1月20日〜1月26日のドイツのニュース



1月20日(月)

フィッシャー イラク戦を行なわないよう警告

(ニュー ヨーク)ドイツ外相ヨシュカ フィッシャーは国連安保理で、イラクに
対する武力攻撃はきわめて大きな危険をはらんでいる、と警告した。長期的に見て
この地域の安定にとって致命的な影響を与えるだけでなく、テロとの戦いを協力し
て進めるうえで悪影響を及ぼしかねない、と安保理に初めて出席した彼は述べた。
反テロの国際的な協力体制は、イラク戦争を行なった場合には崩壊する可能性もあ
る、とも述べた。彼は、ドイツ政府は軍事行動を拒否する、と強調した。イラク
は、武装解除を求める国連決議に、無条件で従わなければならない、とも語った。
さらに、ドイツ政府はサッダーム フセイン体制の人間性を無視した性質に幻想を
いだいてはいない、とも付け加えた。

     その他のニュース

イラク 査察団へのさらなる協力を約束

(バグダッド)米国による開戦の脅しが強まる中、イラクは国連武
器査察団にさらに協力する約束をした。同国政府代表は、国連武器
査察団長ブリックスとエル バラダイと会談し、武器査察団に十分
な権限を保証する10項目の宣言に署名した。ブリックスは米国の
U2型機の偵察飛行を認めるよう求めたが、イラクはこれを拒否し
た。独外相フィッシャーはイラクの譲歩を歓迎したが、英米はこれ
を不十分である、と評した。

カトリック司教会 予防戦争に反対

(ヴュルツブルク)ドイツのカトリック司教は、イラクに対する予
防戦争は「倫理的に許されない」と見ている。声明の中でドイツ 
カトリック司教会は攻撃を受けた場合、あるいは防衛のためにだ
け、人間性に対する悪しき犯罪を行なうことを検討することが許さ
れる、と述べた。予防戦争を認める安全保障上の戦略はカトリック
の教えに反し、さらに国際法に違反する、と強調した。

国連安保理 テロとの戦いを強化するよう求める

(ニュー ヨーク)国連安保理は世界各国に、世界各地に広がるテ
ロとの戦いを強化するよう求めた。テロリストが大量殺戮兵器を手
に入れる可能性は深刻かつ増加している、と国連安保理の15ヶ国は
全会一致で採択した決議で述べている。それに先立ち国連事務総長
アナンは、反テロ運動を行なう中で自由と権利を犠牲にすることが
ないよう、警告していた。




1月21日(火)

首相 イラク会戦のための国連決議への投票拒否

(ハノーファー)ドイツは国連安保理で、対イラク戦のための決議に賛成しない、
と連邦首相ゲアハルト シュレーダーは語った。ドイツの友好国に対してこのこと
を明らかにしておかねばならない、と彼はニーダーザクセン州のゴスラーで開かれ
た社会民主党の選挙集会で語った。対イラク戦が行なわれる場合、ドイツはそれに
参加しない、ともシュレーダーは強調した。
一方米国大統領ジョージ W. ブッシュはイラクに対する圧力を強めている。権力者
サッダーム フセインの持ち時間は少なくなっており、彼は武装解除する気がな
い、とブッシュは述べた。

     その他のニュース

連邦政府 国連武器査察団を人員面で支援

(ベルリン)連邦政府は国連武器査察団支援のために、約20人の
ドイツ兵をイラクに派遣する。国防軍の専門家はイラクで、国連か
ら要請されたドイツの偵察装置ルナを操作することになっている。
この派遣に関する決定はまもなく下される、と国防省が発表した。
正式には彼らはイラクで兵士としてではなく、国連職員として活動
する。そのためこの派遣には国会の議決は必要ない、と政府は理解
している。

イラク紛争で新たな反目

(ウィーン、ワシントン)国連と米国の間では、イラクに関する新
たな対立が発生した。国際原発機構会長エル バラダイは、国連安
保理はイラクの武器査察を、イラクが協力する間は、つづけるのに
賛成である、と述べた。彼は、査察には今しばらくの時間が必要で
ある、と述べた。一方米大統領ブッシュはイラクに対する圧力を強
めている。権力者サッダーム フセインは、武装解除のために十分
な時間を持っていた、と述べた。トルコは木曜日にアラブ諸国でイ
ラク会議を行なう、としている。それに独外相フィッシャーはイス
タンブールに向かう予定だ、との報道がある。

労組連合 労働のための新同盟に基本的な準備を調える

(ベルリン)使用者側に続いて、労働組合側も労働のための同盟改
革に対する基本的な準備ができた、と発表した。ただし首相シュレ
ーダーとの会談後、労働組合連合会長ゾマーは、職業訓練のための
場などの点で、使用者側が具体的な合意をすることが必要だ、など
の条件をつけた。また彼は、小企業の解雇通知の保護規定の緩和を
進めようとしている産業大臣クレメントの提案をにらんで、社会福
祉の縮小には労働組合は協力しない、とも述べた。首相は、解雇通
知の保護は労働組合にとって極めて大きな問題であることに、理解
を示した。




1月22日(水)

エリゼ条約の記念式

(パリ)ヴェルサイユ宮殿で式典を行ない、ドイツとフランスはエリゼ条約の40
周年記念日を祝った。ドイツ連邦議会とフランス国民議会の共同の会議で、ドイツ
首相ゲアハルト シュレーダーとフランス大統領ジャック シラクは両国の協力関
係が新たな段階に入った、と宣言した。シュレーダーは、独仏の友好関係は両国政
府が条約を結んだときよりはるかに強まっている、と述べた。またシラクは両国の
関係は人間相互のつながりである、と述べた。これに先立ち両国政府は、協力拡大
のための10項目の文書を採択した。その中には両国の二重国籍を認めることが含
まれている。
1963年1月22日には当時のドイツ首相コンラート アーデナウアーとフランス
大統領シャルル ド ゴールが、両国の協力に関する条約に署名した。

     その他のニュース

独仏両国 イラク戦争回避の方針

(パリ、ベルリン)独首相シュレーダーはフランスと協力して、対
イラク戦を回避するためにあらゆることを行う方針である。テレヴ
ィのインタヴューで、仏大統領シラクとともに彼は、国連決議に則
ってイラクが武装解除することが重要である、と強調した。また2
人はイラクの武器査察にさらに時間を与えるよう求めた。フランス
は国連安保理であらゆる手段を講じる用意があり、ドイツと毎日連
絡を取り合っている、とシラクは述べた。シュレーダーは、ドイツ
は国連安保理で、戦争を正当化するいかなる決議にも賛成しない、
と強調した。

米国 独仏を批判

(ワシントン)今後予想されるイラク戦争に対する独仏政府の態度
を、米国政府は厳しく批判している。国防相ラムズフェルドは、独
仏は古いヨーロッパであり、大半のヨーロッパ各国は米国の政策を
支持している、と述べた。外相パウエルは両国外相を非難し、彼ら
の発言は国連安保理でイラクの武装解除をめぐる努力を妨害するも
のだ、と語った。

オランダ総選挙 キリスト教民主党優位

(デン ハーグ)オランダの国会議員選挙で、現与党のキリスト教
民主党が優勢の模様である。国営テレヴィの第1回の集計予想で
は、首相バルケンデ率いる同党が、野党の社会民主党を1議席だけ
上まわっている。昨年議席を獲得し、政府入りした、右派のピム 
フォルテュインは手痛い反動を受けた。オランダ国会は定員150名
で、キリスト教民主党は8ヵ月前の選挙同様43議席、労働党は19
議席増やして42議席、ピムフォルテュインはこれまでの26議席か
ら8議席に減らした。




1月23日(木)

独仏 米国の批判を退ける

(ベルリン)米国は、ドイツとフランスのイラク政策に冷淡な批判を浴びせたが、
これは両国で激しい反応を巻き起こした。外務大臣ヨシュカ フィッシャーとドミ
ニク ド ヴィルパンは、米国国防大臣ドナルド ラムズフェルドの発言を退け
た。ドイツ政府は、国連武器査察団が1月末に予定されている報告書提出後も、イ
ラクでの活動を続け、系統立ってその後も報告を行なうことを求めている、とベル
リンで開かれているドイツ連邦議会とフランス国民議会の共同外務委員会の後で述
べた。ヴィルパンは、今のところ戦争を開始する理由はない、と述べた。ラムズフ
ェルドは、両国政府のイラクに対する態度が「古いヨーロッパ」のものであり、
「問題である」と評していた。
フランスに続き、中国がイラク武器査察団の活動延長を認める発言を行ない、これ
で国連安保理の常任理事国として2番目ということになる。

     その他のニュース

パウエル「国連の権威は危険にさらされている」

(ワシントン)米外相パウエルは、イラク会戦に反対する声が高ま
っていることで、国連の権威が危険にさらされている、と述べた。
イラクが国連決議に重大な違反をしていることは明らかであり、こ
れを無視することは大きな敗北である、とパウエルは英外相ストロ
ーとの共同記者会見で述べた。また彼は、米国政府はイラクに対す
る新国連決議を行なう可能性を排除してはいないが、それが必要で
あるとは見ていない。米大統領府報道官フライシャーは、独仏の反
対があっても米国はイラクを武力で武装解除するための協力体制を
作り上げる、との確信を表明し、ほぼすべての東欧諸国を含む多く
の国が米国と同じ立場である、と述べた。

ロバートソン イラク問題でNATO内部で意見の対立を認める

(ブリュッセル)NATO事務長ロバートソンは、今後予想されるイ
ラクへの軍事的措置に関して、NATO内部で意見の違いがあること
を認めた。加盟19ヶ国のうち少数が、戦争が起こった際の軍事的
な計画の成立を阻止しているが、実質的には係争にはなっていな
い、と述べた。また彼は、未解決の問題は今後話し合いで合意する
ことに疑いをいだいていない、とも述べた。この問題とは、イラク
と国境を接するトルコの軍事的援助のことである、と語った。

フィッシャーとギュル イラク大統領に対する圧力を強化

(イスタンブール)米国によるイラク攻撃の危険が高まる中、独外
相フィッシャーとトルコ首相ギュルは、国連と協力してイラクに対
する圧力を強めた。2人は大統領サッダーム フセインに対し、国
連武器査察団に無条件で協力するよう要請した。イラクは国連の課
した履行義務を完全に実施しなければならない、とイスタンブール
での会談後フィッシャーは語った。また彼は、イラク紛争解決のた
めの方法を探るための地域会議招集の提案を高く評価した。トルコ
の提案に基づき、イスタンブールでイラクの隣国5ヶ国とエジプト
の外相が話しあった。専門家は、参加者はイラク大統領に対し、武
器査察への協力以上のことを求めた、見ている。




1月24日(金)

フィッシャー イラク問題解決のための会談をカイロで続ける

(カイロ)ドイツ外務大臣ヨシュカ フィッシャーは、イラク紛争の平和的解決の
可能性をめぐる話し合いを、エジプトで続けている。しかしエジプト外務大臣アー
メド マヘルは、アラブ諸国がイラク大統領サッダーム フセインに亡命を強いる
可能性はない、と改めて述べた。同じ土曜日にカイロでフィッシャーは、大統領ホ
スニ ムバラクとも会談した。
フィッシャーはトルコでは、イラクと国境を接する5ヶ国およびエジプトが出し
た、サッダーム フセインは国連に協力するべきだとの訴えを、適切な時期の働き
かけである、と評価していた。彼は、イスタンブールに来ていた外相の多くと個別
に会談していた。

     その他のニュース

独露首脳はイラク政策で協調 ブリックスはベルリンへ

(ベルリン)独首相シュレーダーと露大統領プーチンは、イラク危
機を政治的に、それも国連の枠組みの中で解決する、との共通見解
を持っていると強調した。2人の立場は極めて似ていることを強調
した、と両国政府の報道官は電話会談後に発表した。前日の仏政府
代表の態度表明同様、武器査察団には、仕事に必要な時間的猶予を
与えなければならない、と発表した。1月27日の査察団長ブリック
スの中間報告には重大な意義がある。ブリックスは2月5日にドイ
ツを訪問する予定で、直接情報を得られるため、独政府にとっては
重要である。米軍の負担を軽くするため、独国防軍はドイツにある
米軍施設の監視を開始した。

イラク報告は肯定的なものか? 米国 科学者尋問要求

(ウィーン、ワシントン)イラクの報告提出を3日後に控え緊張が
高まる中、武装解除の状況について対立する評価が公表された。国
際原子力発電機構の広報は、協力をより進めることを保証し査察の
延長を求めるものの、イラクの態度には満足である、と発表した。
国連武器査察団長ブリックスによれば、今のところイラク政府を批
判する確固とした材料はない。一方米国はイラクに対し、国連査察
団による科学者の召喚をこれ以上妨げないよう求めた。大統領報道
官フライシャーは、大統領サッダーム フセインがこれを拒否して
いることは、イラクが何かを隠匿しなければならず、協力しないこ
との証拠である、と述べた。NATO事務長ロバートソンは、サッダ
ーム フセインが国連に嘘をついている明白な証拠を暴き出す、と
表明した。

シュレーダー ラムズフェルドの批判は論難

(ベルリン)独首相シュレーダーは、米国防相ラムズフェルドの独
仏のイラク政策に対する冷淡な批判を、難癖であるとして退けた。
テレヴィインタヴューで彼は、すべての言葉が厳密に用いられるわ
けではなく、自分にとって重要なのは、事実に基づいて事柄を捉え
るえることだ、と述べた。一方駐独米国大使コウツは、ラムズフェ
ルドの発言は失態である、と評した。ラムズフェルドは、独仏は古
いヨーロッパ野代表で、両国のイラク紛争に関する態度のため、両
国が問題源となっている、と述べていた。




1月25日(土)

イラクの科学者 秘密の尋問拒否

(バグダッド)以前武器を担当していたイラクの科学者3人は土曜日、国連武器査
察団による秘密の尋問を拒否した。国連側は、尋問の間、政府側の役人を同席させ
ることは容認できなかった、イラク政府はこの対立でみずからの義務を果たしてい
ない、としている。また2ヵ月前に武器査察団の際受け入れが始まってから初め
て、バグダッドの国連本部近くで突発事件が起きた。刃物で武装した1人の男が、
査察団員の住居に入り込もうとし、別の1人は理由ははっきりしないが、国連査察
団の車に逃げ込もうとした。2人は逮捕された。首都バグダッドの南では、反米集
会が行なわれた、との報告もある。

     その他のニュース

米国 国連武器査察団の派遣延長に賛成する模様

(ワシントン、ダヴォス)報道によれば、米国は、国連によるイラ
ク武器査察団の今後数週間の派遣延長に賛成する準備がある、と同
国政府高官は述べた。約120人の民主党下院議員は再び大統領ブッ
シュに対し、安保理の数ヶ国が求めているように、国連武器査察団
に時間的猶予を与えるよう求めた。にもかかわらず外相パウエル
は、ダヴォスで開かれている世界経済フォーラムで、少なくと10
ヶ国が、これ以上の武器査察を行なわず、また新たな国連決議なし
でのイラク即時攻撃に賛成する、と述べた。国防省の言葉を引用し
た米国の新聞によれば、湾岸への配備は計画よりゆっくり行なわれ
ており、戦争は2月下旬ないし3月上旬になるものとみられる。

フィッシャー ヨルダンでのイラク会議に参加

(アンマン)近東でのイラク会談の最後に、独外相フィッシャーは
ヨルダンを訪れた。日曜日にはアンマンで首相アリ アブ ラジヘ
ブとの会談が予定されている。エジプト滞在中似彼は、大統領ムバ
ラクと会談し、イラク紛争の平和的解決のための国際的な連帯を呼
びかけていた。しかし、それが成果をあげるかどうかについて、彼
は控えめな評価をし、イラク首脳部は、状況がどれだけ深刻か、そ
して逃げをうつ余地はもうないことを理解しなければならない、と
述べていた。

イラク戦争に対する抗議行動

(ケルン)数千人のドイツ市民がドイツの各都市で、今後予想され
るイラク戦争に反対する抗議活動を平和的に行なった。最大の抗議
集会が開かれたのはケルンで、1万人近くの戦争反対派が集まっ
た。ブランデンブルク州では数千人が連邦道路96で抗議を行なっ
た。ベルリンでも人の鎖が作られた。ライプツィヒでは約5百人が
デモの呼びかけに応えた。抗議活動は、NATO駐屯地ガイレンキル
ヒェンとグラーフェンヴェーアでも行なわれた。




1月26日(日)

米国 イラクに対して独断で攻撃を行なう準備があると強調

(ダヴォス、ベルリン)武器査察団が中間報告を国連安保理に提出するのを翌日に
控え、米国は示威的にイラクに対し独断で軍事攻撃を行なう準備がある、と強調し
た。イラクが大量殺戮兵器を自由に扱える可能性があるのであれば、躊躇せず軍事
攻撃を行なう、と米国外務大臣コリン パウエルはダヴォスで開かれている世界経
済フォーラムで述べた。米国と英国が国連武器査察団のイラクでの活動期限を3月
1日に設定する方針だ、との新聞報道を認める発言は今までのところない。ベルリ
ンの新聞は英国政府筋の言葉として、この期限は「最終報告」の期限として提示さ
れたものだ、と報じている。
武器の専門家はまだ、イラクの違反を証明することができていないようである。国
連査察団長ハンス ブリックスは、イラク政府が消極的な姿勢をとっていることに
苦情を申し立てているが、査察の期間延長を求めている。

     その他のニュース

フィッシャー イラクに要求

(アンマン)独外相フィッシャーはイラクに対し、国連武器査察団
に協力するよう再び要請した。数日にわたる近東訪問を終えるにあ
たって、彼はヨルダンの首都アンマンで、イラク政府は武装解除に
関する決議14-41を完全に実行するよう強調した。同時に彼はイ
ラク紛争の平和的解決を求めた。ヨルダン首相アリ アブル ラジ
ヘブは、ヨルダンはイラクに対する軍事行動には決して参加しない
し、上空通過も認めない、との立場を明らかにした。

イスラエル ガザに大攻勢

(ガザ市)イスラエルは過去2年間で最大の軍事攻撃をガザ市に対
してかけ、少なくとも12人のパレスチナ人が死亡し、65人以上が
負傷した。イスラエル兵と武装パレスチナ人の間での交戦は土曜か
ら日曜にかけてのよる、数時間にわたって行なわれた。国防相モフ
ァスは、最大のパレスチナ人都市ガザ市へのこの侵攻を、「テロリ
ストの基盤に対する攻撃」である、としている。また、イスラエル
は1994年に撤退したガザ地区の再占領も検討している、と述べ
た。ラファへの戦車の侵攻では、パレスチナ人の若者1人が射殺さ
れた。パレスチナ指導部は首相シャローンは、パレスチナ人の血を
流すことで国会議員選挙の勝利を勝ち取ろうとしている、と非難し
た。木曜日の選挙を視野に収めて、ガザ地区と西ヨルダンランドは
軍が完全に交通を遮断している。

ブラジル大統領 豊かな工業国を非難

(ダヴォス)ブラジルの新大統領ルラ ダ シルヴァは、豊かな工
業国は発展途上国を犠牲にして、自らの産業を保護している、と非
難した。互恵主義に基づいて障壁のない自由な世界貿易が必要であ
る、と社会主義者である彼はスイスのダヴォスで開かれている世界
経済フォーラムの招待講演者として発言した。彼は、世界の貧困と
戦うために、G7が資金を出し、世界各国からの投資を促進するよ
うな、国際的な支援基金を作るよう求めた。一方夜には、経済の世
界規模化に反対する人たちがベルンで警察と路上で衝突した。



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