8月1日〜7日のオーストリアのニュース



8月1日(月)

     国外ニュース

リビアで米軍の戦闘機がISを攻撃

昨年テロ民兵「イスラーム教国IS」は、その活動の一部をリビアに
移した。そして当時の政治権力の空白を利用した。同国が政治的に
安定した後、引き続きジハード主義者に対して攻勢がかけられた際
に、特に同国におけるISの拠点シルテ市から、戦果があったと報告
されている。月曜日にはリビア統一政権の要請を受けて、米軍はジ
ハード主義者の拠点を空から攻撃した。

     国内ニュース

シュトロルツは新オーストリア党にとって「機が熟している」

オーストリア国営放送の「夏の対話」に、フランク シュトローナ
ハに続いて出演した新オーストリア党党首マティアス シュトロル
ツは、スサネ シュナブルの質問に答えた。話題は、有刺鉄線の柵
を設置した「28箇所のシュレーバー庭」ガム意味であることから、
新オーストリア党の要求が、一般からはこのところ肯定的な反響を
得ていないことに及んだ。シュトロルツは、繰り返し行動主義に肩
入れし、どの政党もそれを必要としており、「書類作成のために働
き」たくはない、と述べた。さらに彼は、「馬鹿げた考えをもって
いる似すぎないか」のように捉えられるが、新オーストリア党の
「機は熟している」とも語った。




8月2日(火)

     国外ニュース

トルコ政府はあらゆる方面を非難し始める

トルコ政府は火曜日、外国に対して改めて厳し攻撃を加えた。大統
領レジェップ タイップ エルドアンは演説の中で、西側がテロと
政権転覆派を支援している、とした。彼は米国も攻撃し、トルコが
政権転覆の黒幕と見ている説教師フェットフュラー ギュレンを、
米国は「匿っている」、と述べた。トルコ政府の意向通りになれ
ば、トルコ国境の前では、弾圧が止むこともない。彼はインドネシ
アとパキスタンに、ギュレン運動が運営している学校を閉鎖するよ
うに求めた。

     国内ニュース

グラサー訴訟 弁護士は「馬鹿げている」とみる

弁護士マンフレート アイネターは、経済および汚職検察WKStA
が、依頼人もと財務大臣カール・ハインツ グラサー(自由党後に
無所属)に対して起こしたターミナル タワー事件に関する訴訟に
関して、再び批判を述べた。犯行計画に関連して、彼は昨日のテレ
ヴィ番組で、「馬鹿げて」おり、グラサーは「もちろん」無罪であ
ると主張する、と語った。




8月3日(水)

     国外ニュース

スペインの組閣 国王フェリペが休暇を中断

スペイン国王フェリペ6世は、組閣が行き詰まっているため、マヨ
ルカでの休暇を中断し、職務を執行している首相マリアーノ ラホ
イと会談した。48歳の国王は昨日、マドリードに飛び、夕方にラホ
イをサルスエラ宮殿に出迎えた。譲位した国王ホアン カルロスは
数日前に、息子フェリペは政治状況に、「極めて憂慮」している、
と述べていた。伝統のマヨルカでの夏休み期間中、国王は普通であ
れば首相をこの島に出迎える。妻レティツィアと娘達レオノルおよ
びソフィアとの休暇の中断で、報道機関からは論評が出ている。

     国内ニュース

トルコのEU加盟をケルンは交渉をやり直すことに賛成

連邦首相クリスティアン ケルン〔社会民主党)は水曜日、トルコ
の即時EU加盟を明確に拒絶し、現在続いている加入交渉を「外交的
擬制」である、と表現した。この交渉をただちに中止するかどうか
は、ヨーロッパ評議会で「批判的に議論」しなければならない、と
も述べた。ケルン自身はテレヴィ番組でこの問題に関してすでに、
「再起動ボタン」を押し、「別の案」を作ることに賛成した。




8月4日〔木)

お休みです。




8月5日(金)のオーストリアのニュース

     国外ニュース

フィリピン大統領は麻薬密売人を殺すと威嚇

新フィリピン大統領は、人権活動家が抗議する中、麻薬密売との戦
いで、新たな側面を見せている。「ろくでなしども、私はお前達を
本当に全員殺す」とロドリゴ デュエルテは金曜日に麻薬密売人を
脅した。「お前たちが、公務員、兵士、警官、あるいは市長の服装
をしてるなら、お前たちの順番が最初だ」とも彼は述べた。先日彼
は、国民に対して、麻薬密売人と麻薬常用者を見つけ出し、警察に
引き渡し、あるいは殺すように呼びかけていた。数百人がそれ以来
殺害され、誰も責任を問われなかった。

     国内ニュース

トルコのEU加盟 クルツは交渉中止には「意味がある」

外務大臣セバスティアン クルツ(国民党)は、金曜日のテレヴィ
番組で、トルコとのEU加盟交渉を中止することに賛成し、この措置
には「意味がある」と見なしている、と述べたさらに。クルツは、
EUとトルコの間の難民対策が危険にさらされているのは、現状を見
ると、トルコが条件がを満たしていないためである、と述べた。先
に連邦首相クリスティアン ケルン〔社会民主党)が、「再起動を
する」と発言し、ドイツ語を話すEU加盟国の外務大臣全体の拒絶を
受けたにもかかわらず、自分の要求を強調した。




8月6日(土)

     国外ニュース

タイ人は憲法に関して投票する 批判は望まれていない

日曜日に対は、新憲法に関する国民投票を行なう。軍事政府によれ
ば、これにより軍による政権奪取からおよそ2年、民主主義への方
向に進む道が整えられる。一方批判的な人たちは、軍の権力を今後
も確実なものにする試みである、と見ている。実際に投票前の数週
間、政府は反対派へより厳しく対処しており、これに関する公の議
論を一切禁止している。憲法案が拒絶されても、軍の権限に従って
ようやく若干の修正がされる可能性がある。

     国内ニュース

EUとトルコの交渉 クルツは拒否権を行使する意向

外務大臣セバスティアン クルツ〔国民党)は、トルコとのEU加盟
交渉を新たな段階に進めることに、拒否権を行使する高である。
「私は外務大臣評議会の議席と票をもっている。この会議では、ト
ルコとの交渉の新たな段階を〔全員一致〕で開かれるかどうかが重
要である。そして私はそれには反対である」と「クリール」紙に述
べた。クルツは、連邦首相クリスティアン ケルン(社会民主党)
が、9月16日のEU首脳会談で、「他の国々の首脳を説得して、トル
コとの加入交渉停止が正しいことを納得してもらうよう、努力して
いる、とも説明した。EUとトルコの加盟交渉を新たな段階に進める
ことは、3月に結ばれた難民取引の銀杏部であった。クルツは金曜
日版にテレヴィ番組で、難民の交換は「維持されないだろう」と述
べていた。




8月7日(日)

     国外ニュース

イスタンブルで大規模デモ エルドアンは死刑に賛成

「国会のこのような決定を私は承認するとあらかじめ言ってお
く。」トルコ大統領レジェップ タイップ エルドアンは、どの曜
日にこのように述べ、「歴史的」とされるイスタンブルでの大規模
デモで、死刑再導入に賛成である、と述べた。エルドアン自身が、
「民主主義と殉教者の集会」にむけて人々を集め、報道によれば百
万人がこの呼びかけに従った。エルドアンは大量の赤いトルコ軍旗
を前に、政権転覆未遂事件を、画期的な事件と呼び、「私たちの中
で誰を捕まえるか」を今検討している、と述べた。

     国内ニュース

ドスコツィルは捜索特殊部隊を増強する

国防大臣ハンス ペーター ドスコツィル〔社会民主党)は、テロ
の脅威が高まっているため、国防軍の精鋭部隊である捜索特殊部隊
を増強する方針である。この特殊部隊は、さらに人材をふやし、装
備に3千5百万オイロを投入する、と彼はAPA通信のインタヴューで
述べた。難民危機での補助任務が終了する時期は、現在予想がつか
ない、とも語った。




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