8月21日〜27日のドイツのニュース



8月21日(月)

スペインのテロ攻撃の死者数は15人に増える

バルセロナとカンブリスでのテロ攻撃から4日、当局は15番目の死
者が出たことを確認した。カタルーニャ内務大臣ホアキム フォル
ンは、逃走していた襲撃犯ユネス アブヤクブが、テロを起こした
後の木曜日に、スペイン人1人を刺し殺したことを確認した。報道
によれば、アブヤクブは、バルセロナの繁華街ランブラスでライト
バンを使って、意図的に歩行者をはね、少なくとも13人を殺害した
後、刺し殺した男の車を逃走用の車として利用した。その後当局
は、この襲撃事件の死者全員の身元を特定した。捜査陣は、22歳の
アブヤクブを、主たる容疑者とみなし、彼の行方を追っていた。当
局はさらに、この工芸はイスラーム教徒組織が、おそらく12人の組
織員とともに計画したものだ、との見方を取っている。

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マルセイユで自動車がバス停に突っ込む 死者1人

南フランスの港町マルセイユで、自動車が2箇所のバス停に突っ込
んだ。通行人1人が死亡、運転手は2件目の事件後に逮捕された、と
警察は発表した。それより前にこの車は、別のバス停に突っ込んで
おり、そこでは1人に重傷を負わせていた。マルセイユ検察によれ
ば、テロ攻撃であると判断する根拠はなく、捜査陣はこの男が、精
神科の病院にかかっている書類を持っているのに気がつき、捜査を
その方面に向けている。容疑がもたれている逮捕者は、警察に知ら
れていたが、テロ組織を担当する秘密情報部には知られていなかっ
た。スペインでは木曜日に、自動車を使った2件の襲撃があった。
この事件では14人が死亡、120人以上が負傷した。

メルケルはトルコが国際刑事警察機構を悪用していると非難

トルコの要請で、ケルン在住の作家アクハンリが、スペインで一時
逮捕されたが、ドイツ首相メルケルは、これを国際刑事警察機構の
悪用である、と批判した。彼女は放送局RTLに、国境を越える警察
機構などの国際的組織は、このようなことのために組織されたので
はないはずで、自分の考えでは、全くそうではない、と述べた。ス
ペイン警察は、トルコの委託を受けて、いわゆる「緊急通知」に基
づいて、彼の休暇の滞在先で、60歳のアクハンリを逮捕していた。
このような場合には、各国の警察当局が国際刑事警察機構に、緊急
の覚書を出すことができる。トルコ系のアクハンリは、ドイツの市
民権だけを有しており、24時間ほどの交流後に、スペインを離れな
いとの条件下で、拘留を解かれた。スペイン司法は、トルコへ引き
渡すかどうか、決断しなければならない。

ブリジット マクロンが公式に「第1の女性」の役割を引き受ける

フランス大統領府は、マクロンが大統領に就任してから3ヶ月、大
統領夫人の任務と権利を初めて、文書にまとめた。大統領府のイン
ターネットサイトで公表された「透明性憲章」は、大統領夫人に、
米国の「大統領夫人」と同じような地位や権限を与えることはない
ものの、大統領夫人が持つ代表としての役割を強調している。さら
に「第1の女性」ブリジット マクロンの信頼厚い人たちは、この
憲章が有効なのは、マクロンの大統領任期中だけである。フランス
大統領夫人の任務と権利は、今までどこでも定められておらず、そ
れゆでしばしば様々な解釈があった。大統領マクロンは、これを変
えることを望んでいた。彼は選挙戦では、妻ブリジットに「うわべ
だけでない地位」を与える、と予告して、インターネット上では反
対意見がたくさん出されたものの、この計画を貫いた。新たな憲章
によれば、大統領夫人は、代表する任務の他、大統領府での歓迎会
に関する「監督」を受け持ち、フランスの世界での印象をよくする
行事を、「後見者を勤めあるいは出席することで」これを支える。
この任務のための費用は、大統領の予算から支払われ、追加の資金
あるいは「第1の女性」の給与の支払いは予定されていない。




8月22日(火)

連邦首相メルケルはコンピューターゲーム見本市の開会式に出席

連邦首相アンゲラ メルケルは、ケルンでのコンピュータゲーム見
本市ゲームズコムを開会した。開会演説の中で彼女は、コンピュー
ターゲームの経済的、社会的な意義を強調し極めて大きな意義を持
つ文化財、技術革新の牽引車、経済の原動力」である、と述べた。
またメルケルは、この分野を、「ドイツ経済の強い柱」である、と
呼んだ。土曜日まで、見本市会場と、大聖堂の町ケルンの各所で、
コンピューターゲームと硬貨を入れて遊ぶゲームの最新流行をめぐ
り、様々なものが展示される。およそ35万の専門家及び愛好家が訪
れると予想されている。

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司法「容疑者はバルセロナ爆弾攻撃計画を自白」

スペインでの襲撃事件を受け、テロ容疑者の1人は裁判所で、さら
に大きな襲撃の準備をしていた、と自白した。マドリードの司法筋
の情報によれば、その計画では、爆発物が使われることになってい
た。テロ組織に属していると見られる生存者4人は、これより前に
初めて、裁判官の前に姿を現した。バルセロナおよびカンブリス襲
撃事件では、先の木曜日と金曜日に、15人が死亡、120人以上が負
傷した。テロ組織に属していると見られる12人のうち、今も生きて
いるのは、マドリードの裁判所にいる4人だけである。他の8人は警
察に射殺されたか、襲撃前に起きたアルカナルでの爆発で死亡し
た。

イラク政府軍はISの稜堡タル アファルに迫る

イラクにおけるISの最後の稜堡の一つに対して、地上軍の攻勢が始
まってから2日、政府軍は初めて、タル アファル市域に侵入し
た。軍、警察、シーア派民兵の部隊は、様々な方向から、複数の街
区に入り込んだ、と軍が発表した。米国国防相マティスは、事前の
予告なくイラク入りした。マティスは、ジハード主義民兵「イス
ラーム教国IS」との戦いで、イラク政府を支援する、と表明した。
イラク軍は週末に、タル アファル対する攻勢を開始していた。こ
こはイラク北部にあるISの拠点としては、最後のものである。マ
ティスは、特にイラク首相アバディとクルド人指導者バルサニと会
談する意向である。タル アファルは、モースルとシリア国境の間
にある。イラク軍は7月初めに、ISの支配下からモースルを解放し
ていた。

アフガニスタン大統領は米国の新戦略を歓迎

アフガニスタンガニは、米国のアフガニスタンに関する新たな戦略
を歓迎した。彼は米国大統領トランプと米国民に対して、支援に感
謝している、と述べた。米国はアフガニスタンで、テロ組織との戦
いで、努力を強める意向である。その際には隣国パキスタンにも協
力を義務づけるつもりだ、とトランプは華盛頓近郊のマイアー砦で
の演説で予告した。急進派イスラーム教徒タリバーンは、戦争の威
嚇を強めることで、トランプの発言に対抗した。タリバーンの広報
は、米軍の全面的な撤退を求め、さもなければアフガニスタンは再
び「超大国米国の墓所」になる、と述べた。トランプは演説の中
で、今後何人の米兵をヒンドゥクシに駐留させるか、明言するのを
避けた。現在はその数、8千4百人である。




8月23日(水)

秘密情報部元部長クラッパーが大統領トランプを強く批判

米国秘密情報部元部長ジェイムズ クラッパーは、大統領ドナルド 
トランプがアリゾナに登場したのを、「気遣わしく混乱の元」であ
る、と評した。彼は、トランプの職務執行能力に疑問があるとし、
大統領の言動の原因は何なのか、疑問に思う、と放送局CNNに述べ
た。クラッパーは「この国がこの悪夢を、どれだけ長い間我慢しな
ければならないのか」と述べた。トランプは、フェニックスでの支
持者の大集会で、シャーロッツヴィルの人種差別的な事件に関する
自分の態度を弁解して、再び報道機関を激しく攻撃した。CNNでは
クラッパーは、米国の核兵器をトランプが使えることにも、懸念を
表明して、彼が怒りの発作に襲われて、北朝鮮の権力者キム ジョ
ン ウンと対決すると決断したら、彼を押しとどめるのは困難だ、
と警告した。
クラッパーは1月に、辞職していた。彼は、米国大統領選挙でロシ
アの介入の問題について、トランプと対立していた。

     その他のニュース

国連委員会は米国の人種差別に関して警鐘を鳴らす

米国がイラクとブルンジに続いて、国連の人権活動家の標的となっ
た。白人の人種差別主義者とネオナチが、ヴァージニア州で暴力行
為に及んだことを受け、国連人種差別排除委員会CERDは、米国政府
に苦情を正式に申し入れた。同委員会は、米国が1994年に署名した
反人種差別協定を遵守しているか、監視している。同委員会は現在
ジュネーヴで、会議を開いている。独立の人権の専門家が、この委
員会に出席している。国連人権事務所は、このような意義があれ
ば、関係する行政機関が、行動を義務づけられており、行政機関
は、協定違反が起きないように、あるいはすでに起こされた障害を
押さえ込むように、措置を講じなければならない、と説明した。

米国が中国企業に対する制裁を科したことに中国政府は立腹

米国が中国企業に新たに制裁を科したことで、中国政府はこれを非
難し、撤回するよう求めた。外務省公報華は、米国のこの措置は、
北朝鮮紛争解決を困難にし、相互の信頼と中国の協力の意志を強め
るのには役立たない、と述べた。さらに彼女は、米国政府は、この
誤った行動を「停止して修正」しなければならない、韓国半島の
「極端に緊迫した」情勢は、このところ若干沈静化していたが、状
況は相変わらず「極めて複雑で、扱いにくい」とも述べた。米国は
火曜日に、北朝鮮に協力しているとして、中国とロシアの企業を、
制裁対象名簿に記載していた。北朝鮮の権力者キムは、問題の大陸
間弾道魅しある計画を前進させるよう命じた、と国営の報道機関は
伝えている。

ネタニヤフは近東でのイランの影響に警告

ロシア訪問中のイスラエル首相ネタニヤフは、イランがシリアとイ
ラクで影響力を強めている、と警告した。イラン政府は、この地域
にある「イスラーム教国の敗北によって生じた(権力の)空白を埋
め」ようとしている、とネタニヤフはロシア大統領プーチンと措置
で会談した際に述べた。イスラーム教学者たちは、内戦の国シリア
でのイランの存在を拡大しようと努力しており、先日イランは、イ
ラクと戦争で弱体化したイエメンを、支配下に置こうと試みてい
る、とも語った。ネタニヤフとプーチンは、このところ2ヶ月おき
に会談し、特にシリア紛争での立場を調整している。




8月24日(木)

国連はシリアのラッカ停戦を要請

国連は、紛争当事者に対して、激しい攻防戦が続くシリアのテロリ
ストの拠点ラッカで、停戦をするよう求めた。武器が沈黙する間
に、民間人はテロ民兵「イスラーム教国IS」が支配している街区か
ら、避難することができる、と国連シリア人道顧問ヤン エーゲラ
ンドはジュネーヴで述べた。彼はさらに、ラッカは現在、「世界で
最悪の場所」である、と訴えた。およそ2万人が、前線にはさまれ
た場所で暮らしており、急進派の暴力にさらされている。ノルウェ
イ人であるエーゲランドは、特に米国が指揮する反IS連合に、空爆
を抑制するよう求め、ユーフラテス川を航行する船を、絶対に爆撃
してはならない、批判民が空爆で命を危険にさらされている、とも
語った。
諸外国の支援組織は、ますます多くのラッカ住民が、ISに人間の盾
として悪用され、逃亡すると殺されていることに注目している。

     その他のニュース

欧州安全協力機構は東ウクライナから重火器撤去に期待

東ウクライナで新たな停戦合意が結ばれたのを受け、ヨーロッパ安
全協力機構OSZEは、重火器を引き上げ、ミンスク協定を実施に移す
ことに力を注いでいる。同機構監視団副団長フクは、バイエルンラ
ジオに、「技術上の措置を実施に移すために」停戦を利用できるよ
う望んでいる、と述べた。ウクライナ政府、ロシア、同機構の代表
は水曜日に、新学年度が間近に迫っていることから、東ウクライナ
停戦に合意した。この停戦は、木曜日夜に発行することになってい
る。フクはウクライナ情勢に関して、親ロシア分離独立派およびウ
クライナ軍双方に責任があり、実際は「両者が停戦を破っている」
と述べた。

カタールは在イラン大使の帰任を発表

カタールは再び、イランに大使を派遣する方針である。イランはサ
ウジ・アラビアの仇敵と目されている。大使がいつテヘランに着任
するのかは、カタール外務省は発表しなかった。この予告は、サウ
ジ・アラビアを中心とするアラブ4カ国との外交紛争のさなかに、発
表された。これらの国々は、カタールとの関係を断絶し、首長国カ
タールが、急進派を支援し、イランのイスラーム教学者と連帯して
いる、と避難した。サウジ・アラビアがイランと外交関係を断絶し
た後、カタールは、在テヘラン大使を20ヶ月以上も前に引き上げて
いた。このきっかけになったのは、サウジ・アラビア国内で、シー
ア派の主要聖職者が処刑されたのに抗議して、在テヘランのサウ
ジ・アラビア代表部が、デモ隊に襲われた事件であった。

ブラジルはアマゾン自然公園での採掘を認める

ブラジル政府は、アマゾン地域にある巨大自然保護地域の指定を解
除し、採掘を許可した。大統領テメルの命令で、北部のアマパおよ
びパラ州の4百万ヘクタール以上の使用目的が変更された、と「オ 
グロボ」神が報じた。ただちに現地では、地下資源の採掘に向けて
営業権が与えられる。この知己では、金、鉄、その他の鉱物資源が
大量に埋蔵されている、と推定される。1984年以降、自然保護地域
の解除は、地下資源の採掘と輸出を促進するというテメルの戦略の
一部である。野党、環境保護派、人権活動家は、アマゾンの森林地
帯での経済搾取拡大を批判している。この地域では、複数の原住民
が暮らしており、彼らの生活の維持が現在、危機にさらされてい
る。さらに新たな森林伐採と生態系安定が破壊される可能性が迫っ
ている。




8月25日(金)

お休みです



8月26日(土)

暴風雨「ハーヴェイ」がテキサス州に上陸 その後勢力を弱める

暴風雨「ハーヴェイ」が、最高時速215キロで、米国のテキサス州
の沿岸に到達した。これは同州の内陸部に入って、大きく勢力を弱
めた。マイアミの国内暴風本部NHCは、この暴風雨を当初極めて危
険な第4段階に分類していた。その後第1段階に引き下げられた。そ
の後当局は、「大災害を引き起こす」可能性にある洪水になる危険
性がある、と警告した。金曜日には数十万人が、安全な場所に避難
していた。

     その他のニュース

イラク軍はタル アファル占領を発表

イラク軍は、ISの拠点タル アファル中心部を、ジハード主義民兵
「イスラーム教国IS」から奪還した、と発表した。イラク軍は、部
隊が城塞に国旗を掲げたが、同市北部を中心に、IS民兵の抵抗の拠
点も残っている、と述べた。モースル近郊の同市は、IS最後の拠点
の一つと目されている。イラク軍は、ほぼ1週間前に、タル ア
ファルへの攻勢を開始し、同市に迫っていた。現地には、今なおお
よそ1千人のIS民兵が潜伏している。タル アファルには先日ま
で、約20万人が暮らしている。6週間前に軍は、大都市モースルを
解放していた。

トルコ野党の指導者は「公正会議」を開始

トルコの野党指導者クルチダルオールは、政党の枠組みを超えて
「公正会議」を数日間にわたって開くが、その冒頭で数万人の支持
者を前に、トルコにより大きな民主主義を実現するよう求めた。最
大野党共和人民党CHP党首の彼は、トルコ西部のチャナッカレで
「トルコで今日、公正を渇望しているのは1人ではなく、8千万人で
ある」とも述べた。また彼は、イスラーム教に基づく保守派の与党
発展公正党AKPを、「正当性を失っており」、司法に影響を与えて
いる、と非難した。さらに数千人の無実の人が犠牲になっており、
大学関係者数千人が、仕事を失ったほか、刑務所は報道関係者で一
杯であるし、国会議員も刑務所に入れられている、と述べた。また
クルチダルオールは、すでに4回延長され、少なくとも10月19日ま
で続く非常事態を、「軍によらない政権転覆」である、と述べた。

シュルツは逮捕者を巡るトルコとの対立に期限を設定するよう迫る

トルコで拘留されたドイツ人を巡る対立で、社会民主党の首相候補
シュルツは、期限を設定するように促した。彼は圧力をかける手段
として、関税同盟拡大に関する交渉の中止に、再び賛成した。
「我々はトルコ大統領に期限を設定するべきである」とシュルツは
「ライン新聞」に述べた。「エルドアン死がただちに、ドイツ人逮
捕者を釈放しないのであれば、EUは、関税同盟拡大に関するトルコ
との交渉を決裂させなければならない」、そうなればトルコに衝撃
を与えることになり、大統領エルドアンと、話が通じなくなること
なはいように思われる、と述べた。その場合には、EU加盟に関する
支援も中止しなければならない、と述べた。EUと取るこの間には、
1996年以降、関税党名が成立している。トルコ政府は、これを買う
題することで、大きな恩恵を得る。




8月27日(日)

カタルーニャ襲撃事件に巻き込まれたドイツ人が死亡

スペインでの襲撃事件から1週間以上経ったが、ドイツ人女性1人
が、重傷が元で死亡した。51歳のこの女性は、日曜日午前中に、バ
ルセロナの病院で死亡した。とカタルーニャ民間人保護局は発表し
た。これでバルセロナ及び海水浴場カンブリスでの襲撃事件での死
者数は、16人に増加した。この襲撃事件は8月17日に起きたもの
で、22歳のモロッコ生まれの男が、バルセロナの半壊外ランブラス
にいた人混みの中に、ライトバンで突っ込んだ。カンブリスでは、
攻撃犯はトラックを一群の歩行者の中に突っ込ませた。ジハード主
義民兵「イスラーム教国IS」が、この両事件を起こしたこと発表し
た。

     その他のニュース

数ヶ月ぶりにトルコでドイツ人が逮捕される

トルコで拘留されたドイツ人の中に、55歳のシュヴェリーン出身の
男性が加わった。ドイツ外務省によれば、この男性は領事官が担当
する。「ビルト紙日曜版」によれば、彼はすでに4月にトルコで逮
捕された。トルコ当局がどのような疑いを彼に抱いているかは、不
明である。同紙によれば、この男性は2016年末に、メクレンブル
ク・フォアポメルン州を出発し、ポーランドとブルガリアを経由し
て、トルコ入りし、少数派と迫害された人たちに注目を集めるため
に、エルサレムへ巡礼するつもりであった、とのことである。これ
で数ヶ月前から悪化しているドイツとトルコの関係は、さらに悪化
する。両国関係が緊迫している原因は、特に「ヴェルト」紙通信員
ユジェル、記者トル、人権活動家シュトイトナーの逮捕である。ド
イツ政府は、彼らの釈放のために全力を挙げている。

暴風雨「ハーヴェイ」で深刻な洪水

暴風雨「ハーヴェイ」は、勢力を弱めたが、米国南部のテキサス州
への影響は、ますます拡大している。長く続く強い降雨は、ヒュー
ストン市の広い地域で、深刻な洪水を引き起こした。自動車は様々
な場所で、屋根まで水に浸かっている。さらに同市の広い部分に、
洪水に関する最高度の警戒警報が出された。国立天候局は、市民に
対して、空から救助できるように、屋上に逃げるように呼びかけ
た。熱帯性の暴風雨は、北に高気圧の勢力があるため、ほぼ停滞し
て、長期にわたって大量の降雨をもたらし、当局によれば、長靴を
はかなければ到着できないところもある。今までに2人が死亡し、
うち1人がヒューストン市である。

「トランプは問題の元郡保安官に刑を免除」との報道

報道によれば、米国大統領トランプは、問題となっている元郡保安
官アルパイオが、有罪判決を受けずにすむように取りはからった。
「ワシントン新聞」によれば、トランプは法務大臣セッションと、
裁判手続き停止に関して話し合ったが、トランプはそれは不適切だ
と言われたが、大統領は必要があれば恩赦の権限を行使する、と決
断した。同紙に対して大統領府は、トランプが、司法の案件に禁じ
られた介入をしたのではないか、との疑いを否定した。大統領は金
曜日に、アリゾナ州マリコパ郡元保安官アルパイオの刑を免除し
た。裁判所は、トランプ支持者である彼に、司法の指示を無視し、
移住者に対して差別的な交通の監視を導入した件で、有罪を言い渡
していた。




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