1月30日〜2月5日のオーストリアのニュース



1月30日(月)

     国外ニュース

ケベック襲撃 動機と犯人が謎を呼ぶ

カナダのケベックにあるモスクが襲撃を受け、死者が発生した事件
で、はっきりした背景は全く不明である。教皇の動機について、そ
して逮捕された2人に関して、当局は情報をほとんど発表していな
い。その後、当局は犯人は1人だと見ており、2一目の容疑者は目撃
者として扱われている。この2人の身元については、観測が流れて
いるだけである。攻撃の歳には、6人が死亡、重傷者を含め19人が
負傷した。この犯行は世界各地で、恐怖を巻き起こした。

     国内ニュース

政権幹部「選挙に関して秘密の協定はない」

連邦首相クリスティアン ケルン(社会民主党)と、副首相ライン
ホルト ミッターレーナー(国民党)は、月曜日夕方のテレヴィ番
組で、選挙を前倒しして秋に行なうことに関して、秘密の取り決め
はない、と述べた。ケルンは、びっくりしながら、世間の推測を見
ているが、「そのようなことはない」と約束することができる、と
述べた。ミッターレーナーは、そのような観測は、「こじつけ」で
ある、と語った。両者は交渉でまとまった政権の計画を、成功であ
る、と賞賛した。




1月31日(火)

     国外ニュース

トウィッター社「情報産業社長はトランプに対抗して連携」

米国大統領ドナルド トランプが科した入国禁止に反対する前線が
拡大している。20を超える技術およびインターネット企業が、トラ
ンプの命令に反対して、司法上の戦略を取り決めるために、同盟を
組んだ。その際には、グーグル、AIrbnb、ネットフリックス、トラ
ンプが好んで使っているトウィッター社も含まれている。アップル
社長ティム クックは、自分の会社は、移民がいなければ存在でき
ないだろう、と述べた。

     国内ニュース

連立政権の協定 野党は実施が不可能ではないかと疑う

連邦首相クリスティアン ケルン(社会民主党)と副首相ラインホ
ルト ミッターレーナー(国民党)は、火曜日に国会で、練り直し
た政権の計画を説明した。ケルンは、オーストリアにとってよい発
案を、できるだけたくさん実施に移すつもりである、と断言した。
「これは上手くいく可能性があり、それを実現すべきだと信じてい
る」とミッターレーナーは述べた。野党からは批判的な言葉が出て
いる。自由党、緑の党、新オーストリア党、シュトローナハ班は、
内容上の点だけではなく、実施可能かも疑った。




2月1日(水)

     国外ニュース

米国上院はティラーソン新外相就任を認める

米国は、ほぼ2週間欠員になっていた外務大臣を持つ。それはレッ
クス ティラーソンである。米国上院は水曜日に、64歳のテキサス
人の就任を認める決定を下した。大統領ドナルド トランプによる
ティラーソンの指名は、大きな波紋を生んだ。彼は40年以上にわた
り、石油大企業エクソンモービル社の経営陣におり、先日までは役
員会会長であった。批判的な人は、彼の経歴から、偏見の持ち主か
もしれない、と見ている。石油取引でティラーソンは、ロシア大統
領ウラディーミル プーチンとも密接なつながりを持っている。

     国内ニュース

宗教的象徴 連立政権は話し合いの必要がある

政府は、政権の新たな計画に関して、対処をめぐる協定で、意見は
完全に一致はしていない模様である。少なくとも予告されている
「中立規則」に関しては、話し合いの必要がある。この問題は、法
廷にある十字架など、公共の場所での宗教的象徴が問題となってい
る。国民党にとっては、これは決着済みであるが、社会民主党政務
次官ムーナ ドゥツダルは、これには議論の必要があると見てい
る。彼女は水曜日に、「中立規則は東部のスカーフ禁止ではない」
と明言した。




2月2日(木)

     国外ニュース

イエメン襲撃失敗 米軍部はトランプに責任がある

ドナルド トランプが米国大統領に就任して初めての軍事作戦で、
おそらくほとんど何も計画通りには行かなかった。日曜日の米国の
攻撃は、イエメンにいるアラビア半島のカーイダを狙ったもので
あった。米国での報道によれば、急進派14人が殺害された。トラン
プによれば、これは成果である。現地の医療従事者は、死者は30人
で、うち10人は女性と子供である。米国の発表によれば、米兵1人
も死亡した。この件で軍は、厳しく避難している。

     国内ニュース

集会法 ソーボトカはデモの権利を制限する方針

内務大臣ウォルフガング ソーボトカ(国民党)は、新たな集会法
を定める方針である、と「プレッセ」紙は報じた。営業の利益がシ
ングな漁れる場合には、デモは禁止される可能性がある。陳列窓が
壊されたら、今後は「集会の主催者」がその損害のために、拘留さ
れることになる。集会の届け出は、今までよりも早く届け出なけれ
ばならないことになる。国民党からは歓声で迎えられたが、緑の党
はトルコ大統領レジェップ タイップ エルドアンになぞらえる声
が出た。




2月3日(金)

     国外ニュース

米国のイラク新制裁 イランはトランプを「素人」と見なす

米国大統領ドナルド トランプは、金曜日に外交で、次の土台を積
み上げた。イランのミサイル実験に対抗して、テヘラン政府に関す
る新たな制裁を科し、さらなる措置を取ると予告した。イランはこ
れにすぐに、厳しく、辛辣に反応し、米国の新政権の外交は「素
人」で、対抗策として、複数の米国企業に対する制裁措置を取る、
との予告がなされた。

     国内ニュース

デモに制約 ソーボトカの計画への抗議は広い層から

内務大臣ウォルフガング ソーボトカ(国民党)は、デモの権利を
制限する計画を立てているが、これが激しい批判を受けている。他
の政党からの厳しい言葉の他に、非政府組織も広く抗議が形成され
ている。国際アムネスティは、ソーボトカの案は、「極めて人権を
侵害し、憲法上考えることができないような提案」である、と批判
した。賛成の声は、国民党、自由党、シュトローナハ班、商業連合
から出ている。ソーボトカ自身は、金曜日に自分の計画を擁護し、
同時に他のものと比較した。




2月4日(土)

     国外ニュース

入国禁止措置の停止 トランプの裁判官攻撃に対し怒りが広がる

米国大統領ドナルド トランプが、連邦裁判官ジェイムズ ロバー
トに対する攻撃は、米国内で怒りを招いている。トランプはイス
ラーム教徒の国7カ国の市民に対して、一時入国禁止を科したが、
ロバートは仮処分でこれを停止させた。トランプは怒ってインター
ネット上に、「いわゆる裁判官」と「狂気」の処分である、と書き
込んだ。民主党の有力政治家たちは、危険な展開である、と述べ
た。実際に不穏当な発言は、トランプに大きな不利益をもたらす可
能性がある。

     国内ニュース

グラーツ市選挙 10の政党が候補者を立てる

グラーツでは日曜日、時期を早めて、市議会議員選挙が行なわれ
る。有権者は222,856人で、10の政党と候補者名簿が立候補してい
る。国民党所属の市長シークフリート ナクルは、3期13年以上に
わたり市長を務めており、再選を目剤している。市長を決めるのは
市議会の投票である。市議会議員48人と評議員7人が選ばれる。グ
ラーツでは比例制度で選ばれる。




2月5日(日)のオーストリアのニュース

     国外ニュース

選挙戦の冒頭 ル ペンはトランプ効果を利用

急進右派のフランス国民戦線の大統領候補マリーヌ ル ペンは、 日曜日にリヨンで演説し、自分の計画を発表した。彼女はEUからの 離脱とオイロ使用中止だけでなく、NATOにも背を向ける意向であ る。ル ペンは、厳しい移民および安全制作と並んで、経済の世界 規模化と戦う、と宣言した。彼女は、外国人労働者と輸入に対し て、より高い税金を課して、経済の保護主義を目指している。これ は米国大統領ドナルド トランプの後を追うものである。

     国内ニュース

グラーツ選挙 国民党は勢力を伸ばす 共産党は第2位を維持

グラーツ市議会選挙では、国民党が明確な勝者となった。郵便投票
を除く暫定集計結果によれば、市長スィークフリート ナクルの政
党が、投票の38.2%を獲得し、前回よりほぼ5%伸ばした。自由党は
得票を伸ばしたにもかかわらず、共産党と第2党の座を争うことは
できなかった。共産党は再び、2割を越えた。緑の党は予想を遙か
に下回った。社会民主党にとっても、厳しい敗北である。




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