9月5日〜11日のオーストリアのニュース



9月5日(月)

     国外ニュース

選挙の敗北後メルケルは亡命問題で方針転換を示唆

ドイツ首相アンゲラ メルケルは、自らのキリスト教民主同盟が、
日曜日のメクレンブルク・フォアポメルン州議会選挙で、右派大衆
迎合政党「ドイツのためのもう一つの選択肢AfD」に追い抜かれた
ことに、「もちろん責任」を感じている。選挙への反応の中で彼女
は、党に対して、有権者の信頼を取り戻すように、と発言した。お
そらく彼女は亡命および移民問題で方針転換をして、信頼回復を狙
うと見られている。彼女は過去の決定は、今から見ても「正しい」
と見なしているが、その間にそのための前提条件が変化した、と
語った。

     国内ニュース

「夏の対話」ケルンは20万人分の新たな職場を作る方針

オーストリア国営放送の「夏の対話」の最終回で、社会民主党党首
で連邦首相のクリスティアン ケルンが、月曜に日出演した。連立
政権の中心的な課題は、特に20万人分の新たな職場を2020年までに
作るとの内容を含む経済対策である、と彼は述べた。これは彼が
「ニュー ディールス」と呼んだものの一部で、ケルンはこの中で
首相に就任して111日間を総括した。




9月6日(火)〜7日(水)

お休みです。



9月8日(木)

     国外ニュース

倒産した海運会社は安全な港を探す

先週ソウルで韓進海運が破産申し立てをしたことで、能力を超えて
疲弊したコンテナ会社は、最初の大規模な支払い不能をおこした。
韓国の海運会社が持つ満載した「幽霊船」十数隻は、それ以来、寄
港が拒否されたり、船の差し押さえが懸念されるため、荷揚げでき
る港がない。韓進海運は安全な港を探して、木曜日以降米国を頼り
にしているが、その他の国々とも交渉をしている。

     国内ニュース

専門家の意見は分かれる 選挙延期の可能性をめぐる議論

連邦大統領選挙の前に発送された投票用紙に欠陥があるとの報道
は、ずっと以前から特殊事例ではない。ただしどれほど多くの有権
者が、実際にこの被害を受けるかは不明であり、そのため決選投票
の再実施にこれがどんな影響を及ぼすかも不明である。投票用紙を
製造した会社が、検査報告書を提出する、と内務省は発表した。選
挙日程の延期は、法的には不可能である、と見られている。憲法学
者はこの問題では、意見が一致しておらず、延期をする十分な理由
がすでにある、とする学者もいる。




9月9日(金)

     国外ニュース

フランス 女性たちが駅襲撃を計画

フランスは、若い女性3人による襲撃を、ぎりぎり阻止した模様で
ある。パリのノートル・ダム大聖堂前で、ガスボンベを積んだ車が
発見された。攻撃目標の可能性があったのは、極めて電車の出入り
が多い首都のリヨン駅である。テロ分子の中心は、19歳になったば
かりの女性の可能性が高い。彼女はジハード主義民兵「イスラーム
教国IS」に忠誠を誓っており、その指示を受けていたと見られる。

     国内ニュース

大統領選挙 延期には障害

内務省が突然、連邦大統領選挙の決選投票を延期するか検討する、
と発表したことを受け、多くの新たな問題が生じている。決選投票
の延期は、法律上予想されていないからである。専門家は、その可
能性を様々に判断している。迅速手続きを取って、安全性を法的な
安全性を確保するために、少なくとも国会の過半数が必要である、
と勧告する人もいる。しかし全く別の打開策を見ている人もいる。




9月10日(土)

     国外ニュース

トランプの支持者が侮辱される クリントンは弁解

民主党の米国大統領候補ヒラリー クリントンは、過去数日かなり
厳しい論調で攻撃を加えている。しかし彼女は失策を犯した。それ
は彼女が、対立候補ドナルド トランプではなく、彼の支持者を侮
辱したことで、これは激しい米国の選挙戦の中でも御法度である。
翌日には、彼女は「よい思いつきではなかった」と釈明した。

     国内ニュース

大統領選挙 あらゆる聴講から見て延期

2016年連邦大統領選挙には、おそらくは次の気まずい一章が書き加
えられる。土曜日には、両候補と政府陣営の主要政治家のすべての
発言から見て、10月2日のやり直し決選投票の期日を、守ることが
できない可能性が高い。内務大臣ウォルフガング ソーボトカ(国
民党)もこれをすでに示唆している。




9月11日(日)

     国外ニュース

ドイツ連立政権 会合では難民政策には手をつけず

ドイツ連立政権内部では、難民政策の今後の計画が、数週間前から
かなりの混乱を生んでいる。キリスト教民主同盟党首アンゲラ メ
ルケルとキリスト教社会同盟党首ホルスト ゼーホーファー、社会
民主党党首ズィクマール ガブリエルの話し合いでは、この点につ
いては何も変更がなかった模様である。通信社が伝えている理由と
して、難民問題および現在最大の対立点は、緊張感を持って見守ら
れている首相府での連立首脳会談では取り上げられたなかった。
「彼らは様々なことについて話し合ったが、難民については語らな
かった」というのが、ドイツの報道機関でもその後取り上げられ
た。

     国内ニュース

大統領選挙 新たな日程に関する観測

大統領選挙の決選投票のやり直しは、今まで計画されていた10月
2日に実施されるのか、郵便投票の封筒に間違いがあったため延期
されるか、決定が緊迫感を持って見守られており、まだ決着がつい
ていないが、早くも新たな期日の可能性について、観測が流れてい
る。報道によれば、延期することになれば、(クリスマス前の)待
降節期間中が、「もっとも可能性が高い」。しかし1月になる可能
性もある、とのことである。




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