6月27日〜7月2日のオーストリアのニュース



6月26日(月)

     国外ニュース

他人の言いなりか? メイのDUPとの危険な取引

数週間にわたる交渉の末、英国首相テリーザ メイ率いるトーリー
党と、北アイルランド民主統一党DUPの間で、政権協定に署名がな
された。選挙で「絶対多数」を失ったメイにとっては、これは危険
な取引である。超保守派の協力小政党であるDUPは、要求が認めら
れなければ、常に協力関係を破綻させるとの圧力手段で、威嚇する
ことが可能である。北アイルランドはただちに10ポンドの追加資金
を得た。問題はまだある。英国のEU離脱から、かろうじて成り立っ
ている北アイルランドの権力の均衡が崩れてしまうとの予想まで、
異議が出されている。

     国内ニュース

内部の対立 緑の党にとっては建設の夏

週末に正式に選出された緑の党の筆頭候補ウルリケ ルーナツェク
は、間もなく始まる選挙戦には、まだ実際には集中することはでき
ない。まず彼女は、党内の問題を片付けなければならない。具体的
には、オーストリア共産党に鞍替えした「若い緑の人々」党と、長
年政治に携わっていたペーター ピルツの政界離脱である。この背
景には、緑の党をどれほど左寄りにするか、方針を巡る対立があ
る。これが現在、同党が持つ立ち位置の一つである。緑の党が、最
近の世論調査の結果を最終的なものとしないように、望みは残って
いる。




6月27日(火)

     国外ニュース

数十の企業がインターネット攻撃を受ける

多くの国では、企業と官庁数十が、火曜日にインターネット上の
攻撃目標となった。専門家に酔えば、ウクライナ、ロシア、英国、
インドおよびドイツ、デンマークが、攻撃を受けた。食料品大企業
モンデリーズ、ロシアの石油大企業ロスネフト、デンマークの海運
会社マースクなどの有名な企業に加えて、ウクライナの各銀行、各
国の鉄道、重要な空港などが、身代金を搾り取ろうする試みの目標
となった。大災害を出したチェルノブイリ原発も被害を受けた。

     国内ニュース

国民評議会 長時間の議論が終了

国民評議会は、夏前の最後の議論を、伝統に則り、長い議論と多数
の法律の可決で終了した。しかし今年は、選挙の発表があったた
め、法律の可決が大きく加速され、予定がさらに一度修正された。
社会民主党と国民党は、選挙戦を視野に入れて、、いくつかの議題
では、最後の瞬間に合意することはできなかった。鍵になるのは教
育改革と外国人法であった。そのほかに、安全法制、委託法、職務
上の秘密などが、夏以降つまりおそらく次期政権に委ねられる。い
くつかの議題では、最後まで合意を目指して議論が行なわれる。




6月28日(水)

     国外ニュース

ゴミの山 ギリシアはゴミ危機に絶望

ギリシア政府は、ゴミ危機に対処できない。首都アテネ、大都市
テッサロニキを先頭に、ギリシアの島々に到るまで、ギリシアの各
都市では数日前から、悪臭のするゴミの山ができ上がっている。観
光業者は水曜日に、最重要収入源である観光業と飲食業が損害を受
けないように、合同で解決を探るよう呼びかけた。数日前からゴミ
収集係がストライキをしている。彼らは、大規模な人員削減に反対
している。

     国内ニュース

緑の党は身動きが取れず ピルツは独自の候補者名簿を検討

緑の党党員ペーター ピルツは、国民評議会選挙では、独自の候補
者を立てる可能性を残している。彼は7月中旬まで、迎撃戦闘機オ
イロファイター調査委員会に集中し、その後に決断を下す、と今日
述べた。ただし ピルツはすでに、立候補する場合に自分の念頭には
何があるかはっきり描き出しており、ある「運動」にかけるつもり
である、とも述べた。彼は「古い政党」を批判し、緑の党は身動き
が取れなくなっている、とも語った。同党は週末に、彼を候補者名
簿には乗せなかった。




6月29日(木)

     国外ニュース

司会者を侮辱 共和党員もトランプに怒り

米国大統領ドナルド トランプは、テレヴィ番組の司会者を侮辱し
たことで、抗議の嵐を呼んだ。トランプは木曜日にインターネット
上に、ミカ ブルゼジンスキが、マー ア ラゴで自分に何とか会
おうとしたが、顔の皺取り手術後にひどく出血していた、と書き込
んだ。さらに彼は、「頭のおかしいミカ」とも書いた。野党民主党
の他、身内の共和党からも、この書き込みは大統領にふさわしくな
い、と言う者を中心に批判が多数出ている。大統領府は、この発言
を弁護し、トランプは単に「砲撃に砲撃で」戦っただけだ、と述べ
た。

     国内ニュース

介護の後退 各州は費用の全額補償を求める

国民評議会が木曜日に、介護の後退を止めるとしたが、各州では、
費用の全額補償をを求める声が大きくなっている。フォアアルルベ
ルク州首相マルクス ワルナー(国民党)は、「各州は、収入不足
を完全に補う量求めざるを得ないし、そうするつもりだ」と述べ
た。同様の声は、ザルツブルク州からも出ている。連邦が提案した
補償の財源1億オイロでは、不十分である、というものである。




6月30日(金)

     国外ニュース

香港は民主化を求める戦い 20年間の特別な地位

20年前1997年7月1日、英国の元植民地香港は、中国の特別行政区と
なった。中国はその時香港に、中国本土には存在しない自由と権利
を、50年間認めていた。ただし自由選挙は、中国共産党が認めてい
ない。活動家は繰り返し、中国政府の影響力の増加を嘆いている。
彼らは、民主主義を拡大することを求め、しばしばその結果、収容
所に入れられる。

     国内ニュース

ピルツの候補者名簿が具体的に 緑の党はいらだちと怒り

ペーター ピルツが、国民評議会選挙に、自前の候補者名簿を立て
る可能性は増えており、緑の党内部では、いらだちと怒りが増加し
ている。筆頭候補ウルリケ ルーナツェクは、長年一緒に戦ってい
た彼には、個人的に残念である、と表明した。会派長アルベルト 
シュタインハオサーは、ピルツがこの計画を実施に移すのであれ
ば、緑の党国会会派から即時除名する、と威嚇した。ピルツは金曜
日に、彼の独自の候補者名簿に関する観測にあおることになった。




7月1日(土)

     国外ニュース

歴史的な別れ ヘルムート コールがシュパイアーに埋葬される

ストラスブールとシュパイアーでは、かつて経験したことがない追
悼式が開かれ、全世界の政界の要人と数百人が、ドイツ元首相ヘル
ムート コール(キリスト教民主同盟)に、彼の故郷で最後の栄誉
を示した。ストラスブールでのEU議会で、ヨーロッパ追悼式が開か
れ、現職および元職の首脳多数が、ドイツ統一およびヨーロッパ統
一に、コールが果たした功績を称賛した。シュパイアー大聖堂で鎮
魂曲が演奏された後、コールの柩が軍隊が随行する中、聖堂広場に
運ばれ、最も近い家族が出席する中、埋葬された。

     国内ニュース

「国を変える」クルツは98.7%の支持で国民党新党首に

国民党はリンツでの党大会で、セバスティアン クルツを、新党首
に選出した。外務大臣である彼は、98.7%の支持を得た。彼は演説
の中で、オーストリアにとって新たな出発である、現在は「だらだ
らとした仕事ぶりの世界王者であるが、国民のために、この国を
「並」の国から「最高の国」に引き戻すつもりだ、と述べた。彼は
すでに発表した要求を掲げて、これを実施するつもりである。それ
は減税、基本的価値観の共通化、(難民に対する)地中海経路の閉
鎖、より効率的な社会福祉制度である。




7月2日(日)

     国外ニュース

「あたらしい大統領の姿」 トランプはCNNを殴りつける

米国大統領ドナルド トランプと、報道機関の間のいがみ合いは、
週末にさらに激しさを増し、比喩的な意味では、腕力沙汰にまで
なった。トランプは日曜日に、2007年にプロレスのリングでの殴り
合いの見世物を写した古い映像を、加工した者を公表した。相手の
頭には、CNNという文字がはめ込まれていた。CNNテレヴィは、「未
熟なふるまい」である、と非難し、「彼の職の価値をはるかに下
回った、と述べた。トランプ自身はこれより前に、インターネット
上での行動を、「新たな大統領の姿」である、と書き込んでいた。

     国内ニュース

「拡大のために」ワルナーは国民党の規約修正を擁護

国民党は土曜日に、賛成98.7%で、セバスティアン クルツを、党
首に選んだ。この際には、規約の修正も可決した。これは、外務大
臣であるクルツに、包括的な行動を取る権利を認めるものである。
フォアアルルベルク州首相マルクス ワルナー(国民党)は、金曜
日から州首相会議議長を務めているが、テレヴィ番組で、大切なの
は権力の大きさではなく、「大きな全体」である、と強調し、将来
的にも、州と連邦の利益が生じるが、「共和国の幹部に就任する」
との目標を掲げるなか、この利益は「新たな、そしておそらくは従
属的な」ものになる、とも述べた。




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