1月9日〜15日のオーストリアのニュース



1月9日(月)

     国外ニュース

EU議会でエティンガーは公聴会で新たな勇気を示す

今までコンピューター経済担当のEU委員を務めドイツ人ギュンター 
エティンガーは、EU予算および人事委員に昇進した直後、中国人、
女性、同性愛者に対する軽蔑的な発言を含む10月の演説に、今一度
謝罪した。彼は月曜日夕刻にヨーロッパ議会の公聴会で、「誰かを
傷つける発言をする意図はなかったし、い間もない」と述べた。非
政府組織が、彼の発言を強く批判した。エティンガーは公聴会の中
で、女性がEU委員会の中でより大きな権力を持つことになる、と予
告した。

     国内ニュース

国民党党首ミッターレーナーは正常化に期待

国民党党首ラインホルト ミッターレーナーは、党内が再び正常化
することに期待している、と月曜日に述べた。これより前に同党は
党首をめぐる議論が燃え上がっていた。彼はこの議論が不愉快であ
る、と受けとめている、と述べた。再三党首に担ぎ出されているセ
バスティアン クルツ(国民党)との話し合いは、必要ない、と
ミッターレーナーは述べた。「正常化への道は上手くいくだろう」
と彼は述べた。彼は、2017年には、国民党の内容的な重点の概要を
示し、その特徴も先鋭化するつもりである。




1月10日(火)

     国外ニュース

旅客運輸でライアン航空はルフトハンザを上回る

アイルランドの格安航空会社ライアン航空が、ヨーロッパ第1位と
なった。少なくとも昨年運んだ旅客の数においてはそうである。他
を圧していたドイツのルフトハンザ社は、旅客数をのばしたもの
の、1位とはならなかった。ルフトハンザ社は、オーストリア航空
AUAを含む子会社すべてを会わせると、1億1千万人弱の人を運んだ
が、ライアン航空では、7百万人以上多くの人が旅をした。同社が
成功した原因は複数ある。

     国内ニュース

社会民主党党首ケルンはウェルスで基本方針に関する演説

社会民主党党首クリスティアン ケルンは、水曜日に初めての基本
方針関する演説を行なう。1時間の演説の中で、連邦首相でもある
彼は、今後数年でどの改革計画をとるかを説明する意向である。
オーストリアの労働市場を守り、選挙法を改革し、大学の財源につ
いて、自分の計画を説明するのが、緊迫感を持って待たれている。




1月11日(水)

     国外ニュース

トランプ「ロシアがインターネット上の攻撃の背後にいる」

ドナルド トランプは、米国大統領選挙戦の期間中、インターネッ
ト上の攻撃の背後にはロシアがいた、との見解を持っている。次期
米国大統領は水曜日に、当選後初めての記者会見で、このように述
べた。ただしトランプは、ロシアが自分に不利になる資料を持って
いるという点は否定した、これに関する報道はすべて、勝手にでっ
ち上げられたものであって、ロシアとの良好な関係は利点であっ
て、欠点ではない、とも語った。彼は、ロシア大統領ウラジーミル 
プーチンと、上手く協力できるように望んでいる、とも語った。

     国内ニュース

ケルンの第1案「電力改革で経済を活性化させる」

連邦首相クリスティアン ケルン(社会民主党)は、水曜日にウェ
ルスで、基本方針に関する演説の中で、オーストリアにとって野心
的な経済計画をとる、と予告した。20万人分の新たな職場を作り出
すというのが、彼の計画の新しいわけではないが中心的な内容であ
る。特に電力部門への投資と、研究の強化も行なわれることになっ
ている。ケルンは、オーストリアを「創造者の国」にし、そのため
に規則を最小限にするつもりである。彼は支持者減少に直面して、
社会民主党に、方針転換を指示し、分断を「招く」つもりはない、
と述べた。




1月12日(木)

お休みです。



1月13日(金)

     国外ニュース

エアバッグ事件 タカタ社は米国に巨額の罰金支払い義務

日本の自動車部品供給会社タカタは、米国司法と、欠陥のあるエア
バッグを巡る対立の賠償で合意した。数年前に発覚し、一部は爆発
し、米国で11人の死者を出したエアバッグの事件で、タカタは10億
ドル(9億4千万オイロ)の罰金を支払わなければならない。さらに
同社経営陣3人に対して、詐欺および陰謀容疑で、刑事告発が行な
われた。この欠点は、米国でおよそ7千万のエアバッグの回収につ
ながった。

     国内ニュース

ウェーセリー退任 ウィーン社会民主党改造が始まる

数週間前から、ウィーン社会民主党幹部の人事交代が待たれていた
が、それが始まった。厚生および社会福祉大臣ソニア ウェーセ
リーは、社会民主党の最重要同市組織である左派陣営の代表人物で
あるが、彼女は政界を去る。彼女は、自由党などから、繰り返し厳
しい批判を受けていた。




1月14日(土)

     国外ニュース

近東和平に関するパリ会議

多数の国の代表が、明日パリでの近東会議で、イスラエル人とパレ
スチナ人の間の新たな和平交渉を実現しようとする。この会議には
70を超える国と国際組織が参加するが、紛争両者は出席しない。外
務大臣セバスティアン クルツ(国民党)も、パリに向かい、退任
する米国外務大臣ジョン ケリーも出席の予定である。この会合
では、イスラエル人とパレスチナ人が、どのようにすれば1つの会
議に出席できるか、議論されることになっている。

     国内ニュース

自由党の新年会議 シュトラーヘは首相と外相に標的を定める

自由党党首ハインツ・クリスティアン シュトラーヘは、土曜日に
恒例の新年の会議で、連邦政府を厳しく攻撃した。特別な標的は連
邦首相クリスティアン ケルン(社会民主党)と外務大臣セバス
ティアン クルツ(国民党)で、彼らは、政治の計画実施を失敗に
終わらせる「美しく着飾った暖かい空気」である。難民政策の批判
などの以前からの問題の他、新たなことも予告されている。自由党
は、間もなく経済計画を発表する方針である。




1月15日(日)

     国外ニュース

「第二のジャングル」セルビア政府は収容施設批判を退ける

支援組織と報道機関は、首都ベルグラード(ベオグラード)にある
大規模難民収容所では、気温がマイナス10度で、生き延びることが
できない状態である、とセルビア政府を厳しく非難している。フラ
ンスのカレーにあり、混乱した「ジャングル」と似た状況である、
とされている。セルビアは、この批判を退け、移民は利用可能な収
容施設に、行くことを望まなかった、としている。

     国内ニュース

プレルの退任に関する観測

ニーダーエスターライヒ州首相エルウィン プレル(国民党)が、
政界からの引退を検討しているとの観測が、このところ強くなって
いる。クリスマス以降彼は、日刊紙「エスターライヒ」も、テレ
ヴィ番組も、彼の事務所の情報として、彼が「極めて真剣に」これ
を検討している、と報じている。




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