9月26日〜10月2日のオーストリアのニュース



9月26日(月)

     国外ニュース

コロンビア国民は戦争か平和か投票で意志表示

コロンビアン内戦反対派は、4年越しでごく僅かずつ、和平協定に
近づいてきた。そして今回それが動いた。政府とFARC反乱勢力の間
の協定が、平和的に署名されるが、それは暫定的な小野である。最
終的な決定権を持つのは、週末に国民投票で協定の条件を承認する
国民である。投票の行方ははっきりしていないが、市民は国内の平
和と引き替えに、苦しい妥協を引き受けなければならない。

     国内ニュース

連立政権 新たな危機管理に合意

連立政権は、月曜日夕方に最後の交渉をして、新たな危機管理に合
意した。国防省と内務省がこれを確認した。この危機管理策は火曜
日に閣議の後、一般に公表されることになっている。内容について
は、当面沈黙しているが、危機が起きた場合に早急に反応する用意
を約束するものである。




9月27日(火)

     国外ニュース

サウジ・アラビアで女性が反乱の練習

サウジ・アラビアでは今日まで、女性たちが家族の男の賛成を得な
いで、働くことも、旅行をすることも、自動車を運転することも、
契約に署名することも許されていない。今までに若干の女性と僅か
の男性が、シャリアの極めて厳格な解釈であるサウジ・アラビアの
法律に抗議を敢行した。国王サルマンに、法律上の男性による後見
廃止を求め、数千人のサウジ・アラビア人が署名をしたインター
ネット上の嘆願書は、それだけに驚くべきものである。

     国内ニュース

憲法裁判所裁判官は批判を受け選挙は「さいころ賭博ではない」

憲法裁判所裁判官ヨハネス シュニツァーは昨日のテレヴィ番組
で、相変わらず異論もある、大統領選挙の無効を擁護した。彼は、
そうしなければならなかったのは「喜ばしくなかった」が、この決
定は「数十年かけて司法」内部での議論に根拠がある、と述べた。
多くの事例で選挙の秘密が侵害されており、原則的に、民主的な選
挙が「さいころ賭博」出会ってはならないのが重要だ、そのさいに
層推定できると言うことで活動し絵はならない、有権者の投票はす
べて重視されなければならない、とシュニッツァーは述べた。




9月28日(水)

     国外ニュース

ニキ親会社ベルリン航空は1千2百人を解雇

ヨーロッパの航空市場では、水曜日にいくつかの方針転換があっ
た。以前から経営状態が悪かったベルリン航空は、1千2百人を解雇
する方針である。同社はオーストリアの飛行機会社ニキ社の親会社
である。sらに競争相手のルフトハンザ社は、40機ほどを賃貸借す
ることで引き受ける。これより前にルフトハンザ社は、ブリュッセ
ルの航空会社を完全に買収する、と予告していた。このベルギーの
定期航空会社を買収することで、ルフトハンザ社の格安航空のユー
ロウィングス社は、巨人ライアンエア社とイーズィージェット社と
競争する意向である。

     国内ニュース

EUと外部の国境警備への派兵増加には反対意見も

反対意見のある海外派兵が、昨日の国民評議会の主要議題であっ
た。密入国犯罪を阻止するために、EUの地中海での活動SOPHIAへの
参加を拡大し、NATOが主導するアフガニスタン活動の枠組の中で、
国内での活動を継続することなどに関連して、野党は批判を行なっ
た。




9月29日(木)

     国外ニュース

シモン ペレスとの別れ

世界は、死去したイスラエル元大統領で、ノーベル平和賞受賞者シ
モン ペレスと別れを告げる。彼は死去して2日、金曜日にエルサ
レムのヘルツの丘に埋葬される。合わせて3千人の弔問客が参加す
る中、世界80カ国の代表が出席する予定で、米国大統領バラック 
オバマなどの有力政治家も含まれる。これに対応して、同市の治安
面の対策は厳重になった。

     国内ニュース

精神状態の不安定な運転手には責任能力あり

グラーツの陪審員は、全員一致で判決を下した。精神の不安定な運
転手アレン R.が、2015年6月に、自家用車で3人を殺し、1百人以上
を負傷させた時には、彼には責任応力があった、という判断であ
る。彼は追跡されていると思い込んで、不安からこのような運転を
した、と彼は主張しているが、売淫院はこれを信じなかった。これ
により彼はこの犯罪でも有罪であり、最終的な判決ではないもの
の、終身刑が言い渡された。彼は精神に異常のある犯罪者の施設
で、この刑に服さなければならない。この犯罪が行なわれた状況を
再現した細部が、判決に決定的な影響を与えたようである。




9月30日(金)

     国外ニュース

エアバス社は新たな方針

ヨーロッパの航空機大企業エアバス社は、金曜日に組織替えが次の
段階に入った、と発表した。2017年1月に、中央持ち株会社とエア
バス社最大の収益会社である旅客用ジェット機部門が合併する。同
社社長トム エンダースは、このようにして、二重構造を廃止し、
ボーイング社との競争を活性化し、軍用輸送機A400Mの駆動装置の
欠陥や、長距離ジェット機A350の製造上の困難さなどの敗北を埋め
合わせる意向である。ただしこの組織替えで、新たに多くの従業員
が、仕事を失なう危険がある。

     国内ニュース

心神耗弱運転手の裁判 「直感的」判決に関する議論

グラーツで心神耗弱状態で運転した男に対する有罪判決が出たこと
を受け、陪審裁判所そのものが議論の種となった。素人裁判官が、
アレン R.の責任能力の関する専門家鑑定の有力な判断に、直感的
に反対することに、批判が集中している。しかし大部分の批判は、
本質的な刑法の原則を誤解している。長く勤務してきた刑法の専門
家も、改革の必要がある、と見ている。具体的な事例で提案された
改革を、若干修正するかどうかは、別の問題である。




10月1日(土)

     国外ニュース

スペインの政治手痛い 社会党のサンチェスが白旗

スペイン社会党の指導者ペドロ サンチェスが土曜日に退任した。
彼は9ヶ月にわたって、職務を執行する首相マリアーノ ラホイの
元で、右派政権組閣を阻止してきたが、自分の陣営の中か彼に対す
る批判が出始めていた。政治の手痛いが打開されるかどうかは不明
である。マドリードでは、いずれにせよサンチェスの退任で、3回
目の投票が回避されるとの希望が支配的である。

     国内ニュース

ソーボトカは亡命希望者に対する追加収入に反対

各州は、亡命希望者に追加収入を与えてはどうかという提案をして
いるが、内務大臣ウォルフガング ソーボトカ(国民党)は、これ
に反対した。各州の難民担当者は水曜日、公益的な労働を通じて、
最大2百オイロ(時給5オイロ)の追加収入を認めるように、と提案
していた。日刊紙「エスターライヒ」でソーボトカは、この提案を
拒否している。




10月2日(日)

     国外ニュース

アレッポ攻防戦 アサド軍はふたたび進撃

シリア政府軍は日曜日、激しい攻防戦が続くアレッポへの進軍を続
けることができた。ロシアの戦闘用ジェット機が、夜間に戦闘地域
へと爆弾を投下し、進軍を支援した、と野党に近い立場で、英国に
拠点を置くシリア人権監視団は発表した。かつては大商業都市で
あったアレッポは、人道的に見て悲惨である。日曜日には、国連は
医薬品の供給は「崩壊の淵」にある、と警告した。

     国内ニュース

各州首相会議がシュタイアーマルクで始まる

シュタイアーマルク州での各州首相会議は、月曜日に始まるが、南
東シュタイアーマルクでの、主催者ヘルマン シュッツエンヘー
ファー(国民党)との非公開会議が、その冒頭である。グラーツで
午前中続けられる会議には、首相クリスティアン ケルン(社会民
主党)と副首相ラインホルト ミッターレーナー(国民党)も参加
する。議題は、連邦と州の協力の改善などである。




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