーは、州首相代理として選挙に臨むこ
とになる。




4月21日(木)

     国外ニュース

排出ガス事件 フォルクスヴァーゲン社は米国当局と合意

ディーゼル車の排出ガスを操作した事件で、フォルクスヴァーゲン
社と米国当局は、損害賠償の基本的な合意に達した。数字を操作さ
れたディーゼル車の所有者は、その車を装置を交換するか、同社に
買い戻しを求めるか、自分で決めることになる。さらに損害賠償も
行なわれる。このために同社は200億オイロの引当金を予算に組み
込んでいる,と報じられている。この金額で住むかどうかは疑わし
い。ヨーロッパでも購買者保護関係者が、米国同様の取引を要求す
るからである。

     国内ニュース

大統領候補者全員がテレヴィに出演 最後の訴え

投票前に大統領候補者が最後にたくさん集まった。大きく激しい議
論が期待されたが、失望が生まれた。5人の候補者は、政治家とし
て意見の位置を見るまで、長い道のりを歩んだ。これはうまくいっ
たことも行かなかったこともある。競争相手を押しのけて、第1位
ないしは第2位を取るために、まだやることは残っていた。




4月22日(金)

     国外ニュース

謎の死 警察はプリンスの最後の日々を再現

米国人気歌手プリンスが、57歳で謎の死を遂げた後、捜査陣は死因
解明に役立つ可能性がある事実を集めている。死の6日前に病院に
緊急搬送された後、痛み止めの過剰摂取に関する噂がある一方,プ
リンスが故郷ミネアポリスで過ごした最後の日々が注目を集めてい
る。この期間に彼は、CDを大量購入し、コンサートを訪れ、健康で
期限が最高のようであった。金曜日に行なわれた遺体解剖結果が,
早期に発表されると期待しないように,と捜査陣は述べた。遺体は
この間に、家族の手に移された。

     国内ニュース

大統領選 有権者に最後の支持の訴え

合わせて6人の大統領候補が、多くの催しを開いて、極めて波乱の
多い大統領選の選挙戦を行なった。金曜日には5人が,少なくとも
公式には投票前の平静を取り戻した。まず国民党の候補アンドレア
ス クホールで、正式に選挙戦を終えた。これに続いて、ノルバー
ト ホーファー(自由党)、無所属の候補者イルムガルト グリ
ス、社会民主党のフンツトルファー、緑の党が支持するアレクサン
ダー ファン デア ベレンも続いた。この列から外れたのはリ
ヒャルト ルークナーだけで、彼は選挙戦を土曜日夜まで継続する
予定である。




4月23日(土)

     国外ニュース

セルビア選挙 極端な民族主義者シェシェリが復帰へ

セルビアでは日曜日に,任期最中に国会議員の選挙が早期に実施さ
れる。これは首相アレクサンダル ヴチッチが、みずから率いる進
歩党SNSとともに,国会および国民の間で、大きな支持を受けてい
るのに,実施される。ヴチッチは、今回のみずから提案した投票
で、自分のEUへ接近する方針に推進力と安定を得たい,と考えてい
る。この計算には、危険が隠れている。極端な民族主義者でEUを敵
視するヴォジスラフ シェシェリが、ハーグの戦争犯罪裁判所で,
予想に反して無罪を勝ち取ったことを受け、政界に完全に復帰する
からである。

     国内ニュース

大統領選挙 1割の人が郵便で投票する

連邦大統領選挙では、1割の有権者が投票所に行かず、郵便で投票
する。内務省によれば、事前に641,975枚の郵送投票用紙が発行さ
れた。前回の連邦大統領選挙では、有権者の僅か6%だけがこれを利
用した。郵便投票用紙は月曜日になってから集計されるので、日曜
日の17時の投票終了時点を過ぎても、緊迫した状況は続く。




4月24日(日)

     国外ニュース

セルビア首相が国会議員選挙で明確な勝利

セルビアでは時期を早めて国会議員選挙を行い,現職の首相アレク
サンデル ヴチッチが、予想通りはっきりした勝者となった。様々
な最終得票予測によれば、ヴチッチの自由主義保守派の進歩党は、
49%から52.6%の票を集めた、と日曜夕方にはセルビアで報じられ
た。

     国内ニュース

ホーファーとファン デア ベレンが決選投票に臨む

選挙の後は選挙の前である。この政治に関する自明の理は、今回も
当てはまる。1ヶ月もしないうちに、誰が実際に大統領府に入るの
かが決まることになる。自由党の党首ノルバート ホーファーは、
日曜日の第1回投票で,投票の35%を獲得し、予想外にはっきりした
勝利を収めた。彼は5月22日の決選投票で有力である。彼はアレク
サンダー ファン デア ベレンの挑戦を受ける。ファン デア 
ベレンは挽回の努力をしなければならず、3番目に多くの票を集め
たイルムガルト グリスの支持を得ようとしている。日曜日の投票
で手痛い打撃を受けた与党両党が、決選投票問題にどのような態度
を取るか、行き詰まる状況になる。




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