１０月２３日〜２９日のドイツのニュース
１０月２３日（月）
ドイツはイスラエル向け潜水艦3隻に資金を提供
ドイツは、イスラエル海軍のために、新造潜水艦3隻製造に参加す
る意向である。財政支援に関する政府協定に、月曜日に署名する、
と政府広報シュテフェン ザイフェルトはベルリンで発表した。こ
の新造潜水艦は、イスラエルで2027年とうにゅうされることいなっ
ている。これらは今までドイツ海軍部隊の後を引き継ぐことにな
る。ザイベルトは、ドイツがイスラエルに対して持つ歴史的な役割
を指摘し、イスラエルの保護と存立のためにドイツは貢献する、と
した。ドイツ首相府は、キールにあるテュッセンクルップ海軍産業
社による潜水艦売却を、賄賂支払いの疑いがあるため、一時阻止し
ていた。
その他のニュース
警官射殺事件で「帝国市民」に対して終身刑
いわゆる「（右派組織）帝国市民」に属する1人には、警官を射殺
したため、終身刑が言い渡された。ニュルンベルク・フュルト州裁
判所は、50歳のこの男が、中部フランケン地方のゲオルゲンスグ
ミュントで起こしたこの犯行が、殺人及び殺人未遂事件2件であ
る、と判断した。弁護士は、過失致死を主張していた。ヴォルフガ
ング P.は2016年に警察が出動した際に、特殊部隊の隊員を銃撃
し、警官1人が死亡、2人が負傷していた。特殊部隊は、この容疑者
の家の中で、30丁ほどの武器を押収するのに協力することになって
いた。当局にはこの銃撃犯は、もはや信頼できない、と見られてい
た。この「帝国市民」運動の支持者は、ドイツ連邦共和国、その組
織および官庁を拒否し、一切の官公庁の決定を受け入れていない。
緑の党は新連立政権で副首相2人の席を望む
緑の党は、（3会派による）ジャマイカ連立に参加する場合には、
副首相に2人が就任できるように求めた。緑の党執行部長ケルナー
は「ビルト」紙に、同党と自由民主党が同じ規模で政権の仕事に協
力する必要がある、政権の仕事は、キリスト教民主、社会同盟、自
由民主党、緑の党の中では、首相府の中で、及び一方の政党とだ
け、調整されるのでは進まない、3会派すべての協調が必要だ、と
述べた。（憲法にあたる）基本法は、副首相は1人だけと定めてい
る。ただし連邦政府の職務規程は、代表に関して大きな規則を作る
ことを認めている。キリスト教民主同盟事務長タオバーは、緑の党
のこの提案を静観した。彼は、意向打診会議は、人事問題で上手く
進んでいない、まず内容について議論し、人事はその後の問題だ、
と述べた。火曜日にはベルリンで、話し合いが継続される。
カタルーニャ地方議会は権限剥奪に関して木曜日に協議
カタルーニャ地方議会は、木曜日に会議を開き、スペイン中央政府
や予告している強制措置に対する回答を協議する。カタルーニャ政
権連合ジュンツ パル シの広報は、この措置は、「組織的暴力の
前例がない事例」である、と述べた。連立各党は、スペイン憲法
155条の適用に反対する訴訟を起こす意向であった。スペイン首相
ラホイは土曜日に、この地域の独立派の権限剥奪を開始していた。
彼は、カタルーニャの内閣を解任し、6ヶ月以内に選挙を行なうと
設定した、と発表した。金曜日に上院は投票を行なう予定である。
というのは中央政府は、制裁を実施に移す可能性があるためであ
る。そうなれば、カタルーニャ州議会は、一方的に独立宣言を可決
する可能性がある、と同州連立政府の広報は威嚇した。
１０月２４日（火）
新連邦議会はヴォルフガング ショイブレを議長に選出
キリスト教民主同盟の政治家ヴォルフガング ショイブレは、新議
会の広い賛成を集め、連邦議会議長に選ばれた。右派民族主義の
「ドイツのためのもう一つの選択肢AfD」が国会議員を出している
にもかかわらず、元連邦財務大臣のショイブレは、民主的な対処を
して、平静さを保つように呼びかけた。75歳の彼は、過去にも社会
が「政治的になり、動員され、対立した」ことがあったが、これは
被害をもたらさなかった、と述べた。連邦議会の新体制を決めた
後、政府は公式に解任された。新政権の組閣までは、現政権が職務
を遂行する。組閣には1月まで長引く可能性がある。
その他のニュース
オーストリア国民党は自由党との連立交渉を開始する方針
オーストリアでは、保守派の国民党は、右派自由党と連立交渉を開
始する方針である。国民党党首クルツはウィーンで、内容的な面で
たくさん重なり合う点があり、特に変革の石が共通している、と述
べた。国民党と自由党の共通点は、違法難民をゼロにし、難民の社
会福祉加入をあまり魅力的でないものにする意向のほか、特に低額
所得者向けの減税である。党首で現首相ケルン率いる社会民主党
は、野党になるとの決断をすでに下していた。
クルド人は北イラクでの選挙を延期
独立に関する住民投票後の暴動を受け、北イラクのクルド人自治地
区では、国会議員及び大統領選挙が、11月1日に予定されていた
が、延期となった。クルド人の地方議会は、8ヶ月後に期日を設定
する努力をしている．選挙委員会は、9月25日に実施された問題の
独立に関する住民投票の後、各党はこの地域での暴動のため、この
2つの選挙の候補者名をあげていなかった。住民投票では、クルド
人はイラク中央政府からの独立に賛成していた。その後中央政府
は、クルド人が支配するモースルおよびキルクーク周辺地域に、軍
を派遣した。イラン、トルコなどの隣国も、この投票を厳しく批判
した。
シュトイトナーはトルコでの裁判開始に開始に安堵
トルコで拘留されているドイツ人人権活動家シュトイトナーは、
3ヶ月以上にわたって捜査のために拘留されているが、自分の裁判
の開始に安堵した、と表明した。彼は、訴状が提出され今後の法的
手段が確定したのは、喜ばしい、と親書の中に記している。この親
書は彼の友人たちが発送したものである。イスタンブルでの裁判
は、水曜日に始まる。検察はシュトイトナーおよび他の10人の被告
が、「武装テロ組織に加入」し、あるいは「武装テロ組織を支援」
した、との容疑を抱いている。トルコで政治的な理由で勾留され、
ドイツ政府が釈放を求めているドイツ人が11人いるが、シュトイト
ナーは、その1人である。
１０月２５日（水）
イスタンブルで人権活動家シュトイトナー裁判が始まる
ドイツ人人権活動家ペーター シュトイトナーは、100日に及ぶ捜
査のための拘留の末、裁判が始まった。検察は、シュトイトナーお
よび他の10人に対して、「武装テロ組織に加入した」あるいはテロ
組織を支援した、との容疑を抱いている。彼らには15年ほどの拘留
が言い渡される可能性がある。彼ら活動家は、7月に逮捕されてい
た。彼らの中には、国際アムネスティのトルコにおける責任者も含
まれている。
その他のニュース
トルコの政治家でエルドアン批判家が新党を結成
トルコの政治家アクシェネルは、中道右派の新党を結党した、と首
都アンカラで発表した。彼女はこの結党で、2019年の国会及び大統
領選挙で、大統領エルドアンに対抗する方針である。彼女はアンカ
ラで支持者を前に、トルコの民主主義は「危機にさらされて」お
り、自分の政党は公正を取り戻すつもりだ、と述べた。アクシェネ
ルは、以前は超民族主義の野党「民族主義者行動党MHP」の国会議
員であったが、党首バフチェリと仲違いした。彼女はバフチェリと
は異なり、エルドアンを厳しく批判している。4月に実施された大
統領制度導入に関する憲法国民投票では、彼女は反対を訴えてい
た。多くの失望した「民族主義者行動党」党員が、アクシュネルの
性党に加わった。
ベルリンのイスラーム教徒運動家の周辺で武器と弾薬が押収
ベルリン警察は、イスラーム教徒と見られる者の周辺で、武器と大
量の弾薬を押収した。警察と検察は、「これらが攻撃に使用される
可能性がある」との懸念を持った、と述べた。ただし具体的な計画
に関する情報は、今までは許されていない。ドイツ国籍を持つ40歳
の男が逮捕された。彼には、イスラーム教徒の活動に属していた、
との疑いが持たれている。
EU加盟各国は除草剤グリュフォザットに関する決定を延期
EU加盟各国は、問題の除草剤グリュフォザットを、今後も許可する
かどうかの決定を延期した。EU委員会によれば、この問題を担当す
る加盟国の専門委員会は、この問題について「投票を行なわな
い」。EU当局は、近々次回の会議の日程を発表する、と予告した。
いままでのグリュフォザットの許可は、12が宇15日に切れる。この
薬剤は、耕地に望ましくない草が生えないようにする。グリュフォ
ザットは発癌性を持っている可能性がある、と警告する人もいる。
１０月２６日（木）
欧州中央銀行は国債購入の速度を下げる 金利は変わらず
ヨーロッパ中央銀行EZBは、来年の有価証券の購入総額を減らす。
発券銀行である同銀は、2018年1月から、通貨監督官は国債および
その他の有価証券を、つきに300億オイロ購入する意向である、と
発表した。これまで同銀は、600億オイロを支出していた。この計
画は少なくとも2018年9月まで続き、これにより今までの予定より
9ヶ月の延長である。中央銀行の最高決定委員会は、市中銀行が発
券銀行に資金を借りる基準金利は、与党通り記録的に低い0％に留
めおいた。資金を中央銀行に預ける金融機関は、罰則として金利
0.4%を支払わなければならないのは変わらない。経済学者によれ
ば、第1回の金引き上げは、2019年になってからになる可能性があ
る。
その他のニュース
ケニアの選挙中のデモで死者1人
ケニアでは、大統領選挙の再投票が始まったが、暴力が暗い影を投
げかけている．首都ナイロビでは、野党支持者と治安部隊が衝突
し、1人が死亡した。警察は催涙ガスを使用し、デモ隊に向かって
打った。投票所では、野党支持者が投票を妨害した。野党の候補オ
ディンガは、投票をしないように呼びかけていた。彼の見解では、
選挙委員会は中立でない。投票が必要になったのは、最高裁判所
が、不正行為があったため、8月の選挙を無効としたためである。
公式結果によれば、この時は大統領ケニヤッタが、再選されてい
た。
元首相シュレーダーはシュトイトナー裁判で仲裁
元首相シュレーダーは、ドイツ人人権活動家シュトイトナーの釈放
に向けて、秘密の仲裁の任務についている。ドイツ外相ガブリエル
が、「シュピーゲル」誌に対して、これを認めた。シュトイトナー
は水曜日の夜に釈放され、その日のうちにドイツに帰ってくる予定
である。「シュピーゲル」誌によれば、シュレーダーは、連邦議会
選挙の1週間後、トルコ大統領エルドアンの元を訪れ、シュトイト
ナー事件およびトルコで拘留されているその他のドイツ人について
話し合った。ドイツ首相メルケルも、これに関与し、出発前にシュ
レーダーと会談し、シュレーダーは自分がこの任務を引き受けるた
めの条件として、メルケルからドイツ政府全体の代表として、エル
ドアンの元に派遣されることを挙げた、とのことである。
NATOはロシアが演習の規則に違反したと非難
NATOはロシアが、軍事演習を透明化する共通規則に違反した、と
はっきり非難した。NATO事務長ストルテンベルグは、加盟国とロシ
アの代表とブリュッセルで会談し、ロシアの最新の演習「ザパド
（西）」は、NATOの判断では、予告よりも大規模であった、と述べ
た。さらにロシアは、演習の実施場所に関しても、別の情報を発表
していた、とのことである。ストルテンベルグは具体的な数位ｊは
あげなかった。NATO筋の情報によれば、演習に参加した兵士の数
は、6万人から8万人の間と推定されている．ロシア政府は公式に、
9月の「ザパド」演習には、12,700人の兵士が参加した、と発表し
ていた。
１０月２７日（金）
カタルーニャ議会は独立支持 マドリード上院は強制措置を支持
カタルーニャ州政府が独立を目指すことを受け、スペイン上院は、
その権限を剥奪することを可決した。首相ラホイは、憲法155条に
枠内で、強制措置を導入するために、はっきりした多数の賛成を得
た。上院議員たちは、カタルーニャ州政府を停止し、離反したこの
地域で選挙を行なうことを予定している。カタルーニャ地方議会
は、これより前にバルセロナで、スペインからの離脱に賛成する投
票を行なっていた。中央政府に忠実な保守党、社会党、自由党は、
抗議のために投票を前に、議場を退出した。地方議会議員たちは、
カタルーニャ共和国を、独立し主権を持つ国家として建国すること
に関する決議を可決した。この宣言の期日は、確定していない。
その他のニュース
プーチンは演習での大陸間弾道ミサイルの発射を命令
ロシアは、演習期間中に、核兵器を搭載できる長距離ミサイルを実
験した。大統領で最高指揮官のプーチンは、ミサイル部隊、空軍、
北部及び太平洋艦隊の合同演習を、自ら観閲した、と大統領府は発
表した。国防省によれば、ロシア軍は、核弾頭を装備可能な大陸間
弾道ミサイル3発を、原子力潜水艦から発射した。その後、トーポ
リ型ミサイル1発が、プレセツク宇宙基地から、実験場に向けて発
射された。
チェコの大衆迎合主義者バビシュは少数政権を計画
チェコの選挙で勝利した右派大衆迎合主義者で、大富豪のバビシュ
は、単独で政権を担当する方針である。「我々はすべての人に拒絶
されたので、少数派政権を模索することにする」と抗議運動ANO
「賛成」の創設者である彼は、「今日の若者前線」新聞インター
ネット版に述べた。ANOは1週間前の国会議員選挙で、29.6%の支持
を集め、大差をつけて最大勢力となったが、他の政党からは拒絶さ
れた。バビシュは、無所属の専門家が内閣に加わるよう模索してい
る。誰が少数派政権を甘受するかは、まだ不明である。外国人を敵
視する自由直接民主主義SPDあるいは正統派共産主義ボヘミア・ モ
ラビア共産党KSCMが支援する、と推測されている。
黒人が棺桶に押し込まれる 南アの白人に長い拘留刑
南アフリカの白人農場主2人が、黒人の被雇用者を棺桶に押し込
み、この棺桶に火をつけると脅して、14年から11年の拘留刑が言い
渡された。ムプマランガ州のミデルブルフ裁判所の裁判官は、2人
は後悔の念を示さなかった、と述べた。虐待の状況を、携帯電話で
撮影した映像が、インターネット上で流布しており、全土で怒り
を、人種差別に関する新たな議論がおきている。犯人は、犠牲者を
「カフィル」と侮辱したが、これは白人によるアパルトヘイト時代
に、南アフリカの黒人を、罵る悪意ある言葉である。アパルトヘイ
トは南アフリカでは、20年以上前に克服されたが、白人と黒人の溝
は各地で相変わらず残っている。
１０月２８日（土）
プチデモンは平和的抵抗を呼びかけ 親政府集会がマドリードで
マドリード中層政権から権限を剥奪されたカタルーニャ地方の大統
領カルレス プチデモンは、住民に対して、強硬な行政府に対して
「民主的に抵抗」するよう呼びかけた。テレヴィ演説で彼は、今後
も「自由な国」を建設するために働くつもりだ、と述べた。カタ
ルーニャ独立宣言で権限を剥奪されてから、彼が意見を述べるのは
初めてであった。プチデモンと彼の代理人オリオル ジュンケラス
は土曜日に、官報の発表で、正式に解任された。スペイン副首相ソ
ラヤ サエンス デ サンタマリアが、カタルーニャ行政の権限を
引き継いだ。カタルーニャ警察長官ジョセプ ルイス トラペロ
も、解任されたとの発表があった。一方数千人がマドリード中心部
で、同国の統一に産生して高進を行なった。彼らはスペイン国旗を
体に巻き付けたり、振ったりしながら、「スペイン万歳」さらに
「カタルーニャ万歳」と叫んだ。
その他のニュース
米大統領選のロシア事件で初めての訴訟に同意
ロシアが米国大統領選挙戦に影響を与えたと疑われる事件で、初め
て裁判に持ち込まれる模様である。放送局CNNによれば、特別捜査
官ムラーが、初めての裁判の準備を進めており、ワシントンの裁判
所の陪審員がこれをすでに承認した。それによれば、月曜日には、
初めての逮捕者が出るかもしれない。この訴訟で誰が訴えられるか
は、未発表である。ムラーは、トランプの選挙対策班が、違法にロ
シアと接触した容疑と、選挙戦中にトランプを利用しようとした可
能性があるロシアのインターネット攻撃を捜査している。
米国国防省は北朝鮮に責任をとらせると威嚇
米国国防相マティスは、北朝鮮に核兵器で攻撃しないように、と警
告した。米国及びその同盟国に対する攻撃は、いかなるものであ
れ、「大きく圧倒的な軍事的返答」をもたらすものである、と述べ
た。マティスは韓国国防相ソンとの共同記者会見で、いかなる状況
下でも、米国政府は北朝鮮を核保有国として受け入れることはな
い、と付け加えた。さらに彼は、米国は今後も外交的解決を探る
が、北朝鮮政府は「幻想を抱く」べきではなく、北朝鮮は米国とそ
の同盟国韓国に、軍事的には圧倒されている、と述べた。米国は韓
国に、28,500人の兵士を駐留させている。11月はじめに米国大統領
トランプは、韓国を訪問する予定である。
ドイツはトルコに対する難民支援を減額する方針との報道
「シュピーゲル」誌の報道によれば、ドイツを含むEU加盟国は、EU
トルコ難民対策の一環としての支払いを減らす意向である。同誌
は、EUに実質的に資金を払っているドイツ、オーストリア、デン
マーク、フィンランド、フランス、スウェーデンがEU委員会に当て
た書簡に基づいて報道している。この報道によれば、この国々は、
難民支援のためにトルコに対する資金抵抗は、今後は完全にEU予算
から行なうように求めている。この協定の一環として、トルコに
は、ギリシアから送り返される難民を引き受けることが義務づけら
れていた。その見返りに、トルコは60億オイロを、彼らに対する物
資提供と滞在費用として受け取ることになっている。この最初の支
払いとして、ドイツは5億オイロを提供していた。
１０月２９日（日）
バルセロナでは数十万人がスペインの一体性を支持するデモ
警察発表によれば、カタルーニャの中心都市バルセロナでは、スペ
インからの離脱に反対する30万人ほどが、路上に繰り出した。「ス
ペイン万歳」の叫び声の中で、人々は町の中心部に集まり、スペイ
ン国旗を振った。独立賛成派は、カタルーニャ政府の権限を、スペ
イン中央政府が剥奪したことに反対して、より大きな抗議行動を起
こそうとしたが、断念した。解任された地方大統領カルレス プチ
デモンは、土曜日に、中央政府が可決した強制措置に対して、平和
的に「民主的な抵抗」するよう呼びかけていた。ただし54歳の彼は
テレヴィ演説で、自分の解任を認めない、「目の前に困難な問題」
があることは自覚しているが、今後も「自由な国」を建国するため
に働くつもりだ、と述べた。報道によれば、検察は月曜日にも、彼
の逮捕を命令する可能性がある。
その他のニュース
イラクのクルド人大統領バルサニが辞任
イラクのクルド人自治区の大統領バルサニは、辞任を発表した。
71歳の彼は地方議会で朗読した書簡の中で、11月1日に職を辞す、
と述べた。バルサニは、内部での抵抗があるにも関わらず、9月
25日に独立に関する住民投票を実施に持ち込んだ。クルド人は、イ
ラクからの離脱にほぼ全員が賛成投票をしたが、イラク中央政府は
その直後、クルド人自治区以外の実質的にすべての地域から追放す
る攻勢を開始した。大油田を持つキルクーク地域を失ったのは、ク
ルド人にとって大打撃である。多くのクルド人はバルサニに、この
敗北の責任の一端がある、としている。対立があるため、11月1日
に設定されていた自治区の選挙は、すでに延期されている。バルサ
ニに対する辞任要求は、数日前からだんだん強くなっていた。
イランはミサイル計画を放棄する気はない
米国が批判する中、イランは防衛のためにミサイルを作るのをやめ
ることはない、と大統領ロウハニは述べた。彼は国営テレヴィで中
継された国会演説で、これは諸外国との合意に反しない、と述べ
た。国際原発機構によれば、イランは、核協定を結んだときの義務
を履行している。イラン政府は、その核計画は制約されており、核
弾頭を搭載可能なミサイルなどを製造しないことに賛成していた。
米国大統領トランプは、この合意の反対派と見られ、イランは違反
をしている、と非難した。木曜日には米国下院は、イスラーム教国
イランに対する制裁強化に賛成したばかりである。
ソマリアでイスラーム教徒のテロ 死者多数
ソマリアの首都モガディシオで、ホテルが襲撃を受け、死者の数
は、少なくとも29人に登った。警察は、死者の中には、警官、ホテ
ル従業員、住民が含まれている、と発表した。政府広報によれば、
警察署長と秘密情報部長が、責任があるため、解任された。政治家
と政府職員が好んで使う「ナサ ハボルド第2」ホテル前で、2台の
自動車爆弾が破裂し、武装した者たちがこの建物を襲撃して占拠し
た。彼らは10時間以上、警察官と治安部隊と、交戦を続けた。急進
派イスラーム教徒で、テロ組織網アル カーイダとつながりを持つ
シャバーブ民兵が、この犯行を起こしたと発表した。報道によれ
ば、複数の攻撃犯が射殺され、生きたまま逮捕された者も、逃走に
成功したものもいた。10月中旬に、モガディシオでは連続攻撃事件
があり、公式発表によれば、358人が死亡、2百人以上が負傷した。