11月6日〜12日のオーストリアのニュース



11月6日(月)

     国外ニュース

シチリアで試走 ベルルスコーニは選挙での勝利を祝う

シチリアでの地方選挙で、元イタリア首相シルヴィオ ベルルス
コーニは、勝利を収めることができた。中道右派の候補者でベルル
スコーニの腹心のネロ ムスメッチは、39.8%の票を獲得した。ベ
ルルスコーニはインターネット上で、有権者に感謝した。元首相マ
テオ レンツィの正統派、大幅に支持を減らした。人気コメディア
ンのベッペ グリッロ周辺の大衆迎合政党五つ星運動も、多くの支
持を集めた。選挙は、春に行なわれる国会議員選挙の動向を見極め
る、最後の重要な投票と見られており、ベルルスコーニは、多くの
不祥事にもかかわらず、政界復帰をする可能性がある。

     国内ニュース

コルバはピルツを説得し国民評議会入りする意向

消費者保護運動家ペーター コルバは、彼の候補者名簿の筆頭候補
ペーター ピルツが性的侵害で様々な非難を受けたにもかかわら
ず、国民評議会で断念するつもりがないことがある。明日までにピ
ルツを説得して、議席を得られるよう期待している、とテレヴィ番
組で述べた。いずれにせよコルバは、ピルツが少なくとも会派に助
言してくれるだろう、と期待している。コルバは、ピルツに関する
非難は政党でない、と思っている。彼は政敵の陰謀である、との見
方をとっている。




11月7日(火)

おやすみです。



11月8日(水)

     国外ニュース

権力争い サウジ・アラビアで新たに逮捕者

サウジ・アラビア君主国の指導部の内部で、あからさまな権力争い
が続いている。内部情報によれば、有力政治家と幹部がさらに逮捕
された。彼らの中には、死去した王子で国防大臣だったスルタン 
ビン アブデラジスの親族とつながりが或物がいる、と捜査陣の周
辺が水曜日に明らかにした。一方イランとの緊張は、さらに増して
いる。

     国内ニュース

国民評議会 各会派は態勢を整える

国会の各会派は水曜日、国民評議会の新たな任期に向けて、態勢を
整えた。国民党会派長には、今回党首で新首相になる見通しのセバ
スティアン クルツが就任する。また7人の代理は、彼の周囲に配
された。社会民主党、自由党、新オーストリア党でも、それぞれ党
幹部クリスティアン ケルン、ハインツ・クリスティアン シュト
ラーヘ、マティアス シュトロルツが、それぞれの会派長に就任し
た。ピルツ候補者名簿LPでは、ペーター コルバが代役を務めなけ
ればならなくなった。




11月9日(木)

     国外ニュース

マクロンはサウジアラビアで和平活動中

湾岸地域の緊張が高まっていることを受け、フランス大統領エマヌ
エル マクロンは、話し合いのためにサウジ・アラビア入りした。
サウジ・アラビア王子モハメド ビン サルマンが、木曜夕刻に、
リアドでマクロンを出迎える様子が、とマクロンがインターネット
上に掲載した映像に映っている。マクロンはそれに、長期定価平和
をつくり出すために、今回の交渉相手との対話が役に立つ、と書き
込んだ。

     国内ニュース

3%の賃上げで金属産業の集団契約に合意成立

金属産業労働者の集団契約での賃金交渉で、合意が成立した。第
6回交渉で、労使双方は木曜日夕刻に、3%の賃上げと外国出張手当
の増額で合意した。その引き替えに、労働時間の差し引きの合意が
延長さえた。合意は成立したが、労使双方の雰囲気は緊張したまま
である。労働組合は、労働争議の準備をすでにしていた。




11月10日(金)

     国外ニュース

貿易問題 米国と中国は役割を交換

米国大統領ドナルド トランプと中国元首習近平は金曜日に、ヴェ
トナムでのアジア太平洋経済共同体APECの首脳会談で、世界貿易に
関する立場を表明した。一方が自由貿易と多極主義を喧伝したが、
他方は保護主義と厳しい規則を主張した。役割分担は、信じられて
いたのとは異なる形であった。いずれにせよ習が、明確に多くの喝
采を受けた。

     国内ニュース

連立交渉は「内容的な交渉」に移る

国民党と自由党は、金曜日夕刻に税制対策班の会合を開いて、「内
容的な交渉」を開始した、と国民党党首セバスティアン クルツは
述べた。自由党党首ハインツ・クリスティアン シュトラーヘも、
今や内容的な対決が始まっている、と述べた。彼は議論の3分の1で
は「良好な合意」が成立し、3分の1では妥協点を見いだせるだろ
う、残りの3分の1は難しい、と語った。これに対してクルツは、
「どの議題にも慎重でなければならない」と述べた。




11月11日(土)

     国外ニュース

ジャマイカ連立交渉 緑の党のため予定が不確実に

ドイツ首相アンゲラ メルケルの意向を受けて、連立交渉での意向
打診は、来週にも終了する。ただしこの野心的な日程は、不安定で
ある。ドイツ緑の党は土曜日、(3会派による)ジャマイカ連立交
渉では、進展が見られないことに不満を述べ、キリスト教民主同盟
とキリスト教社会同盟、自由民主党に警告した。「我々緑の党は、
選挙にはほとんど不安を抱いていない」と同党の交渉の先頭に立つ
ユルゲン トリティンは述べた。さらに形式的な妥協では十分では
ない、と述べた。メルケルは、気候変動の問題で、溝を取り除こう
としている。

     国内ニュース

連立交渉でシュトラーヘは「よい前進」であると勝算

自由党党首ハインツ・クリスティアン シュトラーヘは、昨日の自
由党の「政治の聖マルティンの日」で、ティロール州イムスト近郊
のミルスで、現在行なわれている連立交渉が「よい進展」をしてい
る、と称賛した。「次期政権の綱領では、5割が自由党の要求項目
である」と聴衆450人を前に述べた。2000年の第1回の国民党・自由
党の連立政権の時に犯した失敗は、回避しなければならない、とも
語った。




11月12日(日)

     国外ニュース

バルセロナを訪問註のラホイは無言の多数派に呼びかける

カタルーニャでスペイン政府による強制行政が始まってから初め
て、スペイン政府マリアーノ ラホイは、日曜日にバルセロナを訪
問した。彼が属する保守派の国民党の選挙集会で、彼は「沈黙する
多数派」に、12月に行なわれる選挙では票を投じるように呼びかけ
た。さらに彼は各企業に対して、カタルーニャに背を向けないよう
に呼びかけた。カタルーニャ危機が始まってから、2千4百の企業が
すでにカタルーニャを離れていた。

     国内ニュース

連立交渉で交渉役に向けて願望と要求が伝えられる

国民党と自由との連立交渉が、具体的な問題に進んでいるが、週末
には交渉役に、訴えと要求が伝えられた。労働会議議長ルードルフ 
カスケは日曜日、議会の義務を廃止し、従業員に悪しき影響をもた
らすことがないように、と警告した。国防大臣ハンス・ペーター 
ドスコツィルも、迎撃戦闘機オイロファイター問題で前言撤回を撤
回することがないように、と警告した。環境団体も週末、彼らの要
求を手渡した。




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