2月12日〜18日のドイツのニュース



2月12日(月)

外相ガブリエルはシュルツに対する発言を後悔

ズィークマール ガブリエルは、退任する社会民主党党首マルティ
ン シュルツに対する批判の中で、小さな自分の娘に発言させてい
たが、職務執行中の外務大臣であるガブリエルは、この発言を後悔
している模様である。ベルリンの「ターゲスシュピーゲル」紙は、
元同党首ガブリエルの信頼厚い匿名の人物からの情報として、彼は
自分の娘に言及したこと自体を悔いている、と報じた。キリスト教
民主、社会同盟との連立交渉を取りまとめた後、シュルツが外務大
臣に就任することを求めたとして、ガブリエルは社会民主党幹部と
共に、シュルツを厳しく非難していた。彼はシュルツに対して、娘
が自分を慰めた言葉を持ち出した。それは「パパ、これから私たち
と一緒に過ごす時間が増えるね。顔に髭を生やした人と一緒にいる
よりいいでしょ」という言葉であった。ガブリエルの運命の一撃
は、社会民主党内部にも不満を生んだ。以前主要外交官で、ゲアハ
ルト シュレーダー政権で外交顧問を務め、元アフガニスタン特使
のミヒャエル シュタイナーは、「ビルト」紙に、ガブリエルには
外務大臣の適性がないと述べていた。

     その他のニュース

ベルリン州裁判所でフェイスブック社にとって打撃

フェイスブック社はおそらく、ドイツでの初期設定を変更しなけれ
ばならず、今後は利用者に、本名を届け出ることを強いることは許
されなくなる。これは公表されたベルリン州裁判所の判決に従うも
のである。フェイスブック社は、利用者本部連邦連合vzbvから、訴
えられていた。この判決はまだ確定したものではないが、利用及び
情報保護の条件の一部は、許容できない、とされている。利用者保
護活動家は、この判決を歓迎している。同連合の法律の専門家デュ
ンケルは、フェイスブック社は、登録の際に十分に説明をしない
で、個人情報本部に情報保護に向かない初期設定を隠している、と
述べた。州裁判所は利用者保護本部連邦連合の考え方を、広い範囲
で正当と認めた。フェイスブック社は、上告する、と予告した。

トルコではHDP新党首に対して「テロ宣伝」容疑で捜査

トルコの親クルド人野党「国民民主主義党」HDPが新党首を選んで
1日、「テロ宣伝」容疑で新党首に対する捜査が開始された。国営
アナドル通信社によれば、アンカラ検察は、ブルダンおよび国会議
員エンデルに対して、日曜日の党集会での演説に関連して、捜査を
開始した。ブルダンとエンデルは、シリア北西部でのクルド人民防
衛隊YPGに対する軍事作戦を厳しく批判し、和平を呼びかけてい
た。同党の8百人の代議員がアンカラでのこの集会に出席し、ブル
ダンの他、経済学の教授テメリを新党首に選んでいた。この2人
は、15ヶ月前から拘留されている党首デミルタスおよび元共同党首
ケマルバイの後任である。

イラクは復興に880億ドルを必要とする

イラク政府は、戦争で破壊された同国再建のために、880億ドル
(720億オイロ相当)以上の資金が必要である、と見積もった。計
画大臣ジュマイリは、クウェート市で3日間にわたって開かれる支
援国会議の冒頭で、220億ドルの支援が緊急に必要だ、と説明し
た。国連の発表によれば、今なお250万人のイラク人が、国内で追
放されている。およそ14万軒の家屋が破壊されている。12月にはイ
ラク政府は、ジハード主義民兵「イスラーム教国IS」に対して勝利
を発表していた。ISは2014年以降、一時的にイラク国土の3分の1を
支配下に収めていた。




2月13日(火)

エルドアンは北シリア米軍に「オスマン風びんた」をすると威嚇

トルコ大統領レジェップ タイップ エルドアンは、北イラクの米
軍を威嚇した。彼はアンカラで自らの公正発展党の議員を前に、米
軍がマンビジュ市で民兵「クルド人民防衛隊YPG」攻撃を続けるの
であれば、「オスマン風のびんた」を食らわす、と威嚇した。さら
にトルコ軍は意図的に米兵を狙うことはないが、見つけたテロリス
トを、「絶滅し消去」し、米国人のすぐ隣に立っている者と共に攻
撃するだろう、と述べた。木曜日には米国外務大臣レックス ティ
ラーソンが、アンカラ入りする予定である。トルコ軍は1月末に、
北イラクのアフリン地域にいるYPGに対し、攻勢を開始していた。
エルドアンは数回にわたって、マンビジュのYPGを攻撃する、と威
嚇していた。2016年には、YPGが指揮し、米国の支援を受けた連合
軍が、テロ民兵「イスラーム教国」から、マンビジュを解放してい
た。

     その他のニュース

社民党内にはナーレスの党首代理就任に反対する声が強まる

社会民主党内部では、ナーレスを党首代理にすることに対する抵抗
が、ますます強まっている。シュレースヴィヒ・ホルシュタイン州
とベルリン市の同党に続いて、ザクセン・アンハルト州同党も、
ナーレスが連邦同党の指揮を引き継ぐことに反対した。同州組織の
広報クレムス・メベックは、党首シュルツの後継者を規則に基づい
て選出するまでの移行期間には、党首代理の1人がその職を引き受
けるべきであり、規約もそれを定めている、と述べた。社会民主党
議長団と幹部は、数日かけてベルリンで、今後の措置について協議
する方針である。本来であれば、シュルツからナーレスへの引き継
ぎは、新連立政権に関する党員投票の後に実施される計画で、その
結果が3月4日に発表されることになっていた。

アフリカ民族会議は南ア大統領ズマに正式に辞任を要求

南アフリカ与党アフリカ民族会議ANCは、問題の大統領ズマに、正
式に辞任を要求した。事務長マガシュルは、ズマは国の利益のた
め、大統領職を急いで断念しなければならない、これは13時間にわ
たる同党拡大幹部会の会議の結果である、と述べた。さらに彼は、
もしzまが辞任を拒否すれば、国会で彼に解任手続きを取ることに
なるだろ、とも語った。ズマの後継大統領には、12月に同党首兼副
題大統領に選ばれたラマポーザ(65歳)がおそらく就任する、と見
られる。75歳のズマは、汚職容疑の渦中にある。彼の2期目は、規
則によれば、2019年の大統領選挙で終了する。

韓国元大統領パクの親友に20年の拘留刑

韓国元大統領パクの汚職事件で、裁判所は彼女の親友に、20年の拘
留刑を言い渡した。61歳のチェは、この事件の鍵を握る人物で、昨
年3月にはこの事件で、パクは大統領職を解任された。ソウル中央
裁判所は、チェが自分の財団の女性を得るために、複数の企業に強
要した件などで有罪であると判断した、と韓国の放送局は報じた。
この件でチェは、パクとの密接なつながりを利用した。パクには、
汚職、脅迫、権力乱用などの罪で、同様に裁判を受けている。彼女
の裁判にいつ判決が言い渡されるかは、不明である。




2月14日(水)

イラクに対して支援国は再建のために250億ドルを約束

諸外国は、イラクに対して、再建のために巨額の支援をする、と約
束した。支援国はクウェートで会議を開き、戦争で破壊されたイラ
クに対して、再建及び投資の形で、およそ250億ドルを約束した。
最大の支援国は、英国、トルコ、湾岸諸国である。EUは4億ドルを
支払って、人道支援と開発計画でイラクを支援する意向である、と
発表した。ドイツ発展大臣ミュラーは、前年同様3億5千万オイロを
提供する方針だ、と予告し、重点項目は、難民の子供たち数百万人
の人道緊急支援と学校、病院の建設、及び国内にいる難民のための
設備建設である、と述べた。イラクは、戦争の被害を取り除くため
に必要な総額を、880億ドルと算出している。

     その他のニュース

シリア反乱勢力地域に2ヶ月ぶりに支援物資の輸送車団

支援物資輸送車車団は、シリアの首都近くにあり、包囲されている
反乱勢力地域東グータに到着したが、これは2ヶ月以上なかったこ
とである。国連とシリア(赤十字にあたる)赤新月が輸送するの
は、ナシャビジャー村にいる7千2百人分の食料品と医薬品である、
と支援を行なう国連人道問題調整事務所OCHAは発表した。前回東
グータに支援組織の車団が到着したのは、11月28日のことであっ
た。軍が包囲しているこの地域には、2013年からおよそ40万人の人
が閉じこめられている。この封鎖のため、人道状況は切迫してい
る、と支援者たちは述べている。過去数週間、東グータでの戦闘は
激化している。 シリア人権監視団の情報によれば、シリア空軍の
空爆で、今月だけで民間人少なくとも250人が死亡した。東グータ
は、イスラーム教徒反乱組織が支配している。

NATOは「軍事上のシェンゲン協定」を準備

NATOの対ロシア軍備拡張と並行して、連邦軍は、部隊と物資の迅速
輸送のために、新たな指令本部を作る計画である。国防相フォン 
デア ライエンは、ブリュッセルでのNATO会議で、これに関する計
画があることを認めた。新しい物資補給本部が、精確にどこに作ら
れるかははっきりしていない。ケルン・ボン周辺が有力候補とみら
れている。フォン デア ライエンはブリュッセルで、「軍事上の
シェンゲン協定」が必要であり、「緊迫した情勢あるいは危機的な
状況で、ヨーロッパ内部で迅速に部隊を長距離移動させる場合に、
その計画を精確に立て、迅速にそして効率的に行わなければならな
い」と述べた。シェンゲン協定は、EU加盟国内部の国境での入国管
理を廃止する規則である。大西洋を渡る輸送路の安全をより上手く
確保するために、ドイツの他、おそらく米国が分遣隊を上積みす
る、と見られる。

トルコ首相ユルドゥルムはドイツの関係をやり直すことに賛成

トルコ首相ユルドゥルムは、ベルリン訪問をきっかけに、ドイツの
関係を築き直すことに賛成した。「新しい頁を開く時期が来た」と
ユルドゥルムは、ドイツ首相メルケルとの会談前に、ドイツ第一テ
レヴィに述べた。両国政府の関係は、2016年から大きく悪化してい
るが、両者は最近歩み寄りの努力をしている。トルコ政府の野党に
対する厳しい態度、最近始まったのシリアのクルド人に対する攻勢
の他、ドイツ政府は特に、「ヴェルト」紙通信員ユジェルが、逮捕
されて1年経っても、起訴されないままトルコで交流されているこ
とを批判している。ユルドゥルムはこのインタヴューで、早期に釈
放される期待を表明したが、ユジェルの件を判断するのは政府では
なく、司法である、と述べた。




2月15日(木)

おやすみです。



2月16日(金)

「ヴェルト」紙の記者デニツ ユジェルが刑務所を出る

トルコ系ドイツ人の「ヴェルト」紙記者デニツ ユジェルが、1年
を超える拘留の末に自由の身となった。「ヴェルト」紙は、彼は刑
務所を出た、と書いている。これより前にドイツ外務省公報は、安
堵の姿勢を示し、連邦議会の名前で、トルコ司法に、早期の手続き
を取ったことに感謝した。広報は、外相ズィークマール ガブリエ
ルが、過去「数日と数時間」この事件解決に努力した、と強調し、
質問に答えて、「取引」はなかった、と述べ他。44歳のユジェルに
は、出国禁止の条件などは課されていない。国営アナドル通信社
は、ユジェルの釈放は、トルコの裁判所が、検察による起訴状の提
出後に命じたもので、イスタンブル検察は18年の拘留刑を求めてい
た。ユジェル事件のせいで、ドイツとトルコの関係は深刻に損なわ
れた、

     その他のニュース

トルコでは報道関係者6人に終身刑が言い渡される

ドイツ人通信員ユジェルが拘留を解かれた後、トルコでは6人の有
力報道関係者に、終身刑が言い渡された。裁判所は、彼らのうち
3人が、2016年夏の政権転覆未遂事件を支援したことが証明され
た、と判断した。この中の1人には、トルコ最高裁判所が、釈放を
命じたにもかかわらず、裁判所はこの判決を言い渡した。判決によ
れば、アトラン兄弟はテレヴィの対談番組で、2016年7月15日の政権転
覆未遂事件の前日に、秘密書簡を放送していた。同じく有罪判決を
受けた報道関係者ナジリリジャクを、事件関係者の組織網を支援し
た、と判断した。他の3人の被告には、憲法を廃止し、政権を転覆
しようとした、との容疑が持たれていた。

イシンガーは冷戦時代と同じぐらい世界情勢は不安定とみる

ミュンヒェン安全保障会議議長イシンガーは、現在の世界の正常情
勢を、大きな不安を抱えて眺めている。彼はドイッチェ ヴェレ
に、現在世界各国には重要な構成要素がかけている、それは信頼感
だ、と述べた。安全保障の専門家である彼は、この原因を特に米国
とロシアであるに関係づけている。イシンガーは、シリアをめぐる
米国とトルコの不和についても言及し、シリアではNATO加盟国であ
る両国が、お互いに軍事的対立の準備を進めているように見える、
とも述べた。お昼には、政界要人、軍の世国防の専門家が全世界か
ら、ミュンヒェンにやって来て、安全保障政策の中心的な課題につ
いて議論する。3日間の会合では、国防相フォン デア ライエン
が開会し、外交及び安全保障政策に関して、世界手最も重要な公開
会議の一つと目されている。

米国とトルコは関係を正常化する意向

トルコと米国は、緊張関係を正常化する方針である、とトルコ外相
チャーヴシュオールは述べた。彼は米国外相ティラーソンとの合同
記者会見で、そのために、3月中旬にもう一度会談を計画してい
る、と述べた。ティラーソンは、両国には共通の利益がある、と強
調した。両国は、テロ民兵「イスラーム教国IS」に勝利し、シリア
に安定した地域を作り、独立国シリアの安全を図る意向である、と
も語った。さらに米国は、トルコが画定した国境を請求する正当な
権利を持つことを受け入れる、とも述べた。トルコが1月に、北シ
リアのアフリン地域で、クルド人民防衛隊YPG民兵への攻勢を開始
してから、両NATO加盟国は対立している。米国はYPGの戦闘員が中
心の連合軍を支援しており、この連合がISと効果的に戦っている。




2月17日(土)

ガブリエルは世界は破滅の淵にあると見る

ドイツ外務大臣ズィークマール ガブリエルの見解によれば、世界
は危険な淵にある。彼はミュンヒェン安全保障会議で、予測可能性
と信頼性が現在、国際政治上はかろうじて残っている財産であり、
シリア紛争は6年に及ぶ流血の事態の末、市民と権力の代行者の紛
争へとなりつつあり、「我々の緊密な協力者にとって、現在戦争の
危機すら意味している」と述べた。さらに中国が世界を指導する力
を強めており、ロシアが覇権を求めており、民族主義と保護主義が
再び勃興していることも問題である、と語った。ガブリエルは、ロ
シアに対するEUの制裁を段階的に解除することに賛成し、同時に東
ウクライナの停戦と重火器の撤退を求めた。

     その他のニュース

ラヴロフは丁重な扱いを求める

ロシア外相ラヴロフは、EU、NATO、米国に、ロシアを丁重に扱うよ
うに求めた。彼はミュンヒェン安全保障会議で、1990年代にロシア
は生徒として扱われた、今日では、ロシアによる威嚇が言及されて
いる、と嘆いた。「政治的宣伝」が繰り広げられており、ロシアの
影響力の拡大は、否定的な文脈で語られているが、ロシア政府は、
信頼できる協力者である、とも述べた。ラヴロフは、ロシアは開か
れた対話に応じる用意がある、と約束した。彼は、近東などでの国
際紛争でも、特にEUとより密接な協力をするよう呼びかけた。

クルド人はトルコがシリアで毒ガスを使用したと非難

トルコ軍は、北シリアの飛び地アフリンで、毒ガスを使用したとの
情報がある。クルドとシリアでの報道では、民間人6人が、呼吸困
難で病院にやって来た、との医師の話を引用している。英国のシリ
ア人権監視団も、アフリンからの医療関係者の話を引用して報じて
いる。この報道に関して、中立の立場からの確認は、今のところ取
れていない。トルコ軍は、この非難に関して何も表明していない。
トルコ軍は先月、シリア北部に侵攻し、クルド人民防衛隊YPGを、
アフリンからオイフラト(ユーフラテス)川の背後にまで追い出す
方針である。トルコはクルド人民防衛隊を、テロ組織と見なし、同
隊による国境警備強化を阻止する意向である。クルド人が中心の同
隊は、イスラーム教国ISと効果的に戦い、米国の支援を受けてお
り、そのためNATO加盟国トルコと米国の対立が起きている。

ユジェルは支援者に感謝

記者ユジェルは、トルコの拘留を解かれ、支援者に感謝した。彼は
映像で、ほっとしたと述べたものの、新羅tなことも述べた。1年
前の彼の逮捕も、彼の金曜日の釈放も、権利や法とは何の関係もな
く、トルコの刑務所にはまだ多くの報道関係者がいる、と述べた。
記者ユジェルの釈放後、トルコ首相ユルドゥルムは、ドイツとの関
係改善に期待を寄せた。ミュンヒェン安全保障会議と並行して彼
は、ドイツ政府に対して、過去数ヶ月間の対決を終えるように訴え
た。彼はユジェルの解放を念頭に置いて、これは関係を壊すことが
ない一つの例である、と述べた。




2月18日(日)

ネタニヤフはイランに強い警告を発する

イスラエル首相ベンヤミン ネタニヤフは、イランに対し、近東の
事態を激化させないように、厳しい言葉を使って警告した。彼は
ミュンヒェン安全保障会議で、出席しているイラン外務大臣モハン
マド ザリーフに、「我々を試してはならない」と述べた。ネタニ
ヤフはその際、金属片を掲げ、これはシリアからイスラエルの空域
に侵入したイランの無人機の一部である、と述べた。イスラエルは
1週間前、シリアを連続して攻撃し、シリアとイランの拠点を標的
にした、と発表した。これより前に、イスラエル軍機が、シリア上
空で撃墜されていた。重ねてネタニヤフはミュンヒェンでは、イラ
ンの核計画に警告し、押さえることなく核武装をしている、と述べ
た。イラン外務大臣ザーリフは、イスラエル側こそが、近東で戦争
を推し進めている、と述べた。彼はミュンヒェンへのネタニヤフ登
場を、「喜劇的なサーカス」である、と評した。

     その他のニュース

安全保障会議でエツデミルに身辺警護

緑の人々の元党首エツデミルは、ミュンヒェン安全保障会議に参加
しているトルコ代表団と遭遇した後、警察の保護を受けた。彼は
ミュンヒェンでは、トルコ首相ユルドゥルムの代表団らと同じのホ
テルに滞在していた、との報道がなされている画、連邦議会議員エ
ツデミルは、これを確認した。この代表団は、エツデミルを指し
て、ホテルの中には、「テロリスト」1人が滞在している、と苦情
を申し入れていた。トルコ外相チャーヴシュオールは、エツデミル
が嘘をつき、尊大な態度を取っていると非難した。エツデミルは過
去、トルコ大統領エルドアンを厳しい言葉で何度も批判し、エルド
アンがいる限り、トルコはEUに加盟できない、等と強調していた。

トルコはドイツと戦車で協力する意向

記者ユジェルがトルコでの捜査のための拘留から釈放されたことを
受け、トルコ政府は、ドイツと武装に関する協力を強化することを
望んでいる。ミュンヒェン安全保障会議に出席しているトルコ首相
ユルドゥルムは、トルコの戦車「アルタイ」製造計画に、ドイツが
加わることを期待している、と述べ、この協力で、両国が利益を得
る、との見解を示した。さらに彼は、ドイツの「レオパルト2」型
戦車が、シリアに投入され、問題となっていることを弁護した。ト
ルコはクルド人民防衛隊YPGに攻勢をかけているが、この戦車はこ
の問題の攻勢に、「もちろん」使用されている、とも彼は述べた。
44歳のトルコ系ドイツ人ユジェルは、トルコとドイツの双方から、
極めて悪化した両国関係の雪解けの兆しである、と評価されてい
る。ドイツ政府は、釈放の見返りを約束してはいない、と強調し
た。

イスラエル軍はガザ帯状地帯の目標を攻撃

イスラエル軍は、ガザ帯状地帯との境界で爆破事件が起きたことに
対抗し、パレスチナ人居住地区の目標地点を攻撃したパレスチナ治
安部隊の発表によれば、複数のハマースの基地が、空爆を受けた。
ラファの東では、若いパレスチナ人2人が、イスラエル兵に射殺さ
れた、とのことである。軍の情報によれば、「疑わしい形で」境界
の柵に近づいてきたパレスチナ人数人に、「警告射撃」をした。土
曜日に国境の所で、爆弾が破裂し、兵士4人が負傷した、と軍は発
表した。




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