11月28日〜12月4日のオーストリアのニュース



11月28日(月)

     国外ニュース

選挙公約違反 米国大統領府はトランプに異議を唱える

米国大統領府は月曜日、次期米国大統領ドナルド トランプの選挙
公約違反をたしなめた。トランプはインターネット上で、「数百万
人」が11月8日に「違法に」自分の票を投じた、と主張していた。
しかし大統領府は、そのことを示す「実質的な」証拠を見つけてい
ない。一方、当選の可能性はない緑の党の大統領候補ジル スタイ
ンは、米国ウィスコンシン州に続いて、今度はペンシルヴァニア州
でも主計のやり直しを求めた。

     国内ニュース

ミッターレーナー対ローパトカ 意見の対立を公式に「取り除く」

「報告」と「最後の警告」には痕跡がない。国民党の回状によれ
ば、月曜日に党首ラインホルト ミッターレーナーと同党会派長ラ
インホルト ローパトカが、「誤解を取り除く話し合い」が行なわ
れた。その中で「意見の対立」が取り除かれた。ローパトカが、自
由党の大統領候補ノルバート ホーファーを賞賛したために、ミッ
ターレーナーが、「忠誠心が欠けている」とあからさまに非難し、
責任を取ると約束し、ローパトカが「自分の個人的な好みを優先さ
せている」との立場がはっきりする。




11月29日(火)

     国外ニュース

終わらない工事 「大きな歳入不足」がフィレンツェに過大な要求

1996年に始まり、2003年以降は有名な建築家ノーマン フォスター
の計画が棚上げになっている。2009年からは建設が行なわれ、フィ
レンツェの真ん中に大規模な鉄道駅計画と合わせて進行している
が、現在これが軌道に乗っている。市行政部とイタリア鉄道は、か
つては看板的であった計画について、もはや多くの情報を持ってい
ない。すでに代案が検討されているが、同時におよそ8億オイロか
かり、「フィレンツェ市の大きな歳入の穴」と呼ばれる建設用の穴
が、有意義に利用できるかが問題となっている。

     国内ニュース

書簡による投票の申し込みは最終日

日曜日の大統領選挙の連邦大統領選挙を、居住する場所の投票所以
外で投ずる有権者にとって、郵便投票をしたいなら、今日は、メイ
ルあるいはファックスで、申請用紙を取り寄せる最後の機会であ
る。自分自身で、あるいは全権を委任した代理人であれば、金曜日
の12時までに、市町村役場で投票用紙を受け取ることができる。




11月30日(水)

     国外ニュース

コロンビアの飛行機墜落 燃料不足が原因の可能性が捨てきれず

コロンビアで71人の死者を出したアヴロ旅客機の墜落を受けて、燃
料不足が墜落原因の可能性がある、とあいかわらず観測されてい
る。飛行記録装置の分析がまだ続いてはいるが、燃料不足を示す証
拠がますます浮き上がっている。事故現場では、ケロシン(航空機
燃料)の痕跡が見つかっておらず、生存者によれば、墜落前に事故
機の灯りも消えていた。報道によれば、燃料不足を示す証拠は、事
故機の操縦士と管制塔との会話にも記録されている。

     国内ニュース

ローパトカはホーファー支持を変えていない

国民党会派長ラインホルト ローパトカは、連邦大統領選挙では、
個人的には自由党の候補者ノルバート ホーファーを支持してい
る、との発言を変えていない。国民党内部での議論では、彼が党首
ラインホルト ミッターレーナーに前もって、意見を公表するとの
情報を伝えていなかったのが問題だった、とローパトカはテレヴィ
局oe24で、ペーター ミルツ(緑の党)との議論で述べた。ただし
彼は、原則的には、ホーファーも元緑の党党首ファン デア ベレ
ンも、大統領職に「ふさわしい」と見ている、とも語った。




12月1日(木)

     国外ニュース

フランス オランドは大統領選挙に立候補しない

フランスの予備選挙をめぐり大騒動になっている。現職大統領フラ
ンソワ オランドは、来年春には、二期目には立候補しない方針で
ある。「私は、大統領選挙の候補者にはならない、と決意した」と
社会党員である彼は木曜日夕方に、パリのエリゼ宮でのテレヴィ演
説で述べた。62歳の彼は、最近の歴史の中では、フランスの前任の
どの大統領誰と比べても、支持されていない。

     国内ニュース

大統領選挙 死刑に関する発言が混乱を生む

APA通信が、両大統領候補の外交に関する理解に関して、質問をぶ
つけたが、これが混乱を生んだ。自由党大統領候補ノルバート 
ホーファーは、死刑の再導入に関して、国民投票に待ったを掛ける
ことはないだろう、とAPAの当初の報道では伝えられていた。少し
後に自由党は、「大統領候補ヒラリー ホーファーは、死刑の再導
入に関する国民投票に、厳しく反対する」と発表した。




12月2日(金)

     国外ニュース

ドイツ政府と合意 EUの高速道路料金に関する「第一歩」

EUとベルリンは、ドイツの高速道路でトラックの通行料金に関して
対立していたが、合意にいたり、大きな物議をかもした。オースト
リアと他のドイツの隣国は、「怪しげな取引」があったのでは、と
とらえている。EU委員会が、ドイツ政府にだまされたのではない
か、との声がある。しかしEU(交通)委員ヴィオレタ ブルツの賛
成は、ただでは得られない模様である。ドイツ政府は、初めてEU全
体の料金制度を支持すると表明した。ブルツは「重要な第一歩であ
る」と語った。ドイツがEU委員会の計画を支持するのが、実際には
何を意味するのかは、後にわかることになる。

     国内ニュース

大統領選挙の長い戦いは静かな終わりを迎えた

連邦大統領庫方2人は、ほぼ1年間にわたった選挙戦を、正式に終了
した。当初ノルバート ホーファー(自由党)は、午前中にウィー
ン株式市場で、最後の選挙集会を開き、アレクサンダー ファン 
デア ベレンは、バン早いうちに、ウィーンのファボリーテンでの
集会で、舞台上に昇った。日曜日の決選投票前の彼らの最後の演説
で、両候補は政治家らしく発言し、相手への攻撃は、おおむね行な
わなかった。




12月3日(土)

     国外ニュース

シリアではアレッポの反乱勢力が追い込まれている

シリア軍は土曜日、大都市アレッポの攻防戦が続く東部で、反乱勢
力をさらに撃退した。鰹塚によれば、権力者バシャール アル・ア
サドの部隊は、この間に蜂起勢力の支配地域のうち6割を奪還し
た。数万人が、同市から避難した。一方長年にわたる紛争終了に向
け、話し合う希望もある。

     国内ニュース

オーストリア労働局局長は求職者の流動性を高めるよう求める

職業訓練が、就職の可能性にとって決定的である。ただし、オース
トリア人の流動性を高めることが、失業を減らすのに役立つだろ
う、とオーストリア労働局局長ヨハネス コプフはテレヴィ番組で
述べた。料理人とウェイターが、西部の観光地域では緊急に求めら
れているが、ウィーンでは彼らの多くは失業中である。ただし
「ウィーンから、町から、ティロールへ人を移動させることは簡単
ではない」とも語った。仕事場に宿泊所があり、求職者が扶養の義
務を負っていない場合なら、移住も求められる、とも彼は請けあっ
た。無理のない条件を作り出すことも、自分は排除しないし、「私
たちはこの問題を今一度、集中して検討するつもりである」と述べ
た。




12月4日(日)

     国外ニュース

イタリア国民投票出口調査 レンツィの改革に反対

イタリア人は今日の国民投票で、投票後の調査によれば、首相マテ
オ レンツィが目指している憲法改革を拒否した。それによれば、
日曜日の国民投票では、憲法修正に反対する人が54%から58%で、賛
成しているのは42%から46%である、と公共放送RAIが予想を公表し
た。メディアセットの予想も、同様の傾向である。レンツィは繰り
返し、この党ひょを自分の政治的今後と結びつけていた。間もなく
彼はカメラの前に登場する予定である。

     国内ニュース

選挙で勝利の後ファン デア ベレンは「希望の方向性」

5月に実施された大統領選挙の第1回決選投票の際よりも、大きな差
をつけて、アレクサンダー ファン デア ベレンは、日曜日のや
り直し選挙で、連邦大統領に選ばれた。緑の党が支持する候補者で
ある彼は、勝利演説の中で、彼は有権者の「圧倒的な信頼」に感謝
した。「誇張ではなく」歴史的な一日である、と彼は述べ、「希望
のオーストリアと、ヨーロッパのための修正」示す日である、と述
べた。敗北した自由党の候補ノルバート ホーファーは、「眠って
いる熊が起こされた」と見ている。




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