８月２１日〜２７日のオーストリアのニュース
８月２１日（月）
国外ニュース
バルセロナ襲撃の主たる容疑者を警察は殺害
カタルーニャ警察は、バルセロナ襲撃犯を射殺した、と発表した。
月曜日にスビラツ村で射殺された容疑者は、数日前から行方を追っ
ていたユネス アブヤクブであった、と警察は発表した。22歳のモ
ロッコ人は、木曜日にライトバンで、バルセロナの繁華街ランブラ
スで、13人を殺害、120人以上を負傷させていた。この犯人を急進
化させたとされるイスラーム教導師も死亡している、と当局は確認
した。
国内ニュース
グーセンバオアーは自分に対する「報道機関の包囲攻撃」に苦情
元連邦首相で社会民主党元党首アルフレート グーセンバオアー
は、解雇された同等顧問タール シルバーシュタイン及び実業家ベ
ニー シュタインメッツと、職務上つながりがあったことを非難さ
れている。この2人は先週、イスラエルで汚職及び資金洗浄容疑
で、一時逮捕された。彼はもちろん社会民主党に損害を与えていな
い、と無料新聞「ホイテ」に述べた。
８月２２日（火）
国外ニュース
バルセロナ襲撃事件 容疑者は再び自由の身に
司法筋の情報を引用したスペインでの報道によれば、バルセロナテ
ロ攻撃の容疑者4人のうち、1人は釈放された。これより前に、容疑
者4人は、治安判事の元に出頭した。釈放されたのは、バルセロナ
近郊のカンブリスで、失敗に終わった襲撃事件で使われた車の所有
者である、とのことである。もう1人の容疑者に対しては、捜査の
ための拘留が72時間に延長された。他の2人のテロ容疑者は、今後
も捜査のための拘留が続いており、保釈金請求権がないままであ
る。
国内ニュース
グーセンバオアーは離党を考えていない
社会民主党元党首で、連邦元首相のアルフレート グーセンバオ
アーは、政党から離脱することを考えていない。なぜ離党すべきな
のか、自分にはわからない、と週刊誌「ファルター」とのインタ
ヴューで彼は述べた。グーセンバオアーは、先日、一時逮捕された
選挙戦顧問タール シルバーシュタインと、職務上接触があったた
め、批判の的となり、どのように考えているか、正当化できなかっ
た。彼は、自分を「報道機関が包囲」している、と述べた。ウィー
ン市長ミヒャエル ホイプルも、グーセンバオアーは、自党に損害
を「全く与えていない」と確信している、と語った。彼は、党の幹
部への復帰の可能性がある、と見ている。
８月２３日（水）
国外ニュース
テロ警戒 ロッテルダムでガスボンベを積んだバスを停止させる
オランダのロッテルダム市で、水曜日にコンサートホール近くで、
ガスボンベを積んだ小型バスが停止させられた。ここでは、ロック
コンサートが開かれることになっていたが、これより前にテロ警戒
警報が出されていたため、中止となっていた。この建物からは、人
が退去させられた。テロ対策部隊も出動した、とのことである。
ロッテルダム市長アフメド アブタレブは、情報はスペイン警察か
らもたらされた、と述べた。
国内ニュース
ザルツブルクでマクロンは「ヨーロッパを新たに作る」意欲
フランス大統領エマヌエル マクロンは、水曜日に、オーストリア
を初めて公式訪問した。連邦大統領クリスティアン ケルン（社会
民主党）と、ザルツブルクで会談し、労働市場政策と、賃金及び社
会福祉の水準を切り下げる動きとの戦いを議論した。マクロンは、
「ヨーロッパを新たに設立する」計画に、年末までに着手する意向
だ、と述べた。彼とケルンは、EU派遣労働者に関する方針の改革に
賛成しており、スロヴァキアとチェコの大統領と同盟している。
８月２４日（木）
国外ニュース
大統領引退 アンゴラはドス サントスの支配のまま
アフリカで一つの時代が終わる。40年近く権力の座にあったアンゴ
ラ大統領ジョゼ エドゥアルド ドス サントスは、水曜日の国会
議員選挙で引退した。今まで国防大臣だったジョアオ ロウレンソ
が、大統領に就任する。しかし地下資源が豊かな同国で発言権を
持っているのは、公然の秘密であるが、ドス サントスとその家族
である。74歳のドス サントスは、与党の党首の座に留まり、強い
影響力を持つ顧問である。彼の娘は、アフリカで最高の女性富豪と
目されており、国営石油会社を支配しているだけでなく、ポルトガ
ルでも収益のよい企業連合を保有している。
国内ニュース
国民評議会選挙 各党はポスターを大量に貼る
今後数週間、屋外での国民評議会選挙の行方は、見通しがつかな
い。新オーストリア党NEOSに続いて、木曜日には自由党と緑の党
が、国民評議会選挙戦に向けて、最初のポスターを貼った。これで
国民党を含めて、国会議員を出す政党すべてが正式のポスターを張
り出した。社会民主党は、その材料をすでに8月上旬には票してい
た。各党の比喩的な言葉の多くは、すでに前回の選挙戦から知られ
ている。多くの主題は、人々を驚かせることに、あるいは不思議が
らせることに成功した。
８月２４日（金）
お休みです
８月２６日（土）
国外ニュース
数十万人が職を失なう ドイツの政治家はディーゼル車を支持
ドイツの自動車産業は、ディーゼル問題が発覚して以来、いくつか
の段階で印象を悪化させてきた。ディーゼルは、ドイツ産業にとっ
て中心となる自動車工業の最重要技術の一つである。ますます多く
のドイツの政党が、ディーゼルエンジンの将来を不安視し、警告を
発しているのは、選挙戦があるためばかりではない、「風呂の水と
一緒に子供まで流す」ことがないように、ととドイツ首相アンゲラ
メルケルは警告した。ドイツの政治家は、自動車産業と伝統的に密
接なつながりを持っており、困難な綱渡りをしている。
国内ニュース
アルプバッハ公開会議で政治交渉が始まる
民主主義にとっての課題から、気候変動に対する影響さらに移民に
対する課題など、ヨーロッパの未来に議題の広がりに、アルプバッ
ハ・ヨーロッパ公開会議では、日曜日に政治会談が取り組む。連邦
大統領アレクサンダー ファン デア ベレンは、語義に開会式で
演説する。火曜日までに来場する諸外国からの賓客の中には、エス
トニア内務大臣アンドレス アニヴェルトとベルギー内務大臣ヤン
ヤンボンは、EU対テロ調整官ジル ド ケルコフ、ヨーロッパ安全
協力機構OSZE事務長トーマス グレミンガーが含まれる。オースト
リア政府側からは、連邦首相クリスティアン ケルン（社会民主
党）と複数の閣僚がアルプバッハを訪問する予定である。
８月２７日（日）
国外ニュース
英国労働党の方針転換 英国のEU離脱が内政上の駆け引きに
英国のEU離脱に関する交渉は、すでに十分複雑である。これはいず
れにせよ、極めて複雑な案件である。ただし野党労働党が方針転換
することで、英国のEU離脱は今度は、内政上の駆け引き材料にもな
る。これは英国とEUの交渉に、決定的な影響を与える可能性があ
る。労働党党首ジェレミー コービンは、保守党所属の首相テリー
ザ メイとは、全く異なる方針を下した。これはいつ行なわれるか
わからない選挙を念頭に置いたものである。
国内ニュース
登山隊滑落 目撃者が事故の模様を描写
日曜日に、クリムル（ザルツブルク州）のマンルカルシャルテの下
方で、登山隊全員が滑落した事件で、目撃者の話で、事故の模様が
再構成できた。ある登山隊が、30メートルから50メートルほど滑落
した事故を、目撃した。彼らによれば、事故は後戻りしようとして
起きた。登山者5人が死亡、1人が重傷を負った。