12月26日〜31日のオーストリアのニュース



12月26日(月)

     国外ニュース

ポーランドの文化政策をめぐり対立

昨年11月に先生を行なって以来、ポーランドの保守派政権は、国の
改造を徹底して続けている。ヤロスラフ カチンスキ率いる「法と
正義党PiS」は、一方では政治体制と組織を変え、他方では新たな
価値観を宣伝使用としている。国民の誇りが重視されている。まさ
に文化領域で、政府は解任と検閲を恐れていない、とオーストリア
人作家で東ヨーロッパ問題の専門家マルティン ポラックはオース
トリア国営放送に述べた。

     国内ニュース

ミッターレーナーは成長と負担軽減を重視することに賛成

副首相ラインホルト ミッターレーナー(国民党)は、政府の行動
計画を再開するにあたって、経済および雇用を中心に据える方針で
ある。税率は近年の44.4%から、EU平均の40%に引き下げられること
になる。国民党党首の彼は、APA通信のインタヴューに答えて、厳
しい累進税制を迅速に廃止することに賛成した。




12月27日(火)

     国外ニュース

韓国 パンは政治の泥沼を干拓する

韓国では、新たな動きが起こる気配がある。国会議員29人が、大統
領パク クネと、彼女の汚職事件と距離を取ろうと、離党して新党
に加わった。離脱した国会議員たちの願いでは、党首に退任する国
連事務総長パン キ ムンが座ることを望んでいる。黙りを決め込
んでいたパンが、パクの政治事件の打撃を受けることなく、第一歩
を踏み出すことが、以前から期待されている。

     国内ニュース

ディーゼル天国オーストリア 税制の優遇措置が争いの種に

環境大臣アンドレ ルプレヒター(国民党)は、ディーゼル車に対
する税制の優遇措置をやめるよう、相変わらず求めている。
「ディーゼル車の優遇措置は、生態学上の理由から、意味がないも
のであるのは明白だ」と彼は韻文のインタヴューで述べた。批判は
石油産業から出ているが、指して意外ではない。オーストリア自動
車・オートバイ・ツーリング・クラブOeAMTCも、ディーゼル車税の
廃止には反対し、対案を出している。




12月28日(水)

     国外ニュース

ベルリン捜査陣 トラックのブレーキ装置が犯行を止めた

ベルリンのテロ攻撃に関する謎が解けた模様である。トラックが急
に方向転換し、停止したのは、おそらくこの車のポーランド人運転
手のおかげではなく、トラックの自動制御装置のおかげである。
「この技術が生命を救った」と複数のドイツの報道機関が、水曜日
夜に、捜査結果の報告を受けたベルリン市政府の判断を引用した。
このため、ドイツ当局は、犯人アニス アムリの危険な行為は、当
初受け止められていたより、はるかに意図的なものであったことが
明らかになっている。

     国内ニュース

ライヒトフリートはディーゼル車優遇税制廃止に反対

環境大臣アンドレ ルプレヒター(国民党)は、ディーゼル車優遇
税制廃止の要求を繰り返しているが、交通大臣イエルク ライヒト
フリート(社会民主党)からの支持はほとんど受けられていない。
「移動手段はすべての人が利用可能でなければならない。ディーゼ
ル車に値段がかかるようになれば、環境に負荷を掛けない代案に移
行する余裕がない人にとって、負担になる」との発言を、「シュタ
ンダルト」紙は引用している。




12月29日(木)

     国外ニュース

米国は制裁としてロシア外交官を国外退去に

大統領選挙戦中に、インターネット上で攻撃を行なったことを受
け、米国大統領バラック オバマは、ロシアに対してい一連の厳し
い制裁を科す、と予告した。この措置は、ロシア軍秘密情報部GRU
と、国内秘密情報部FSBに対するものである。米国はこの両機関
が、インターネット上の攻撃を行なった、としている。さらにロシ
ア人外国間35人は、72時間以内に米国を出国しなければならない。

     国内ニュース

連立政権は偽のニュースを押さえ込む手段を模索

偽のニュースの問題は、国内政治の議論となった。連立政府は、大
衆の意見に影響を与えようと、多くが意図的に送り出された偽造の
ニュースの問題を、もはや無視できないという点で意見が一致して
いる。この問題に対する国会のアンケートは、既に実施されてい
る。ただし偽造情報に反対する根拠は、きちんと整備しなければな
らない。ドイツは既に、国の事実判定局を設置することなどを検討
している。ただし専門家は、情報の受取手側にも義務がある、と見
ている。




12月30日(金)

     国外ニュース

マーガレット サッチャーの親書

英国国立文書館は金曜日、マーガレット サッチャー首相時代の一
連の内部資料を公表した。サッチャーとヘルムート コールおよび
ドイツ人との困難な関係、彼女の王家との関係、麻薬との戦いで奇
妙な考え方に光が当てられる。この文書は、彼女の決定に関する後
悔を解明する鍵を提供しする。首相時代から26年、死後3年経って
も、彼女は相変わらず評価が定まっていない。

     国内ニュース

所得税調整は2017年からは機械的に行なわれる

所得税の調整は、2017年からは申し立てが必要でなくなる。標準的
な事例では、7月から財務東京から、機会定期に支払いが行なわれ
る。それに対して、年金受給者に対する戻し税は、倍額の110オイ
ロになる。




12月31日(土)

     国外ニュース

国連安全保障理事会はシリア決議を認める

ロシアとトルコは、シリア紛争仲裁のための提案をしたが、国連安
全保障理事会は、全会一致でこれを支持した。国連の最高委員会で
議席を持つ国々は、土曜日にニュー ヨークで、全会一致で、ロシ
アが提案した決議に賛成投票をした。ロシアとトルコが取りまとめ
た計画には、既に前日全土で宣言された停戦の他に、カザフスタン
の首都アスタナでの和平交渉も含まれている。

     国内ニュース

2017年に向けて秒読み ウィーンの大晦日小径で上機嫌

世界各地で、酒瓶の千が早くも音を立てて抜かれた。ヨーロッパの
大都市での大晦日の大パーティも、進行中である。午後には早く
も、(市、環境業連合、商業会議が主催する)ウィーンの大晦日小
径は、雲一つない空と大変な雑踏となり、お祭り気分で一杯であ
る。大がかりな花火で、伝統的に毎年大晦日のお祝いで、最初の盛
り上がりを見せるシドニー同様、今年は新年を迎えるのは、強化さ
れた治安対策が取られている。




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