5月21日〜27日のオーストリアのニュース



5月21日(月)

お休みです。



5月22日(火)

     国外ニュース

「多分延期」 トランプとキムの会談の実現は不確実に

歴史的会談はほとんど確定しておらず、その期日はもはやわからな
い。米国大統領ドナルド トランプは火曜日に、北朝鮮の権力者キ
ム ジョン ウンとの会談が、6月12日に開催できるかどうか、も
う確信していない、と表明した。トランプは、これが上手くいかな
い可能性があり、「おそらく後に実現する」と述べた。一方外務大
臣マイク ポンペオは、この会談を実現する意向である、とトラン
プ発言の数時間後に述べた。韓国も、実現に期待を持っており、南
北の歩み寄りは、この会談にかかっている。

     国内ニュース

保険組合改革 会計検査院長官は支払いに懐疑的

政府は火曜日に、社会保障制度改革計画を、「オーストリアの歴史
上最大の改革計画の一つ」と位置づけた。業務を縮小することな
く、10億オイロの支出を削減することになる。野党、労働組合、保
険組合は、この目標設定を「非現実的」と評価した。会計検査院長
官マルギット クラーカーも、支払いに関して、「極めて疑問」で
ある、必要経費の見積もりも「希望的観測」である、とテレヴィ番
組で述べた。一方社会福祉大臣ベアーテ ハルティンガー・クライ
ン(自由党)は、行政部門で十分な節約ができる、とみている。




5月23日(水)

     国外ニュース

メルケル中国訪問は板挟みに

ドイツ首相アンゲラ メルケルにとって、金曜までの中国訪問は綱
渡りである。米国がイランとの核協定から一方的に離脱し、米国政
府が作り出した貿易を巡る対立など、多数の政治的問題が、議題に
上がっている。中国政府は、大西洋の両岸の関係が分断しているこ
とを利用し、メルケルを米国大統領ドナルド トランプと対立させ
て漁夫の利を得ようとしている、と関係者は確信している。一方メ
ルケルは、ドイツ企業が中国市場により容易に参入できるよう求め
ており、この点で2つの椅子にはさまれている。

     国内ニュース

保険組合改革 ビアッハは給付を全加入者に最大化する意向

社会保険会社首相連合会長アレクサンダー ビアッハは、保険組合
改革では、第2段階として、自営業者、勤務者、公務員の間の給付
を調和させるといった、段階的な対処を望んでいる。ただしそのた
めには、国民党と自由党連邦政府の支援が必要であるが、両党はこ
のような計画は現在検討していないし、全体を調和させることは高
く付くが、人々に本当のことを言うべきであり、政治もそうすべき
である、と水曜日に彼は述べた。




5月24日(木)

     国外ニュース

情報保護基本命令発効期日 新たな規則の影響は不明

金曜日から、EU情報保護基本命令EU-DSGVOが発行する。これで、新
たな情報保護規則で、電子メイルの山は終わりになる。しかし企業
にとっては、批判的な声がまず起きている。厳しいばっそっくが科
される可能性があり、不透明な点があることから、各企業では混乱
が生じているが、今のところ特に警告額値にされている。インター
ネット上の営業は、この規則によれば、最後の瞬間にヨーロッパか
ら撤退することすら報じられているが、少なくとも当面はそうな
る。

     国内ニュース

「そしてさようなら」ホイプルはルートウィヒに市長職をゆずる

ミヒャエル ホイプル(社会民主党)のウィーン市長退任は、木曜
日午前に、彼にふさわしく陽気に行なわれた。「ではさようなら」
ホイプルは退任演説を葬式めく食った。この中で彼は、「主よ、私
が生きるに値するようにし続けてください」という台の祈りの形
で、忍耐と謙虚を求めて、金言を引用していた。その後の議論で
は、他の市議会議員を出している性という火、彼に敬意を表し、こ
れには自由党も含まれている。「そう、あなたがいなくなるのは私
には淋しいとベアーテ マインル・ライシンガー(新オーストリア
党)らは述べた。ミヒャエル ルートウィヒが午後に、当初の予想
に反して、野党からの票も集めて、ホイプルの後継者に選ばれた。




5月25日(金)

     国外ニュース

情報保護基本命令が発効 専門家は大量の訴訟を予想

情報保護基本命令DSGV0は、金曜日にEU加盟28箇国で発行した。こ
れにより、企業、団体、当局による個人情報の処理は、今までより
もはるかに厳しい規則の下に置かれる。2年にわたる準備期間が
あったにも関わらず、情報保護活動家は、損害賠償裁判が大幅に増
える、と予想している。グーグル社、フェイスブック社、インスタ
グラム社、ホワッツアップ社などに対する異議は、既に提出され
た。

     国内ニュース

ザルツブルク州 3党連立は危険をはらんでいる

金曜日にザルツブルク州首相ウィルフリート ハスラオアー(国民
党)は、緑の人々と新オーストリア党NEOSとの連立を採取的に決定
した。この連立は、オーストリア初の「スイカ連立」である。ハス
ラオアーは、連邦国民党とは異なり、「中道の政治同盟」を結成す
る意向である。政治学者ペーター フィルツマイアーは、どの党と
連立するつもりかが、その際に問題であり、重要である、社会民主
党と自由党は、様々な理由から、場合にいよっては複雑で、危険性
をはらんだ3党連立より魅力的でない、と述べた。




5月26日(土)

     国外ニュース

サウジ・アラビア 改革路線に疑い

サウジ・アラビア王子モハメド ビン サルマンは、改革の約束と
して、事前に多くの賛辞を受けていた。極めて保守的な同王国で、
慎重な方針転換の推進役と見られている。まず女性の自動車運転が
許され、サルマンはさらに、女性に対する厳しい服装の規則すら疑
問視した。しかしその後、政治活動家数人が逮捕され、彼らには
「違反行為」に対して極めて厳しい刑罰が科される可能性がある。
改革の方針に対する疑いが浮かび上がっている。

     国内ニュース

憲法擁護庁事件 グリンドリングはキクルの発言に満足

連邦憲法擁護庁の長官に再び就任したペーター グリンドリング
は、昨日テレヴィ番組で、内務大臣ヘルバート キクル(自由党)
の発言に満足している、建設的話し合いが行えた、と述べた。その
際、グリンドリングが、憲法擁護庁の活動の質を高めるための刷新
を提案したが、キクルはそれを支持し、さらに政権綱領に含まれて
いた秘密情報部会核について話し合った、とも述べた。




5月27日(日)

     国外ニュース

組閣失敗 イタリア大統領マッタレッラが出動

急進右派「同盟党」と大衆迎合五つ星運動の間で、政権を作る努力
は失敗に終わった。日曜日版に、首相に指名されていたジュゼッペ 
コンテは、組閣の提案を撤回した。イタリア大統領セルジオ マッ
タレッラは、経済大臣パオロ サヴォナを受け入れなかった。今度
は大統領の晩である。見守っている人たちは、専門家による政府の
樹立を期待している。ある経済学者が、月曜日に招待された。「同
盟」と五つ星運動は、大統領に対する攻撃を強めている。

     国内ニュース

最低保障で連立政府はオーストリアのための改革を提案

日曜と月曜の2日間、政府はマオアーバッハで非公開会議を開く。
初日には、EU評議会議長職、ギリシアからのアルバニアを経由する
難民流入の新たな経路に対する不安、気候に関する戦略が議題で
あった。月曜日にはおそらく、最低保障が議論の中心になる。それ
は政府は、以前からよそこうしていた最低保障に関するオーストリ
ア全土での改革を発表する方針だからである。詳細はまだ不明であ
る。目標は明確である。新たに最低保障制度に加入する人たちに
は、より少ない給付を受け取ることにする、というものである。




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