11月17日〜23日のオーストリアのニュース



11月17日(月)


お休みです。




11月18日(火)

     国外ニュース

シナゴーグ襲撃 エルサレムは衝撃を受ける

シナゴーグでのテロ行為は、イスラエルとパレスチナ人の間の近東
紛争を、ますます危険なものとし、宗教戦争に近づいている。同市
西部のシナゴーグで祈っていた4人が殺害された後、エルサレムは
衝撃を受けた状態である。特にユダヤ人にとっても、イスラーム教
徒にとっても聖なる土地である神殿の丘をめぐる対立が再燃したた
め、同市では数件の死者を出す攻撃が起き、双方が相手を非難し合
っている。イスラエル首相ベンヤミン ネタニヤフは、パレスチナ
人大統領マハムード アッバスを、激しく非難した。暴力の激化と
いう隘路から脱出する道は、見えてこない。

     国内ニュース

亡命政策で各州は合意したと発表

各州は、共通の亡命政策で合意した、とケルンテン州首相で、州首
相会議議長も務めるペーター カイザー(社会民主党)は昨日発表
した。合意の骨子は、トライスキルヒェンなどの一時収容所の負担
を軽減するために、亡命希望者に対して「分散型本部」を設置す
る、という点である。各州は今度は、内務省と協力してまとめた引
き受け割合を守る方針である。内務大臣ヨハナ ミクル・ライトナ
ー(国民党)は、「歴史的な方向性」がまとまった、と述べた。




11月19日(水)

     国外ニュース

エルサレム 新たな種類のテロに不安

エルサレムのシナゴーグで祈祷中の人が襲われ、死亡した事件は、
神殿の丘周辺のユダヤ人とイスラーム教徒の間の紛争を、新たな時
限のものとした。イスラエル軍は、組織的なテロ作戦ではなく、今
までにはまったく目立たない暮らしをしていた単独犯と直面するこ
とになる。東エルサレムにあるクッズ大学の治安問題の専門家ザカ
リア アル・カークは、シリアとイラクの自体を念頭に置いて、
「私たちはこの地域全体に蔓延するのと同じ病気に感染した」と述
べた。彼は、宗教には「白も黒も」なく、現在の政府はこれに対し
て回答を持っていない、と述べた。

     国内ニュース

歴史的な新法 憲法裁判所が初めて判決を調査

憲法違反の政府決定やその他の当局の文書と戦いたい市民は、今ま
では憲法裁判所に問い合わせを行なうことができた。国民評議会で
水曜日に可決された新法では、2015年からは、オーストリアの民事
裁判所および刑事裁判所によって、人権および市民権が侵害された
と考える人々も、憲法裁判所に問い合わせを行なえる。この文書で
は、オーストリアの司法では革命が起きたのと同様である。新法が
どのように実施されるかは、待たなければならない。まず第一に、
微妙な問題では例外もあり、第二に憲法裁判所は、多くの抗告を単
純な論拠で拒否するとみられるからである。




11月20日(木)

     国外ニュース

東ウクライナでOSZEの自動車が狙って銃撃を受ける

ウクライナでは、ヨーロッパ安全協力機構OSZEの専門家が、活動開
始以来初めて銃撃を受けた。この銃撃はトラックから行なわれたも
ので、専門家たちはかろうじて難を逃れた、都道機構は木曜日に発
表した。この活動は、この地域では極めて破られがちな停戦が守ら
れているか、監視するものである。この紛争が始まってから、ほぼ
1千人が死亡した、と国連の報告書には記されており、これは平均
で1日当たり13人の死者が出ていることになる。同機構の交渉役ハ
イディ タークリアヴィニは、平和の見通しは「暗い」ことを認め
た。

     国内ニュース

2025年までに9百万 オーストリアは移住で人口増加

外国からの移民がなければ、オーストリアの人口は減少するだろ
う。移住によってのみ今後数十年、人口は増加するだろう。オース
トリア統計局の最新の予想によれば、成長は今までの予想よりは、
大きなものになる。2025年には、オーストリア国内に住む人の数は
9百万人以上となる。オーストリア社会はますます高齢化するが、
移住があってもそれはわずかしか変わらない。




11月21日(金)

     国外ニュース

「皇帝オバマ」 共和党は正面攻撃を開始

米国大統領バラック オバマが、国会の意向に反して、独断で5百
万人の移民に九十件を与える決定を下したことで、共和党員は怒っ
ている。彼らは、オバマは「皇帝」のように振る舞っており、憲法
に違反している、と非難している。共和党の指導者ジョン ベーナ
ーは、オバマを非難して、大統領職を侮辱している、と述べた。共
和党は金曜日に、「敗北した任期満了前の大統領」オバマに対し
て、連邦裁判所に第1回の訴訟を起こしたばかりであった。

     国内ニュース

ナーハバウルはシュトローナハ班から離党

シュトローナハ班から立候補で新たな動きがあった。報道雑誌「プ
ロフィル」によれば、同党副党首で会派長カトリン ナーハバウル
は、同党から離党するが、会派の投票後も会派長に留まる。これ
は今まで国民評議会では、一度しかなかったことである。同党の国
会議員マルクス フランツは、金曜日の夕方にこれを確認した。ナ
ーハバウルと同党の創設者フランク シュトローナハの間の争いの
原因は、ナーハバウルがじっsつてきに独自の路線を歩んでいたこ
とである、とされている。シュトローナハがナーハバウルに14万オ
イロの給与を取り消したことが、しばらく前に発表された。




11月22日(土)

     国外ニュース

交渉官は警告「イランとの核を巡る交渉の期限は揺れる」

イランとの核をめぐるウィーンでの交渉は、すでに最終局面にあ
る。月曜日には、国連で拒否権を持つ5大国とドイツと、イランに
とって、イランとの核対立に関するジュネーヴ暫定協定を含む交渉
の期限は終了する。ただし土曜日には、「大きな意見の違い」と
「完全に明かな解決」が取りざたされた。先にはヨーロッパの交渉
担当者からは、早期の合意は、議論が必要な問題が複雑なため、
「技術的に不可能」である、と見られている。

     国内ニュース

ナーハバウル離党 シュトローナハ班は困惑

シュトローナハ班TSでは、カトリン ナーハバウルが離党するとの
噂で、困惑が広がっている模様である。国会議員ローベルト ルー
ガルは、土曜日にナーハバウルに対して、自体をはっきりさせるよ
うに求め、彼女が今後も党に留まるのかどうか述べるように求め
た。もしそうしなければ、彼女が会派長に留任できるかどうかは、
改めて情勢を判断しなければならない、との元同党会派長である彼
は述べた。ナーハバウル自身は、土曜日夜に、離党すると認めてい
た。ただし彼女は、野党である同党の国会の会派長には留任する意
向である。




11月23日(日)

     国外ニュース

イランの核を巡る交渉 延長となる兆しが浮上

ウィーンでは、イランと6箇国の核を巡る交渉が行なわれている
が、月曜日の深夜に期限を迎える、最終協定を結ぶ期間の延長が、
公式の議題となっている。米国外務省高官は日曜日夕方に、米国外
務大臣ジョン ケリーとイラン外務大臣モハメド ジャワド サリ
フは、この問題を取り扱っているが、「別の選択肢」もある、と述
べた。「中間的な協定」を結ぶ可能性も、何度か取りざたされてい
た。

     国内ニュース

ナーハバウルのTS離党 質問には答えず

カトリン ナーハバウルがシュトローナハ班TSを離党することに関
して、相変わらず混乱が続いている。日曜日のテレヴィ番組で、彼
女は離党の理由として、自分が妊娠していることを挙げた。また彼
女は、党創設者フランク シュトローナハは、党の幹部には「強い
人物」を望んでいる、と説明し、自分はこの職をやるつもりであ
る、と述べた。数回にわたって質問を受けたにもかかわらず、彼女
は離党が必要だと何故思っているのか、は説明しないままであっ
た。彼女はその他の質問にも、答えなかった。




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