5月29日〜6月4日のドイツのニュース



5月29日(月)

MI5はマンチェスター襲撃寺家の警告に関して調査する

マンチェスターでの人気歌手が出演するコンサートが、自殺攻撃を
受けてから1週間、英国国内秘密情報部MI5が、犯人サルマン アベ
ディ事件で、手抜かりがあったのではないか、内部調査を開始し
た。英国での報道によれば、22歳のアベディの知り合い2人が、急
進派の目的を支持するために、テロ対策直通電話を通じて連絡を
取っていた。また警察は、さらに容疑者1人を逮捕した。1週間前の
月曜日に、リビア系英国人アベディが、マンチェスターでのコン
サートが終わったときに、22人を巻き添えに爆死しした。英国の治
安当局はその後、怠慢があったとして批判を受けていた。

     その他のニュース

内相は米国との協力の意義の大きさを強調

連邦首相メルケルが、大統領トランプ率いる米国が、国際社会で果
たす役割に関して、批判的な言葉を述べたが、連邦内相デ メズィ
エールは、秘密情報部の協力関係は「巨大な異議」を有している、
と強調した。彼はベルリンでの憲法擁護庁での会議に出席し、治安
分野での協力は、トランプ政権でも「絶大」であり「高度に専門的
である」と述べた。情報を伝達に関しても、ヨーロッパから米国に
忠告する必要性はない、とも語った。首相メルケルは、G7首脳会談
が終了した後の日曜日、「私たちが他者を完全に信頼できる時代
は、過去のものである」と述べ、ヨーロッパ人は自分の運命を、
「自分のところに実際に持っておかなければならない」とも訴え
た。社会民主党の国会議員会派長オッパーマンは、週末にトランプ
を、安全面での危険要因であるとし、ドイツが米国の秘密情報部と
協力することに疑問を呈していた。

アフガニスタンでは今年初めから10万人を越える国内難民が発生

国連の発表によれば、アフガニスタンでは今年初めから、およそ
10万3千人が、急進派イスラーム教徒タリバーンと治安部隊の戦闘
から、非難している。34州のうち29州で、人々は故郷の村から追い
出されている、と国連人道支援調整官OCHAの報告書に記されてい
る。すべての古kないなんみんのほぼ半数が、同国北部で登録され
ている。北部は、比較的平穏と見られていた。この報告書によれ
ば、追放者の数は、2016年の同時期と比べて、36%増加した。一
方、米国空軍の攻撃回数は、前年と比べて3倍である、と米軍広報
サルヴィンはカブールで発認めた。1月と4月末の間で、空軍は攻撃
のために898回出撃した。2016年の同時期には、3百回以下であっ
た。

マラウィ攻防戦で少なくとも105人が死亡

フィリピン南部では、政府軍とイスラーム教徒反乱勢力が戦闘を繰
り広げているが、当局の発表によれば、少なくとも105人が死亡し
たこれにいおれば、反乱勢力からは61人、兵士20人、民間人少なく
とも24人が死亡した。フィリピン災害防護局によれば、犠牲者の数
はさらに増える可能性がある。攻防戦が続くマラウィ市は、首都マ
ニラの南8百キロにあり、遺体は街路に散乱している、と当局は発
表した。イスラーム教徒たちは、マラウィを先週初めに攻撃してい
た。軍はこの地域の安全対策を強化した。その理由は、隣接する市
町村も、テロリストが攻撃する可能性がある、ということである。
推定によれば、マラウィの住民の9割が非難している。数千人の市
民が、戦闘の続く街区に閉じこめられている模様である。




5月30日(火)

お休みです。



5月31日(水)

アフガニスタン人警備員がカブールのドイツ大使館前で殺害

カブールの大使館などが集まる地域が爆弾で攻撃を受け、ドイツ大
使館のアフガニスタン人警備員1人が殺害された。ドイツ人外交官
が軽傷、アフガニスタン人職員1人が住所うをった、と外務省はベ
ルリンで発表した。同省危機対策班が召集された。今回の攻撃で
は、アフガニスタン厚生省の発表によれば、この襲撃事件で、少な
くとも80人が死亡、350人以上が負傷した。複数の建物が被害を受
けた。ドイツ大使館の建物では、数十枚の窓が割れた。破壊された
自動車は50台ほどであった。連邦大統領フランク・ヴァルター 
シュタインマイアーと、外務大臣ズィークマール ガブリエルは、
このテロ好機を非難し、アフガニスタンにさらなる支援を約束し
た。首相アンゲラ メルケルは、犠牲者とその家族にお悔やみの言
葉を述べた。タリバーンは、この暗殺には無関係である、と発表し
た。晩には、亡命申請が却下された人を、カブールに送り返す予定
であったが、連邦政府は、この襲撃事件に関連して、これを中止し
た。

     その他のニュース

新聞報道「NATOはトルコで首脳会談を開かない」

「ヴェルト」紙の報道によれば、ドイツとフランスは、次回のNATO
首脳会談をトルコで開くのを阻止した。同紙はNATOの重要外国間の
言葉として、「私たちはトルコの価値を、諸外国の間で高めるつも
りはない」を引用し、さらにNATOが、トルコ政府の再生を支持して
いるとの印象を回避するつもりである、とも報じている。それによ
れば、大統領エルドアンは2018年の首脳会談を、(トルコで)開く
よう提案していたが、NATOは、この招待を拒否し、代わりにブ
リュッセルのNATO本部で開催することになる。NATO広報は質問に答
えて、2018年の首脳会談の開催場所と日程に関する決定が下された
わけではない、と発表した。トルコは、エルドアンの反対派迫害に
関して、特に大量解任と逮捕で、批判にさらされている。報道関係
者数百人が拘留されており、ドイツの旅券を持つ記者も含まれてい
る。

報道「米国は気候協定から脱退の方針」

報道によれば、米国は世界的気候保護に関するパリ協定から撤退す
る意向を持っている模様である。CNNの報道によれば、ただし大統
領のこの決定は、まだ最終的なものではない、大統領トランプはの
態度は、代わる可能性がある、との政府高官2人の言葉を、同局は
引用している。トランプは、外相ティラーソンとこの問題について
話し合う意向である、とのことである。ティラーソンは、パリ協定
の支持者である。ティラーソンが長年経営していた燃料会社エクソ
ンモービルは、この条約への残留を支持している。トランプ自身
は、インターネット上で、決断を「今後数日中に」発表する、とイ
ンターネット上に書き込んだ。

米国は北シリアのクルド人戦闘員に武器供給を開始

米国は、シリア北部でテロ民兵「イスラーム教国IS」と戦っている
クルド人同盟に対して、小型武器の提供を開始した。国防相広報
は、反乱勢力同盟のクルド人部隊「シリア民主勢力SDF」は、AK47
型銃、小口径自動小銃、自動車を受け取る、と発表した。大統領ト
ランプは5月始めに、クルド人民兵YPGに対する武器提供を許可し、
トルコからの厳しい批判を招いていた。米国は、民兵YPGを、対IS
の戦闘では、戦闘力のある同盟者と判断している。一方トルコは、
禁止されているクルディスタン労働者党PKKとつながりがあるた
め、この民兵をテロ組織に分類している。トルコは、この民兵に武
器供給をすると、PKKが手に入れることになる、と懸念している。
YPGはISの拠点ラッカ奪還計画では、鍵を握る役割を果たしてい
る。




6月1日(木)

気候保護協定 政治家はトランプに警告

諸外国の政治家は、米国大統領ドナルド トランプに、国際的な気
候協定を失敗という結果に追い込まないように、警告した。ドイツ
外務大臣ガブリエルは、パリ気候協定が失敗に終われば、砂漠が拡
大し、水を求める戦争と内戦が起こるだろう、これは、世界の難民
および移住の傾向に、再び影響を与えるだろう、と述べた。英国外
務大臣ボリス ジョンソンも、米国が気候保護を明確に支持するよ
うに求め、英国人は今後もすべての分野で、米国に対する影響力を
拡大しようとしている、と述べた。中国とロシアは共に、国際的な
機構上の目的と、パリ協定を支持すると表明した。ロシア大統領府
はれに関して、重要な署名光が離脱すれば、この協定の効果は薄ま
るだろう、と語った。
木曜日には、米国大統領トランプの決定が、緊迫の中待たれてい
る。彼は現地時間の15時(中部ヨーロッパ時間21時)に、米国がパ
リ気候協定から離脱するかどうか発表する意向である。

     その他のニュース

メルケルと李「貿易と気候で協力」

ドイツと中国は、世界的な課題である自由貿易、気候保護、安全
で、緊密な協力をする。首相メルケルと中国首相李は、両国の関係
拡大に合意した。両国は、ベルリンでの政府会談で、電気自動車の
拡大と、両国での技術革新促進のために、多くの協定を結んだ。メ
ルケルと李は、米国大統領トランプが保護主義的政策を取る中、自
由な国際貿易拡大で協力する、と強調した。李は、国内法に国際的
な気候保護の目的実施を盛り込む、と予告した。午後には李は、ブ
リュッセルに向かう。ブリュッセルでは金曜日に、EU中国首脳会談
が開かれる。EUと中国は協力して、気候保護を訴える方針である。
トランプは夕刻に、米国が気候保護協定から離脱するかどうか、表
明すると予告していた。

官庁の報告書「労働世界は家族に好ましいものになった」

ドイツの労働世界は、過去数年で、家族に好ましいものになった、
と連邦家族相の「2017年前進指数」は強調している。特に働く母親
の数の増加と、両親の時間(子供誕生後の無給の休暇)を取る父親
の数が増加していることが、指標としては重要であった。これに
は、3歳以下の子供たちの世話を受ける割合の増加と、企業が取る
家族に好ましい措置の増加が、言及されている。ただし、全日制の
学校の拡大や、就業中の父親で、家族のためにもっと多くの時間を
取りたいと考えるひとの支援は、遅れている、とのことである。

アウシュヴィッツの元警備員ハニングは判決を受けて1年で死去

アウシュヴィッツの元警備員ハニングは、判決を受けてから1年、
95歳で死去した。彼の弁護士シャルマーがこれを確認した。デート
モルト州裁判所は、元親衛隊員の彼に、昨年6月、大量殺戮幇助容
疑で、5年間の拘留を言い渡していた。同裁判所は、ハニングが警
備員として、アウシュヴィッツの殺人機構が機能するのに貢献して
いたことは証明された、と判断した。ただし弁護士の上告申請と、
連邦裁判所への付帯訴訟が行われたため、この判決は法的には確定
していなかった。




6月2日(金)

メルケル「ドイツと世界は気候保護で「今まで以上に断固と」

米国はパリ気候協定から離脱することを決定したことを受け、連邦
首相アンゲラ メルケルは、気候保護でますます断固たる態度を取
るように呼びかけた。この決定は、地球保護が義務だと感ずる人々
すべてを、阻むことはできないし、そうなることもないだろう、と
メルケルはベルリンで述べた。彼女はさらに、ドイツの、ヨーロッ
パの、そして世界の人々が、今まで以上に力を結束し、気候変動な
どの人間性に対する挑戦を受け入れ、この課題を上手く解決してい
く、と述べた。米国のこの決定は、全世界で前例のない批判を生ん
でいる。ドイツの他、フランス、イタリア、日本、中国、ロシアそ
の他の多くの国々が否定的な意見を表明した。国連事務総長アント
ニオ グテーレスは、トランプの脱退通告には、「ひどく失望」し
た、と述べた。トランプはこれより前に、世界最大の経済大国が、
この協定から離脱することを発表し、アメリカの利益を最重視する
ことを、その理由として挙げていた。

     その他のニュース

カブールの安全を求めるデモで少なくとも4人が死亡

アフガニスタンの首都カブールをより安全にすることを求めるデモ
で、少なくとも4人が死亡した。1千人ほどのデモ隊が、大統領ガニ
が、失敗を犯したと非難し、辞任を求めた、と報じられている。内
相、安全評議会の議長、通信社の社長らも、退任するように求めら
れた。警察は、放水車と催涙ガスを使用し、デモ隊を解散させるた
めに、当初は空に向けて発砲した。その間に、ドイツ大使館の警備
員2人が死亡した。アフガニスタンの警備会社の職員で、大使館の
敷地を監視していた人が、重傷がもとで死亡した、とドイツ外務省
は発表した。水曜日に自殺攻撃犯が、カブールのドイツ大使館近く
で爆弾に点火した直後に、警備員1人が死亡していた。報道によれ
ば、その後犠牲者の数は、1百人を超え、6百人が負傷した。

連邦参議院は亡命権の厳格化に賛成

退去しなければならない外国人は、今後はより容易に国外退去させ
られる可能性がある。連邦参議院は、5月中旬に連邦議会が可決し
た亡命権の厳格化に賛成した。いわゆる危険人物は、今後はより容
易に国外退去させられる。外国人には、「第三者の身体および生
命」あるいは国内の治安に対する「大きな危険」が、勾留理由とし
て導入される。該当者は、即国外退去が不可能な場合には、電子足
枷を義務づけられることになる。さらにこの法律は、自分の身元に
関して嘘の申し出をしたり、詐欺によって、自分たちが送還される
のを阻止しようとする外国人のうち、容認されている者たちの行動
範囲を制限する。この法律への批判は、「亡命支持」という組織か
ら出ている。

アテネの難民施設が閉鎖

ギリシア政府は、アテネの古い空港にある屋外の難民収容施設閉鎖
を開始した。「ヘリニコン」収容所は、状況が悪化しているため評
判が悪かった。支援組織は、人間性に反する条件になっている、と
述べている。5百人の多くは、上手く運営されている、ギリシア中
部の都市テーバイ近くにある、新たな難民収容所に移動した。この
町はアテネの北5百キロにある。移民相の広報は、閉鎖は問題なく
進行しており、抵抗は起きていない、と述べた。警察はこの収容所
を、広い範囲で封鎖していた。警察の調停官、通訳、国際移住機関
IOMの職員が、人々の移動を執り行っている。




6月3日(土)

複数の爆発がカブールを揺らす

アフガニスタンの首都カブールでは、殺されたデモ参加者の葬儀
で、3件の爆発が連続して発生した。警察広報は、少なくとも20人
が死亡した、と述べた。厚生省は当初、死者6人、負傷者119人と述
べていた。爆発が起きたのは、国会議長代理の息子であるモハマド 
サレム イセディアルの葬儀の際であった。彼は他の参加者と共
に、金曜日に、カブールの外国公館が集まる地区で、襲撃事件に抗
議していた。デモ隊と治安部隊の書うっと津では、イセディアルの
他に、3人が死亡していた。警察は実弾、催涙ガス、放水車を、政
府批判派に使用した。政府批判派は、水曜日の大襲撃事件に怒っ
て、路上に繰り出し、政府の辞任を求めていた。水曜日の大爆弾事
件では、90人ほどが死亡、460人以上が負傷していた。ドイツ大使
館も大きな被害を受けた。

     その他のニュース

テロ警告が出たがニュルブルクリンク音楽祭は続行

音楽祭「環状道路でのロック」を訪れた9万人近くの人は、夜間に
テロ警告が出た後も、祭典を続けることができる。警察は、ニュル
ブルクリンクの会場の捜査を行なった後、警戒を解除し、疑わしい
ものは発見されなかった、と発表した。ヘッセン出身の容疑者3人
は、音楽祭の治安部門への立ち入り許可を得ており、一時逮捕され
たものの、その後自由の身となったが、彼らへの捜査は続いてい
る、とのことである。彼らのうち少なくとも1人は、イスラーム教
徒テロ組織とのつながりがあることを、警察は掴んでいた。コブレ
ンツ検察は、爆破および放射線犯罪を準備していた容疑で捜査をし
た。音楽祭の会場は金曜日版に、テロの危険があったため、封鎖さ
れた。数万人の来客は、僅かな時間で冷静に会場を離れた。祭典は
日曜日まで行なわれることになっている。

シリア会談は6月中旬にアスタナで続けられる

シリア和平会議は、カザフスタンの首都アスタナで、6月中旬に次
の段階に入ることになる。RIA通信によれば、駐モスクワのシリア
大使ハダドは、「我々は、6月12日から13日にかけて、アスタナで
開かれる会議への招待を受け取った」と述べた。5月上旬には、ロ
シア、イラン、トルコが、アスタナでの前回の話し合いで、いわゆ
る緊張緩和の4地域を設定することで合意していた。シリアの反乱
勢力2組織が、自分たちには今のところ、招待は届いていない、と
発表した。

マティスは中国政府の南シナ海での行動を非難

米国国防相マティスは、南シナ海の領土対立で、中国が取っている
政策を、厳しく批判した。彼はシンガポールでの安全会議で、国際
海域における島々の「軍事化」は、この地域の安定を脅かしてい
る、と述べた。彼は中国政府を非難して、国際法に違反しており、
他の国々の利益を無視している、と述べた。南シナ海は、他の国々
も、自分の領土であると主張しており、中国はかなり前から、人口
島を築いていた。中国政府はここに、軍事利用可能な施設、滑走
路、レーダー施設、防空壕、大砲施設を建設している、と米国は非
難していた。いわゆるシャングリ・ラ対話で、中国は北朝鮮の核計
画を終了させる用意がある、と表明していたが、マティスはこれを
称賛した。さらに彼は、北朝鮮の政策は、「我々すべてにとって脅
威」であり、諸外国はそれゆえ、危険を払いのけるために、協力し
なければならない、とも発言した。




6月4日(日)

ロンドンのテロ攻撃 12人が逮捕

ロンドンのテロ攻撃では、少なくとも7人が死亡、40人以上が負傷
したが、警察はこれを受け、容疑者12人を逮捕した。犯人3人が土
曜日晩に、ロンドン橋で小型の輸送車が歩行者の中に突っ込み、近
くにあるバラ市場で、刃物を使って人々を刺していた。警察は、攻
撃犯を射殺した。外務省の発表によれば、負傷者の中にはドイツ人
もいる。ドイツ国籍を持つ1人が住所うをった。首相テリーザ メ
イは、攻撃を受けて、テロ組織に対してより厳しく対処する、と予
告した。彼女はテレヴィで中継された演説の中で、テロ組織との戦
いでは、治安部隊にインターネットを監視する十分な権限を与える
法律と、軽微な犯罪に対してもより重い処罰をすることが必要だ、
と述べた。彼女は英国人に、社会として、急進主義に対する戦いを
断固宣言するように呼びかけた。

     その他のニュース

サッカーの試合中継で大混乱 1千4百人が負傷

サッカーのチャンピオンズ・リーグの決勝戦トリノのユヴェントス
対レアル マドリード(1対4)が、屋外で中継され、大混乱が生
じ、報道によれば負傷者の数は1千4百人に上った。通信社とテレ
ヴィ局RAIによれば、彼らの多くは退院したが、7歳の少年と女性1人
が危篤状態である。前夜には中心部のサン カルロ広場では、大
混乱が発生した。爆竹あるいはバリケードが倒れたのが、おそらく
その原因である。

ガブリエルはアフガニスタンのタリバーンとの和平会談を要求

アフガニスタンで激しい攻撃が行なわれたことをうけ、ドイツ外相
ガブリエルは、タリバーンと和平交渉を行なうように求めた。彼は
週刊新聞「ビルト紙日曜版」に、「講和をするのは、友人とではな
く、敵と」であり、講和するためには、タリバーンと話し合うこと
が必要だ、と述べた。またガブリエルは、ドイツが関与する異議を
強調し、重要なのは軍事的な側面だけでなく、政治と発展のための
作業への関与である、と述べた。アフガニスタンではタリバーン
が、繰り返し攻撃を加えている。カブールの外国厚顔が集まる地域
が、先日攻撃されたが、タリバーンは自分たちが引き起こしたもの
ではない、としている。この件では、ドイツ大使館近くで80人以上
が殺された。諸外国の兵士が2014年末に撤退してから、アフガニス
タンの暴力は増加した。米国の推定によれば、同国の4割以上が、
タリバーンの支配下ないしは影響下にある。

ガブリエルはインジルリク基地訪問の権利を求める

外相ガブリエルは、月曜日に予定されているトルコ訪問を前に、連
邦議会議員がインジルリク空軍基地を、制約を受けることなく訪問
する権利を認めるように求めた。彼は週刊新聞「ビルト紙日曜版」
に、「トルコは明確な形で、訪問権を保証しなければならない」、
トルコ政府が意見を変えないのであれば、「我々は、部隊の駐留を
終了させることに、争うことなく友好関係を保ったまま合意するこ
とになる」と述べた。トルコは、連邦議会議員が、インジルリク基
地訪問を、繰り返し拒否していた。国営アナドル通信社によれば、
トルコ首相ユルドゥルムは、訪問禁止解除は、一方的な事柄ではな
い、と警告した。彼は、ドイツがギュレン運動および禁止されてい
るクルディスタン労働者党PKK支持者の扱いで、必要な態度を取っ
ていない、と非難した。トルコ政府は、2016年7月15日の政権転覆
未遂事件を引き起こしたのは、ギュレン運動である、としている。




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