８月２８日〜９月３日のオーストリアのニュース
８月２８日（月）
国外ニュース
マクロン「亡命受入の決定はアフリカにいる時点で決める」
アフリカン人難民の亡命申請に関して、今後はアフリカ大陸にいる
間に、決定されることになる。フランス大統領エマヌエル マクロ
ンは月曜日にパリで、ヨーロッパ及びアフリカ各国の大統領及び首
相と、難民危機についての首脳会談が終わる際に、このように述べ
た。ドイツ首相アンゲラ メルケルは、リビアからヨーロッパへの
難民の移住に関して、受入の用意があるとの方針を示し、これに関
する決定は、国連難民高等弁務官事務所UNHCRが下さなければなら
ない、と述べた。
国内ニュース
国内安全評議会は金曜日に会議
国内安全評議会は、治安計画及び最近のヨーロッパでのテロ攻撃に
ついて協議するために、金曜日に会議を開く。内務大臣ウォルフガ
ング ソーボトカ（国民党）は、この会議で、法務書とともに練り
上げた安全計画について、連立相手の社会民主党と野党各党から、
理解を得るつもりである。
８月２９日（火）
国外ニュース
アフリカでの亡命申請 マクロンとメルケルには前向きの反響
難民問題で、ヨーロッパ各国の意見が一致するのは稀である。火曜
日に行なわれた首脳会談の後、フランス大統領エマヌエル マクロ
ンとドイツ首相アンゲラ メルケルの提案は、前向きの反応を受け
た。国連難民高等弁務官事務所UNHCRは、「勇気づけられた」と応
えた。パリで合意が成立したのは、アフリカ人難民の亡命申請は、
アフリカ大陸にいる時点で、採否が決定され、申請が認められたと
きに、合法的にヨーロッパへ移動する道が開かれる、というもので
ある。国防大臣ハンス ペーター ドスコツィル（社会民主党）
と、内務大臣ウォルフガング ソーボトカ（国民党）は、この提案
は、密入国業者から基盤を奪う方法である、と述べた。
国内ニュース
安全策法案 シーダーは国民党の案を拒絶
社会民主党の会派長アンドレアス シーダーは、安全対策法案を、
最終的に成立させない。国民党は、これに関してさらに交渉をする
ことを望んでいるが、シーダーはこれを拒否し、選挙前の時点では
それにはもう意味がない、と「シュタンダルト」紙に述べた。それ
に対して彼は、次の議会でやり直すように主張している。
８月３０日（水）
国外ニュース
経済に関する見解 オイロ使用地域は金融危機を脱する
問題を抱えた分野と危険性は、まだたくさんあるが、長い不毛な期
間を経て、オイロ使用地域の経済動向の流れが上向きになっている
のが、ますますはっきりしてきた。消費者打鍵でなく企業の経営者
も、はっきり楽観的になっている。オイロ使用地域では、経済に関
する動向は、2007年つまり経済危機勃発の時点での状況と肩を並べ
た。これはオーストリアでも同様である。
国内ニュース
方向性の選択を前に労使双方が「宣誓」
社会民主党と国民党は、少なくとも国民党の党首交代以来、対立し
ているが、予定を早めて行なわれる選挙が近づいている。次期政権
の連立は、両党の新たな情勢がはっきりする選挙結果次第である
が、これはいずれにせよ不透明である。考えられる結果は、少なく
とも社会民主党と国民党が中心となっている労使双方の一部が、今
後は自分の考えを聞いてもらうことが困難になる可能性がある、と
いうことである。アルプバッハでの公開会議では、労使双方がお互
いに、誓約し合い、合同で計画を提出し、「私たちがしていること
すべてが間抜けな行動ではない」と強調した。
８月３１日（木）
国外ニュース
暴風雨「ハーヴェイ」の巨額の損害で米国では予算を巡り対立
米国では、州の中には、熱帯性の嵐「ハーヴェイ」と今なお戦い続
けているところがある。ただし、米国政府が負担する経費が、巨額
に上ることは、もうはっきりわかっている。テキサス州に対する緊
急支援だけで、2005年の「カトリーナ」よりも高額に登る可能性が
ある。この時は総額で、1,250億ドルであった。政治的にも、議会
に対する難しい影響を引き起こすと見られる。財務大臣スティーヴ
ン マヌーチンは、負債の上限に予想よりも早く達する、と見てい
る。来週には、国会で難しい交渉が行なわれる。
国内ニュース
休暇の終わり第1部 旅人の波は帰宅の途に
オーストリアでは休暇の終わりが第一部に入った。ウィーン、ニー
ダーエスターライヒ州、ブルゲンラント州の学校に通う生徒47万
5千人は、夏休みが今週末に終わる。スロヴァキア、オランダ北
部、ドイツの多数の州でも、学校が再開する。これに関連して、
オーストリアでは道路が混雑している。渋滞しているのは、国境の
所と、南北をつなぐ路線である。天候の悪化が予想されているた
め、情勢はさらに厳しくなるかもしれない。
９月１日（金）
国外ニュース
選挙は無効 ケニアとアフリカ全体にとって「歴史的な日」
ケニア大統領選挙は、違反行為と法律違反があったため、再び実施
される。野党の指導者ライラ オディンガは、「指針となる判決」
であり、「歴史的な日」であるとともに、この無効宣言はアフリカ
の歴史の転換点である、と述べた。大統領ウフル ケニヤッタは、
裁判所のこの決定を従う要呼びかけた。ただし新たな暴力が勃発す
る懸念が広がっている。
国内ニュース
安全法案 合意は不成立 当面は議題からはずす
安全法案は、選挙前には決着しない。これは国民党が金曜日に招集
した国民安全評議会の結果である。「今回の任期ではこれ以上」会
議は開かれない、と内務大臣ウォルフガング ソーボトカ（国民
党）は述べた。最近艶この提案は、法務省と内務省で、修正が試み
られていた。しかし社会民主党は、その後に話し合いに応じる用意
がある、と表明していたが、この法案が「根本から」失敗すること
はない、とした。
９月２日（土）
国外ニュース
米国との対立 ロシアは家宅捜査に抗議
米国とロシアの関係は、週末に再び悪化した。米国秘密情報部がワ
シントンにあるロシア貿易代表部を捜査すると予告した、とロシア
政府は発表した。サン フランシスコの領事館では、領事館員やそ
の他の文書を燃やした。ロシア政府は、米国のこの行動に怒りを表
明した。
国内ニュース
二重国籍問題 調査は続く
自由党が違法なトルコとオーストリアの違法な二重国籍と予備件の
捜査は、まだ続いている。ただし当初の予想よりははるかに少ない
ことは明らかになっている。
９月３日（日）
国外ニュース
核実験を受け米国は北朝鮮に軍を投入すると威嚇
北朝鮮は、過去最大の核実験を行ない、米国を挑発した。米国国防
大臣ジェイムズ マティスは、いかなる脅威にも「大規模な軍事的
返答」をする、と威嚇し、この返答は「効果的」かつ「圧倒的」な
ものになる、と述べた。米国大統領ドナルド トランプは、北朝鮮
を「ならず者国家」と呼び、懐柔政策ではいかなる成果も上げるこ
とはできない、と述べた。韓国は月曜日、北朝鮮に対する回答とし
て、ミサイル実験を行なった。
国内ニュース
オーストリアの一部で新学年が始まる
ウィーン市、ニーダーエスターライヒ州、ブルゲンラント州の生徒
47万5千人は、9週間の夏休みを終え、今日新学年を迎える。1週間
後には、フォアアルルベルク州、ティロール、ケルンテン、ザルツ
ブルク、オーバーエスターライヒ州、シュタイアーマルク州の生徒
およそ64万4千人が、新学年を迎える。112万人の全生徒のうち、お
よそ88,500人が、今年の新入生である。