8月1日〜7日のドイツのニュース



8月1日(月)

エルドアン演説の中継で対立 トルコはドイツ使節を呼び出す

ケルンで実施される親エルドアン集会で、トルコ大統領レジェップ
 タイップ エルドアンが、映像によって生出演するのが禁止され
たことで、トルコ政府は大きな怒りを表明した。特にアンカラのド
イツ大使館使節が、トルコ外務省に呼び出された。エルドアンの広
報イブアラヒム カリンによれば、法務大臣ベキル  ボズダグ
も、ケルンが禁止したことを厳しく批判した。さらに彼は、ドイツ
で暮らすトルコ人を、ドイツは不公正に取り扱っている、と非難し
た。デモの主催者は、この決定違法的に対抗したが、連邦憲法裁判
所で却下された。
警察の発表によれば、日曜日には4万人ほどのトルコ系ドイツ人
が、ケルンでの集会に参加した。エルドアンの演説が中継される代
わりに、彼の親書が朗読された。

     その他のニュース

連邦政府「トルコは入国査証免除の条件を満たす必要がある」

トルコ市民の入国査証免除に関しては、トルコ政府がすべての条件
を満たしてから、ドイツ政府も具体的な日程について発言するつも
りである。外務省公報はベルリンで、EUとの難民協定を解除する可
能性がある、と先日トルコが発表したが、これは「最終通牒でも威
嚇でもない」と見ている、と述べた。当初3ヶ月の期限付きであっ
たトルコの非常事態が、延長されることで生ずる入国査証の免除に
対する影響についても、彼は観測を述べようとはしなかった。トル
コ外相チャブシュオールは、速やかに入国査証免除を認めなけれ
ば、難民対策を破棄するとEUを威嚇していた。彼は「フランクフル
ト一般新聞」に「10月上旬か中旬」が「確定する期日になる」と期
待している、と述べた。EU委員会は、今まで入国査証の義務の廃止
を約束しなかったが、それはトルコ政府がそれに向けて、トルコの
テロ対策法改革を含め、72の条件すべてを守っていないためであ
る。

ロシア軍ヘリコプターがシリア北部で撃墜される

ロシア国防省は、シリア北部で輸送用ヘリコプター1機が追撃され
たことを確認した。このMi8機は、イドリブ州で地上から撃墜さ
れ、乗っていた兵士5人と将校1人が死亡した。このヘリコプター
は、包囲されているアレッポ市へ、支援物資を輸送していた、との
ことである。同市南西部では、シリア反乱勢力が、東部に閉じ込め
られている戦闘員の所まで、突破口を切り開くべく、攻勢をかけ続
けた。英国に本部を置くシリア人権監視団の推定によれば、反乱勢
力は過去数ヶ月で最も激しい攻勢をかけており、おそらくそれはイ
スラーム教徒組織2つによるものである。政府は国営報道機関を通
じて、この攻撃に逆襲する、と発表させた。

カブールの外国人向け住居が襲撃を受ける

急進派イスラーム教徒タリバーンの戦闘員が、アフガニスタンの首
都カブールで夜間、外国人が住む建物を襲った。警察発表によれ
ば、攻撃犯3人と警官1人が殺害された。タリバーンは、ホテル施設
に入り呼応として、爆薬を積んだ小型自動車を爆発させた、とのこ
とである。この警備が厳しい住宅施設「北ゲイト」は、バグラム空
軍基地の近くにあり、米軍が運営している。ここは繰り返し、タリ
バーンの攻撃目標となっていた。




8月2日(火)

トルコは入国査証免除を迫る

難民協定と入国査証免除を巡る対立で、トルコに対する批判の声は
ドイツ国内で強まっている。ドイツ外務大臣フランク・ヴァルター 
シュタインマイアーは、デュッセルドルフで発効されている「ライ
ン新報」紙に、トルコはまだ、入国査証免除の条件すべてを満足し
ていない、と述べ、さらにお互いに最終通牒を突きつけ、脅し合う
ことからは、何も生まれない、とも付け加えた。キリスト教民主同
盟副党首トーマス シュトロプルは、トルコ外務大臣メヴュリュト 
チャブシュオールの最終通牒を念頭に置いて、より現実に即するよ
うに促した。チャブシュオールは月曜日に、EUとの難民対策を疑問
視し、トルコ人に対する入国査証免除の約束を守るように要求し
た。EU委員会も今までは、入国査証の義務を解除すると、約束はし
ていなかった。左翼党の連邦議会議員ゼフィム ダクデレンは、改
めてトルコ大統領レジェップ タイップ エルドアンに制裁を課す
ように求めた。さらにキリスト教民主、社会同盟の会派に属し、人
権政策の専門家であるエーリカ シュタインバッハも、これは恐喝
である、と述べた。彼女はEUに、難民協定を解除し、加入交渉を中
止するよう要請した。

     その他のニュース

アレッポで反乱軍が攻撃 死者発生

攻防戦が続くシリアのアレッポ市では、シリア反乱勢力による榴弾
を用いた攻撃で、民間人少なくとも30人が死亡した。犠牲者の中に
は子供と女性も含まれている、とロンドンに拠点があるシリア人権
監視団は発表した。早朝までに反乱軍勢力はこの大都市南西部を激
しく砲撃した。榴弾を発射したのが誰かは、当初は不明であった。
活動家によれば、ロシアの空爆のため、反乱勢力の攻撃は弱体化し
た。急進派イスラーム教徒民兵は、包囲された町の一角に侵攻し、
攻勢の口火を切る。現地住民の状況は困難を極めている。国連の発
表によれば、日曜日夜から月曜日にかけて、およそ2万5千人が、シ
リアの大都市アレッポでの暴力から非難した。避難民のうち1万2千
人以上が子供である、と国連はゲンフ(ジュネーヴ)で発表した。

国連「数千人が南スーダンから避難」

国連の発表によれば、およそ6万人が南スーダンでの暴力を逃れ
て、隣国に逃げ込んだ。3週間ほど前に戦闘が勃発してから、5万
2千人がウガンダにたどり着いた、と国連難民高等弁務官事務所
UNHCRがゲンフ(ジュネーヴ)で発砲した。7千人強がスーダン、お
よそ1千人がケニアに避難先を求めた。南スーダンでは2013年末以
来、内戦が続いている。7月上旬には、新たな暴力が勃発した。2年
半前の紛争開始以来、合わせて90万人が南スーダンから外国へ、
160万人が国内で避難している。数万人が殺された。

青少年局職員がますます多くの未成年難民を担当

昨年はかつてないほど多くの未成年者が、親に伴われずに、ドイツ
にやって来た。ドイツの青少年局職員は、2015人に未成年難民
42,300人ほどの世話を引き受けた、と連邦統計局はヴィースバーデ
ンで発表した。発表によれば、両親に伴われずに、あるいは保護を
する権利を持つ人に伴われずにドイツにやって来た子供たちの、
9割強は男である。ひとりでドイツにやって来た少女は、僅か3千
6百人である。2015年には、保護者なしでやって来た未成年難民の
半分ほどは、連邦移民難民局に亡命申請を提出した。




8月3日(水)

トルコ警察は科学研究本部を襲う

トルコでの政権転覆未遂事件の後、大統領レジェップ タイップ 
エルドアンが始めた「浄化の波」はまだ続いている。テレヴィ局
NTVトルコによれば、トルコ科学および技術研究所TUeBITAKに警察
が踏み込んだ。これはトルコ研究開発組織の最重要使節である。こ
の手入れの際には、多くの人が拘留された、とのことである。
TUeBITAKの本部はアンカラにある。政権転覆の試みの後、兵士、警
官のほか、教授、教師、報道関係者数千人が逮捕された。

     その他のニュース

EUとトルコの難民対策に対する不信が増加する

難民危機が進む中、トルコが威嚇している通り、難民の受入に関す
る対策を取り消すのであれば、ギリシアは、EUが対案を作るように
迫っている。ギリシア移民相ムザラスは「ビルト」紙に、EUはトル
コが二隊国境を開くのに備えて、考えをまとめておかなければなら
ない、ギリシア政府は、大きな不安にさらされている、と述べた。
ドイツ政府は、トルコの人権面での課題に関して、批判的な発言を
した後、EUとトルコの難民対策を維持する、と明言した。EUとドイ
ツ政府は、合意を守り、トルコが協定のトルコ側の部分を守ると考
えている、とドイツ政府広報は発表した。トルコでの最近の状況を
目にして、人権委員コフラーは、この協定は、あらゆる側面での法
治国家を前提としているが、トルコではこれは今のところ存在して
いない、と述べていた。

ミュンヒェンの元スパイが体制批判家殺害事件で有罪

亡命クロアチア人ドゥレコヴィチが、33年前に暴力によって死亡し
た事件をめぐる裁判で、ミュンヒェン上級州裁判所は、元ユーゴス
らラヴィア秘密情報部の2人の元将校に、終身刑を言い渡した。少な
くとも3人の殺人犯が、1983年7月に体制批判家であったドゥレコ
ヴィチを、ミュンヒェン近郊のヴォルフラーツハオゼンの車庫で、
頭部を銃撃および殴打して殺害していた。2人のクロアチア人被告
は、殺人を委託し、計画したとされている。記者ドゥレコヴィチは
これより前に、複数の本と数多くの記事を執筆し、当時のユーゴス
ラヴィア政府と対決していた。クロアチアは2014年につまりEU加盟
後にようやく、ドイツの圧力を受けて、この2人を引き渡してい
た。

国連「ヤジディー教徒に対する大量殺戮は今なお続く」

国連の発表によれば、イラク北部でテロ民兵「イスラーム教国IS」
により、ヤジディー教徒が大量に殺戮されてから2年、シリアの宗
教的少数派である彼ら数千人が拉致され、極めて大きな犯罪にさら
されている。シリアでは今なお、3千2百人以上のヤジディー教徒の
女性と子供が、ISにとらわれている、と国連人権評議会が招集した
シリア調査委委員会がゲンフ〔ジュネーヴ)で発表した。同意委員
会は2014年8月3日にシンジャル地域にいたヤジディー教徒が、ISに
襲われてから2年となる今、女性は性的奴隷として扱われ、青少年
は洗脳され、戦闘力として訓練されている、と報告した。数千人の
ヤジディ教徒男子は、現在まで行方不明である。




8月4日〔木)

お休みです。




8月5日(金)

倫理委員会はFIFA会長インファンティーノには責任なしと判断

国際サッカー連盟FIFA倫理監視委員会は、その会長ジャンニ イン
ファンティーノに、誤った行為があったとする根拠は見いだせな
かった、と発表した。2月から会長を務める彼に対する秘密捜査手
続きは終了し、罰則は科されない、と倫理委員会はチューリヒで発
表した。それによれば、同委員会は、質問と証拠書類のカンテのス
で、インファンティーノは倫理規則に反しなかった、との結論に達
した。インファンティーノの疑わしい飛行機利用、彼の事務所の役
職の分配、同連盟との給与に関する合意への署名を拒否したことが
調査された。
インファンティーノが会長に選ばれたのは、不祥事に揺れた同連盟
の印象をよくして、世界のサッカーを再び軌道に戻すためでもあっ
た。

     その他のニュース

国連「イスラーム教国はイラクで3千人を人質にしている」

テロ民兵「イスラーム教国IS」は、イラク北部で木曜日だけで、
3千人ほどの避難している人々を捉え、少なくとも彼らのうち12人
を殺害した。これは国連難民高等弁務官事務所が、イラクの情報源
の言葉を引用して、ジュネーヴで発表した情報である。人質とされ
たのは、戦闘でキルクーク州で彼らの住んでいた地域から追い出さ
れ、キルクーク市の安全な場所に移ることを望んでいた人々であ
る、と同事務所広報は述べた。イラクでは2014年1月からの戦闘
で、およそ340万人が故郷を追われた、と同事務所の報告書は記し
ている。

EU加盟をめぐる対立 オーストリアはトルコに抑制を求める

オーストリア政府は、トルコとのEU加盟交渉を中止するようにと要
請したが、そのためにトルコは言葉で激しく攻撃していた。これを
受けオーストリアは、トルコに対して抑制した態度を取るように求
めた。広報によれば、外相クルツは、トルコ政府には「言葉の選択
と行動で、節度ある態度を取り、宿題を片付けるよう」呼びかけて
いる、と述べた。トルコ外相チャブシュオールは、オーストリアは
「根本的人種差別主義」の根城である、と罵倒した。彼のこの言葉
は、オーストリア首相ケルンが、ブラスティラヴァでの非公式EU首
脳会談で、加入交渉に向け別の計画を立てるように求める、と予告
したことに対するものである。ケルンはオーストリア国営放送のイ
ンタヴューの中で、(トルコの)民主化の水準は、「加入を正当化
するためにははるかに足りない」と述べていた。

ドイツ政府「難民の取引で別案を立てる理由はない」

連立両党の内部でも疑問視する声があるにも関わらず、連邦政府は
EUとトルコの間の難民協定を堅持する。首相府長官アルトマイアー
は「ベルリン新聞」に、「別案を作る理由はない」と述べた。また
シリアなどからの難民が、EUに旅を続けるのを妨げる協定は、トル
コの軍事クーデタ失敗の影響を、現在の所受けておらず、「トルコ
によって受け容れられ、あるいはトルコに送り返された人々が、ひ
どい扱いをされたとの理由」はない、とキリスト教民主同盟の政治
家である彼は述べた。トルコ政府は、EUがトルコ人に対して入国査
証の義務を緩和する決定を下さないのであれば、協定を解除すると
威嚇しているにもかかわらず、アルトマイアーは、「この協定は存
在し続けていると確信している、と表明した。連邦首相メルケル
は、難民政策の中で、これほどドイツ人から賛成を得ていなかった
ことはなかった。調査機関インフラテストdimapの世論調査によれ
ば、国民の3分の2はメルケルの方針に不満である。




8月6日(土)

シリア反政府勢力「反乱勢力がアレッポ包囲網を突破」

反政府勢力の発表によれば、シリアの反乱勢力はシリアのアレッポ
市で、政府軍の包囲網を突破した。これはイスタンブルに本部を置
き、大統領バシャール アル・アサド政権に反対する「国民連合」
が、インターネット上に書き込んだ情報である。イスラーム教徒民
兵「アフラル アル・シャム」〔旧名ヌスラ前線)も、反乱勢力は
アレッポにつながる道を切り開いた、とインターネット上で発表し
た。この情報の中立の機関による確認は、不可能である。別の報道
では、アレッポでは激しい戦闘が起きている、とされている。

     その他のニュース

南アフリカ 与党ANCが選挙で歴史的な敗北

南アフリカの地方議会選挙では、与党アフリカ国民会議ANCが、ア
パルトヘイト終了後、もっとも大きな支持離れを甘受しなければな
らなかった。同党は、特に首都プレトリアとポート エリザベスの
重要な大都市2箇所で、最大野党民主連合DAに敗北した。アフリカ
国民会議は、5年前の選挙と比べて、全国で18%の支持減を喫した
が、票のわずか54%だけを集めることができた。民主連合は、26%の
支持で第2位であった。第3党には「経済的自由のための戦士EFF」
が入り、8%を獲得した。同党はANCの青年部の元指導者マレマが率
いている。

バイエルン州襲撃犯2人はサウジ・アラビアと連絡があった模様

ヴュルツブルクとアンスバッハの襲撃犯は、サウジ・アラビアのIS
隊員と見られるものから支持を受けていた模様である。ドイツの報
道雑誌「シュピーゲル」が、連邦官庁が提出したインターネット上
の会話記録を引用して、報じている。それによればこの若い男たち
は、いくつかの電話番号を使って、テロ民兵「イスラーム教国」と
接触を取り、それぞれの襲撃の具体的な指示を受けていた、とのこ
とである。ヴュルツブルク襲撃犯は、自動車で群衆の中に突っ込む
ように命じられていた、とされているが、彼は運転免許証をもって
いないことを理由に、それを拒否した。別の会話記録によれば、ア
ンスバッハの自殺攻撃犯は。おそらく別の襲撃も計画していたよう
である。「シュピーゲル」誌によれば、サウジ・アラビアは、捜査
に協力を約束した。

トランプは党内の反対派に歩み寄る

米国共和党員内部の深い亀裂を克服しようと、同党の大統領候補ト
ランプは、党内の反対派に歩み寄った。彼は方針転換声明の中で、
下院議長ライアンと上院議員マケインが再選されるのを支援するつ
もりである、と述べた。トランプはライアンの故郷ウィスコンシン
州に姿を現し、「私たちは一体性を必要そしている。私たちは今回
の選挙に勝たなければならない」と述べた。ライアンとマケインが
支援を拒否したことは、前例のない侮辱と目されている。トランプ
の副大統領候補ペンス自身、意見の隔たりを公衆に知らせており、
ライアンを支持していた。トランプは数日前に、イラクで死亡した
米兵の両親で、イスラーム教徒の人たちを攻撃したが、このことな
どで党内の怒りを生んでいた。多くの共和党員の考えでは、彼らの
候補者は、この行為で礼儀の規則を破ったことになる。




8月7日(日)

タイは問題の新憲法を国民投票で可決

タイ人は国民投票で、軍が起草した憲法を受け容れた。公共テレ
ヴィPBSの報道では、投票した人の62%が新憲法案に賛成した。有権
者はおよそ5千万人であった。政府は新憲法で、民主主義に復帰す
る道を整備するつもりである、と発表していた。今回の国民投票に
は、反対意見もある。新憲法によれば、軍は上院議員を決める権限
などをもち、選挙なしで首相を決めることが可能になる。批判的な
人たちの見解では、新憲法草案は特に東南アジアの同国に長期的に
軍事政権を承認し、見せかけ上の民主主義を作ることを目的として
いる。国民投票に対する批判は、事前から最長10年の拘留という脅
迫が結びついていた。軍事政権は、2年ほど前に政権転覆で権力を
握っていた。それ以来、意見および集会の自由は、大幅に制限され
ている。

     その他のニュース

イランの核科学者がスパイ容疑で処刑される

イランの核科学者が、米国のためにスパイを働いた容疑で、故国で
処刑された。報道サイト「ミザン オンライン」によれば、イラン
司法広報は、網利は国家機密を的に漏洩したため、絞首刑となっ
た、と発表した。この報道によれば、彼は高度機密情報を手に入
れ、それを米国に渡していた、とされている。網利は2009年6月に
サウジ・アラビアで失踪し、1年後に米国に姿を現していた。その
後彼は、イランに帰国していた。当時彼は、サウジアラビアのメ
ディナで、米国秘密情報部CIAの諜報員2人に誘拐された、と発言し
ていた。イランは核兵器開発作業をしているとの容疑で、長年にわ
たって諸外国と核計画をめぐって対立していた。2015年7月に、こ
の紛争は核協定の締結で、暫定的に解消していた。

アレッポは包囲が突破されたあと激しい戦闘

シリアの反乱勢力が、アレッポの政府軍の包囲を突破した後、北シ
リアの同市では激しい戦闘が燃え上がっている。蜂起勢力は土曜日
に、以前は大都市であった同市南西部に進め、包囲されている同市
東部から蜂起勢力を合流させた、と発表していた。シリア人権監視
団は、反乱勢力と大統領アサド軍部隊が、あらためて激しい戦闘を
繰り広げており、シリア軍はそのほかに、蜂起勢力が支配する地域
を空爆している。2012年からかつての経済大都市アレッポは政府軍
と反乱勢力に分断されている。このところアレッポでは、30万人ほ
どが外部世界と隔絶する形で、暮らしていた。諸外国の支援組織
は、数ヶ月前から人道上悲惨な状況になっている、と伝えている。

ベルギーはシャルルロワの山刀攻撃をテロ行為に分類

ベルギー治安当局は、シャルルロワで起きた女性警官2人に対する
山刀攻撃をテロ行為に分類した。首相ミシェルは、連邦検察が捜査
はテロ攻撃未遂のため、捜査陣を投入したと伝えてきた、と述べ
た。ベルギーの都市シャルルロワでは土曜日に、1人の男が山刀を
落ちて、女性警官2人を襲い、負傷させた。警察の発表によれば、
攻撃中に犯人は「神は偉大である」と叫んだ後、刑指すに銃撃され
た。しばらくの地に彼は、けがが元で死亡した。ベルギーでは、治
安当局が3月のテロ襲撃事件以降、警戒態勢を高めていた。この時
にはイスラーム教徒たちが、ブリュッセル空港と。EUの建物が立つ
一画にある地下鉄駅で、30人以上を殺害していた。ジハード主義民
兵「イスラーム教国」がこの攻撃を行なったのは自分たちである、
と発表していた。




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