1月23日〜29日のオーストリアのニュース



1月16日(月)から26日(木)

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1月27日(金)

     国外ニュース

ヴァティカンの汚職容疑が大きな波紋

大規模な汚職と浪費癖。ヴァティカンの中心的な一員大司教ヴィガ
ノが暴露したとされる非難である。ただしテレヴィ報道によれば、
汚職追及の責任者としてのヴィガノの経歴は、ワシントンへ派遣さ
れることで突然終わりとなった。ヴァティカン執行部の元事務長で
あった彼が、意図的に口を封じられたのかどうか、という疑問が大
きな波紋を引き起こした。ヴァティカン自体は、この非難を否定
し、逆に訴訟を起こす、と威嚇している。

     国内ニュース

反右翼のデモ 警官数百人が警備

3千人の参加者を、右翼急進派とウィーン組合舞踏会に反対するデ
モがウィーンで待ち受けていた。主催者の発表によれば、6千人な
いし8千人ほどの人々がデモを行なった。警察は、2千5百人と発表
した。いくつかの州からも派遣された警官多数が、金曜日夜に、活
動家と学生組合の舞踏会への参加者を引き離した。これには例外も
あったが、成功した。舞踏会は若干の遅れはあったものの始めるこ
とはできた。科学大臣テヒテルレを、この舞踏会の中で、「学術栄
誉委員会」の委員長に指名したことで、不満が生まれた。




1月28日(土)

     国外ニュース

米軍は近東に静かに軍備を増強

米軍内部でももともとは方向修正が支配的な考えである。軍は9万
人削減されることになっている。特にヨーロッパへの派兵は、大幅
に減らされる。その代わりに、新たな戦線になりそうな場所に静か
に軍備が整備される。「ワシントン ポスト」紙の報道によれば、
米軍は海上に浮かぶ基地(「母船」)を、近東の命令拠点として計
画している。「ウォール街通信」紙は、イランとの紛争が起きた場
合に備え、新型「超爆弾」の開発に関する情報を持っている、と主
張している。

     国内ニュース

国民党会派長コプフは支出削減策策定の速度を上げるよう求める

国民党会派長カールハインツ コプフは、支出削減問題について、
連立相手の社会民主党に圧力をかけている。「私たちはずっと以前
から、支出削減の最終調整段階にいなければならない」と彼は迫
り、速度を上げるように求めている、と「クリール」紙は伝えてい
る。いくつかの議題での交渉役の意見は、今なお「かなり隔たって
いる」が、交渉は「昼夜問わず」行なわれている、と国民党党首で
副首相ミヒャエル シュピンデレガーの広報は、昨日APA通信に述
べた。




1月29日(日)

     国外ニュース

EU首脳会談の議題は支出削減だけではない 経済活性化もはかる

今年初めてのEU首脳会談が開かれる。しかし今までの首脳会談同様
に、今回も1つの問題をめぐる議論であった。つまり債務危機であ
る。ギリシアに対する負債の減免が先延ばしされているが、EU加盟
各国の首脳は月曜日には、新たな、そして専門家、米国、および格
付け会社が長く求めていた方向性を打ち出す方針である。財政の監
視体制とヨーロッパ安定機構ESMが議題としてあがっているだけで
なく、経済活性化の対策も決定されることになっている。

     国内ニュース

シュトラーヒェ「オイロという拘束服を脱がなければならない」

自由党党首シュトラーヒェは、ヨーロッパの債務危機に直面して、
オイロの使用をやめる以外には選択肢はない、と見ている。オース
トリアは、「オイロという拘束服」を脱がなければならない、それ
だけが債務危機を克服する方法だ、とシュトラーヒェは日曜日のテ
レヴィ番組で述べた。彼も、国の予算をどのように立て直すつもり
か、明らかにした。それは補助金の乱用を停止することによって、
である。その他にシュトラーヒェは、税制および国防忌避者につい
ても発言した。彼のテレヴィでの発言に対する他の政党の評価は、
一種類、シュトラーヒェは無計画、混乱しており、政権担当能力が
ない、というものである。




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