７月１８日〜７月２４日のオーストリアのニュース
７月１８日（月）
国外ニュース
バイエルン 列車で襲撃事件 重傷者発生
ドイツのバイエルン州ヴュルツブルク謹告で、ある男が月曜日午後
に、地域鉄道の中で複数の旅行者を斧と刃物で襲撃し、中には瀕死
の負傷を負った人もいた、と月曜日夕方に警察が発表した。それ以
外の情報は当面発表されなかった。バイエルン ラジオの問い合わ
せに答えて、負傷者は10人から15人の間である、うち4人が重傷で
ある、と警察は述べた。警察は現地に大量に出動している。バイエ
ルン内務省は、犯人は警察に射殺されたことを確認した。
国内ニュース
シュテーガーは亡命希望者に職務遂行小切手を促進
社会福祉大臣アロイス シュテーガー（社会民主党）は、亡命希望
者に対して職務遂行小切手を作り、彼らに働く機会を増やすとの計
画を促進している。もしこれが実現すれば、「難民の社会への溶け
込みを推進する」ことになると「クリール」紙に述べた。国民党は
この計画を喜んでいない。
７月１９日（火）
国外ニュース
斧による列車襲撃 当局はISを信奉する映像は本物と判断
バイエルン州の列車で斧を振るい、重傷者を含め複数の人々を負傷
させた若者の映像は本物である、とバイエルン州内務省は火曜日夕
刻に確認した。17歳のこの若者は、当局によれば、おそらくみずか
らはそう望んでいたが、ジハード主義民兵「イスラーム教国IS」
に、実際に加わっていたかどうかはまだ不明である。
国内ニュース
軍用ヘリコプターの飛行 官庁は国外追放の費用を見積もる
およそ10.740オイロ。14人の国外追放される亡命希望者と、およそ
30人の同伴者を、3時間かけて今週、空路をブルガリアに移動させ
る計画の費用である。この数字を国防省は火曜日に発表した。この
飛行経費は、操縦士たちがいずれにせよ行わなければならない訓練
飛行と同様に計算した、と国防省は述べた。今まで噂されていた
1時間の飛行あたり、1万2千オイロとの数字は、あまりに高く設定
されていた、それは輸送用飛行機を借りた場合の、賃貸料の総額で
ある、と同省は具体的に述べた。
７月２０日（水）
国外ニュース
トルコ大統領エルドアンは戒厳令を発令
トルコ大統領レジェップ タイップ エルドアン政権は、金曜日の
政権転覆の結果、全土に非常事態を科した。期間は3ヶ月で、剛健
である、と水曜日夜にエルドアンは国民安全評議会と、内閣の会議
の後で説明した。この措置が秘密裏に行われたことで、一部に異論
があることを示している。エルドアンは、反対派になる可能性ある
いは実際に反対している者たちに対して、今までより「迅速」かつ
「効果的」に介入する方針である。
国内ニュース
連邦住宅供給会社事件でグラサーが訴追される
元財務大臣カール・ハインツ グラサーが、連邦住宅供給会社の悪
名高い民営化事件で、訴えられた。水曜夕方に、彼の弁護士がこれ
を発表し、それにより待たれていた法務省の決断の発表に先んずる
こととなった。長年にわたる捜査の結果、国民党と未来同盟の連立
時代の買収容疑、疑惑の「業績」、疑惑の巨額の請求書をめぐり、
おそらく最も人目を引き、また最も謎に満ちた事件が、裁判所に持
ち込まれる。ただしその時まで、容疑者たちが異議を唱えるため
に、さらに時間がかかる可能性がある。
７月２１日（木）
国外ニュース
検察「ニース襲撃犯には共犯者がいた」
捜査陣の判断によれば、ニース襲撃犯は、少なくとも5人の共犯者
の支援を受けて、犯行を計画していた。テロ対策検察フランソワ
モランは、犯行の直前に逮捕された容疑者に対して、テロ組織に加
わっていた容疑で、捜査手続きが開始されていた、今週劇は数ヶ月
前から計画されていた、と木曜日に発表した。
国内ニュース
連邦住宅供給会社裁判 原告は戦略に
連邦住宅供給会社とターミナル タワーの事件で、元財務大臣カー
ル・ハインツ グラサーと、15人の他の被告が正式に起訴され、木
曜日には巨大裁判が始まった。この裁判の中では検察も弁護士も、
法的および戦略的な策略で使用できるものすべてを動員する方針で
ある。検察は起訴理由だけで驚かせている。彼らは、この事件の論
拠として、贈収賄とされる怪しげな資金の流れが、永遠に解明され
なければ、この事件に揺さぶりをかけられないことをあげている。
しかし被告側もおそらく手をこまねいていることはない。
７月２２日（金）
国外ニュース
ミュンヒェン襲撃事件 犯人の死に関する観測
ミュンヒェンの大型商業施設の中で、銃撃があったことを受け、警
察は犠牲者の数を上方修正した。この間に犠牲者8人が確認され
た。警察によれば、少なくとも10人が負傷した。さらに、1人の遺
体が発見され、警察によれば、これは犯人のものの可能性がある。
当局は、市中心部の北にあるオリンピック競技場商業施設での犯行
後、これは「強烈なテロ事件」である、と述べた。警察は襲撃後、
犯人は三人であるとの見方であったが、現在も捜査は続いている。
国内ニュース
トルコの民族主義の代表者がケルンと会談
木曜日には、イスラーム教徒組織の代表が、オーストリア首相クリ
スティアン ケルンと会談した。イスラーム信徒共同体IGGiOe事務
長バキ ウスルとともに、民族主義トルコ同盟の代表もこれに参加
した。ウスルは昨日APA通信社に、これを確認したが、いかなる急
進主義にも反対である、と強調した。
７月２３日（土）
国外ニュース
ミュンヒェンの殺人鬼 影響は不明
ドイツ連邦およびバイエルン州政界の要人は土曜日に、ミュンヒェ
ンの殺人鬼事件に、驚愕と特殊部隊賞賛を表明した。バイエルン州
首相ゼーホーファーは、警察の装備改善を指示し、ドイツ内務大臣
トーマス デ メズィエールは、出動計画の再検討を指示した。デ
メズィエールからは、この事件の政治への正教に関する質問に、小
手はなかった。首相アンゲラ メルケルによれば、ドイツにいるす
べての人々の安全と自由を守るために、あらゆることを行なうつも
りだ、と述べた。
国内ニュース
連邦住宅供給会社訴訟 グラサーには不愉快な質問
まだ非公開で行なわれている連邦住宅供給会社訴訟の最初の状況が
明らかになっている。元財務大臣カール・ハインツ グラサーとそ
の他の15人の容疑者の弁護士は、容疑を晴らすために、精一杯努力
するつもりである。中心的な容疑は、後に連邦住宅供給会社を買収
するイモフィナンツ社に、どれぐらいの金額を出す必要があるか、
などの助言を与えたのは誰か、という点である。検察は、それがで
きたのはグラサーだけである、と確信しており、そのために今まで
知られていない状況の多くを一覧表にまとめている。しかしこの証
拠に基づいて、グラサーがどのように弁護可能か、推測がなされて
いる。
７月２４日（日）
国外ニュース
イスタンブルで大規模デモ 分断されたトルコは団結を模索
トルコ大統領レジェップ タイップ エルドアンの支持派と反対派
数万人が、日曜日夕刻つまり政権転覆の試みからおよそ1週間の
ひ、イスタンブルで一緒に路上に繰り出した。同国最大の野党共和
人民党CHPは、民主主義に向けて集会を呼びかけた。与党公正発展
党AKPは、この行進に追随した。エルドアンも月曜日、野党の広い
範囲との団結を模索している。CHPと民族主義者行動党MHPの党首とは
反対に、クルド人の国民民主主義党HDPは、午後早くに大統領宮殿
で開催された会議に、招待されるのではないか、と期待したが、そ
れは無駄に終わった。
国内ニュース
社会の進展状況の指標 オーストリアは第13位
非政府組織「社会的進歩の原理」が発表した2016年の社会的進歩の
指標で、フィンランド、カナダ、デンマークなど北の国々が上位に
立った。オーストリアは第13位で、日本とドイツをうわまわった。
そして再利用可能なエネルギーで得点を稼いでいる。この指標によ
れば、教育、寛容、機会の均等の分野では、オーストリアは、まだ
挽回の必要がある。