11月14日〜20日のオーストリアのニュース



11月14日(月)

     国外ニュース

倒産者と院外活動家 トランプの大統領府での前衛部隊

米国で公式に権力交代があるまで、政府の要人は大半が交代する。
官庁の職数千が、新たなひとに与えられる。次期大統領の就任対策
班は、組織的に牽引力を責任を持って作り出す。その中にはトラン
プの子供と腹心の他、失敗した銀行家、院外活動家、古参政治家も
含まれている。彼らはトランプが選挙戦中、「ワシントンの悪の泥
沼」と呼んでいた人たちである。

     国内ニュース

大統領選挙で国民党陣営はようやく立場を示す

合わせると4回目の連邦大統領投票に向けて、国民党はようやく立
場を明らかにしているが、それは両候補に向いている。自由党候補
者ノルバート ホーファー支持は、少数派であるが、国民党の一部
は彼に対する明確な同意を表明している。反対側には、アレクサン
ダー ファン デア ベレンを断固と支持する市民および自由派が
増えている。彼らは特に米国での選挙戦の影響の元で、ホーファー
と自由党に対して、予想外に厳しい意見の違いを持っている。




11月15日(火)

お休みです。



11月16日(水)

     国外ニュース

密入国業者逮捕 写真は人違いの主張の根拠

イタリアで逮捕された東アフリカの密入国業者の親玉メドハニー 
イエフデゴ メレドの事件ではは、英国の「ガーディアン」紙を通
じて公表した結婚式の写真が、取り違えであるとの主張の根拠と
なっている。拘留されているのはメレドではなく、無実のメドハ
ニー テスファマリアム ベルヘというエリトリア出身の別人であ
る、とされている。結婚式の写真に写っているこの男は、目撃者に
よってメレドに間違いないと特定されたが、同紙によれば、この男
はその写真に似ていない。最初の疑いは、すでに夏に起きていた
が、当局は沈黙を続けている。

     国内ニュース

ホーファーは政府罷免発言で支持を失う

自由党の大統領候補のルバート ホーファーは、連邦大統領の権利
である連邦政府の罷免に関して、たびたびあからさまに考えを述べ
たが、これが言葉通りに解釈されないのをわきまえている。彼は水
曜日のテレビ番組で、「自分は今(罷免)すると述べるか、あるい
は選挙に向けて道を開く、と述べる」つもりだ、と述べた。内容を
断念することは、(罷免の)根拠としては不十分であるが、政府が
国に損害を与えているなら、それは根拠である、とも語った。その
ほかに彼は、自分が選挙で勝利すれば、政府の「目を覚めさせる」
ことができる、と信じている、「自分はあらゆる機会に政府を罷免
するつもりだ」と述べた。




11月17日(木)

     国外ニュース

オバマとメルケルは別れを告げる 会談の主要議題はトランプ

米国大統領バラック オバマは、アテネで民主主義に関する基本演
説を行なった後、お別れの旅を続け、ベルリン入りした。彼は木曜
日に、「協力者で友人」アンゲラ メルケルと、シリア戦争からウ
クライナ危機、ロシアとの緊張、事実上死亡した自由貿易協定TTIP
にいたる世界の紛争について、今一度意見を交わした。次期米国大
統領ドナルド トランプが、中心議題であったのは必然であった。
メルケルは、トランプと「よい協力」をするつもりである、と主張
し、オバマはベルリンでの記者会見で、トランプに、外国問題の手
がかりを与えた。

     国内ニュース

大統領選挙 海外在住オーストリア人に大きな利益

内務省は木曜日に、12月4日の大統領選挙の有権者数を最終的に発
表した。この数には予想外のことが含まれていた。4月24日の第1回
投票と比べて、投票権を持つ国外在住オーストリア人の数が、3割
以上増えていた。特に最後の2週間で、外億でクラスオーストリア
人多数が選挙人登録をした。内務省は、この数字が正しいことを確
認した。




11月18日(金)

     国外ニュース

CIA、安全、司法 トランプは重要人事を決める

次期米国大統領ドナルド トランプは、彼の政治の方向を定める人
事に関して、最初の決定を下した。金曜日には彼は、法務大臣、
CIA部長、国内安全顧問に、誰が就任するかを確定した。この中心
となる3つの職は、今後はアラバマ州の上院議員ジェフ セッショ
ンズ、下院議員マイク ポンペオ、元将軍マイケル フリンが占め
る。民主党は、特にセッションズに「大きな懸念」を表明した。

     国内ニュース

全日制学校問題で改革に対する批判が途切れない

全日制学校を振興するための新政府案には、相変わらず批判が雨あ
られのように降り注いでいる。各州、教員、境界に続いて、金曜日
には財務省と地方自治体連合が、この計画の各部分に対して、拒否
を発表した。この計画は、全日制学校のうち禁じられた形態が、促
進の規則で好まれているのに反しており、その結果多くの雇用が生
みだされるのではなく、すでにある保育施設が組織替えになるだけ
だ、とされている。地方自治体は、そのほかに経費が変わらないこ
とを懸念している。




11月19日(土)

     国外ニュース

アレッポは社会基盤が完全に崩壊する危険

アレッポが再び数日間空爆を受け、シリアの同市のと産はほぼ完全
に機能停止した。当局によれば、病院は一箇所も開いておらず、住
民は救命措置を手に入れる手段を持っていない。ドイツ赤十字は土
曜日に、同市の社会基盤全体が崩壊し、供給体制全体を危機にさら
す可能性がある、と警告している。

     国内ニュース

ケルンは外国在住の子供たちの支援削減に賛成

連邦首相で社会民主党党首のクリスティアン ケルンは、両親とと
もにオーストリアに来なかった子供たちに対する家族支援は、現地
の水準に引き下げることに賛成だ、と述べた。もちろん他のEU加盟
国と協調できた場合にのみ、これは実施可能である、と「クライン
新聞」(日曜版)のインタヴューで述べた。




11月20日(日)

     国外ニュース

フランス大統領予備選でサルコジが敗北

フランス元大統領ニコラ サルコジは、大統領に向けた第一歩を踏
み出すことに失敗した。フランス保守派の予備選挙で、彼は土曜
日に、元首相フランソワ フィヨンおよびアラン ジュペの後塵を
拝し、第3位に留まった。サルコジは夕方、敗北を認め、政界から
の引退を予告した。フィヨンとジュペは、来週決選投票に臨まざる
を得ない。

     国内ニュース

2017年の国家財政 予算をめぐる長時間の議論が始まる

来週の国会は、国家財政一色となる。木曜日には国民評議会が、
2017年予算をまとめ、その後3日間すべてを使って議論する。オー
ストリア共和国は、来年ほぼ775億オイロの支出をするが、収入は
43億オイロ少なくなる見通しである。特に安全分野での支出が増加
する。内務省と国防相は、より多くの資金を得るが、司法と教育で
は予算不足が埋められる。




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